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kan-haruの日記

旅ものがたり 徳島鳴門旅行 世界の名画と古代礼拝堂などを再現した大塚国際美術館(第2日目その3)

2011年01月10日 | 旅ものがたり
kan-haru blog 2011 ムンクの展示場で学芸員から「叫び」等の名画の説明を聞く入場者 

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・地下2階展示場(続)
地下3階から2階へと古代、中世、ルネサンスからバロックの時代の知っている名画にも出会いながら大まかに見て歩き、時間をみると12時45分が過ぎていましたが、雨もほとんど降ってなく遅れついでに昼食は後として、地下2階のブロッタ展示場からモネの「大睡蓮」屋外環境展示に進みました。
パリのオランジュリー美術館にある、2部屋を占める楕円形の大広間壁いっぱいに展示されているクロード・モネの「大睡蓮」は、ジヴェルニーのモネ自邸の水の庭園と睡蓮の池を題材にし、86歳でなくなるまでの最後の10年をかけて描いた睡蓮の池です。
大塚国際美術館では、屋外の展示とし周囲に睡蓮の池を配して、楕円形の壁いっぱいに陶板名画に再現された「大睡蓮」が展示されて、曇り空にはとても良く睡蓮の池が映えていました。

 モネの「大睡蓮」屋外の環境展示(左上中上右上左下中下・右下写真拡大)

地下2階展示場も大体廻ったので、エレベータで1階別館にあるレストラン・ガーデンに入りました。レストランのメニューには、鳴門鯛の茶漬け、鯛めしとうどんセット、阿波尾鶏のオーブン焼き、各種ランチ、海鮮丼や最後の晩餐などがあります。メニューの最後の晩餐は、テーブルシートによるとメニューの考案は服部幸應先生(服部栄養専門学校校長)、小山裕久先生(青柳主人)で、献立は昔魚の香草風味ローティー、仔羊のあぶり焼き、赤ワイン、昔々パン、オレンジ・レモンでの料理で、上品に指を使って食べるのが当時の宮廷のマナーでしたと書いてあり、思い思いにメニューを選び遅い昼食を採りました。

 大塚国際美術館レストラン・ガーデン(左:レストラン・ガーデン、:テーブルシート、:メニュー「最後の晩餐」)

・地下1階展示場
昼食を14時に終わり、エレベータで地下1階展示場に降りて、バロック時代のゴヤの名画が約10点と、近代のターナ、ミレー、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、ゴーギャンやムンクなど約330点の名画鑑賞を再開しました。
地下1階展示場のギャラリーBでは先ずは、孫が「ギャラリートーク ロボット」に認識させ、似ている名画の人物を探し出すプログラムを実施して、マネの「笛を吹く少年」が指摘された名画に対面です。「笛を吹く少年」は、パリのオルセー美術館貯蔵の印象派における先導的存在の画家エドゥアール・マネ屈指の1866年の代表作のひとつで、日本の小学生で覚える名画です。
ギャラリーBを進むと、次にはこれも同オルセー美術館所蔵の、1857年にフランスの画家ジャン=フランソワ・ミレーによって描かれた「落穂拾い」は知名度の高い名画です。
ギャラリーCに進むと、1804年のパリのノートルダムで行われた皇帝の戴冠式を描いたジャック・ルイ・ダヴィッドの1807年頃の作品「皇帝ナポレオン1世と皇后ジョセフィーヌの戴冠」で、パリのルーヴル美術館に所蔵されています。

 近代の名画1(:「笛を吹く少年」と孫、:落穂拾い、:皇帝ナポレオン1世と皇后ジョセフィーヌの戴冠) 

地下1階展示場のセンターホールを越えたギャラリーでは、ノルウエーのオスロ国立美術館所蔵のエドヴァルト・ムンクの作品が展示されており、その中の1890年代に同じ題名・同じ構図による個別の4点の一作の中の「叫び」は、最も有名な作品です。
地下1階展示場の閲覧のスタートは、近代画から見始めたので順序が逆となったが、次はバロック時代のスペインのマドリードのプラド美術館所蔵の近代絵画の創始者のフランシスコ・デ・ゴヤ屈指の1798-1800年頃の代表作「裸のマハ」[左]と「着衣のマハ」[右]が並べて展示されています。

 近代の名画2(:接吻[左]とアデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I[右]、:ムンクの「叫び」と孫、:「裸のマハ」[左]と「着衣のマハ」[右])

・1、2階展示場
1、2階展示場では、1階本館1の現代展示には、現代画のピカソ、ミロ、ダリなどの約100点が展示されており、スペイン内戦の際にはドイツ軍の激しい空襲を受け、パリ万国博覧会のスペイン政府館の壁画として1ヶ月で仕上げた、ピカソの抗議を表明した1937年の記念碑的作品の「ゲルニカ」は、現在はマドリードのソフィア王妃芸術センターに展示されています。
また、1階の本館2の系統展示には、15点のトロンプ・ルイユ(だまし絵)が展示されています。チャールズ・ウィルソン・ピールは、アメリカ合衆国の画家、軍人および博物学者であり、ピールの最も著名になった絵画は1795年制作の「階段の人物」であり、だまし絵で描かれた息子達のラファエルとティシアンの肖像画であり、この絵はフィラデルフィア美術館の収蔵品となっています。
ここまで鑑賞して15時となったので、孫の「叫び」が上がる前に入り口の地下3階に降りて、ミュージアムショップで記念のお土産を買い、ルネッサンス リゾートナルト ホテルに帰りました。

 現代画とだまし絵(:ピカソの「ゲルニカ」、:ピールのだまし絵「階段の人物」、:ミュジアムショップ)

ルネッサンス リゾート ナルト連泊の晩餐
入浴後の、2日目の晩餐は記念日申し込みの料理で、ホテルのイタリア料理「フォーシーズン」でのフルコースです。記念の特典として、シャンパン、カクテル、記念写真、ケーキのサービスが付き、食後のケーキは沢山の量で食べきれませんでした。
食後の秋の夜長には、1日目と同様に阿波の国で、遅くまで弓矢、射的、スマートボールに興じ2日目も楽しく過ごしました。

 連泊の晩餐(左・写真拡大)

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