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kan-haru blog 2010 神社境内から京急高架橋を望む
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京急高架化沿線の桜
東京管区気象台では、1日に都心で桜が満開になったと発表しました。
5月16日に上り線の高架化運用が発表(「大森町界隈あれこれ ニュース 大森町周辺の春のイベントと京急高架化運用決定(2010.3.28号)」参照)された京急高架橋沿線にも、満開に近い桜が見られますので歩いてみます。
先ず、4月24日に2、3階のホームの見学会が行われる、京急蒲田駅高架駅の近くにある蒲田八幡神社の桜を、満開の発表があった同1日に見に行きました。
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蒲田八幡神社編集地図
蒲田八幡神社へは、京急蒲田駅高架駅橋南端の京急蒲田第3踏切の旧多摩堤通りを、JR蒲田駅方向に進むと右側に妙安寺に並んで八幡神社の鳥居があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/88/4fcdcbb33b768486d0b23cd32b8a8d56.jpg)
桜が満開を迎えた蒲田八幡神社(左:妙安寺正門、中・右:妙安寺の隣が八幡神社)
蒲田八幡神社
蒲田八幡神社(大田区蒲田4-18-18)は、南北に細長い約3200㎡の境内に入ると、右側には神社神輿庫があり、境内奥の左側にある手水舎で口をすすぎ、正面奥の拝殿を参拝しました。
1945年(昭和20年)4月15日の戦災により焼失した拝殿は、現在は1958年(昭和33年)に竣工した鉄筋コンクリートの社殿です。社殿の左右には、1961年(昭和36年)に寄進された吽像と阿像の狛犬が鎮座しています。
ご祭神は「誉田別名」こと応神天皇が祀られています。第15代天皇として御在位の間、文学を奨励し、殖産興業を盛んにし、国力増強、外国との交流にと意を用いました。崩ぜられた後に、その徳を称えて八幡大神と崇められ、北九州の宇佐八幡宮に祓られました。
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八幡神社境内1(左:八幡神社の鳥居、中:手水舎、右:神輿庫)
・由緒
八幡神社の由緒は碑によると、創建年代は不詳であるが、境内に小円墳があったことから相当古くから村人の信仰の場であり、多摩川の河口にあたり交通の要衝であり都からの文化の伝播も早く、縄文式文化時代の信仰と共ににつくられた斎場が推移して今日の姿になったものと思われます。
蒲田村からの新宿分村にあたり、薭田神社の基作の神体三座のうちの春日の像一体を分ちお祓りしたところ霊験あらかたであったといわれます。新宿分村は慶長の頃といわれますが定かでなく、慶長5年を新宿分村と定めて八幡神社の御鎮座としました。春日の像は神仏分離により別当妙安寺に移されましたが、戦災で焼失しました。
戦後の復興期に蒲田の中心地にあったため、1949年(昭和28年)8月に新宿八幡神社を蒲田八幡神社に改名しました。
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八幡神社境内2(左:拝殿、中:頭に角のある吽像、右:由緒碑)
・末社
末社の1社は本殿左手に並んで配せられ、祭神が天照大神、日本武尊を祀る天祖神社があり、1910年(明治43年)に居たお伊勢の森(現蒲田4-24)から移転して、今の境内末社になりました。拝殿には、1878年(明治11年)の寄進の記録のある、「子取りの阿像」の獅子型狛犬が鎮座しています。
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末社の天祖神社(左:天祖神社、中:天祖神社拝殿、右:天祖神社の)
もう1社の末社は、本殿に進む左手に鎮座の満願火伏稲荷神社で、稲荷大神(宇迦之御魂大神)が祀られています。銀杏の大木の根方にあった末社は、1945年の戦災を免れ、蒲田における数少ない建物として残り、満願火伏稲荷大神として火災の守り神として称えられています。旧社殿は、現社殿の中に収められており外からは見ることができません。
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末社満願火伏稲荷神社(左:末社脇の大木、中:満願火伏稲荷神社社殿、右:末社前の桜)
境内の桜は、ほぼ満開で通行人の目を楽しませてくれます。
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蒲田八幡神社の桜(左・中・右写真拡大)
・神社近くの仲蒲田公園の桜
また、蒲田八幡神社前の三差路を南西に100mほど進むと、神社の近くに大田区仲蒲田公園(蒲田4-35)があり、そこの公園内でも満開に間もなくの桜が見られました。
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八幡神社の近くの仲蒲田公園の桜(左・中・右写真拡大)
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毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(4月分掲Indexへ)
・カテゴリー別Index 風景・風物詩 カテゴリー別総目次 2008・2009年版、2007・2008年版、2006・2007年版 へ
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京急高架化沿線の桜
東京管区気象台では、1日に都心で桜が満開になったと発表しました。
5月16日に上り線の高架化運用が発表(「大森町界隈あれこれ ニュース 大森町周辺の春のイベントと京急高架化運用決定(2010.3.28号)」参照)された京急高架橋沿線にも、満開に近い桜が見られますので歩いてみます。
先ず、4月24日に2、3階のホームの見学会が行われる、京急蒲田駅高架駅の近くにある蒲田八幡神社の桜を、満開の発表があった同1日に見に行きました。
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蒲田八幡神社編集地図
蒲田八幡神社へは、京急蒲田駅高架駅橋南端の京急蒲田第3踏切の旧多摩堤通りを、JR蒲田駅方向に進むと右側に妙安寺に並んで八幡神社の鳥居があります。
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桜が満開を迎えた蒲田八幡神社(左:妙安寺正門、中・右:妙安寺の隣が八幡神社)
蒲田八幡神社
蒲田八幡神社(大田区蒲田4-18-18)は、南北に細長い約3200㎡の境内に入ると、右側には神社神輿庫があり、境内奥の左側にある手水舎で口をすすぎ、正面奥の拝殿を参拝しました。
1945年(昭和20年)4月15日の戦災により焼失した拝殿は、現在は1958年(昭和33年)に竣工した鉄筋コンクリートの社殿です。社殿の左右には、1961年(昭和36年)に寄進された吽像と阿像の狛犬が鎮座しています。
ご祭神は「誉田別名」こと応神天皇が祀られています。第15代天皇として御在位の間、文学を奨励し、殖産興業を盛んにし、国力増強、外国との交流にと意を用いました。崩ぜられた後に、その徳を称えて八幡大神と崇められ、北九州の宇佐八幡宮に祓られました。
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八幡神社境内1(左:八幡神社の鳥居、中:手水舎、右:神輿庫)
・由緒
八幡神社の由緒は碑によると、創建年代は不詳であるが、境内に小円墳があったことから相当古くから村人の信仰の場であり、多摩川の河口にあたり交通の要衝であり都からの文化の伝播も早く、縄文式文化時代の信仰と共ににつくられた斎場が推移して今日の姿になったものと思われます。
蒲田村からの新宿分村にあたり、薭田神社の基作の神体三座のうちの春日の像一体を分ちお祓りしたところ霊験あらかたであったといわれます。新宿分村は慶長の頃といわれますが定かでなく、慶長5年を新宿分村と定めて八幡神社の御鎮座としました。春日の像は神仏分離により別当妙安寺に移されましたが、戦災で焼失しました。
戦後の復興期に蒲田の中心地にあったため、1949年(昭和28年)8月に新宿八幡神社を蒲田八幡神社に改名しました。
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八幡神社境内2(左:拝殿、中:頭に角のある吽像、右:由緒碑)
・末社
末社の1社は本殿左手に並んで配せられ、祭神が天照大神、日本武尊を祀る天祖神社があり、1910年(明治43年)に居たお伊勢の森(現蒲田4-24)から移転して、今の境内末社になりました。拝殿には、1878年(明治11年)の寄進の記録のある、「子取りの阿像」の獅子型狛犬が鎮座しています。
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末社の天祖神社(左:天祖神社、中:天祖神社拝殿、右:天祖神社の)
もう1社の末社は、本殿に進む左手に鎮座の満願火伏稲荷神社で、稲荷大神(宇迦之御魂大神)が祀られています。銀杏の大木の根方にあった末社は、1945年の戦災を免れ、蒲田における数少ない建物として残り、満願火伏稲荷大神として火災の守り神として称えられています。旧社殿は、現社殿の中に収められており外からは見ることができません。
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末社満願火伏稲荷神社(左:末社脇の大木、中:満願火伏稲荷神社社殿、右:末社前の桜)
境内の桜は、ほぼ満開で通行人の目を楽しませてくれます。
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蒲田八幡神社の桜(左・中・右写真拡大)
・神社近くの仲蒲田公園の桜
また、蒲田八幡神社前の三差路を南西に100mほど進むと、神社の近くに大田区仲蒲田公園(蒲田4-35)があり、そこの公園内でも満開に間もなくの桜が見られました。
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八幡神社の近くの仲蒲田公園の桜(左・中・右写真拡大)
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・カテゴリー別Index 風景・風物詩 カテゴリー別総目次 2008・2009年版、2007・2008年版、2006・2007年版 へ
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