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風景・風物詩 初詣風物詩 川崎大師平間寺2008

2008年01月21日 | 風景・風物詩
kan-haru blog 2008

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川崎大師初詣
菩提樹と同じ真言宗智山派で、方向が恵方の川崎大師には毎年初詣をしています。今年は3連休中日の1月13日日曜日に近くに住んでいる従兄弟夫婦と連れあって参詣してきました。昨年は、1月7日に出かけましたがかなり混雑(「風景・風物詩 初詣風物詩 川崎大師平間寺」参照)していましたが、今年は一週間遅れのお詣でしたので、山門より前からの行列はありませんでした。
川崎大師は、全国に真言密教を広められた弘法大師空海上人が祀られており、初詣3が日の人気が高く、今年も前年同様に全国第3位となりました。

本殿参拝
川崎大師(真言宗智山派大本山金剛山金乗院平間寺 川崎市川崎区大師町4-48)の参詣(順路地図参照)は、川崎大師駅新設の北口(川崎大師駅参照下記)を出て踏切を渡り、駅南口方向に一旦戻ってから駅前通りを横断して、表参道入り口の厄除け門に進みます。
3連休で込み合っている表参道を、大師入口門を右折して一方通行の仲見世門を通過して、一方通行規制通りを迂回して、不動門前を右折して大山門に入ります。
・大山門
川崎大師は、世界大戦により殆どが戦災で焼失し、大山門は1977年(昭和52年)の開創850年の記念事業として建立され、山門には京都・東寺の国宝尊像を模刻造立した四天王像が安置されています。
山門を入ると、本殿までの中間の香炉堂の先から参拝客の列で一杯です。

      表参道             大山門         大本堂前の参詣者の列

・大本堂
大本堂は、1964年(昭和39年)に落慶し、鉄筋・鉄骨造りの平安朝の建築様式に近代的な感覚をゆたかに盛りこんだ大伽藍です。
当日は、警備警官による参拝整理を行っていないため、大本堂に入ると身動きできない状態で、押されながら賽銭箱の縁まで進まされ、参拝をしてから横這いで本堂右側の出口にやっと辿りつきました。参拝整理を行っていると、本堂には一定の人数で制限するため、参拝も賽銭箱のかなり手前から賽銭を投げられ、そこで参拝を済ませて楽に本堂から出られましたが、今回は混雑で何時もより本堂内で動きがとれずにかなり長く拘束されました。
丁度、本堂では12時の大護摩のご修業が行われており、供養を受ける人で一杯で煩悩を焼き浄め、大厄を消除し、家内安全、商売繁昌、病気平癒、心願成就など、開運の祈願をする人でいっぱいです。特に厄除けには、効果あらかたで人気があり、私も本厄の時に、護摩祈願をしました。

・お札・お守り
本堂を出た階段下のお札・お守り授け所で、弘法大師厄除けお札と身代わりお守りを授かり、山門脇の納札堂で昨年のお札・お守りとだるまを納めます。

 大山門まで続く参詣者     お札・お守り授け所         納札堂

・仲見世と参道の土産店
川崎大師参道の古くから営業している、名物のくず餅屋、だるまなどの縁起物店、とんとこと包丁でさらし飴を切る名人芸の咳止め飴屋さんなどの土産物屋さんは、数は多く目立ちます。それに、おせんべいとお饅頭屋さんの店も数が目立ちます。

 参詣客で混雑の仲見世        大師名物だるまと縁起物お土産店

大師参拝にくると、ここの雰囲気で何時もの様にくず餅、せき止め飴、だるまや霞ヶ浦のわかさぎと川エビを買い、表参道のお蕎麦屋で昼食をとって帰宅しました。

                 名物とんとこ飴切りの名人競演

・子供の頃の大師の想い出
私が小学生の頃、今もある漬物屋さんで、行く都度奈良漬けを買って貰った遠い昔が想い出されます。
その当時の境内は、今ほど混んでなく、鐘撞き堂の階段横に、[山雀]の『おみくじ』屋が出ていました。お客が来ると、「山雀」は梯子の渡り板を渡り神棚の前で、くちばしで「ちりんちりん」と鈴を鳴らし、ちょんちょんと観音開きの扉を開け、神棚の中より3cmぐらいの金色の帯封をした一枚の『おみくじ』をくわえ、中程にある三方の上に置きます。鳥に「表を見せて、封を切り」と云うとくちばしで帯封を切り、手を出すと「おみくじ」をくわえ手の上に載せる。感心して、次のお客のあるまで何時までも見ていた時代が今でも鮮明に覚えています。

また、最近では見かけなくなりましたが、私の子供が小学生の頃、土産物やで「だるまおこし」が並んで売っており、行く度にせがまれて買ったのもついこの間のような気がします。

川崎大師駅と大師線
川崎大師参詣下車駅の京急川崎大師駅は、京浜急行電鉄の前身の大師電気鉄道が1899年(明治32年)に開通した六郷橋~大師間の開業駅で、移動もせず現存する電気鉄道の日本最古の駅です。川崎大師駅舎の手前には、発祥の地の記念碑が1968年(昭和43年)に建立されてます。
1902年(明治35年)に六郷橋~川崎間が開通し、1925年(大正14年)に大師駅は川崎大師駅と改称されました。
現在の大師線終点の小島新田駅は、世界大戦中の1944年に開業されましたが、その時は小島新田駅より以遠の桜本駅が終点でした。1951年に川崎市電に譲渡して廃止となりました。

 風鈴市の川崎大師駅     明治時代の京急川崎駅  六郷橋~川崎間の電車
                          (京急100年のあゆみ出典)

昔は、川崎大師駅の大師参詣下車の1番線ホームは、当初は構内踏切を渡って改札口を出てました。その後参拝客が多くなり上りホーム間に地下道が新設され、混雑時のみ、昨年まで構内踏切を併用しておりました。今年は、初詣の下車客を捌くのが限界のため、1番線ホームに「北口」が開設(2007年12月20日)され利用が開始されました。

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