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kan-haruの日記

風景・風物詩 初詣風物詩 上野五條天神社、不忍池弁天堂と飯田橋東京大神宮

2009年01月11日 | 風景・風物詩
kan-haru blog 2009 縁結びの神様 

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正月三が日の神社・仏閣への人出は、警視庁のまとめによると、昨年より121万人多い9921万人で、2003年以降7年連続の増加とのことで、明治神宮の319万人が最も多く、以下成田山新勝寺、川崎大師の順でした。

初詣り
昨年から地元の氏子神社の元朝参りに出かけていますが、その他東京近辺のこれまでにお参りに行ったことのない神社に初詣に出かけています。今年は、4日の祝日に上野に出かけた折に、精養軒で食事後、上野恩賜公園内にある神社を散策し、五條天神社、不忍池弁天堂をお参りしました。
初詣参詣後時間がありましたので、たまたま当日の読売新聞朝刊に掲載の記事「縁結び神社」が紹介してありましたので、ここ2~3年来若者の参拝客が沢山お参りにくるスポットの飯田橋東京大神宮を探訪してみました。

上野恩賜公園の神社

 上野恩賜公園地図

午前中に東京都美術館を見てから、東照宮の冬のボタン園公開の案内広告を目にしながら池の端方向に進むと精養軒です。1872年(明治5年)創業の夏目漱石などに愛された草分けの洋食店で昼食時間であり、休日で混んでいましたが20分ほど待って不忍池が見える軽食堂の「カフェランドーレ」でランチをとってから、上野公園通りを南に進みと五條天神社の隣接地に、創祀が不祥の古くから陳座の花園稲荷神社があります。花園稲荷神社は、石窟の上にあったことから穴稲荷と云われ、幕末の彰義隊では穴稲荷門の戦いの激戦地として知られたところです。

 上野恩賜公園(:上野東照宮、:花園稲荷神社 、右:上野精養軒)

・五條天神社
五條天神社(台東区上野公園4-17)は、第12代景行天皇時代(約1900年前)に日本武尊が東夷征伐の為、上野忍が岡を通った際に薬祖神の御加護に感謝し、当地に祀ったのが創始といわれている大変と古い神社で、創祀以来、天神山瀬川屋敷(アメヤ横丁付近)の他幾度か変遷を経て、1928年(昭和3年)9月に創祀に最も近い花園稲荷神社の隣の現在地に御遷座されました。御祭神は、大己貴命(大国主命)、少彦名命(すくなひこなのみこと)が祀られています。

 五條天神社(写真拡大)

五條天神社では、6月末と12月末に大祓いを行い、大祓い式を挟んで1週間ほど社殿前に茅の輪がお目見えします。
大祓いは、罪穢れを祓い清める神事で、紙を人形に切り抜いた形代(撫物、人形)に、氏名を書いて身を撫でて、息を三度吹きかけて神社に持参してお祓いを受けます(地元大森町諏訪神社の大祓い参照)。

 五條天神社の神事(:茅の輪、:大祓い,茅の輪説明、:鷽替えの神事説明)

・不忍池弁天堂
1625年(寛永2年)に、天海僧正は比叡山延暦寺になぞらえて寛永寺を創建しました。
不忍池を琵琶湖に見立て、竹生島に因んで池中に中之島(弁天島)を築き、のちに竹生島の宝厳寺の弁財天を勧請し、弁天堂を建立しました。
現在の弁天堂(台東区上野公園2-1)は、1945年(昭和20年)の空襲で焼失し、1958年(昭和33年)に再建されたものです。

 不忍池弁天堂(左上・中上右上・左下・中下・右下写真拡大)

江戸の昔を忍ぶことが出来る不忍池弁天堂は、江戸最古の谷中七福神の一つで、人気が高く多くの参拝者が訪れてテント張りの社務所で七福神巡りの印を受けていました。記念にご朱印を受けてきました。
当日は、天気も良く温かい日でしたので池のボートが満艦で、池の周辺には越冬のカモが陽浴びをしていました。

 不忍池(写真拡大)

飯田橋東京大神宮
不忍池弁財天から池の南北を連なる歩道を通り、池乃端1丁目からタクシーを拾い、目白通から1本横道に入り飯田橋東京大神宮へ直行しました。
東京大神宮(千代田区富士見2-4-1)は、明治天皇のご裁断を仰ぎ、東京における伊勢神宮の遥拝殿として1880年(明治13年)に創建されました。創建当初は、日比谷に陳座したことから日比谷大神宮と称していましたが、1928年(昭和3年)に現在地に移り飯田橋大神宮と呼ばれていましたが、戦後に東京大神宮と改められました。

 飯田橋東京大神宮地図

現在、神前結婚式は広く行われていますが、神前においての結婚の伝統的な儀式は東京大神宮が創始したものです。東京大神宮には、伊勢内宮と外宮の御祭神である天照皇大神と豊受大神が祀られ、さらに倭比賣命を奉斎しております。また、天地万物の生成化育つまり結びの働きを司る造化の三神(天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神)が併せまつられていることから、近年縁結びに御利益のある神社としても知られ、良縁を願う若い人たちのご参拝も年々と非常に多くなっています。

 大神宮通りからの東京大神宮(左・中・写真拡大)

裏道から大神宮通りに出て、正面の入口の鳥居には大変な数の参拝者が何列にも並びお参りを待っておりました。さらに、大神宮通りの境内の先の四つ角の向こう側にも、参詣の人が多数行列を作っていました。参詣者の行列を見ると、友達と見られる若い女性だけでのグループが圧倒的多数を占め、その中に交じって恋人同志のお参りがちらほらと見られました。

 縁結びのお願の参詣者は長蛇の列1(:参詣者は本殿から数珠つなぎの行列、:本殿からの行列は門前まで続く、:門前からの行列は鳥居の前から境内の左へと続く)

大変な混雑状況でのお参りは諦めて、境内に入って見るとおみくじ売場にも女性グループが長い行列を作り、おみくじを購入していました。また、ご祈祷受付所も若い女性で一杯で、ご祈祷待ちをしていました。
大神宮の参詣はできませんでしたが、記念にご朱印を頂き、帰りがけに神社前の鳥居の前でお参りさせて頂きました。

 縁結びのお願の参詣者は長蛇の列2(:鳥居の前の参詣者の列は境内の出口へと続く、:さらに参詣者の列は道路上に長蛇の列、:詣が済むと今度はおみくじに長蛇の列)

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