kan-haru blog 2008
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かみのやま温泉
かみのやま温泉は、かつて江戸時代には宿場町として栄えていた町で、蔵王連邦を望む山形盆地の南側に位置します。温泉の名前の由来は、山形から都会側にあり、山形の上ということで、上の山形から上山になったと云われています。また、かみのやま温泉は、1458年に肥前の国の月秀という僧が、沼地に湧いているお湯に鶴が一羽、首を浸けて傷を癒して飛び立ったのを見たとすることから、「鶴脛の湯」という別名があります。
かみのやま市内には、湯町、十日町、新湯、高松、葉山、河崎、金瓶の各地区に数多くの温泉があり、これらの温泉を総称して「かみのやま温泉」と呼んでいます。
上山温泉日本の宿古窯
宿泊の古窯(こよう 山形県上山市葉山5-20 地図参照)は、かみのやま温泉駅から西方向の葉山温泉地区の高台にあります。古窯の由来は、今から1200年前の奈良時代に開かれた窯業が発見され、山形県指定文化財となり、その窯跡に因んで古窯と名付けられました。古窯温泉売店の奥には、発掘当時の窯跡を保存して窯神社として祀っています(古窯遺跡 古窯HPから)
古窯では楽焼が名物で、訪れた著名人が名刺代わりに書いた3千枚の楽焼きが館内の廊下の壁に飾ってあり、美空ひばり、石原裕次郎や岡本太郎などの名前(らくやきの詩古窯HPから)が見られます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/27/541f6369c9658eccc0cb3ece78ea63d8.jpg)
・古窯の温泉
上山城周辺の散策から古窯に着いたのは16時をまわっており、8階の部屋に案内されました。人気の日本の宿古窯の温泉の大浴場は、1階に紅花風呂と8階に展望大浴場があり、入替制で男性が先の展望大浴場を楽しみました。展望大浴場からの蔵王連山の眺望は誠に素晴らしく、露天風呂も楽しめました。温泉の泉質はナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩の温泉で、メタケイ酸が76mg含まれており三大美人泉質として知られています。
朝の風呂は、昔紅花を最上川から京に運んだ北前船に因んだ紅花風呂の大浴場と木製露天風呂に浸りました。
・古窯の晩餐
旅行の楽しみは、観光で疲れた体を温泉で癒した後の晩餐の郷土料理と地酒に舌鼓をうつことです。晩餐は、別階の和室の個室会食場で料理長の心と技を凝らした季節の味に出会います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/88/9236d613f7772c99b2124e7b236686d6.jpg)
御献立(拡大)
なんと云っても山形名産米沢牛のしゃぶしゃぶと、北国の風情をあしらったかまくらもりのおつくりに、山形のおこめの地酒は天下一品です。孫は、彩のある和食に大喜びです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/b9/201c094fafec1ab36883666595e54dc0.jpg)
料理長の心と技を凝らした料理
食後には、1階ロビーで和太鼓の演奏と宿泊客参加の花笠音頭踊りが行われ、丁度某テレビ局が30日放映の番組取材の撮影に入っていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/f2/5793ac98b7e7361f2cc2d9dd8fccb495.jpg)
温泉での夜の憩い
さくらんぼ狩り
お待ちかねのさくらんぼ狩りは、契約の農園高橋フルーツランド(上山市阿弥陀地185 地図参照)までタクシーで直行です。農園には古窯から南に向かい、左手にかみのやまには不釣り合いの41階建ての高層マンションを見ながら車で10分ほどです。
山形のさくらんぼがおいしいのは、さくらんぼは冬眠を必要とし、花芽がつく時期には昼温かく夜寒いことが必須条件で、開花期には低温と霜を嫌い、耐水性の弱い根なので水はけのよい礫質の多い扇状地であり、梅雨に雨が少なく昼夜の寒暖差がある山形は最高の環境なのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/20/d675530a6732546cf61d2330323099e1.jpg)
さくらんぼ狩りの高橋フルーツランド(左:上山に不釣り合いの高層マンション、中:高橋フルーツランド、右:露地ものサクランボ)
高橋フルーツランドのさくらんぼ狩り料金は、30分食べ放題で5月から6月上旬までは佐藤錦のハウスものが2500円、6月中旬からは露地ものとなり1500円で、7月に入るとナポレオンが加わります。15日のさくらんぼ狩りは露地ものとなり、時期的に早かったので農園がまだ空いており、今年は晴天が続いたので甘いさくらんぼに仕上がり、恵まれたさくらんぼ狩りができました。しかし、欲をかいても思うほどさくらんぼは食べられないものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/b3/c7c8bb14e2a7a634ead20bb7151cd1a5.jpg)
さくらんぼ狩り風景(左:さくらんぼは30分食べ放題、中:甘い佐藤錦、右:さくらんぼを採ったり写真を撮ったり忙しい)
さくらんぼ狩りを終えお土産を発送して貰い、地元で人気のワイナリー「蔵王スターワイン」に立ち寄り、米沢観光に向かいました。
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毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(6月分掲載Indexへ)
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かみのやま温泉
かみのやま温泉は、かつて江戸時代には宿場町として栄えていた町で、蔵王連邦を望む山形盆地の南側に位置します。温泉の名前の由来は、山形から都会側にあり、山形の上ということで、上の山形から上山になったと云われています。また、かみのやま温泉は、1458年に肥前の国の月秀という僧が、沼地に湧いているお湯に鶴が一羽、首を浸けて傷を癒して飛び立ったのを見たとすることから、「鶴脛の湯」という別名があります。
かみのやま市内には、湯町、十日町、新湯、高松、葉山、河崎、金瓶の各地区に数多くの温泉があり、これらの温泉を総称して「かみのやま温泉」と呼んでいます。
上山温泉日本の宿古窯
宿泊の古窯(こよう 山形県上山市葉山5-20 地図参照)は、かみのやま温泉駅から西方向の葉山温泉地区の高台にあります。古窯の由来は、今から1200年前の奈良時代に開かれた窯業が発見され、山形県指定文化財となり、その窯跡に因んで古窯と名付けられました。古窯温泉売店の奥には、発掘当時の窯跡を保存して窯神社として祀っています(古窯遺跡 古窯HPから)
古窯では楽焼が名物で、訪れた著名人が名刺代わりに書いた3千枚の楽焼きが館内の廊下の壁に飾ってあり、美空ひばり、石原裕次郎や岡本太郎などの名前(らくやきの詩古窯HPから)が見られます。
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・古窯の温泉
上山城周辺の散策から古窯に着いたのは16時をまわっており、8階の部屋に案内されました。人気の日本の宿古窯の温泉の大浴場は、1階に紅花風呂と8階に展望大浴場があり、入替制で男性が先の展望大浴場を楽しみました。展望大浴場からの蔵王連山の眺望は誠に素晴らしく、露天風呂も楽しめました。温泉の泉質はナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩の温泉で、メタケイ酸が76mg含まれており三大美人泉質として知られています。
朝の風呂は、昔紅花を最上川から京に運んだ北前船に因んだ紅花風呂の大浴場と木製露天風呂に浸りました。
・古窯の晩餐
旅行の楽しみは、観光で疲れた体を温泉で癒した後の晩餐の郷土料理と地酒に舌鼓をうつことです。晩餐は、別階の和室の個室会食場で料理長の心と技を凝らした季節の味に出会います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/88/9236d613f7772c99b2124e7b236686d6.jpg)
御献立(拡大)
なんと云っても山形名産米沢牛のしゃぶしゃぶと、北国の風情をあしらったかまくらもりのおつくりに、山形のおこめの地酒は天下一品です。孫は、彩のある和食に大喜びです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/b9/201c094fafec1ab36883666595e54dc0.jpg)
料理長の心と技を凝らした料理
食後には、1階ロビーで和太鼓の演奏と宿泊客参加の花笠音頭踊りが行われ、丁度某テレビ局が30日放映の番組取材の撮影に入っていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/f2/5793ac98b7e7361f2cc2d9dd8fccb495.jpg)
温泉での夜の憩い
さくらんぼ狩り
お待ちかねのさくらんぼ狩りは、契約の農園高橋フルーツランド(上山市阿弥陀地185 地図参照)までタクシーで直行です。農園には古窯から南に向かい、左手にかみのやまには不釣り合いの41階建ての高層マンションを見ながら車で10分ほどです。
山形のさくらんぼがおいしいのは、さくらんぼは冬眠を必要とし、花芽がつく時期には昼温かく夜寒いことが必須条件で、開花期には低温と霜を嫌い、耐水性の弱い根なので水はけのよい礫質の多い扇状地であり、梅雨に雨が少なく昼夜の寒暖差がある山形は最高の環境なのです。
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さくらんぼ狩りの高橋フルーツランド(左:上山に不釣り合いの高層マンション、中:高橋フルーツランド、右:露地ものサクランボ)
高橋フルーツランドのさくらんぼ狩り料金は、30分食べ放題で5月から6月上旬までは佐藤錦のハウスものが2500円、6月中旬からは露地ものとなり1500円で、7月に入るとナポレオンが加わります。15日のさくらんぼ狩りは露地ものとなり、時期的に早かったので農園がまだ空いており、今年は晴天が続いたので甘いさくらんぼに仕上がり、恵まれたさくらんぼ狩りができました。しかし、欲をかいても思うほどさくらんぼは食べられないものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/b3/c7c8bb14e2a7a634ead20bb7151cd1a5.jpg)
さくらんぼ狩り風景(左:さくらんぼは30分食べ放題、中:甘い佐藤錦、右:さくらんぼを採ったり写真を撮ったり忙しい)
さくらんぼ狩りを終えお土産を発送して貰い、地元で人気のワイナリー「蔵王スターワイン」に立ち寄り、米沢観光に向かいました。
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