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kan-haruの日記

風景・風物誌 花見のはしご 今年は大森町界隈の花見と大田区の桜 その2

2009年04月11日 | 風景・風物詩
kan-haru blog 2009 旧呑川緑地の桜

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大田区内の桜
・池上本門寺の花祭り
4月8日は池上本門寺(大田区池上1-1-1 地図参照)の花祭りです。花祭りは、釈迦の生誕を祝福する古代インドの行事で、推古天皇の時代に聖徳太子の提唱で、元興寺で行われたのが最初と云われています。
花祭りの行事は、花で飾った花御堂(はなみどう)に金属製の幼仏像を祀り、参拝者がその誕生仏に柄杓で甘茶を灌(そそ)ぎます。花御堂は釈迦が生まれたところルンピニ園の花園を表しており、花祭りは甘茶を潅(そそ)ぐ行事なので「潅仏会(かんぶつえ)」と云います。甘茶は、ユキノシタ科のアマチャやウリ科のアマチャヅルを煎じた飲料で、参拝者に振舞われます。

 花祭り風景(:花祭りは釈迦の生誕日、:花御堂の誕生仏に甘茶を灌ぐ、:甘茶接待)

今年は桜の満開が遅かったので、花祭りの本門寺7万坪の境内にある約300本の桜(「風景・風物誌 花見のはしご 開桜小花まつり・池上本門寺・千鳥が淵・飛鳥山・大岡川の桜 その1、2」参照)は見頃でした。

 本門寺境内の桜(左:此経難持坂の桜、:此経難持坂上参道の桜、:五重塔と桜)

本門寺の桜には、笹部桜や枝垂れ桜など種類も豊富です。

 本門寺の桜は種類が豊富(:笹部桜、:枝垂れ桜、:本門寺の山は花のオンパレード)

また、本門寺参道総門の周辺の寺院の花も手入れが届いて綺麗でしたので歩いてきました。

 本門寺周辺の桜(写真拡大)

・旧呑川緑地
呑川は、世田谷区、目黒区、大田区の3区にまたがる二級河川で、本流は新玉川線桜新町駅付近から発し、支流の1つは駒沢公園付近から流れてくる駒沢支流が東横線都立大学駅付近で合流し、2つ目の支流は目黒区東が丘(旧芳窪町)付近から流れてくる柿の木坂支流と合流しています。また、九品仏のある浄真寺付近から流れてくる九品仏川と合流しています。さらに、新幹線より下流の道々橋付近で、洗足池から流れてくる洗足用水と合流しています。

 旧呑川緑地は昔の呑川本流です(写真拡大)

道々橋付近から第二京浜国道にかかる池上橋までを流れ、西蒲田の双流橋から蒲田駅手前のJR鉄橋と流れて、以前は第一京浜国道にかかる夫婦橋の少し下流の大田区立東蒲田中学校のすぐ東側から、呑川は北東の方向へ蛇行しながら東京湾に流れていました。

 旧呑川緑地の桜1(写真拡大)

旧呑川緑地は、この大田区立東蒲田中学校の脇から産業道路を横切り、海の近く昭和島の手前まで、実に約1.8kmに及ぶ旧呑み川が埋め立てられて緑地となり、桜の木が約260本植えられている細長い公園です。なお、産業道路から東方の旧呑み川は、大森町に属しており大森町界隈の戦後の懐かしい地域でした。

 旧呑川緑地の桜2(写真拡大)

現在の新呑川は、夫婦橋の下流から一直線に真東に東京湾に注いています。

 旧呑川緑地の終点は水門(写真拡大)

旧呑川緑地(地図参照)を大森東4丁目付近から同5丁目を経て、水門までを4月8日に歩いてみました。この日は風もなく暖かな良い天気で、桜の花弁がさらさらと散って、路面は花びらの雪が積もり、今年の東京の桜も終わりを告げていました。

 東京では桜が終わる(・中:散った花弁が積もる、右:桜が終わると端午の節句)

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