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kan-haruの日記

風景・風物詩 初詣風物詩 穴八幡神社と放生寺 その1

2008年01月09日 | 風景・風物詩
kan-haru blog 2008

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冬至に一陽来復お守り授与の穴八幡神社
今年の初詣りは、元旦に氏神様の諏訪神社をお参りしましたが、5日に金銀融通「一陽来復」のお守りで有名な早稲田の穴八幡神社で、冬至から節分までの間にのみ授与されるお札を受けてきました。また、境内と堺を接している放生寺もお参りしてきました。

穴八幡神社(穴八幡宮 新宿区西早稲田2-1-11 地図参照)は、JR山手線の高田馬場駅から都営バスの早大正門行き(学02路線)に乗り、約7分の乗車で穴八幡神社横の「馬場下町(ばばしたちょう)」で下車し、早稲田通りを横断すると神社参道への石段です。
参考に、東京メトロ東西線を利用の場合には早稲田駅で下車して、高田馬場方面からは3b出口を、飯田橋方面からは2番出口を出て早稲田通りを2分ほど西に進むと、四つ角にでて神社参道への石段が見えます。

穴八幡神社参詣路
穴八幡神社参詣路入口の左側は、現在工事中の塀が張り巡らされており、ここに流鏑馬の像(区指定文化財)が建っていますが見られませんため、写真撮影ができませんでした。
・流鏑馬
1728年(享保13年)に八代吉宗将軍が、世嗣の疱瘡平癒祈願のため神社北の馬場で奉納されたのが始めで、ついで10年後の元文3年に若君誕生の報賽として盛大に行われ、中でも嘉永の時のものは特に盛大なものと記されています。
維新以後は中断してましたが、1934年(昭和9年5月)今上陛下御生誕を奉祝して再興し、以後年々執行されるようになった神事も、戦争のため再び中絶しました。その後、1964年(昭和39年)から水稲稲荷神社で復興し、1979年(昭和54年)から毎年10月10日に執行されてきましたが、平成12年より体育の日に執行されています。

塀で流鏑馬の像が見えない 露天の先は石段が聳える 随神門の先は縁起物露天が並ぶ  

・随神門
入口の石段を上ると、参道の両側には露店が並び、鳥居を潜ると急な石段が聳えています。石段を登ると朱色に輝いた、1998年竣工の随神門で、1945年(昭和20年)5月の東京大空襲で炎上し50年ぶりに再建したのです。門の中には右大臣と左大臣が鎮座しています。
随神門は、「清水組」の創業者である清水喜助が、1848年(嘉永元年)4月に穴八幡神社からご下命を受けて建築したもので、その出来栄えは当時、江戸中の評判になったと云われています。

・布袋像の水鉢
門を潜ると、両側には露天が軒を連ね、縁起物の銀杏細工、まねき猫、だるま屋さんに白南天橋と七味唐辛子屋さんなどの古くからの常連の店が出ております。お土産に、銀杏細工の干支の「とり」と「いのしし」を買って帰りました。
その露天の間の右側に、区指定有形文化財の「布袋像の水鉢」があり、区切りなく参詣者が布袋像を手でさすり、体の具合の悪いところの快復を祈願していました。

                      縁起物露天

区教育委員会の布袋像の水鉢説明
新宿区指定有形文化財  工芸品                                        
1649年(慶安2年)の紀年銘がある水鉢で、 同年家光が江戸城吹上御苑にあったものを穴八幡神社へ奉納したと伝えられている。布袋像は、左足を立てて水鉢を脇にかかえ、容姿は中国近世の弥勒像に類似し、作柄も優れている。他に類例のない特異な形をしており、また、布袋像の古様を示すものとして貴重である。 平成4年8月

  布袋像の水鉢            穴八幡宮本殿    随神門には左・右大臣が鎮座   
 
・本殿
戦災で焼失して、慶安・元禄の江戸権現造りの当社設計絵図を基に御本殿御社殿を復興した本殿に参拝しました。
祭神は、八幡宮を守護神とし、應神天皇、仲哀天皇、神功皇后が祀られております。
商売繁盛・金融業繁盛・金銀融通・勝馬券祈願・除災招福、虫封じの御利益があります。

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