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kan-haruの日記

大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 梅屋敷駅付近(第21回)

2009年05月31日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2009 かって活躍中の1号工事機

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梅屋敷高架駅橋建設
・梅屋敷ホーム上の高架駅橋築造
前回記述時には梅屋敷ホーム上の南側高架駅橋の3面にスラブがついていましたが、4月27日に見ると高架駅橋の4面にスラブがついていました。
5月1日には、現ホーム北端の1面高架駅橋とホーム南側の4面高架駅橋間には連結橋が架設されました。

 梅屋敷ホーム上の高架駅橋築造が進む(:スラブがついた梅屋敷駅ホーム上の南側4面高架橋0427撮影、:・:ホーム上の高架駅橋間に連結橋が架設0501撮影)

同15日には、ホーム南の梅屋敷第1踏切上の西側に、サイド梁桁とともに1本のPC橋桁が架設され、24日には同踏切橋上のガードの架設が完了していました。

 梅屋敷第1踏切のPC橋桁ガード架設(:第1踏切のPC橋桁ガードの架設が始まる0515撮影、:PC橋桁ガードの架設が完了の第1踏切0524/30撮影)

大森町第3、第4踏切間の高架橋築造
大森町第3、第4踏切間の高架橋は、北方から丸型鋼脚柱の1面高架橋に続き、2橋の4面高架橋が建立しており、その南には2面高架橋が建てられていました。
大森町第4踏切北の1面高架駅橋には前回の記述時点ではスラブが付けられており、同高架橋と現梅屋敷駅ホーム上北の1面高架橋間の梅屋敷商店街通り踏切上には、PC橋桁のホーム付きのガードが架設されていました。
5月1日に見ると、同上踏切間の2面高架橋と第4踏切北の1面高架駅橋間で1対の橋脚柱と、上り線側に2本の橋脚柱が建てられ、同7日には下り側にも2本の橋脚柱が建ち3対の橋脚柱が揃いました。

 大森町第3、第4踏切間の高架橋築造1(:大森町第4踏切を挟む高架橋間を連結橋で結ぶ0521撮影、大森町第3踏切側高架橋と第4踏切側高架橋間に高架橋の築造0501/07撮影)

5月15日には3対の橋脚柱に横梁桁が付いて、24日には2面高架橋が完成していました。30日には、NAS大森横の4面高架橋間の連結橋の架設が済み、同第3踏切南際の1面高架橋とその先の4面高架橋間に、連結橋架設用の鋼材が移動してPC橋桁の架設が開始されていました。

 大森町第3、第4踏切間の高架橋築造2(:高脚柱に横桁梁が付く0521撮影、:2面高架橋築造完了0524撮影、:第3踏切南際1面高架橋と先の4面高架橋間の連結橋架設0530撮影)

大森町第3踏切北から第2工区北端までの高架橋築造
前回記述時には、1号工事機が第2工区境界の北端に移動して高架橋築造の橋脚柱を建立していました。
5月1日に見ると、1号工事機が工区北端で築造中の高架橋1面にスラブが付き、2面目の高架橋柱を建立していました。同7日には、同第3踏切北の丸型鋼橋脚柱の1面高架橋の北側で築造中の2面高架橋にはスラブが付き、同13日には第3踏切北の丸型鋼橋脚柱の1面高架橋にスラブが付きました。

 大森町第3踏切以北の高架橋築造(:北端で1号工事機が築造中の高架橋0501撮影、:完成の工事機南の2面高架橋0507撮影、:第3踏切北側の高架橋にスラブが付く0513撮影)

さらに13日には1号工事機築造の高架橋の2面目にスラブが付き、19日には1号工事機が南の2面高架橋の縁まで移動して高架橋3面目の橋脚柱に縦・横桁梁が付き、24日には3面高架橋が完成しました。

 第3踏切以北の高架橋築造2(:工事機築造の高架橋の2面目にスラブが付く0513撮影、:1号工事機3面目の高架橋の築造0519撮影、:完成した第2工区北端の3面高架橋0524撮影)

高架橋の完成で築造の役務を終えて、同30日には1号工事機の解体作業が行われました。

 役務を終えた1号工事機(:高架橋築造の役務を終えた1号工事機0524撮影、:解体作業が行われている1号工事機0530撮影)

梅屋敷第1~第4踏切間の高架橋工事
第2踏切北側の高架橋の築造は2、3階共に外壁塀が付けられていますが、梅屋敷駅側の第2踏切南の高架橋では緑色の工事網で囲われ仕上げの工事が行われています。梅屋敷公園に接した第3踏切北の高架橋も殆ど外壁塀が付いています。

 梅屋敷第1~第4踏切間の高架橋1(:第2踏切北側の高架橋、:第1踏切南側の高架橋、:第3踏切北の高架橋0530撮影)

梅屋敷公園西の第2踏切南方高架橋にも外壁塀が付いており、第3踏切南の高架橋はこの工区で最も早く着工したところでほとんど完成しています。第4踏切北際の第3工区側の高架橋の北側からが、第2工区南端の高架橋でこの高架橋間の2階部には連結橋が架設されています。

 第1~第4踏切間の高架橋(:第2踏切南の高架橋、:第3踏切南の高架橋0530撮影、:第4踏切北の第3工区と第2工区高架橋には2階連結橋が架設0521撮影)

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イベント 大森ベルポート 第9回早慶明大学対抗ジャズ・フェスティバルで明治大学優勝

2009年05月29日 | イベント
kan-haru blog 2009 

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大森ベルポート
第9回早慶明大学対抗ジャズ・フェスティバルが大森ベルポート・アトリウムで、5月10日17時開演で開催しましたので、鑑賞してきました。
大森ベルポート(品川区南大井6-26-1)は、地域は元のいすずの跡で品川区に所在していますが、JR大森駅からと京浜急行大森海岸駅のいずれからも徒歩約5分のところにあり、アトリウムを代表とするイベントスペース、レストランやショップが楽しめるBELL倶楽部、ビジネスを支援するオフィスゾーンなどの多彩な施設を形成する商業複合施設で、大森地区を代表するランドマークです。

 早慶明大学対抗ジャズ・フェスティバル大森ベルポート会場(:大森ベルポート外観、:大森ベルポート・アトリウム)

早慶明大学対抗ジャズ・フェスティバル
早慶明大学対抗ジャズ・フェスティバルの演奏は、司会進行を伊波秀雄(法政大学)さんにより17時からの開始で、演奏は慶応義塾大学、早稲田大学、明治大学の順で行われ、聴衆参加の審査により優勝校が選ばれ、最後に今尾敏道さんのゲスト出演のアルトサックスと明治大学ビッグ・サウンズ・ソサエティ・オーケストラの演奏によるスイング ジャズを楽しみました。

 早慶明大学対抗ジャズ・フェスティバル パンフレット

大学対抗ジャズ・フェスティバルの楽団構成は、スイング・ジャズのビッグバンドで、サックス、トランペット、トロンボーン、リズムの各セクションの楽器を演奏する総勢が17人前後の楽団です。演奏曲目は、学生達が選んだ課題曲の「ムーン・リバー」を各大学とも第1曲目に演奏します。続いて大学の1年間の集大成の4曲が演奏されました。

 早慶明大学対抗ジャズ・フェスティバル入場券

・慶応義塾大学ライト・ミュージック・ソサエティ
ライト・ミュージック・ソサエティは、創立60周年の歴史をもつ古い学生ビッグバンドサークルで、自由演奏の曲目は、I could have danced all night、PHIL NOT BIL、STAR DUST、SING SING SINGで、バンドメンバーはサックス セクションが篠田圭亮、木村広人、菊谷里菜、野元祐太、松平大の4奏者、トランペット セクションが寺井淳、大崎皓貴、篠原岳人、出田裕理の4奏者、トロンボーン セクションが国松一志、前田大貴、岩崎佐和、谷口恵子の4奏者、リズム セクションが栗林央利子、新谷芳勇、鳥田昭典の3奏者による演奏でした。

 慶応義塾大学ライト・ミュージック・ソサエティ熱演の演奏(写真拡大)

・早稲田大学ハイ・ソサエティ・オーケストラ
今年で創部54周年を迎えた伝統あるビッグバンドで、自由演奏の曲目は、I’ll Never Smile Again、Mean What You Say、Darn That Dream、Riffin’ the Griffinで、バンドメンバーはサックス セクションが道添樹、三浦瑞貴、近藤研也、船木研介、新井由梨奈の5奏者、トランペット セクションが島崎悠介、上方俤弘、大槻寿彦、程原教子、鹿取真千子の5奏者、トロンボーン セクションが駒野逸美、北市健太郎、菊谷梨沙、湯川英之の4奏者、リズム セクションが谷口雄大、大黒洋平、舟津亘の3奏者による演奏でした。

 優勝を賭けて熱演の早稲田大学ハイ・ソサエティ・オーケストラ(:メンバーの楽譜は年期が入ってボロボロ、:珍しい女性のトロンボーン奏者、:熱演のサックスメンバー)

・明治大学ビッグ・サウンズ・ソサエティ・オーケストラ
大学の軽音楽クラブ内のジャズ・ビッグバンドとして1961年に活動を始め、1989年にクラブから独立したバンドで、自由演奏の曲目は、Whirly Bird、It Could Happen To You、My Man Benny、It Don’t Mean A Thingで、バンドメンバーはサックス セクションが小西遼、橋本和也、山口宗真、川村謙介、野瀬弘造の5奏者、トランペット セクションがオーデルマット啓太、原田裕介、富永聖子、関篤志の4奏者、トロンボーン セクションが小林菜穂、塩原秀典、矢部春奈、浜地沙代子の4奏者、リズム セクションが角田隆太、木村紘、三間洸、阿部加奈子の4奏者による演奏でした。

 優勝を狙って熱演の明治大学ビッグ・サウンズ・ソサエティ・オーケストラ(写真拡大)

優勝校選出
3校の演奏後に、聴衆の全員が拍手によって最優秀校を選びます。第1回目の拍手では、早稲田大学と明治大学が互角で譲らず2校が残り、決戦の2回目の拍手により明治大学の優勝が決まりました。賞が決まった大学に、女子高生から花束が贈られ、大森駅長から賞金が授与されました。
これで、明治大学の優勝は第2、3、6回のフェスティバルに続き4回目の優勝に輝きました。早稲田大学は第1、4、7回のフェスティバルで3回の優勝を獲得し、慶応義塾大学は第5、8回のフェスティバルで2回の優勝を獲得しています。

 対抗演奏が終わり優勝校決定のセレモニー(:対抗演奏が終わりキャプテンに花束贈呈、:聴衆の拍手により第9回対抗ジャズ・フェスティバルの優勝は明治に揚がる、:大森駅長から優勝賞金の授与)

特別ゲスト出演
優勝校選出の後は、特別ゲストの今尾敏道さんと明治大学のビッグ・サウンズ・ソサエティ・オーケストラとの演奏が行われました。ゲストは、明治大学のビッグ・サウンズ・ソサエティでサックスを始め、卒業の86年以降「森寿男&ブルーコーツ」に入団し、その後は「川上修バンド」などのジャズバンドで演奏し、「オルケスタデラルス」のメンバー等で結成したラテンバンドでの活躍やニューヨークのJVCジャズフェスティバルなどに出演しています。サックスの響きに堪能してから、終演時間の20時となり大森ベルポートのレストランで食事をして帰りました。

 大学対抗ジャズ・フェスティバルのフィナーレ(:今尾敏道ゲストの出演挨拶、:ゲストと明大B.S.S.O.の演奏、:大学対抗ジャズ・フェスティバル終了挨拶)

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 大森町駅付近(第34回その3)

2009年05月27日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2009 内川上の完成した上り線仮高架橋 

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内川橋梁北岸部高架仮線敷設工事
前回の記述時点では、内川橋梁北岸の上り高架仮線敷設部説明図(再掲)に示す様に、内川北岸の仮橋脚柱(KP18)から北方の区道ガード先の仮橋脚柱(KP14)までの、区道の上に架設された上り仮線高架橋(KG18)から高架橋(KG15)の5橋は、外壁塀が付けられ完成しています。

 内川北岸の区道上に完成の上り線仮高架橋部(:橋脚柱(KP18)付近から北方を望む、:仮橋脚柱(KP17)付近区道から北方を望む、:仮橋脚柱(KP16-1)付近区道から北方を望む0526撮影)

高架橋(KG15)の北方の高架橋(G14)は、前回記述時の以前から道路側がネットで囲まれた足場が組まれ、高架橋底部には囲い板が付けられ、高架橋上部では板状のものが張られて工事が続いています。

 区道ガード北の上り仮線高架工事中の高架橋(G14)(:囲い網で工事中の高架橋0511撮影、:黄色の板を貼り工事中の高架橋0527撮影、:底に囲い板を付けて工事中高架橋0527撮影)

高架橋(G14) の北方の工字鋼を並べで組まれた上り線仮高架橋(G13)は、5月24日には工事用の布で覆われて道路からは見られなくなりました。

 上り仮線高架橋の築造が行われている高架橋(G13)(:工字鋼桁梁の仮高架橋[車窓から]0515撮影、:工字鋼桁梁の仮高架橋0507撮影、:工事のため覆いが掛けられた高架橋0524撮影)

その北方の高架橋(G12)から高架橋(G8)までは、工事布で覆われており道路側からは見えませんが、上り仮高架線の築造に向けて工事が進められています。

 上り仮高架線築造中の高架橋G12~8(:工事布で覆われた上り仮高架橋0511撮影、:仮線高架橋を築造中の高架橋G8~12[車窓から]0527撮影)

平和島第5踏切以北の本高架橋建設の準備工事
現在、2010年3月に京急の上り線を運行する予定で高架化工事が進められている様です。この上り線運行は、第1工区、第6工区および第8工区の一部の高架線は仮高架橋で運行されます。したがって、仮運行が開始されると、移動して空いた在来線路部分を、本運用の高架橋建設の工事が開始されます。第1工区では、平和島第5踏切以北の平地部から、平和島駅手前の高架橋部までの盛り土部と傾斜高架橋の部分には、本高架橋の建設が出来ないので前項に記載の様に、仮線高架橋が設けられました。
上り線が仮運行で在来線から移動すると、先ず在来本線上り線部の施設が撤去されて、撤去後の空いた所に上り用の本高架線が築造されます。

 仮上り線が運行されると撤去の在来本線傾斜高架橋(:運行後に撤去される内川橋梁、:仮線高架橋KG18付近の撤去される傾斜高架橋、:撤去される区道ガード付近の傾斜橋0527撮影)

当然、本高架橋の建設も急ぎますので、第1工区の傾斜高架橋の下では、本高架橋築造のための基礎工事や高架橋健立の準備工事は、既に数年前から行われています。その準備工事の状況は、ガード下が工事囲いを覆われているため見ることができませんが、現傾斜高架橋の橋げたの傍には、新高架橋用の橋桁を築造しているのではないかと想定します。
5月27日には、区道ガード付近の道路縁を掘り起こしているところに遭遇しました。これは、在来上り線の撤去のための準備工事ではないかと思われます。

 在来本線撤去準備と本高架橋築造の用意(:仮高架橋KG15以北の在来本線高架橋の下では本高架橋築造を準備、:在来本線高架橋下では本高架橋建設の準備工事中[第1京浜国道側]、:在来本線撤去の準備と思われる区道の整備工事0527撮影)

第1工区踏切道のPC橋梁架設工事続編
・大森町第1踏切道ガード架橋(続)
前回のその1の記述時点では、3本のPC橋桁が架設されていましたが、5月26日に踏切西側にサイド橋桁が架かり、同27日にもPC橋桁が追加され第1踏切道のガードの架橋が進展しています。

 第1踏切のPC橋梁架設が進む(:0526撮影、:0527撮影写真拡大)

・平和島第5踏切道架橋(続)
同様に平和島第5踏切道架橋にはその1の記述時点では、サイド橋桁と2本のPC橋桁が架設されていましたが、5月23日には1本増えて3本のPC橋桁が架設され、同24日にPC橋桁の架設が5本となり、第5踏切道のガードの架橋が進展しています。

 第5踏切のPC橋梁架設が進む(:0523撮影、:0524撮影写真拡大) 

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 大森町駅付近(第34回その2)

2009年05月25日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2009 上り仮線高架橋のPC橋梁部 

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大森町駅北部高架橋の線路敷設工事
第1工区の高架橋では他工区に先駆けて、平和島第5踏切南側に完成した大森町駅北部の高架橋上に、大森町駅付近(第33回速報版)で記述の様に、上り線の線路敷設工事が始まりコンクリート枕木が並べられました。
4月27日に見ると枕木の設置作業が大分進んできました。5月18日には、高架橋上では設置された枕木の整列の作業が行われて、補充の枕木を運搬車で運んでいました。設置された枕木の脇には敷設の線路が置かれていますが、線路の長さは運搬の関係からか、短尺のレールが置かれています。

 高架橋上り線路敷設工事1(:上り線枕木の設置作業0427撮影、:コンクリート枕木の搬入0518撮影、:枕木配置の整列作業0518撮影)

5月19日には、設置整列された枕木の設定作業が行われていました。同20日には、レールの敷設が行われ、翌日にはレールを犬釘で枕木に固定されました。

 高架橋上り線路敷設工事2(:枕木位置固定作業0519撮影、:線路敷設作業0520撮影、:線路を枕木に固定0521撮影)

大森町駅以南の高架橋建設工事
・大森町第1踏切以南の高架橋築造
大森町第1踏切以南から第2工区との境界までの高架橋は、大森町第1踏切以南高架橋の工事説明図(再掲)に示す様に、踏切際の丸形鋼管柱の1面高架橋(SRC11)に続き、南方にコンクリート橋柱の2面高架橋(R12)と3面高架橋(R13~17)の都合7橋の内、3面高架橋(R15)を除いて築造が行われていました。未建立の高架橋(R15)の築造は、大森町駅付近(第32回)記述時点で1対の橋脚柱が建てられていました。
5月1日には、高架橋(R15)用の橋脚柱には横桁梁が付き、同7日に役務の終えた1号工事機は橋脚柱の傍まで移動して解体が始まりました。

 大森町第1踏切南の高架橋築造と工事機解体(:高架橋(R15)用橋脚柱に横桁梁が付く0501撮影、:役務終えた1号工事機は移動して解体0507/24撮影)

・大森町第1踏切以南の連結橋架設
第1踏切南の高架橋(SRC11)と(R12)間の連結橋は、大森町駅付近(第32回)記述時点で架設工事が始められ、5月1日には架設が完了して、連結橋に工事覆いが付けられていました。5月7日に見ると、高架橋(R16)と(R17)間の連結橋の架設が終了して、同13日には連結橋に工事覆いが付けられていました。

 大森町第1踏切以南の高架橋間の連結橋1(:高架橋SRC11-R12間の工事覆いが付けられた連結橋0501撮影、:架設完了の高架橋R16-R17間の連結橋0507撮影、:工事囲いが付けられた高架橋R16-R17間の連結橋0513撮影)

なお、この区間の高架橋の築造には、現在北方担当は白色大型クレーンが、南方担当は赤色大型クレーンの2基が活動して、PC橋梁の架設や高架橋の建立を行っています。上記に記述以外の連結橋の築造は、高架橋(R12)と(R13)間には既に連結橋が仮設済みで、高架橋(R13)と(R14)間の連結橋は未架設で人道連絡路用の連結橋が仮架設されています。

 大森町第1踏切以南の高架橋間の連結橋2(左:高架橋R12-R13間の連結橋0513撮影、中:高架橋R13-R14間の仮設人道路連結橋0425撮影、右:大森町第1踏切以南のPC橋梁桁の架設の準備作業0519撮影)

内川橋梁南岸部高架仮線敷設工事
・平和島第5踏切北部の上り仮線高架橋築造
前回記述時点では、上り高架仮線敷設部説明図(再掲)に示す平和島第5踏切北部の4面高架橋は仕上げの工事を行っており、4月27日にはほぼ完成していました。内川南岸部の上り仮線高架橋は連結橋(KG20)と2面仮線高架橋(SRC1)も、5月24日には足場も殆ど外され完成間近かになっています。

 内川橋梁南岸部の上り高架仮線敷設工事1(:ほぼ完成に近い第5踏切北の4面本高架橋0427撮影、:ほぼ完成に近い連結橋(KG20)と2面仮線高架橋(SRC1)0524撮影、:築造中の上り仮線PC橋架設工事の足場0524撮影)

上り仮線高架橋の工事進展は、同第5踏切北に建立の4面高架橋と、内川南岸部上り仮線の2面高架橋(SRC1)間に、仮単線のPC橋梁桁の架設が始まりました。5月11日に見ると、両高架橋間に2本のPC橋梁桁の架設が行われました。

 上り仮線の分岐連結橋用の2本のPC橋桁が架設される(:[車窓から]0511撮影写真拡大)

同13日には、PC橋梁桁が1本増えて架設され、3本の橋梁桁による単線の分岐仮上り線連結橋が架設されました。

 上り仮線の分岐連結橋の3本のPC橋桁の架設(:0515撮影、:[車窓から]0521撮影、:[車窓から]0525撮影)

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 大森町駅付近(第34回その1)

2009年05月23日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2009

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大森町駅構内高架橋の工事
・駅構内高架駅橋のホーム建設
大森町駅高架駅橋上のホーム建設工事は、高架化工事の第1~8工区の中では最も早く着工され、大森町駅付近第32回の記述時には築造工事が始まり、在来駅ホーム上の北側の第1面目の上り線側と、第3面目下り線側の高架駅ホームの土台枠骨組が組み上がっていました。
5月1日には、2基のクレーンが活動して高架駅橋2面目の連結橋部の下り線側と、3面目の上り線側の高架駅ホームの土台枠骨組の組み立てが行われていました。また、駅ホーム南側の高架橋の線路・ホーム土台枠に、コンクリートの流し込み工事が行われていました。

 高架橋ホーム築造の基礎工事が進む1(:2基のクレーンを稼働させホーム土台枠骨組の組立て、:駅南高架橋の線路・ホーム土台枠のコンクリート打ち0501撮影)

5月9日には、ホーム北側の第2面目連結橋の上り線側の土台枠骨組が組上がり、同11日には南側の高架橋の線路・ホーム土台枠のコンクリート打ちが完了し、同13日には北側の3面目高架橋の上り線側の外部側土台枠骨組が取付られ、また線路・ホーム土台枠のコンクリートの流し込み作業が行われました。

 高架橋ホーム築造の基礎工事が進む2(:2面目連結橋部の上り線側土台枠骨組が組上がる0509撮影、:南側高架橋の線路・ホーム土台枠のコンクリート打ち完了0511撮影、:北側第4面高架橋線路・ホーム土台枠にコンクリートの流し込み0513撮影)

同19日には北側高架駅橋3面目の上下線の土台枠骨組を組み立てており、この部分には2階ホームへの階段が設置されるようで、スペースが取られています。同21日には北側高架駅橋4面目の上下線の土台枠骨組の組み立てが行われていました。

 高架橋ホーム築造の基礎工事が進む3(:4面目高架橋の線路・ホーム土台枠のコンクリート打ち0516撮影、:3面目高架橋の上下線土台枠骨組の組み立て0519撮影、:4面目高架橋の上下線土台枠骨組の組み立て0521撮影)

5月23日に見ると、大森町駅南側高架橋上では、高架橋ホーム築造の資材、建材の荷揚げや整理が行われ、高架ホームの基礎工事の準備を進めていました。

 大森町駅南高架橋上のホーム築造の準備(:駅南高架橋のホーム築造の建材移動・荷揚げ、:南高架橋のホーム築造の資材が集荷0523撮影)

第1工区踏切道架橋工事
第1工区の高架化工事区間には、大森町駅商店街通りの大森町第1踏切と平和島高架駅に上って行く盛り土部開始点の南にあるマルエツ通りの平和島第5踏切の2か所の踏切があります。この踏切道で相前後してPC(プレストレストコンクリート)橋梁によるガードの架設工事が始まりました。
・大森町第1踏切道架橋
大森町第1踏切南の1面高架橋(SRC11)と2面高架橋(R12)間で行われていた連絡橋のPC架設工事が終了して、5月8日に架設用の工事用鋼材が大森町第1踏切上に移設され、第1踏切道ガードのPC架設工事の準備が行われました。同13日には1本のPC橋桁が踏切の中央に架設され、15日には踏切の東側にサイド橋桁が架設されました。

 大森町第1踏切道にPC橋桁のガード架設が進む1(:架設工事用の鋼材が設定された大森町第1踏切0509撮影、:踏切中央部に1本のPC橋桁が架設0513撮影、:踏切東側にサイド橋桁が架設0515撮影)

第1踏切道のPC架橋ガードのスパンが24mと長いため、3個のパーツのプレストレストコンクリートを、大森町第1踏切南の完成した高架橋上で接続の加工を行って架設しているようです。そのため、PCパーツ接続をしないスパンの短い連結橋の架設のようには、短日の工事では行えません。
2本目のPC橋桁の架設は5月20日に行われ、翌日には3本目のPC橋桁が架設されました。

 大森町第1踏切道にPC橋桁のガード架設が進む2(:終電後にPC架設工法により架設中の2本目のPC、:2本目のPC橋桁が架設された大森町第1踏切橋桁0520撮影、:3本目のPC橋桁が架設された大森町第1踏切0521撮影)

・平和島第5踏切道架橋
5月15日に見ると、平和島第5踏切道脇にPC橋桁ガードを架設するために大型のクレーンが設置され、高架橋工事のため24時30分から翌4時まで平和島第5踏切の車両の通行止めのお知らせの看板が出ていました。同19日には第1京浜国道側にサイド橋桁と1本のPC橋桁が架設されました。21日には3本目のPC橋桁が架設されました。

 平和島第5踏切道のPC橋桁ガードの架設(:ガード架設で平和島第5踏切際に設置の大型クレーン0515撮影、:サイド橋桁とPC橋桁が架設された第5踏切道0519撮影、:2本目のPC橋桁が架設の第5踏切0521撮影)

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イベント 横浜開港150周年 ザよこはまパレード、フラワーアートフェスティバル、神奈川県庁公開その2

2009年05月21日 | イベント
kan-haru blog 2009 象の鼻の防波堤

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ザよこはまパレード
第54回ザよこはまパレード(横浜開港記念みなと祭 国際仮装行列)は、晴天の5月3日に「開港への道~ザッツ・よこはま・エンターテイメント~」をテーマとして、キッズパレードの16チームが山下公園前を10時45分にスタートし、赤レンガパークの先の横浜ワールドポーターズまでの1.8kmを行進しました。続いてスーパーパレードのPART1~4グループの47チームが、山下公園前を11時15分にスタートし、横浜ワールドポーターズから左折して伊勢佐木町6丁目までの3.8kmを行進しました。

 ザよこはまパレードコース(国際仮想行列実行委員会パンフレットから)

国際仮装行列は、1953年(昭和28年)に横浜に多数の人が集まる一大名物となる様な行事を計画しようとの発案により、国際港である特色を活かして在留外人も参加出来る行事をとのイベントを採択して、昭和28年6月2日の横浜開港記念日に第1回の行列が行われて以来、今年は横浜開港150年記念にあたり第54回目の国際仮装行列が開催されました。

 ザよこはまパレード(国際仮装行列)1(写真拡大)

日本大通りで同時開催のフラワーアートフェスティバルを一通り観賞したので、神奈川県庁前を通って象の鼻地区の海岸通りの交差点に11時半頃行くと、パレードの見物人で一杯でした。通りは割り込むことが出来ないほどの混雑のため、人垣の後ろから背伸びして国際仮装行列を見ようと待っていると、ほどなくパレードの先頭が近ずいてきました。

 ザよこはまパレード(国際仮装行列)2(写真拡大)

人垣の間から背伸びして暫く見ていると、そろそろ疲れがでてきたので時計を見ると12時15分すぎなので、これから今日3つ目の見学先の神奈川県庁本庁へと向かいました。

 ザよこはまパレード(国際仮装行列)3(写真拡大)

・第54回パレードの入賞チーム
第54回パレードの優勝団体の「はまっパレ大賞」の入賞チームは、スーパーパレードフロートの部が埼陽軒のKIYOUKEN101 「sail for the future!」で、スーパーパレード徒歩の部がヨコハマ リトル メジャレッツ/ザ ヨコハマ スカウツ ドラム & ビューグルコーのたびだち「未来・出航」ザ ヨコハマ 新たな世界へ夢と希望で、キッズパレードの部が湘南ドルフィンズ・マーチングバンドのthe future「未来」へ出航がそれぞれ入賞しました。

神奈川県庁本庁舎の公開・展示
神奈川県では、神奈川開港・開国150周年メモリアルイベントとして、「キングの塔」の愛称で親しまれている県庁本庁舎内(知事室、大会議場、第三応接室と屋上)の一部を、5月2~5日の9~17時の期間に一般公開されました。

 神奈川県庁本庁舎のキング一般公開(:神奈川県庁本庁舎、:本庁舎玄関、:本庁舎の門表札の漢字は昔の字体のまま)

庁舎内大会議場においては、マリア・ルス号事件の「大はい」等の展示を行うとともに、同事件を題材にした紙芝居の上演や神奈川の昔を振り返る映像の上映等を行なわれていましたので、国際仮装行列を見た後で見学しました。

 大会議室公開展示(:大会議室入口、:県庁説明ビデオ、:マリア・ルス号事件の紙芝居)

1927年(昭和2年)11月に開庁した県庁本庁舎は、かわら屋根を模した和風、洋風のミックスタイプの「帝冠様式」のデザインで威風堂々とした外見から「キング」と呼ばれる、5階建ての鉄骨鉄筋コンクリートの建物で、1996年12月に国の登録有形文化財に指定されました。まるみがある横浜税関庁舎「クイーン」と、小ブリの横浜市開港記念会館「ジャック」と共に横浜の三塔としてシンボル的存在です。

 キングとジャック(左・:キング、:ジャック)

・本庁舎屋上
見学はコース順が決まっていましたが県庁の玄関を入ると正面に階段があり、階段の両側の柱内に埋め込まれたとても小さなエレベータに乗り、先ず6階の屋上に上がりました。
屋上からは横浜の港が一望でき、下の海岸通りを見降ろすとザよこはまパレードの行進が見られました。横浜港を展望すると、やや右前方に「大桟橋ターミナル」が、下の方に「象の鼻」と呼ばれる防波堤が見えます。中央から「象の鼻」の堤防を見ると、1882年(明治15年)の横浜港の地図の姿がはっきり浮かびあがります。
やや左に目を転じると、国際仮装行列が進んで行く赤レンガ倉庫や、開国博Y150の会場の一部が見えます。大きく右に目を向けると、横浜ベイブリッジの展望ができます。

 本庁舎屋上カラ見る横浜港展望は抜群の見晴らし(:大桟橋ターミナル、:赤レンガ倉庫と開国博Y150の会場、:大桟橋ターミナルの右手に見える横浜ベイブリッジ)

・大会議室
エレベータで3階に降り、階段左側の入口を入ると大会議室で、昔は議場として使用していましたが、現在でも庁内会議や式典などには使用しているそうです。大会議室には、明治初期の神奈川県知事大江卓の掛け軸や、マリア・ルス号事件の際、中国人を解放したことに感激した横浜在住の中国人の方々が、事件解決の立役者であった神奈川権令の大江卓と外務卿の副島種臣に対して贈った、真紅の布地に金色文字の大はいの展示と、1932年(昭和7年)に作成された吉田初三郎氏作の鳥瞰図の「神奈川観光図絵」が見られました。

 大会議室の公開展示品(:大会議室、:吉田初三郎氏作の鳥瞰図「神奈川観光図絵」、:大江卓の掛け軸)

・知事執務室
大会議室を出ると知事室見学者が、廊下に列を作っておりましたので後尾に並び、和洋折衷の装飾美の豪華な雰囲気が漂う知事執務室を、手前の部屋の知事室応接から見学しました。

 知事執務室(:知事執務室、:調度品は装飾美の豪華な雰囲気、:知事の執務デスク)

・第三応接室
知事室とは反対側にある第三応接室は現在も応接室として使用しているそうで、竣工当初は天皇陛下の貴賓室として用意されたもので、シャンデリアや家具には宝相華(ほうそうげ)の模様が施され、竣工当時とほぼ変わらぬ状態を留めています。
連休の横浜開港150周年記念に3か所ものイベントを見学し終えると、14時近くになりましたので、来客の予定があるため昼食をとらずに、お弁当を買って帰宅しました。

 竣工当時とほぼ変わらぬ第三応接室(写真拡大)

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イベント 横浜開港150周年 ザよこはまパレード、フラワーアートフェスティバル、神奈川県庁公開その1

2009年05月19日 | イベント
kan-haru blog 2009

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横浜開港150周年
1853年(嘉永6年)に日本の鎖国政策を破棄させ港を開かせる目的で、ペリーが率いる4隻の黒船が浦賀沖に現れて、1854年(安政元年)には日米和親条約を横浜にて締結して日本は開国しました。1858年(安政5年)に神奈川沖に停泊のポーハタン号船上で日米修好通商条約が締結されました。同条約に沿い1859年(安政6年)に横浜で港が開かれてから、2009年は開港150周年あたります。
横浜開港150周年記念し様々なイベントが開催されますが、記念事業のコアーとして「開国博Y150」が4月28日から9月27日まで開催しておりますので、そのうち行って観たいと思っています。

連休中にも各種イベントが行われ、5月3日に開催の恒例の第57回「ザよこはまパレード」は横浜開港150周年にちなんで、2005年から5年間は統一テーマとして「開港への道」としてパレードが行われています。
この横浜開港の地に、1879年(明治12年)にブラントンの設計による日本最初の西洋式街路の「日本大通り」が造られたことにより、この関連から歴史の日本大通りの会場で「フラワーアートフェスティバル」が開かれました。
この銀杏並木の緑に囲まれた道幅の広い日本大通りの両側には、神奈川県庁、横浜開港資料館、旧商工奨励館、横浜地方裁判所など重厚な歴史建造物が並んでいます。日本大通りの横浜地裁と反対の北側に建立の神奈川県庁本庁舎は、関東大震災で県庁舎が焼失したため1927年(昭和2年)に再建された建物で、この本庁舎の内部施設や屋上などが5月2~5日の間一般公開されましたので、3日に見学してきました。

 横浜開港150周年記念イベントパンフレット(左:ザよこはまパレードパンフレット[拡大]、中:フラワーアートフェスティバル[拡大]、右:神奈川県庁本庁舎の一部公開[拡大])

フラワーアートフェスティバル
先ずイベントはフラワーアートフェスティバルの見学から始めるとして出かけ、京急横浜駅からみなとみらい線に乗り換えて日本大通り駅を出ると、目前の日本大通りの会場には大勢の人が押しかけて車道一杯に描かれている花絵を観賞していました。

 フラワーアートフェスティバル会場地図

日本大通りは、みなとみらい21地区から山下公園を結ぶ海岸ラインと横浜港大桟橋との接点の「象の鼻地区」から南の横浜公園までの通りで、車道より広い歩道と銀杏並木の緑に囲まれた、優しく理想の道路です。

 花絵鑑賞で混雑する日本大通りフェスティバル会場(左・中:混雑する日本大通り会場の歩道、:見学者で埋まるフェスティバル会場)

フラワーアートフェスティバルは、横浜市が横浜開港150周年を記念し、市民の協働をもとに開港の歴史と道路の未来を象徴して、花びらを道路に敷きつめて花絵を描き、「花」と「アート」をテーマに日本大通りを花絵のカーペットで埋め尽くされます。

 横浜開港150周年記念の花絵の観賞(写真拡大)

巨大な花絵は21枚で、バラ約18万本とチューリップ約6万本の花びらを使って、1800名の市民ボランティアが作成した世界最大級の花絵です。

 日本大通り会場は花絵の絨毯

花絵のデザインは、テーマが「私の好きな横浜」で一般から募集して、花びらの色彩は赤・黄・白・紫・オレンジ・ピンクの6色と、黒・青・緑の3色のカラーサンドを使用して、横7メートル、縦5メートルの花絵を描きます。花絵に使用する「バラ」は枝わかれした不要な花をインド等から輸入して、「チューリップ」は新潟県に募集の50名が参加して一泊の日程で花摘みに行きました。花絵の作成は5月2日に1日をかけて、花束から花びらを1枚ずつほぐし、下絵の描かれた上に花びらで造りあげる作業と、開催中に完成した花絵の花びらの補充と水まきなどの作業を市民応募のボランティアが協力して行われました。

 市民公募作品(:作品「PORT OF YOKOHAMA」、:作品「潮風感じる赤レンガ倉庫のひととき」、:作品「みんなで未来へ出港だ!!」)

描かれた絵は、横浜絵が10点、市民公募作品10点、東京ディズニーシー作品の1点で、市民公募作品の最優秀賞は戸塚区の吉浦真琴さんの作品が選ばれました(花絵展示作品一覧紹介パンフレット)。

日本大通りフラワーアートフェスティバルと類似のイベントには、晴海フラワーフェスティバル Infiorata(「イベント 晴海フラワーフェスティバル Infiorata 2006」参照)が晴海トリトンスクエア横の道路上に、近隣の住民を中心に約600人が下絵をもとにバラの花びらと色のついた砂を使用して敷き詰めて、縦7メートル、横5メートルの花絵を21枚作成したイベント開かれています。

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 糀谷駅付近(第11回)

2009年05月17日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2009 仮上り線仮ホーム施設の工事

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駅構内高架橋築造工事
・高架駅橋築造
現在糀谷駅の高架駅橋築造は、上り高架化の工事を進めています。同時に、上下線本高架化の築造可能部の工事も併せて行われています。

 糀谷高架駅橋工事(再掲)

5月2日に見ると、京急蒲田(空)第4踏切側の4面高架橋の、2面目と3面目高架橋間の上下線の駅ホーム用突き出し梁桁の先に、ホーム築造用縦梁桁と補強梁桁が付けられていました。このホーム用梁桁は、上下線本高架築造のもので、仮上り線工事では使用しません。

 京急蒲田(空)第4踏切側4面高架橋のホーム構築用梁桁取り付け工事(:下りホームのホーム構築用梁桁0502撮影、:上りホームのホーム構築用梁桁0502/13撮影)

前回記述時には、糀谷第1踏切西際に骨格を築造した2面の仮上り線高架橋が見られましたが、同2日にはスラブが付いて、高架橋上には囲い枠が掛けられていました。

 スラブが付き仕上げ工事中の上り線用2面高架橋(写真拡大0502/08撮影)

5月13日には、ホーム上の中央3面高架橋と東側2面高架橋間に連結橋の架設工事が始められており、また、東側2面高架橋と仮上り線高架橋間には連結橋が架設されていました。

 糀谷駅ホーム上の高架橋間の連結橋架設工事が進む(:中央高架橋と東側高架橋間に連結橋架設の工事、:東高架橋と上り線高架橋間の連結橋架設05013撮影)

・仮上り線ホーム設備
糀谷駅では仮上り線の運行が開始されると、2階上り線のホームからの改札口への通路は、在来地上線の下りホームに降りて中央改札口から乗り降りすることになります。
糀谷駅では、以前には上りホームと下りホーム間には跨線橋が懸けられていましたが、高架化工事の邪魔になるので撤去(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 糀谷駅付近(第5回)」参照)されました。
最近、よく見ると在来下りホーム上に、撤去した跨線橋で使用していた階段施設の一部が壊さずに残されているのを見つけました。仮上り運行は暫定的なことより、残して置いた階段施設を使かって、仮上り線ホームを登り降りする階段として使用するようです。

 元上下線ホーム間の跨線橋で使用していた階段施設の一部(写真拡大0508/13撮影)

糀谷第1踏切東側の高架化工事
・傾斜高架橋工事
糀谷駅東の糀谷第1踏切からは傾斜高架橋工事が行われています。地形的(第8工区地形図参照)に踏切からはカーブが続き先が見透せず、踏切際の第1傾斜高架橋しか観察ができません。幸いと、5月8日には線路北側脇の小さな工事ヤードの扉が開いておりましたので、作業者にお断りして第2傾斜高架橋工事の一部分を撮影させて頂きました。第3高架橋は、建物と工事塀に囲われているため見透せず、電車の車窓から撮影しました。

 糀谷第1踏切東の傾斜高架橋(:糀谷第1踏切際の第1傾斜高架橋0513撮影、:ヤード入口から見た第2傾斜橋0508撮影、:車窓から見た第3傾斜高架橋0508撮影)

・盛り土部工事
5月13日に工事材料運搬口でトラックが、盛り土工事材料を搬入しているのに出くわし、盛り土部の工事が始められているのが見られました。

 盛り土部工事風景(:工事材料運搬口から見た第3傾斜橋、:工事材料運搬口から見た盛り土部工事西端工事現場、:盛り土部工事平地部のヤード0513撮影)

盛り土部工事の現場を電車の車窓から撮りました、盛り土底部はコンクリートで基礎固めがされていました。

 車窓から見た盛り土工事部(写真拡大0513撮影)

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小さな旅 世界一のつつじと鯉のぼり 館林のつつじが岡公園と文福茶釜の茂林寺に芝桜の遊覧その2

2009年05月15日 | 小さな旅
kan-haru blog 2009

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世界一こいのぼりの里まつり
館林のこいのぼりの里まつりは、館林市の春の風物詩のさくらまつりと季を合わせて、同市の中心部を流れる鶴生田川を主会場として3月25日から開催されます。
鶴生田川両岸には、約315本の染井吉野が植えられており桜の満開時には、同川上を泳ぐ4350匹の鯉のぼりとともに素晴らしい景観が見られます。
館林市の鯉のぼりは、2005年に5283匹の掲揚でギネスブックの世界記録認定が認定されたております。今年の第8回世界一こいのぼりの里まつりは、鶴生田川の他、多々良保安林、近藤沼、つつじが岡パーク、茂林寺川の5会場で開催して、全体で6066匹の鯉のぼりが掲揚されたと報道されおり、こいのぼりの里まつりは5月10日まで開催されました。

 世界一鯉のぼり鶴生田川会場地図

鶴生田川の鯉のぼり会場にはつつじが岡公園出口から、4人でタクシーに乗り同公園に添って県道を西へと進み館林花菖蒲園を右側に見て直進すると、南側はつつじが岡第2公園で車を降りて待機して貰い、川岸へと歩くと鶴生田川に吊るされた沢山の数の鯉のぼりは圧巻でした。

 世界一鯉まつり会場(写真拡大)

川中が鯉のぼりで埋まり、吊るされた鯉のぼりが川に写る様は上も下も鯉のぼりで、まるで水中を泳いでいるようで幻想的でした。圧倒的な数の鯉のぼりには、世界一である印象を受けましたが、欲を云えば大きな鯉のぼりがもう少し川上を泳いでくれたら迫力があるなと感じました。

 川中が埋まる鯉のぼりまつり(写真拡大)

野鳥の森フラワーガーデン

 館林周辺地図(再掲)

世界一の鯉のぼりを後にして駐車場の車に戻りつつじが岡第2公園を出ると、周辺には向井千秋記念こども科学館があり、県道からは2005年に訪れた館林市第2資料館や田山花袋旧居が見え懐かしく思いながら車が県道7号から南へ進み、途中で右折して茂林寺公園北の茂林寺川で車を降りて、川沿いの野鳥の森フラワーガーデンを歩き、時間の都合で中には入園せずに外から芝桜ガーデンを眺めて散策しました。車は先に野鳥の森フラワーガーデン入口に行って待機して貰いました。

 野鳥の森フラワーガーデン付近の散策(左:フラワーガーデン脇の茂林寺川散策、中・右:フラワーガーデン入口付近)

野鳥の森フラワーガーデンの「芝桜ガーデン」には約22万株のピンク系の芝桜が植えられており、「青のガーデン」には青系の芝桜22万株とネモフィラ・ビナスの3万株と。「スプリングガーデン」には黄色のデ―ジーと白のマーガレットなどの10万株の春の花々が咲き誇っていました。外部から眺めた鑑賞の芝桜は、2005年4月29日4人で行ったピンク系芝桜の秩父羊山公園とは花の種類が異なり、青系の芝桜は落ち付いた感じを受けました。

 野鳥の森フラワーガーデンの春の花(:フラワーガーデンの青系芝桜、:スプリングガーデンの春の花)

分福茶釜の茂林寺
野鳥の森フラワーガーデンを後にして車を東に向けて進み、四つ角で右折して行くと道がカーブしており曲がりきった所が、分福茶釜でお馴染みの茂林寺の参道入口に着いたのは14時45分頃です。車を待たせて茂林寺のお参りです。参道にはユーモラスな赤い狸が迎えてくれます。

 分福茶釜の茂林寺参詣(左:茂林寺参道入り口、中:お出迎えの愛嬌のある赤い狸、:茂林寺の総門前)

茂林寺(館林市堀工町1570)は、山号が青竜山で曹洞宗の寺院で、創建は1426年(応永33年)に大林正通により開基され、本尊は釈迦牟尼仏が祀られています。
通称黒門と云われる1468年建立の総門を潜ると、総門から1694年(元禄7年) 建立の通称赤門の山門までの境内に、21体の狸像が参拝者を出迎えて並んでいます。

 総門を潜ると境内では21体の狸像が並んで出迎え(写真拡大)

本堂は応仁2年の建立で、享保12年に改築されて以来現在に至る古い古刹です。境内には館林市が1980年(昭和55年)に保存樹に指定した見事な枝垂れ桜と、茂林寺の開基の際、魔除けのため植えられた名木の「大ラカンマキ」があります。
参拝を済ませるとそろそろ15時となりましたので、お土産に群馬県特産取り立てのトマトときゅうりの生野菜を買い、待たせてあるタクシーで館林駅に行き、16時07分発のりょうもう30号に乗り、浅草には17時15分に着きました。

 茂林寺境内(:本堂と枝垂れ桜、:通称赤門の山門、:魔除けのため植えられた大ラカンマキ )

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小さな旅 世界一のつつじと鯉のぼり 館林のつつじが岡公園と文福茶釜の茂林寺に芝桜の遊覧その1

2009年05月13日 | 小さな旅
kan-haru blog 2009

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春恒例の花見遊覧
毎年春の花見の季節には、近所に住む従兄弟夫婦と連れ立って出かけており、今年は4月30日に館林に行きました。
館林は4年振りで、その時はつつじが岡公園の隣にある、館林菖蒲園に来ました。つつじ園には子供が小学生の頃に来たので、かなり以前のことで久し振りの館林つつじの花見です。
館林への往復は、連休中ですので座席が確保できる特急を利用して、往路は浅草発9時40分のりょうもう7号を利用しました。浅草を出て1時間で館林に到着すると、駅前にはつつじが岡公園行き10時55分発の臨時バスが待っており、11時10分頃にはつつじが岡公園からちょっと離れたつつじが岡パークインの臨時降車場に着きました。

 館林周辺地図

つつじが岡公園
つつじが岡公園(館林市花山町3278)は県立の公園で、つつじの花の期間中の4月1日から5月15日の間は有料であり、入園料は花の見頃により異なり「見頃」時期の料金は600円で、4月27日が満開でしたので当日は見頃料金を払って入園しました。なお、「咲き始め」と「見頃すぎ」の時期の料金は300円です。今年は、ツツジの開花が早く、5月1日からは入園料が300円になったようです。

 つつじまつりポスターとつつじが岡公園入場県

当日は、雲一つない快晴のすがすがしい畑道を10分ほど歩いて、つつじが岡公園の正面入り口です。

 つつじが岡公園周辺(:つつじが岡パークイン臨時バス停、:公園入口までの畑道、:つつじが岡公園入口)

つつじが岡公園一帯は、古くからヤマツツジが自生しており「つつじが埼」と呼ばれていました。つつじが埼は伝説によれば、1605年(慶長10年)に初代館林城主の榊原康魔政が、側近の「お辻の方」を偲のびヤマツツジを植えたと伝えられています。
また園内には、樹齢800年を越えるヤマツツジや、新田義貞の妻「勾当の内侍」遺愛のツツジなどが、歴代城主、篤志家や自治体によって保護増殖されています。

 世界一の館林のツツジ(:旧館林城主の榊原家ゆかりのツツジ説明板、:樹齢数百年のヤマツツジ古木、:園内1万株植栽のツツジ)

約12.6haの園内には、50余品種(園内に見られるツツジのいろいろ参照)の約1万株のツツジが植栽されており、世界にほこるツツジの名園です。

 つつじが岡公園案内図

入口を入ると中央広場で、右側の真赤に染まる満開のつつじを見ながら直進すると、渡船乗り場です。

 満開のツツジ(写真拡大)

ここから城沼の対岸にあるお辻・松女の墓のある善長寺まで渡し船がでています。また、城沼を半周する遊覧船が出ていましたので、熱い陽気に誘われて乗船し沼を右廻りに巡って30分ほどの遊覧を楽しみました。

 城沼遊覧(:お辻・松女の墓のある善長寺・写真拡大)

船を降りてから、つつじの丘状の庭園の坂を登っていくと「躑躅ヶ岡公園」記念碑が建っており、その先には樹齢800年を超える巨木のヤマツツジがあり、高台には明治19年に昭憲皇太后、英照皇太后の両陛下の行啓を記念した行啓記念碑が建碑されています。

 つつじが岡公園風景(:躑躅ヶ岡公園記念碑、:公園から城沼を望む、:行啓記念碑)

高台から見渡す朱紅色のヤマツツジ、紫紅色のオオヤマツツジ、真っ赤な本霧島、白色の白霧島、白琉球などが咲き揃っていて見事な景観です。

 つつじが岡公園の高台風景(写真拡大)

つつじが岡公園の記念碑に書かれている文字の「躑躅」(てきちょく)とは、中国ではツツジの名に躑躅を当て、日本へもその中国で使われていた名称躑躅が入って、つつじと読むようになったと考えられています(つつじが岡公園ガイドから)。

つつじが満開の高台を降りると13時をまわってましたで、園内の食事処の筑波屋に入り昼食をとって、次の遊覧目的の世界一の鯉のぼりの見物に向かいました。

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 雑色駅付近(第15回)

2009年05月11日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2009 役目を終了して解体される工事機

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雑色駅構内の高架化工事
・雑色駅構内の連結橋架設工事
前回記述時には駅構内の連結橋架設工事は、第2-3橋間の架設を行っていました。
4月15日に見ると第2-3橋間の連結橋架設は完了して、架設工事用鋼材は第3-4橋間に移動していました。5月7日には、連結橋の架設が始められていました。

 駅構内の連結橋架設工事(:架設完了の第2-3高架橋間の連結橋0501撮影、:第3-4高架橋間架設中の連結橋工事0507/09撮影)

・ホーム南の高架橋築造
前回記述時には2号(北)工事機が雑色第1踏切北際に移設されていましたが、5月1日には踏切南に移動していました。
ホーム南の高架橋は1面高架橋が築造されていましたが、4月15日にはスラブが付いた2面高架橋と踏切際に1対の高架橋脚柱が建立されていました。同9日には、高架橋と橋脚柱間には縦梁桁が付いていました。

 ホーム南で築造中の高架橋(:ホーム南に築造中の2面高架橋と橋脚柱建立0415撮影、:縦梁桁が付いた橋脚柱0509撮影、:踏切南に移設の工事機0501撮影)

雑色第1-2踏切間の高架化工事
車両ヤード付近で分解されていた1号(北)工事機は、5月7日には姿が消えていました。
この区間の高架橋の築造は、仲六郷三丁目公園の南側高架橋から献血供給事業団大田の西側の同第2踏切際の高架橋までが工事中で、高架橋間の連結橋は未架設です。

 雑色第1-2踏切間の高架化工事(:工事機の姿が消えたヤードの横0507撮影、:仲六郷三丁目公園の南で築造の北端高架橋0508撮影、:第1-2踏切間高架工事の連結橋は未架設0509撮影)

前回架設中であった雑色第2踏切上の鉄橋架設工事は、同1日には架設がほぼ終了しいました。

 雑色第2踏切上の鉄橋架設工事(写真拡大)

雑色第2-4踏切間の高架化工事
前回記述時点では第2踏切南の高架橋の連結橋は、東六郷3丁目町内会館脇道までの2橋の架設が完了しており、その南の高架橋間では連結橋が未架設です。
5月1日に見ると、雑色第3踏切上の鉄橋架設は終了しており、架設工事用鋼材は北方の東京日野自動車㈱横に移動して連結橋の架設を行っていました。
同第3踏切から第4踏切までの高架橋の築造は、全て連結橋の架設が行われており、高架橋の一部には外壁塀が付けられて仕上げの工事が進展しています。

 雑色第3踏切北方で連結橋の架設工事(:鉄橋架設完了の雑色第3踏切0501撮影、:架設工事用鋼材を踏切北方に移動して連結橋の架設中0507撮影)

六郷土手付近の傾斜高架橋部の上り仮線敷設工事
雑色第4踏切の南側にある2面高架橋付近では水はけが悪く、雨上がり後は高架橋柱には水溜まりとなっています。その高架橋の先の作業台南側から先では車の交通を遮断して、上り仮線高架橋の築造工事を行っています。

 六郷土手付近の傾斜高架橋部の上り仮線敷設工事現場(左:水はけが悪く水溜まりの高架橋柱部0508撮影、中:上り仮線敷設工事場の作業台0508撮影、右:作業台付近から六郷方面の上り仮線敷設工事現場を望む0501撮影)

前回記述時点では作業台南方の平たん地で、本線西側の線路際を削って高架橋建立の基礎杭の埋め込み工事が行われており、そこの西側の区道上には並んで上り仮線敷設用の基礎杭用の鋼管が埋められていました。
5月1日に見ると、線路際を削った場所の基礎杭穴に、鉄筋枠の土台柱を建ててコンクリートが流し込まれていました。

 上り仮線敷設用の基礎杭工事(:手前が上り仮線敷設用の基礎杭、奥が本高架橋の基礎杭、:本高架橋脚柱の鉄筋枠土台0501撮影)  

同8日には上り仮線敷設の盛り土部の高い場所では、盛り土部の壁を削り、足場を築いて高架橋の橋脚柱の築造工事を進めていました。

 盛り土部の壁を削り足場を築いて高架橋脚柱の築造工事(写真拡大0508撮影)

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小さな旅 三浦半島 十数年振りの三浦三崎港と城ヶ島での晩春の散策

2009年05月09日 | 小さな旅
kan-haru blog 2009 三浦三崎港・城が島

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三浦半島へ
4月17日に知人夫婦が遊びに来たので、十数年振りに三浦半島の三崎港から城ヶ島を廻ってきました。
自宅を出て普通電車に乗り京急川崎駅で10時半頃に快速特急に乗り継いて、三埼口駅に着くと程なく三崎方面行のバスに乗れて、三崎港バス停での下車は11時50分頃と順調に到着しました。

 三浦半島へ(京浜急行ポスター)

三崎港
三崎港の周辺には、マグロ料理などの店が並び気軽に訪れられる日帰り観光地として人気があります。三崎漁港の水揚量はやや古い資料ですが、4万9千トン(2003年全国18位)で、そのうちマグロは2004年度の陸揚げ量は全国4位でした。
丁度昼時なので、マグロ料理で昼食をと思い付近の商店街を歩きましたが、生憎とウィクデーのため開店している店が少なく、頃合いの店を探しているとどこかで聞いたような店名の店がありました。

 三浦市三崎港

そのお店は、三浦三崎の味処の「ちりとてちん」という料理店で、マグロ料理の昼食にありつけました。

 三浦三崎の味処「ちりとてちん」

食事が済んでから三崎町を少し散策すると、古い漁港の町並みには蔵造りのマグロ小売店などが見られ、三崎港の花暮岩壁に行くと、眼前には大きな城ヶ島大橋が架かっている景色は雄大でした。
午後からは、城ヶ島に行くためバス亭の三崎港へ行き、発着時間を調べると出たばかりで1時間以上待たなければならならないので、タクシーを利用して城ヶ島に向かいました。

 三崎の街なみ(:三崎のまぐろやさん、:海道のまち三崎)

城ヶ島大橋
城ヶ島大橋は、三浦半島の先端から城ヶ島間を結ぶ橋で、全長が575m、海面からの高さが16~23.5mの我が国が始めて採用した鋼床板箱桁の構造の橋で、当時はこの形式としては東洋一の規模で1960年(昭和35年)に開通しました。城が島大橋の特徴は、橋下を遠洋漁業の大型船が運行されるため、中央部の橋桁間隔が95mのスパンを有するため、橋の自重を軽減するために鋼床板箱桁の構造が採用されました。城ヶ島大橋は、有料ですが歩行者や自転車は無料で渡れます。
橋の高さが高いため、城が島側に渡ると取りつけの道路はループ状に下って島に降ります。

 城ヶ島大橋

城ヶ島
城ヶ島は、東西幅が約1.8 km、南北幅が約0.6kmと東西に細長い地形で、周囲の長さが約4 km、面積が0.99 km²で、三浦半島の南端に位置する神奈川県最大の自然島です。
城ヶ島には、大橋を渡ってきた東側の半分には自然を生かした城ヶ島公園がありますが、そこを素通りして西端の城ヶ島バス亭広場でタクシーを降りて島の散策をしました。

 城ヶ島の西端地図

バス停広場から両側の土産物店を通り抜けて進むと、外海に面した南側の海岸線に出ます。

 城ヶ島南側の海岸線(写真拡大)

海岸線は延々と侵食された岩の磯と砂地が続いており、海岸線の先の東端には馬の背洞門がありますが、洞内は立ち入り禁止です。当日の天気は、薄曇りで日差しはありませんでしたがそれほど寒くなく、ゆったりと海岸線を歩き晩春の海岸を楽しみました。

 城ヶ島名所馬の背洞門

そろそろ14時半となりましたので、帰路に着き土産物屋の小道を戻ると左に城ヶ島灯台があり、その先に城ヶ島京急ホテルが見えてきます。
城ヶ島灯台は島の西端の長津呂埼にあり、標高約30mの高台に1870年(明治3年)設置の日本では5番目に点灯した西洋式灯台で、現在の灯台は2代目です。灯台の塔高は11.5m、実効光度は40万カンデラで、光達距離は15海里(約28Km)です。
バス停広場前の干物店で土産の干物を買い、バスで三崎口駅へと帰路に着きました。

 城ヶ島晩春の散策コース(左:城ヶ島灯台入口、中:土産物屋の小道、右:干物みやげ店)

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 京急蒲田駅付近(第20回その3)

2009年05月07日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2009 蒲田(空)第1踏切から空港線線路を見る

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高架化仮高架橋の築造
第5工区の京急蒲田第6踏切から第9踏切までの高架化工事は、2階上り線側のみの仮高架橋を先行して築造する方式がとられています。仮高架化の建設は、高架化の上り線を先行して仮運行させた後に、在来の上り線または下り線線路を取り除いて、本高架化の高架橋の構築を進めるために行われます。このため、同第6-9踏切間の仮高架橋の他に、第1工区の平和島駅と平和島第5踏切間と、第6工区の六郷駅と雑色第4踏切間がそれぞれ上り線仮高架橋を築造し、さらに糀谷駅高架橋の仮上りホームの築造などの各仮高架工事が見られます。

第5工区の高架化工事(続)
・京急蒲田第6から第9踏切間の高架橋工事
前回記述の通り、この区間の高架橋の工事は上り線2階部の仮高架橋が築造(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 京急蒲田駅付近(第19回その2)」参照)されています。

 京急蒲田第5-9踏切間高架橋説明平面図(拡大図参照)
 
同第6踏切から第8踏切までの仮高架橋は、5橋の2面高架橋と1橋の3面高架橋が連なり、足場が取りはらわれて高架橋はほぼ完成しています。

 京急蒲田第6-8踏切間の仮高架橋(:右2番目の高架橋から第1、2、3橋の仮高架橋遠望、:ヤード南の4橋目の仮高架橋、:第8踏切から見た第5、6橋目の仮高架橋0502撮影)

同第8踏切から第9踏切までの仮高架橋は、2橋の2面高架橋と3橋の3面高架橋が連なり、まだ足場が取れず完成に向けた構築を行っています。

 京急蒲田第8-9踏切間の仮高架橋(:第8踏切から見た第7、8橋目の仮高架橋、:消防署南道路から見た第9、10橋目の仮3面高架橋面、:第9踏切から見た第11橋目の仮高架橋0502撮影)

第7工区の高架化工事
・京急蒲田(空)第1踏切付近の高架橋工事
第7工区の第1踏切付近の2面高架橋と第1京浜国道踏切東側の脇に空港線支線を跨いてそそり立つ鉄橋支持の橋脚柱との間の2、3階連結橋は、前回記述時では架設が済んでいました。
第4工区が分担の第1京浜国道を跨ぐ鉄橋の架設は、夜間車両通行止めのお知らせでは、6月7、9日が予定日で、同14、16日が予備日と通知されていますので、この予定日に鉄橋が架設されるようです。

前回の記述時には、踏切付近の2面高架橋の東方では4面高架橋を構築中でしたが、4月7日には3階部高架橋の骨格が組み上がりました。

 3階部骨格が組み上がった国道から2橋目の4面高架橋(写真拡大0407撮影)

・京急蒲田(空)第4踏切付近の高架橋工事
第8工区との境界の京急蒲田(空)第4踏切西際には2面高架橋が完成しており、その西方先には3面高架橋を築造してあり、その両高架橋間の連結橋は未架設です。またその先西方の高架橋間では、前回記述時に長尺連結鉄橋の架設工事が行われていました。
4月7日に見ると同第4踏切から第2橋目の3面高架橋の先まで越えて、鉄橋架設用鋼材を設置し長尺の連結鉄橋の架設工事を継続して行っており、鉄橋橋梁桁が橋桁取付け橋台の上方部位置に、前回見た時と同じの浮き上がりの状態でした。

 蒲田(空)第4踏切の長尺連結鉄橋架設工事1(写真拡大0407撮影)

同10日には、鉄橋橋梁桁が橋桁取付け橋台上に降ろされて、架設の状態に据え付けられていました。

 蒲田(空)第4踏切の長尺連結鉄橋架設工事2(写真拡大0410撮影)

5月2日に見ると、長尺連結鉄橋の架設が完了して、鉄橋架設用鋼材が取り外されていました。

 蒲田(空)第4踏切の長尺連結鉄橋架設工事3(写真拡大0502撮影)

*第1期高架化完了時の空港線横浜直通の運行
第1期高架化完了時の空港線横浜直通の運行について釜本さんの寄せられたコメントでは、京急蒲田第6踏切付近の上り線高架橋と仮環8立体交差高架橋をクロスして、空港線の2階高架橋と地上在来線の各線路列車運転方向を統一するという考え方に対し、Mr.OPENさんから反論のコメントが(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 糀谷駅付近(第10回)」参照)寄せられましたのでご覧下さい。皆様方のお考えをお聞かせ下さい。コメントをお待ちし致しております。

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 京急蒲田駅付近(第20回その2)

2009年05月05日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2009 環8通り付近の高架工事風景

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京急蒲田駅周辺には、第1京浜国道、環8通り、多摩堤通りと、旧多摩堤通りの国道などの大通りが4つあり、京急の高架化にはこれらに鉄橋の架設が必要で、現在4鉄橋が共に架設工事を進めています。

京急蒲田第2踏切鉄橋架設工事
4月11日に見ると京急蒲田第2踏切(旧多摩堤通り)の上に鉄橋が架設されていました。架設された鉄橋にはコンクリート製の橋梁桁が、高架橋桁台の西側寄りに上り線2階部が4本と、下り線3階部が2本の鉄橋築造の橋梁が載せられていました。

 旧多摩堤通り鉄橋架設1(写真拡大0411撮影)

同29日には3階部の橋梁が4本に増え、5月2日には2階部の橋梁が7本となっていました。

 旧多摩堤通り鉄橋架設2(:3階橋梁桁が4本となる0429撮影、:2階橋梁桁が7本となる0502撮影)

旧多摩堤通りの橋梁桁の架設は、線路脇のヤードに見えるオレンジ色のクレーンで工事が行われており、クレーンの傍には架設する橋梁桁が置かれています。旧多摩堤通りの交通規制の案内板には次回の規制が、5月9、12日として同13日を予備日として行われることが通知されていますので、予定日に鉄橋の橋梁桁が引き続き架設されるようです。

 旧多摩堤通り鉄橋架設3(:鉄橋架設工事を行うオレンジ色のクレーン、:ヤードに保管の橋梁桁0501撮影、:旧多摩堤通り交通規制のお知らせ看板0429撮影)

第5工区の高架化工事
・京急蒲田第2から第5踏切間の高架橋工事
旧多摩堤通り鉄橋が架設されている同第2踏切南際の2面高架橋と、その南先の1面高架橋は早くから築造されており、両高架橋間の連結橋は架設済みです。さらにその先には、高架橋建設のための作業台が同第4踏切の先まで築かれていました。前回記述時には作業台が短縮され、同第4踏切を挟んで高架橋が築造されていました。

 京急蒲田第2踏切から第4踏切までの高架橋築造(:京急蒲田第2踏切南の第1橋目の2面高架橋、:連結橋の付いた第2橋目の1面高架橋、:第2踏切から第4踏切までの高架橋0429撮影)  

4月29日に見ると作業台が撤去され、第2踏切から第3橋目の4面高架橋が築造中でした。

 築造中の第3橋目の3面高架橋(写真拡大0429撮影)

3面高架橋の南には同第4踏切北側に接する第4橋目の2面高架橋が前回記述時には築造しており、同29日にはスラブが付いていました。同第4踏切の南に接した第5橋目の高架橋は築造が既に完了した2面高架橋で、その先南端には第6橋目の環8鉄橋を架設の四角注橋脚の1面高架橋で構成されています。

 第4踏切北から第5踏切までの高架橋(:第4踏切北の4橋目の2面高架橋、:第4踏切南の5橋目の2面高架橋0429撮影、:第5踏切北の6橋目の1面高架橋0502撮影)

・環8鉄橋架設工事
前回記述時には環8鉄橋は工事用の覆いで囲われていましたが、4月15日には2、3階部の鉄橋の覆いがとられて、青のツートンカラーの橋梁が周囲の環境にマッチした姿を現しています。

 姿を現わした環8鉄橋合成(写真拡大0415撮影)

・京急蒲田第5から第6踏切間の高架橋工事
第5、第6踏切間の高架橋は、環8鉄橋を架ける四角柱の1面高架橋と、第6踏切北際の丸形鋼管柱の2面高架橋が構築され、両橋ともに3階部高架橋を築造しており高架橋間には3階部の連結橋が架設済みです。
京急蒲田駅からの複線の線路は同第6踏切付近で単線に収束されて、2面高架橋の第6踏切側では3階下り線が東側を通り、2階上り線が西側を通ります。

 京急蒲田第5-6踏切間の高架橋(:京急蒲田第5踏切南際の環8鉄橋が架かる1面高架橋、:京急蒲田第6踏切北の2面高架橋、:第6踏切から2面高架橋を下から覗く0502撮影)

*第1期高架化完了時の空港線横浜直通の運行
高架化の第1期完了により本線上り線の2階高架橋での運行が始まります。これにより、環8通りの完全な立体交差のため、本線下り線は空きとなった仮環8立体交差線路を運行(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 京急蒲田駅付近(第19回その2)参照」)します。この仮環8立体交差線路は、京急蒲田第6踏切付近で高架橋の高さが高く、高架化の2階高架橋と同一の高さとなっています。

横浜方面からの羽田空港行きの列車が2階高架橋を走行して来て、空港線の地上在来下り線路に進むためには高架橋を降りる必要があります。また、羽田空港発の列車が空港線の2階高架橋を走行して来ると、本線の地上在来下り線路に降りる必要があります。
これを実現するためには、京急蒲田第6踏切の北または南方の2面高架橋の2階部と、仮環8立体交差高架橋とをクロスして線路を交差すれば可能であるとの考え方が、読者の釜本さんのコメント(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 糀谷駅付近(第10回)」参照)で寄せられましたのでご覧下さい。

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 京急蒲田駅付近(第20回その1)

2009年05月03日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2009 空港支線3階部鉄橋架設用の支え脚台

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京急蒲田駅北部第3工区の高架駅橋と鉄橋架設工事
・多摩堤通り鉄橋架設
前回の記述時に多摩堤通りの交通規制のお知らせで、4月26日日曜日と同28日を予備日として多摩堤通りの交通規制及び夜間通行止めを行うとありました。
4月29日に見に行くと、多摩堤通り(梅屋敷第4踏切)上の第1京浜国道側に3階の側壁用のガードが架設されていました。

 多摩堤通り東側の3階に側壁用ガードが架設(:第1京浜側から見る、:JR蒲田側から見る0429撮影)

5月1日には多摩堤通り際に架設を待つガードの橋梁桁が置かれており、交通規制及び夜間通行止めのお知らせの案内板には、5月24日日曜日と同26日を予備日として交通規制を行うとありますので、24または26日に3階部の2本目のガードの架設が行われるようです。

 架設を待つ多摩堤通りガードの橋梁桁(:多摩堤通り際に置かれた架設ガードの橋梁桁、:摩堤通りの交通規制のお知らせ0501撮影)

・第3工区の3階高架駅橋の築造
梅屋敷第4踏切際の第2高架橋は、2面のうち南側1面にスラブが付きました。第1から第3までの各高架橋間の連結橋は、3階複線の各2橋が架設を終わっています。

 第2工区第1-3高架橋と連結橋(:梅屋敷第4踏切際1-2高架橋と連結橋、:第1京浜国道から見た第1-2高架橋と連結橋、:第1京浜国道から見た第2-3高架橋と連結橋0501撮影)

第3高架橋の骨格組立は3階南面の高架橋脚柱がまだ築造中です。呑み川鉄橋も、まだ2階部の鉄橋が架設された状態のままです。

 第3-4高架橋と呑み川鉄橋(:第1京浜国道から見た第3高架橋0501撮影、:呑み川南岸から見た呑み川鉄橋と第3高架橋0429撮影、:第1京浜国道から見た呑み川鉄橋と第4高架橋0501撮影)

呑み川南面の第4高架橋は骨格の組み立てがほぼ出来上がった状態です。第3工区の連結橋は架設が終わり、仕上げ工事が進められているようです。

 呑み川鉄橋南部の高架橋と連結橋(:呑み川鉄橋南部の第4高架橋0501撮影、:第1工区高架橋と第2工区高架橋間の連結橋0502撮影)

京急蒲田駅南部第4工区の高架駅橋と空港線鉄橋架設工事
・第4工区の3階高架駅橋の築造
前回記述時には高架橋工事図(再掲)に示す第4工区の高架駅橋工事は、高架橋RS63-64間とRS64-65間の3階連結橋が架設工事中でした。
4月7日に見ると高架橋RS63-64間の東側の3階側般ガードが架設され、同29日に見ると空港線支線ガードが架設されていました。また、RS64-65間の3階本線と空港支線への連結橋が架設されていました。

 第4工区高架橋築造(:高架橋RS63-64間に空港線支線ガードが架設0407/29撮影、:RS64-65間には3階本線と空港支線の連結橋が架設0415撮影)

・第1京浜国道空港支線鉄橋架設
前回記述時には、2004年8月から建てられている第1京浜国道の空港線北側の巨大な円筒形鋼管橋脚柱間に橋脚梁桁が架設され、その梁桁上に3階部の橋脚柱が付けられ、空港線南側の巨大な円筒形鋼管橋脚柱にも橋脚梁桁が付き、橋脚梁桁の上部に3階用の橋脚柱が付けられました。
4月29日に見ると、高架橋工事図(再掲)に示す、高架橋RS62と空港線北側の円筒形鋼管橋脚柱間に架設された橋脚梁桁と、高架橋RS61間に空港支線に添ってカーブした2階の支線鉄橋PSA1-1が架設されていました。

 空港支線の2階部鉄橋PSA1-1が架設(写真拡大0429撮影)

また、その先の空港線南側の円筒形鋼管橋脚柱に築造された3階橋桁柱の2階部の橋脚梁桁間にもカーブした支線鉄橋PSA1が架設されていました。

 空港支線2階部鉄橋PSA1が架設(写真拡大0429撮影)

さらに、2階部の支線鉄橋PSA1上には、3階部の支線鉄橋PSA1を架設するために、鉄橋取り付け台用の支え台柱が設置されていました。5月1日に見ると、2階部の支線鉄橋PSA1-1上にも、3階部の支線鉄橋PSA1-1を架設するための支え台柱が設置されていました。

 3階部支線鉄橋架設用に設置された仮脚柱(:3階部支線鉄橋PSA1架設用に設置された仮脚柱 0429撮影、:3階部支線鉄橋PSA1-1架設用に設置された仮脚柱、:3階部空港支線鉄橋架設のため設置された2脚の仮支え脚柱0501撮影)

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