
kan-haru blog 2009
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今年のこどもの城で開催の第13回「図工だいすき子ども美術展」では、孫が通っているお茶の水小学校の児童作品が展示されているというので、10月5日に見てきました。
美術展は、こどもの城のアトリウムギャラリーで9月15日から10月12日までNPO芸術活動推進委員会(CCAA)と(財)児童育成協会こどもの城造成形事業部の共催により、都内24校の小学校が参加して児童の図画、工作の作品の約400点が展示されました。

図工だいすき子ども美術展ポスター
図工だいすき子ども美術展の経緯
図工だいすき子ども美術展の第1回開催は、1998年12月に六本木のストライブハウス美術館で館長塚原 操氏の好意により始まりました。美術展の趣旨は当時、図画工作・美術教育の授業時間が削減されるのではという教育状況から、「東京児童幼画堂」メンバーの図工専科教師たちが美術教育授業を充実させるために、図工教育を受けた児童たちの作品を展示して、子どもたちの表現を伝えることが大切であるとの趣旨で実現したものです。
2000年にストライブハウス美術館が閉館となり、そのため児童育成協会こどもの城の造形スタジオ課長の岩崎 清氏から救いの手を受け、2001年9月からの「秋展」の第5回「図工だいすき子ども美術展」が造形スタジオと共催して子どもの城で開催されました。それ以来、2008年までに8回にわたり第12回美術展を開催しました。この間、2007年には「東京児童幼画堂」を発展解消し、NPO芸術活動推進委員会(CCAA)が成立して、第12回美術展からはCCAAの主催となりました。
また、秋展とは別に2008年からNCAAの活動拠点の四谷ひろばアートプラザで新たに第1回「冬展」を開催して、中堅の図工教育のリーダーの活躍の場とし、「秋展」開催中には若手教師育成に向けた講座やワークショップを提供して活動しています。(「図工だいすき子ども美術展2009 13th」から抜粋)

こどもの城地図
こどもの城
こどもの城(渋谷区神宮前5-53-1)は、国際児童年を記念して当時の厚生省が構想して都電の元青山車庫跡に建設した大型児童育成施設で、(財)児童育成協会が運営しており、館内には2劇場(青山劇場、青山円形劇場)とホテルがあり、正面のシンボルモニュメントの「こどもの樹」は岡本太郎の作です。

こどもの城(左:こどもの城シンボルモニュメントの「こどもの樹」、中:青山劇場、右:案内板)
作品展示場
図工だいすき子ども美術展の展示場は、こどもの城の円筒形のアトリウムの入り口を入ると突き当たり右側こどものあそび場への受付カウンターがあり、その左側にギャラリーに入るゲートがあってエントランスホールの2階周囲に周回型の回廊が設けられており、そこが美術展の作品展示場です。

美術展作品展示のこどもの城ギャラリー(左:図工だいすき子ども美術展ギャラリー入口、中:エントランスの2階周回回廊がギャラリー、右:ギャラリー周回を殆ど取り巻いてるが一巡はしてない)
ゲートを潜り階段を昇るとギャラリーの壁側には図画の作品展示があり、内側周囲には工作作品の展示が見られます。ホール中央の天井にはお茶の水小学校4年生の共同作品の「心のネットワーク、チョップスティックコミュニケーション」が目立って人目に付き入場者の関心を呼びます。今年は、お茶の水小学校では「図工だいすき子ども美術展」に力を入れての活動(お茶の水小学校ホームページ参照)を行っているのが伝わります。

美術展展示作品1(左:階段を上がるとギャラリーの壁側には図画の作品が展示、中:ホール天井にはお茶小4年の共同制作品が目を引く、右:お茶小4年生共同作品の説明板)
会場を進むと同小3年生のガムガムモンスターの作品展示があり、作品はガムテープを固めて造ったモンスターと宝物が隠されている地図を表現したものであると同校のホームページに記載されています。会場を進むと5年生の工作作品のビー玉コースターの3作品が展示されており、作品の制作中は図工室がゲームセンター化した様子がホームページ図工の部屋で紹介されています。コースターの名前もそれぞれ「ふわふわ雲コースター」、「くるくるレインボーコースター」、「スリルマウンテン!!」付けてイメージした作品を表現しています。作品の前で孫がコースターの機能を得意げに説明してくれました。

美術展展示作品2(左:お茶小3年生の作品展示、中・右:お茶小5年生の作品展示)
お茶小2年生の工作の作品は、牛乳パックをドロドロにして紙漉きをしてかわいいオブジェを造り展示してありました。29校の参加校の出展の工作それぞれ個性豊かな表現でのびのびと造り上げています。数が多くて紹介しきれないので2校の作品を代表で示しました。

美術展展示作品3(左:お茶小2年生の作品展示、中・右:他校の作品展示)
お茶の水小6年の図画の作品は、学校の屋上から眺めてじっくりと見て画いたもので、実際には存在しない別次元の建物が出来上がり、豊かな個性が表現されています。なお、写真中に写っている中央下段の画はお茶の水小の児童の作品です。

美術展展示作品4(左:お茶小6年生の図画作品、中・右:図画の作品展示)
美術展には、海外からの展示もありミュンヘン日本人国際学校の図画作品が展示されていました。また、会場のギャラリーは、こどもの城造形スタジオこどもクリエイティブクラブの造形事業の活動の場であり、一般来館児童に「くむ」「つつむ」「きる」のどのテーマのメニューを設定して、インストラクターの実演後に用意された材料・用具を使用して制作活動を行っています。
ひと通りの見学を終え、展示作品の表現の豊かさに感心して、我々の子ども時代の図工教育とは全く異なる夢のような世界に浸ってから、家族一緒に食事をとってから帰宅しました。

美術展展示作品5(左:図画展示コーナー、中:ミュンヘン日本人国際学校展示コーナー、右:こどもの城造形スタジオこどもクリエイティブクラブ活動)
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毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(10月分掲Indexへ)
・カテゴリー別Index イベント総目次 2009年版、2008年版、2006・2007年版 へ
<前回 イベント 横浜・開国博Y150 これまで見た博覧会と比較して見る(その3) へ
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今年のこどもの城で開催の第13回「図工だいすき子ども美術展」では、孫が通っているお茶の水小学校の児童作品が展示されているというので、10月5日に見てきました。
美術展は、こどもの城のアトリウムギャラリーで9月15日から10月12日までNPO芸術活動推進委員会(CCAA)と(財)児童育成協会こどもの城造成形事業部の共催により、都内24校の小学校が参加して児童の図画、工作の作品の約400点が展示されました。

図工だいすき子ども美術展ポスター
図工だいすき子ども美術展の経緯
図工だいすき子ども美術展の第1回開催は、1998年12月に六本木のストライブハウス美術館で館長塚原 操氏の好意により始まりました。美術展の趣旨は当時、図画工作・美術教育の授業時間が削減されるのではという教育状況から、「東京児童幼画堂」メンバーの図工専科教師たちが美術教育授業を充実させるために、図工教育を受けた児童たちの作品を展示して、子どもたちの表現を伝えることが大切であるとの趣旨で実現したものです。
2000年にストライブハウス美術館が閉館となり、そのため児童育成協会こどもの城の造形スタジオ課長の岩崎 清氏から救いの手を受け、2001年9月からの「秋展」の第5回「図工だいすき子ども美術展」が造形スタジオと共催して子どもの城で開催されました。それ以来、2008年までに8回にわたり第12回美術展を開催しました。この間、2007年には「東京児童幼画堂」を発展解消し、NPO芸術活動推進委員会(CCAA)が成立して、第12回美術展からはCCAAの主催となりました。
また、秋展とは別に2008年からNCAAの活動拠点の四谷ひろばアートプラザで新たに第1回「冬展」を開催して、中堅の図工教育のリーダーの活躍の場とし、「秋展」開催中には若手教師育成に向けた講座やワークショップを提供して活動しています。(「図工だいすき子ども美術展2009 13th」から抜粋)

こどもの城地図
こどもの城
こどもの城(渋谷区神宮前5-53-1)は、国際児童年を記念して当時の厚生省が構想して都電の元青山車庫跡に建設した大型児童育成施設で、(財)児童育成協会が運営しており、館内には2劇場(青山劇場、青山円形劇場)とホテルがあり、正面のシンボルモニュメントの「こどもの樹」は岡本太郎の作です。

こどもの城(左:こどもの城シンボルモニュメントの「こどもの樹」、中:青山劇場、右:案内板)
作品展示場
図工だいすき子ども美術展の展示場は、こどもの城の円筒形のアトリウムの入り口を入ると突き当たり右側こどものあそび場への受付カウンターがあり、その左側にギャラリーに入るゲートがあってエントランスホールの2階周囲に周回型の回廊が設けられており、そこが美術展の作品展示場です。

美術展作品展示のこどもの城ギャラリー(左:図工だいすき子ども美術展ギャラリー入口、中:エントランスの2階周回回廊がギャラリー、右:ギャラリー周回を殆ど取り巻いてるが一巡はしてない)
ゲートを潜り階段を昇るとギャラリーの壁側には図画の作品展示があり、内側周囲には工作作品の展示が見られます。ホール中央の天井にはお茶の水小学校4年生の共同作品の「心のネットワーク、チョップスティックコミュニケーション」が目立って人目に付き入場者の関心を呼びます。今年は、お茶の水小学校では「図工だいすき子ども美術展」に力を入れての活動(お茶の水小学校ホームページ参照)を行っているのが伝わります。

美術展展示作品1(左:階段を上がるとギャラリーの壁側には図画の作品が展示、中:ホール天井にはお茶小4年の共同制作品が目を引く、右:お茶小4年生共同作品の説明板)
会場を進むと同小3年生のガムガムモンスターの作品展示があり、作品はガムテープを固めて造ったモンスターと宝物が隠されている地図を表現したものであると同校のホームページに記載されています。会場を進むと5年生の工作作品のビー玉コースターの3作品が展示されており、作品の制作中は図工室がゲームセンター化した様子がホームページ図工の部屋で紹介されています。コースターの名前もそれぞれ「ふわふわ雲コースター」、「くるくるレインボーコースター」、「スリルマウンテン!!」付けてイメージした作品を表現しています。作品の前で孫がコースターの機能を得意げに説明してくれました。

美術展展示作品2(左:お茶小3年生の作品展示、中・右:お茶小5年生の作品展示)
お茶小2年生の工作の作品は、牛乳パックをドロドロにして紙漉きをしてかわいいオブジェを造り展示してありました。29校の参加校の出展の工作それぞれ個性豊かな表現でのびのびと造り上げています。数が多くて紹介しきれないので2校の作品を代表で示しました。

美術展展示作品3(左:お茶小2年生の作品展示、中・右:他校の作品展示)
お茶の水小6年の図画の作品は、学校の屋上から眺めてじっくりと見て画いたもので、実際には存在しない別次元の建物が出来上がり、豊かな個性が表現されています。なお、写真中に写っている中央下段の画はお茶の水小の児童の作品です。

美術展展示作品4(左:お茶小6年生の図画作品、中・右:図画の作品展示)
美術展には、海外からの展示もありミュンヘン日本人国際学校の図画作品が展示されていました。また、会場のギャラリーは、こどもの城造形スタジオこどもクリエイティブクラブの造形事業の活動の場であり、一般来館児童に「くむ」「つつむ」「きる」のどのテーマのメニューを設定して、インストラクターの実演後に用意された材料・用具を使用して制作活動を行っています。
ひと通りの見学を終え、展示作品の表現の豊かさに感心して、我々の子ども時代の図工教育とは全く異なる夢のような世界に浸ってから、家族一緒に食事をとってから帰宅しました。

美術展展示作品5(左:図画展示コーナー、中:ミュンヘン日本人国際学校展示コーナー、右:こどもの城造形スタジオこどもクリエイティブクラブ活動)
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