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kan-haruの日記

風景・風物誌 つつじと森林浴 神木山等覚院(つつじ寺)と県立東高根森林公園

2008年05月05日 | 風景・風物詩
kan-haru blog 2008

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つつじ寺の満開のつつじをテレビの放映(4月25日)で見て、その素晴らしさに近くの従兄夫妻を誘い、同30日にJR川埼駅で待ち合わせて見に行きました。

神木山等覚院
通称つつじ寺は、神木山(しぼくさん)等覚院長徳寺(川崎市宮前区神木本町1-8-1 地図参照)と称し、山門からの石段脇左右の斜面に丸く刈られた、オオムラサキやキリシマツツジなど樹齢100年を超すつつじは見事で真っ赤に染まり、「神奈川の花の名所100選」に選ばれています。
等覚院は、比叡山延暦寺天台宗の末寺で関東36不動霊場第6番の札所です。本尊は不動明王(1尺5寸)の秘仏と、童子の計子爾(けいしに)童子が祀られております。
また、関東薬師91霊場第16番の札所でもあり、室町時代の木造薬師如来坐像は川崎市の重要歴史記念物で本堂に合祀されています。


・縁起
昔、日本武尊、東夷(えにし)征伐のおり、疲労困ぱいし激しき渇きを覚えたり。とき、たまたま鶴の舞い降りるを見たまえり。鶴は水辺を好むものなれば、とき、探ねて、その冷水を飲む。疲労忽ちに癒えて、英気まことに漲りたりと。
武尊は、深く神助の霊水ならんと感じ、一本の木を植えたしと云う。代々その木を神木と崇めたり。後に、智証大師円珍(814~891年)その神木を以って、当本尊不動明王を刻みたりと云う。通称、この地を神木と云うは、以上の因縁によるものなり。

等覚院へのアクセス
待ち合わせのJR川埼駅から南部線にて武蔵溝口駅南口で下車して、バスの行き先は何れでもよく、乗車約10分で神木本町バス停(地図参照)にて下車し、バス通りを進んで四つ角を右に曲がり東名高速道路を潜ると、徒歩10分ほどで「つつじ寺」の立札があるので右に曲がります。

等覚院の入口には、明治10年代に建立の幾多の風雨に耐えてきて古色蒼然としたわびしさが漂う山門が建ち、山門の両脇には仁王様が鎮座しています。

 古色蒼然の山門(写真拡大)

山門を潜り、三十段の石段の両脇は満開のつつじで、境内を華やかに彩り埋めつくしています。

 境内石段両側のつつじ(写真拡大)

石段の上には、宝形の屋根の本堂があり、不動明王像写経奉安法要のご開帳で、平成19年4月に入仏開眼奉修した新刻木彫りの不動明王像が安置され、拝観自由で公開されていました。

 等覚院本堂(写真拡大)

色鮮やかなつつじに別れを告げ、裏参道の坂道を下り次の行先の県立森林公園へ向かいました。

 等覚院を後に(写真拡大)

県立東高根森林公園
県立東高根森林公園(川崎市宮前区神木本町2-10-1 地図参照)は、広さが10.6ヘクタールもあり、弥生時代の集落跡が発見された公園です。県指定史跡の「東高根遺跡」(1.3ヘクタール)の周囲2.8ヘクタールのシラカシ林(樹齢約150年と推定)は県指定天然記念物に指定されている他、湿生植物園、古代植物園、ピクニック広場、芝生広場、自然観察広場、子供広場やビジターセンターなどの施設があります。

 森林浴に絶好の東高根森林公園(写真拡大)

丁度、ゴールデンウィークの森林公園は、木立の緑が若草色で目の写りに良く、陽光を遮る若葉の下での森林浴には絶好の時期でしたので、公園のベンチで持参の弁当で昼食を取り、公園の見学は次の機会としてたっぷりと森林浴を浴びて、バスで武蔵溝口駅から帰途につきました。

 公園風景                                ビジターセンター                          

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