１３日 ガザの病院、死者増え「墓場のよう」 イスラエルはハマス拠点と主張

先週末の報道では「ガザ地区の病院へのイスラエル軍の攻撃が続けば電源が途絶え、保育器に入った新生児の命が危ない」との事でした。

この記事によればシファ病院の「新生児は保育器から出され一か所に集められて介護されていたようですが、この中の何人かは亡くなったかもしれません。

一方イスラエル側は同病院の地下に「捕虜を拘束した部屋がある」とか写真入りで報じています。

仮にハマスが病院の地下にトンネルの出入り口を設けていたとしても「患者が砲爆撃などで死んでも良いのか？　と仏教徒の浜爺には思えるのですが,「止め男」にありうるバイデン大統領は「病院は守らなくてはならない」と気休め程度の発言で頼りになりません。

パルスチナ側の民間人の死者は１万人近くになる様です。

昭和２０年に入り「B2９の空襲で１０万人以上亡くなった東京の大空襲他を思い出すと欧米人の中には「民間人でも敵なら殺す」事に躊躇いのない人がいるのが気になります。

写真：パレスチナ自治区ガザ地区のガザ市にあるシファ病院の医師が公表した未熟児の写真=12日、AP© 朝日新聞社 

朝日新聞デジタル：

イスラエル軍が侵攻中のパレスチナ自治区ガザ地区の状況をめぐり、パレスチナ保健省は13日、北部の病院で過去3日間に患者32人が死亡したと発表した。ロイター通信が報じた。燃料や水、食料が不足するなか、犠牲の拡大が懸念されている。

　同省によると、イスラエル軍はガザ地区最大規模のシファ病院をはじめ、北部の複数の病院を包囲している。13日発表の同省の報告書では、シファ病院周辺で11日午後から爆撃が激しくなり、酸素供給装置や給水施設などが被害を受け、看護師3人が死亡したと公表した。いまも数千人が院内にいるという。

　バイデン米大統領は13日、ホワイトハウスで記者団に「病院は守らなくてはならない」と発言。「私の希望と期待は、病院への侵害を減らすことで、イスラエル側とは連絡を取り続けている」と述べた。英BBCによると、世界保健機関（WHO）の報道担当者は13日、シファ病院の状況について「（病院が）墓場のようになっている」と訴えた。

　イスラエル軍は、シファ病院の地下にイスラム組織ハマスの拠点があると主張している。13日には、シファ病院から北東に数キロのランティシ病院の地下とする映像を公開した。「人質が拘束されていた疑いのある部屋だ」とし、ハマスが病院を拠点としている「証拠だ」と説明。包囲を続ける姿勢を示した。（エルサレム=今泉奏）

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