
【<第83期名人戦>10日◇第1局2日目◇ホテル椿山荘東京
9日午前9時からの2日制で始まった対局は、後手の藤井聡太名人(竜王・王位・王座・棋王・王将・棋聖=22)が初登場の永瀬拓矢九段(32)を下し、3連覇に向けて好スタートを切った】と日刊スポーツが報じました。
『名人同士の対局で「お互いに長考が多いに踊るくばかりです』
記事の後段には:
【どこに落とし穴があるかも分からない。水面下で含みを持たせている局面に、2日目は慎重に長考して時間を使う。「1日目から終盤戦になった。こういった展開は多くはなかったが、しっかり考えられたのは良かった」。攻防ともに正確な読みが要求される局面をうまく乗り切った】と解説を読んでそんなものなのかと驚いています。
将棋ファンは『第2局は29、30日、東京都大田区「羽田空港第1ターミナル」での勝負が待ち遠しいでしょうね』
写真:盤上の局面に読みを入れる藤井聡太名人(日本将棋連盟提供)© 日刊スポーツ新聞社
日刊スポーツ:
<第83期名人戦>10日◇第1局2日目◇ホテル椿山荘東京
9日午前9時からの2日制で始まった対局は、後手の藤井聡太名人(竜王・王位・王座・棋王・王将・棋聖=22)が初登場の永瀬拓矢九段(32)を下し、3連覇に向けて好スタートを切った。第2局は29、30日、東京都大田区「羽田空港第1ターミナル」で行われる。
藤井が「勝利宣言」を発動した。9筋に金を打ち込み、「読み抜けがなければ詰んでいるんじゃないか」と確信した。しっかり永瀬玉を寄せていく。今年1~3月の王将戦で、初めて2日制7番勝負で戦った研究仲間を投了に追い込んだ。
角換わりから2筋に銀を置く「壁銀」を採用した。将棋界では、玉の退路を防ぐため悪形とされている。あえて「玉が深い形で攻めていけるか」というテーマに挑んだ。今年3月2日の棋王戦第3局、増田康宏八段戦の千日手局(藤井は先手)をなぞった研究手順。82手も進んだ初日から、激しく駒がぶつかり合った。
どこに落とし穴があるかも分からない。水面下で含みを持たせている局面に、2日目は慎重に長考して時間を使う。「1日目から終盤戦になった。こういった展開は多くはなかったが、しっかり考えられたのは良かった」。攻防ともに正確な読みが要求される局面をうまく乗り切った。
これで、タイトル戦7番勝負開幕局は23年1月の王将戦(対戦相手は羽生善治九段)以来10連勝。椿山荘での名人戦第1局も渡辺明名人(当時)に初挑戦した一昨年、豊島将之九段の挑戦を受けて初防衛を目指した昨年に次いで、3年連続の白星だ。次に向け、「しっかり準備していきたいと思います」と語った。羽田で連勝して、V3への上昇気流をつかむ。
○…初の名人位を目指す永瀬は黒星発進となった。終局後、序盤戦について「ゆっくり穏やかにするか、斬り合いにするか。斬り合いのほうでいってみようと思った」と振り返り、藤井が研究手をぶつけてきたことに「あまり認識がなかったので、一手一手考えることになった」と話した。第2局に向け「先後も決まったので、しっかり準備して臨みたい」と気持ちを切り替えた。
(引用終わり)
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