王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

GDP年率6・3%減、5期ぶりマイナス成長…19年10〜12月期

2020-02-18 09:34:16 | 経済
17日内閣府が「2019年10~12月期のGDPの速報値は実質で前期比(7~9月期)1.6%減」と発表しました。 ガーン >
マイナスは5四半期ぶりで、このペースが続くとすると年率では6.3%減との事。

その理由の第1はGDPの5割超を占める個人消費が2.9%減。
消費税前の駆け込み購入の反動、19号台風に代表される豪雨災害そして暖冬と泣き面に蜂でした。
第2が貿易摩擦による設備投資が3.7%の減
第3が輸出の0.1%減で、
年率換算6.3%の減は民間の調査機関の事前予測3.5%を上回り、5年半ぶりの大きさですと!!
政府にとって幸い?な事に、ここ10日程は新型コロナウイルス感染問題で加藤厚労相の独壇場ですから、西村経済再生相は目立たなくて済んでます(7日に言葉で言及)が、消費税率10%上げの失政が早くも出ました!! 怒り >
そしてこの話と裏表の関係になりますが同じ17日の産経のインタビューに、黒田東彦日銀総裁が語っています。
13日 日銀にて (産経新聞)

10~12月期のGDPは下振れたが、足元は悪くない。「不確実性は新型コロナウイルス感染がいつ終わるかだ」、長引くなら追加の金融政策をとるーーーと人ごとの様なお話でした。
異次元の緩和を、ここをクリック⇒7年以上も続け、銀行は大リストラ中です。アベノミクスの肝がもう効果無いんですよ!! 良い具合に新型コロナウイルス感染のせいに出来るのです。 静かに後退してほしいものですが、 どうでしょうか?
そう、新型コロナウイルス感染の猖獗で世界経済は2020年1-3月期は大打撃を受けるでしょうね。
日本だけでも個人消費、貿易収支も設備投資の三本柱のどれもが先を見通せません。 中国の生産ストップで物つくりのサプライチェーンが切れてしまった様です。
じわじわと国民の財布に打撃が来そうです。
そうなると益々財布のひもはきつくなりますよね!!

写真:実質成長率の推移

読売新聞:
内閣府が17日発表した2019年10〜12月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質が前期(7〜9月期)比1・6%減だった。マイナスは5四半期ぶりで、このペースが1年間続くと仮定した年率換算では6・3%減だった。消費増税や台風の影響で、景気を支えてきた個人消費がマイナスに転じ、米中貿易摩擦を背景に設備投資や輸出もふるわなかった。
 マイナス幅は民間の主要調査機関の事前予測(10社平均で年3・5%減)を上回り、前回の消費増税後の14年4〜6月期(7・4%減)以来、5年半ぶりの大きさとなった。
 GDPの5割超を占める個人消費は2・9%減で、5四半期ぶりに減少した。消費増税前に駆け込み購入があった反動で自動車や家電製品、化粧品の販売が落ち込んだ。台風19号など豪雨災害で店舗休業が相次ぎ、暖冬により暖房器具や冬物衣類の売れ行きが伸び悩んだことも影響した。
 米国と中GDPの5割超を占める個人消費は2・9%減で、5四半期ぶりに減少した。消費増税前に駆け込み購入があった反動で自動車や家電製品、化粧品の販売が落ち込んだ。台風19号国の貿易摩擦による海外経済の減速が、製造業を中心に、企業の投資意欲の足かせとなっている。設備投資は3・7%減で、3四半期ぶりにマイナスとなり、5四半期ぶりの大きなマイナス幅だった。輸出も0・1%減で、2四半期連続で減少した。(引用終わり)

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