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28日 日本銀行 保有の国債、含み損が過去最大の10兆5000億円

2023-11-30 08:53:05 | 経済
28日日本銀行は今年4月から9月の財務諸表などを公表し「保有する国債の時価評価が帳簿上の評価額を大きく下回り、含み損が過去最大の10兆5000億円となった」と報じられました。
外電もこの件を報じていますが、その事実だけにとどめていますが、日テレの記事は最後に「「中央銀行である日本銀行の財務や通貨の信頼が国際的に揺らぐリスクを抱えることになる」と市場関係者の言葉を付け加えていますが、これは記事の胆でしょうね。
翌29日参院本会議で13,2兆円に上る補正予算案が成立しています。その財源の7割が借金と報じているマスコミが有りますから、国債の増発で未来の若者への付け回しで帳尻を合わせたのは明白です。
色々、海外情勢が戦争や新型コロナ感染、それに伴う流通網の混乱などで諸物価が高騰していますが、この体たらくは政府と日銀幹部の無能或いは決断力の無さを表しています。
財務省幹部の最後の腹は「預金封鎖で新円発行し、国民の資産1000兆円超えと企業の資産で国債残高を帳消し」なのは明白です。それも一つの方策ですが、そうならないようにするには国民の政治に関する関心を高めなければいけません。
この記事も日本の将来を憂うるなら日銀本館の建物なんか添えないで、岸田首相と植田日銀総裁の顔写真位は載せないといけませんがそれは出来ない(恐ろしい?)事情があるのですかね?

写真:日銀本館

日テレNews:
日本銀行は保有する国債の時価評価が帳簿上の評価額を大きく下回り、含み損が過去最大の10兆5000億円となったことを明らかにしました。
日銀は28日、今年4月から9月の財務諸表などを公表し、日銀が保有する国債の時価は今年9月末時点で576兆3780億円となりました。帳簿上の評価額は586兆8781億円のため、10兆5000億円の含み損が出ていることになり、今年3月末の1571億円から急拡大しました。
今年7月、日銀が金融政策決定会合で長期金利の変動幅の上限について、これまでの0.5%から事実上1.0%まで容認することを決めたことなどで、日本の長期金利が上昇したためです。
日銀はこれまで金融緩和策の一環として、長期金利を低く抑えるため大量に国債を購入してきました。
しかし、長期金利が上昇すると国債は評価額が下落する仕組みのため、大量に保有している国債の含み損が大きく出たのです。
日銀は国債を満期まで長期的に保有することを前提にしているため、「財務の健全性が損なわれることはない」としています。
しかし、市場関係者などからは今後、金利がさらに上昇すると「中央銀行である日本銀行の財務や通貨の信頼が国際的に揺らぐリスクを抱えることになる」と指摘する声も出ています。
(引用終わり)
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