
この記事は26日深夜の配信です。今朝届いた朝刊にも「政治資金問題などが指摘されている秋葉賢也復興相について、27日に辞表を提出させ、交代させる方針を固めた。事実上の更迭で、後任は最終調整している」と同様の記事が載りました。記事の主題は秋葉賢也復興相ですが、写真さえ無く、秋葉氏に替わって相次ぐ差別発言が問題となっている杉田水脈(みお)・総務政務官の交代も言及され、彼女の写真が載っているところが永田町に対する関心度の移り変わりを感じさせます。
岸田政権で閣僚が事実上更迭されるのは10月以降、4人目。政権へのさらなる打撃になるのですが、これで問題解決ですかね? 旧統一教会関連なら荻生田政調会長は依然として現職です。次は誰に焦点を当てて野党は「政治と金」の追及をするでしょうか? 令和5年の予算審議、旧統一教会に対する「質問権」の扱い等、しっかり議論してもらわないといけない案件が沢山有りそうです。
写真:参院予算委員会で答弁に臨む杉田水脈総務政務官=2022年12月2日、国会内、上田幸一撮影
朝日新聞デジタル:
岸田文雄首相は26日、政治資金問題などが指摘されている秋葉賢也復興相について、27日に辞表を提出させ、交代させる方針を固めた。事実上の更迭で、後任は最終調整している。複数の政権幹部が明らかにした。来年1月から始まる通常国会で野党の追及を避けるのがねらいだが、岸田政権で閣僚が事実上更迭されるのは10月以降、4人目。政権へのさらなる打撃になる。
複数の政権幹部によると、首相は相次ぐ差別発言が問題となっている杉田水脈(みお)・総務政務官も交代させる方向で調整に入った。
秋葉氏は先の臨時国会で、自身が代表を務める二つの政治団体が母親と妻に賃料を支払い、母親が家賃収入について税務申告をしていなかった問題が発覚。昨年の衆院選の選挙運動費用収支報告書で、公設秘書に選挙運動の報酬として現金が支払われていた問題なども報じられた。
また、今年8月の就任会見では「一切ない」と強く否定していた「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」側との接点も次々明らかになった。
野党側は国会審議で追及し、更迭を求めた。これに対し、首相は「説明責任を果たしてほしい」と拒み続けた。
首相は通常国会で、来年度の当初予算案の早期成立をめざしている。しかし、秋葉氏への追及が続けば、審議の支障になりかねない。4月に統一地方選も控え、悪影響が出かねないため、与党内で交代を求める声が強まっていた。
首相は26日午前、秋葉氏の交代について記者団から問われ、「今、言えることは来年の通常国会に向けてしっかり準備を進めていかなければならないということであり、それに尽きると思っている」と述べ、明言を避けた。同日午後に都内で開かれた講演後の質疑では、政治とカネの問題について「政治の信頼という観点から取り組まなければいけない課題を整理した上で、政府として、自民党として姿勢を示すことはぜひ考えなければならない」と語った。
秋葉氏は昨年の衆院選では宮城2区から立候補し、比例区で復活当選した。当選7回。茂木派に所属し、第2次安倍政権では厚生労働副大臣兼復興副大臣、首相補佐官などを務めた。
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