王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

計画避難まず12世帯

2011-05-15 07:29:12 | 福島原発事故
計画避難まず12世帯 福島、15日から飯舘村と川俣町(朝日新聞) - goo ニュース

「福島第一原発事故」で「計画避難地区」に指定された福島県の五市町村のうち飯館村と川俣村で今日15日12世帯が移動を開始する見込みだそうです。
各市町村とも自主的な避難が進み対象住民約1万人のうち5千人前後が区域外にうつっているそうです。
という事は残っている方の多くは「牛や馬を飼っている」とか「畑や田んぼで農作物を作っている」或いは「物作りをしている」為、移るに移れない事情を抱えているだろうと推察されます。
今日までに「福島第一原発事故の安定化」に少しでも見通しが立てば「もう少し様子を見て」との心情になりますが「1号機メルトダウン」が明らかになった今、決断の時になったのでしょうね。

当面は乳幼児や妊産婦の居る家庭からとは「極めて妥当な判断」ですがその後は辛いですよね。
牧場や農家の方は移動した場所で新しいそれ向きの土地が無ければ技術が生かされないのですからね。又その為の費用をどうするかという難しい問題もあります。
この点では「20キロ圏内」の方と同じ立場ですがね。

浜爺の「復興構想」では土地建物は「固定資産税評価額」程度で買取、営業補償、ローンの10年棚上げなど「徳政令的政策」が必要と思います。それには50兆円以上の財源が必要です。
もちろんこの枠組みは「つなみ被災地にも適用します」
是非「国の外貨準備1兆ドル(90兆円位)」を日銀に差し入れ「無利子の復興国債」を200兆円くらい出しましょう。
みんなで大きな絵を描く手伝いをしましょう。


朝日新聞:
 東京電力福島第一原子力発電所の事故で「計画的避難区域」に指定された福島県の5市町村のうち飯舘村と川俣町で15日、自治体があっせんする住宅への計画避難が始まる。まず12世帯が移動する見込み。

 各市町村とも自主的な避難が進み、対象住民約1万人のうちすでに5千人前後が区域外に移っている。自治体による計画避難が始まることで、住民の移動が加速する。

 計画的避難区域は、立ち入りが禁じられている原発から半径20キロ以内の「警戒区域」の外側で、年間の累積放射線量が20ミリシーベルトに達する恐れがあるとされる地域。飯舘村の全域と川俣町の山木屋地区、南相馬市の一部と浪江町、葛尾村の警戒区域を除く地域が対象。

 飯舘村では住民約6200人のうち2千人余がすでに自主避難。村があっせんする避難先は1014戸用意されており、健康リスクの高い乳幼児や妊産婦のいる家庭から順に避難を進める。15日は4世帯32人が福島市内の公務員住宅へ移る予定。

 川俣町山木屋地区は約1250人が対象。15日は8世帯約50人が町内の町営住宅などに入る予定だ。 (引用終わり)

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