アマナ(甘菜)
<Amana edulis (Miq.) Honda >
ユリ科アマナ属多年草
<Amana edulis (Miq.) Honda >
ユリ科アマナ属多年草
春の花の中でも特に早く咲くもののひとつ。
新春に葉を伸ばし、花を咲かせ、葉は夏頃まで残る
いわゆるスプリング・エフェメラルと呼ばれる植物。
新春に葉を伸ばし、花を咲かせ、葉は夏頃まで残る
いわゆるスプリング・エフェメラルと呼ばれる植物。
撮影日 2017.3.19: 群馬県
福島県以西〜九州、奄美大島に分布し、
日当たりの草地に生える。やや湿ったところに多い。
背丈の高い草地には生えないため、
実際には春先に草刈りやなどの行われるような、
里山的環境に見られることが多い。
(水田の畦や河川の堤防などに生育地が多かったが、
現在ではそのような環境は大きく変化しており、
見られる場所は少なくなっている。)
日当たりの草地に生える。やや湿ったところに多い。
背丈の高い草地には生えないため、
実際には春先に草刈りやなどの行われるような、
里山的環境に見られることが多い。
(水田の畦や河川の堤防などに生育地が多かったが、
現在ではそのような環境は大きく変化しており、
見られる場所は少なくなっている。)
鱗茎は卵形、深く地中にあり、
高さ2.5〜5cm、球根は外側に黒っぽい皮がある。
(10cm位の深さに埋もれており、しかもそれに繋がる茎が
細いので、掘り出そうとしても切ってしまうことが多い)
高さ2.5〜5cm、球根は外側に黒っぽい皮がある。
(10cm位の深さに埋もれており、しかもそれに繋がる茎が
細いので、掘り出そうとしても切ってしまうことが多い)
根出葉は2個、ほぼ同じ大きさのものが向かい合う。
葉鞘は地中に埋まる。線形で長さ10-25cm、幅は5-10mm、
中央がくぼんでUの字になっている。色は緑色で裏面は
少し紫がかり、全体に白い粉を吹いたような感じに見える。
葉鞘は地中に埋まる。線形で長さ10-25cm、幅は5-10mm、
中央がくぼんでUの字になっている。色は緑色で裏面は
少し紫がかり、全体に白い粉を吹いたような感じに見える。
花期は3〜5月
葉の間から15cm程の花茎を立て、その先端に白い花を一つだけ
つける。(普通は1茎1花であるが、時に2~3花をつける。)
花の少し下には一対の苞があり、小さな葉状で緑色をしている。
花は日が照ると開く。(陽が陰ってくると閉じる。)
花被は六個、長さ20-25mm、披針形で先端がやや尖り、
白で背面には紫の筋が入る。上向きかやや斜めに咲く。
雄蘂は六本で花被片の半長、葯は黄色い。
葉の間から15cm程の花茎を立て、その先端に白い花を一つだけ
つける。(普通は1茎1花であるが、時に2~3花をつける。)
花の少し下には一対の苞があり、小さな葉状で緑色をしている。
花は日が照ると開く。(陽が陰ってくると閉じる。)
花被は六個、長さ20-25mm、披針形で先端がやや尖り、
白で背面には紫の筋が入る。上向きかやや斜めに咲く。
雄蘂は六本で花被片の半長、葯は黄色い。
アマナは地下に卵形の球根を持つチューリップに近い仲間です。
(花の見かけはごく小さなチューリップそのものである。)
以前はTulipa edulisとしてチューリップ属に入れられていました。
チューリップとの違いは花柄に1対の苞が付いていることです。
チューリップの花柄には苞は付いていません。
(花の見かけはごく小さなチューリップそのものである。)
以前はTulipa edulisとしてチューリップ属に入れられていました。
チューリップとの違いは花柄に1対の苞が付いていることです。
チューリップの花柄には苞は付いていません。
名前は球根が甘く食用できることから付けられた。
別名ムギクワイと呼ばれます。
これは球根の形をクワイになぞらえたものです。
別名ムギクワイと呼ばれます。
これは球根の形をクワイになぞらえたものです。