物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

キヅタ

2016-11-01 18:00:00 | その他

キヅタ(木蔦)
<学名:Hedera rhombea (Miq.) Bean>
ウコギ科 キヅタ属 常緑つる性木本







北海道南部以南の照葉樹林の林縁や林内、原野などに
分布する常緑つる性木本。茎から多数の不定根を出して、
他の樹木や岩、石垣などを這い登る。大きいものは
太さが直径6cm以上になる。樹皮は灰色で皮目がある。
本年枝は緑色。


撮影日 2016.10.30: 群馬県

葉は互生し厚く革質で、長さ1.5-5cmの葉柄をもつ。
葉の形は変異が大きく、若枝のものは卵円形または
菱形状卵形で、葉先が3-5裂するが、花がつく枝のものは
菱形状卵形または卵状披針形になり、葉先は裂けない。
葉身は長さ3-7cm、幅2-5cmになる。
もうすっかり花が終わって実になっていました。



花期は10-12月、茎の先に1-数個の散状花序をつける。



花は5弁花で黄緑色、花弁の長さは3mm雄蕊は5本。
いくつか花が残っていました。


花や実の形が同じウコギ科のヤツデによく似ていませんか。

翌春、果実は黒く熟し、直径6~7mm。
冬でも葉が見られる常緑性なのでフユヅタ(冬蔦)ともいう。



コメント (2)
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