トキリマメ(吐切豆)
<学名:Rhynchosia acuminatifolia Makino>
マメ科 タンキリマメ属 つる性多年草
未だ枯野の世界だったんですが道端に何やら赤いものが・・・
? 花 ? 新芽 ? 覗いてみると
トキリマメの鞘でした。
撮影日 2023.2.25: 群馬県
宮城県以西~九州の低山の林縁などで見られ、他の植物に巻き付いて
伸びるつる草。
葉は互生で、3小葉。小葉は薄く、先がやや急に細くなって尖る。
葉の中央より基部寄りで葉幅が最も広い。
花期は7~9月、
葉腋に総状花序を付け細長い筒状の形をした黄色い蝶型の花を
密集するよう咲かせる。
豆果はほとんど柄がなく、長さ15~17mm、秋に紅く熟し、
莢の中には楕円形をした黒く光沢のある種子が2個入っていて、
開裂したあとも莢の縁(縫合線)の上にぶら下がってついている。
和名の由来はよくわかっていない。別名、オオバタンキリマメ。
タンキリマメによく似ている。タンキリマメとの違いは、
葉先にかけて細くなるところ。
枯れた葉が付いていました。
丸まった葉を開いてみると・・・
葉の中央より基部寄りで葉幅が最も広く、先が急に細く
尖っているのでトキリマメですね。
タンキリマメは全体に毛が多く、
葉先が尖らず、葉質が厚い。また、最下の萼片が萼筒より長い。
葉裏や萼片に黄色の腺点があり、豆果が赤く熟すのは同じ。