物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

コオニユリ ~2019~

2019-08-11 18:00:00 | ユリ科

       コオニユリ(小鬼百合)

         <学名:Lilium leichtlinii Hook.f.     

                   f. pseudotigrinum (Carriere) H.Hara et Kitam.>

         ユリ科 ユリ属 球根性多年草

 

 

   全国の湿原の周辺地域や湿った草原に生育する多年草。 高さ30~60cm。オニユリに似るが、全体が小さい。

   湿原の周辺に咲く花の中では派手なもので、目立つ。

 

   葉は互生し線状披針形で長さ8~14cm、 幅0.5~1.2cm、多数つき、先端は尖り、 柄はない。

   若い時には白い綿毛があるが、 後になくなる。縁に低い半円状の小突起がある。

 

   コオニユリには葉の腋に珠芽(むかご)つかない。

 

   花期は7~9月。茎の上部総状花序に2~10個つき、下向きに咲く。 花被片は披針形で6枚あり、

   橙赤色で濃斑があり約7cm、強く そり返り、雄しべが目立つ。花被片の内側には黒紫色の斑が 散りばめたように入る。

 

   実はさく果

   鱗茎は白色、食用、薬用に用いられる。

 

   近縁種のオニユリ(鬼百合)は中国から渡来したものと 考えられている。両者の違いは、本種のほうが花が小さく、

    珠芽(むかご)がつかないことで区別できる。

 

 


  あるHPに下記のような記載がありました。

     この花が咲くと写真愛好家の絶好のターゲットになってしまい、 1日にして周辺が踏み荒らされてしまうことが多い。

     写真撮影が中心になり、植物そのものが採取されなくなった事は 好ましいのであるが、

     誰か一人が我慢できずに立ち入ってしまうと、 後から後から新たな立ち入りが続き、花が終わるまで泥沼になってしまう。

 

        取ることは慎まなければなりませんが、 撮るのも注意しないといけませんね。


エゾアジサイ

2019-08-11 05:00:00 | アジサイ科

エゾアジサイ(蝦夷紫陽花)

<学名:Hydrangea serrata var. megacarpa>

 アジサイ科 アジサイ属 落葉低木

 

 

   エゾアジサイは、ヤマアジサイが日本の多雪地帯に適応した 変種と考えられています。

撮影日 2019.07.28: 群馬県

   分布は北海道と本州北部及び日本海側 (葉が大きく質が薄い典型的なエゾアジサイは、北海道南部、

   東北地方、 新潟県、関東地方北部、長野県北部に見られるそうです。)

   高さは1~2mくらい。葉は対生し、形は楕円形、縁に荒く鋭い鋸歯がある。

 

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ヤマアジサイと葉の様子を比較してみます。

エゾアジサイはヤマアジサイに比べ

葉も大きく、幅が広くて縁に鋭い鋸歯があるの特徴とのことです。

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   ヤマアジサイより全体が大きい。

   花期は6月~8月。枝先に散房花序をだし、青色、青淡色の小さな 両性花のまわりに花弁4枚の 装飾花をつける。

   淡い紫色の小さな両性花多数と周囲に 長い柄のある装飾花をつける。

   装飾花は、3~5個あり、 鮮やかな青紫色、時に淡い紅色、白色を帯びる。