物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

コアジサイ ~2017~

2017-07-04 18:00:00 | ユキノシタ科
コアジサイ(小紫陽花)
<学名:Hydrangea hirta (Thunb.) Siebold et Zucc.>
アジサイ科 アジサイ属 落葉低木












撮影日 2017.06.25: 群馬県



関東以西の山地や丘陵の明るい林内や林縁などに自生する
1~1.5mの落葉性低木です。



6~7月、花序を枝先に複散房状につけます。



アジサイの仲間に特徴的な装飾花がなく、すべて両性花だけの
普通花からなり、白色から淡青色の5弁花が密集しています。



装飾花が無いのですが林の中で群生しているととっても目立つ
なかなか奇麗なアジサイです。



おまけ  ~マタタビ(雄花)~










ツルアジサイ

2017-07-04 06:00:00 | ユキノシタ科

ツルアジサイ(蔓紫陽花)
<学名:Hydrangea petiolaris Siebold et Zucc.>
アジサイ科 アジサイ属 落葉つる性木本










北海道〜九州の山地の岩崖や林縁など、主にブナ林や
暖温帯上部の夏緑広葉樹林に自生する。
幹や枝から気根を出して樹木や岩崖に付着し、絡みながら
這い登り、高さ15~20mくらいになる。


撮影日 2017.06.25: 群馬県

葉は対生し、葉柄があり、形は広卵形で長さ10cmほど、
先端は尖り、縁に細かい鋸歯を持つ。





小さなややクリーム色の多数の両性花が集まる花序のまわりに、
白色の、4枚の花弁状の萼片を持つ装飾花が縁どる。



両性花の花弁は開かず、帽子状に合着し、開花直後に落ちる。



別名:ゴトウヅル



良く似たイワガラミは装飾花の萼片が1個で、
葉の鋸歯は粗く先が刺状になる。







お  ま  け  


サクランボ ~栽培されるサクランボ(桜桃)ではありません~










アジサイ科
以前はユキノシタ科に含められていたが、クロンキスト体系ではスグリ科とともに別科としている。さらに分子系統学的にはユキノシタ科と縁遠いことが明らかになり、APG植物分類体系ではミズキ目に入れられている。
書庫は未だ古い体系のままなんで、ユキノシタ科になっています。