物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

トチノキ

2015-06-06 23:00:00 | その他
なかなか時間がとれず 細々何とか時々更新していますが、
なかなかReコメ・訪問ができていませんことお許しください。


トチノキ(栃の木)<学名:Aesculus turbinata>
トチノキ科 トチノキ属




普通高いところに咲くのでなかなか写せないんですが、
手の届くところに花があったので近くで写すことができました。


撮影日 2015.05.24: 群馬県

東日本を中心に分布する樹高25m落葉性の高木で、水気を好み、
適度に湿気のある肥沃な土壌で育つ。



直径1mを越えるものが少なくない。
葉も大きく、全体の長さは50cmにもなる。
長い柄の先に倒卵形の小葉5~7枚を掌状(掌状複葉)に、
枝先に集まるように着ける。



5月~6月に、葉の間から穂状に花を咲かせる。花穂は高く立ち上がり、
個々の花と花びらはさほど大きくないが、雄しべが伸び、全体としては
にぎやかな目立つ姿をしている。



花は白~薄い紅色。



果実は初秋に実り、ツバキの実に似た果実は、熟すにつれて
厚い果皮が割れ、少数の種子を落とす。
種子は大きさ、艶、形ともにクリに似ているが、色は濃く、
球状をしている。
種子はデンプンやタンパク質を多く含み、「栃の実」として渋抜きして
食用になる。
縄文時代の遺跡からも出土しているくらい食用としての歴史は古い。