物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

トリカブト   

2012-10-17 06:05:31 | キンポウゲ科

  秋の代表的な花 トリカブト はたくさんの似た種類がありなかなか難しいものです。

分類するためには花の構造などを知っていないといけません。
というわけで   今回は トリカブト の花のつくりに付いて勉強してみました。

紫色の花弁のように見えるものは実は花びらではありません。
がくなのです。

上の帽子のようなのが頂がく片   横の2枚が側がく片   下に出ている2枚が下がく片  といいます。
頂がく片はヘルメットとも呼ばれます。

変わった形の花弁は距がくるっと丸まった形でかぶとの中に入っています。

距の中に蜜が入っているので蜜弁とも呼ばれるんだそうです。
かぶとや花弁の形も分類のポイントになるそうです。
花柄の毛の状態も良く観察しておかないといけないようです。

今回花を分解してみて気づいたことがあります。
雄しべ

がって収まっているようですが、花粉を出す頃には伸びて真っ直ぐになり
役目を終わるとまたくるっと後に丸まるみたいです。面白いものですね。
雄しべを除くと中の雌しべが見えてきます。

 
 
 


コメント (14)
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