物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

Ⅲ. 距  ④色々な距

2012-05-01 10:36:27 | スミレ科は⇒ すみれ world
距の最後は 特徴のある距を持つスミレをご紹介します。
 
ヒメスミレ

このスミレは人里の道端などに多いですね。

  ヒメスミレの距は
  色が薄いのが
  特徴なんです。
スミレに似ているんですが距の色を見れば
一目で見分けられます。(スミレの距は濃紫色です。)
 
 
 
 
  
{ 参考 }
「オオタチツボスミレは距が白い」ということが一人歩きをしていて{ 距が白い = オオタチツボスミレ }
となっていますがタチツボスミレにも距が白いものがあり
{ オオタチツボスミレ ⊆ 距が白い }
オオタチツボスミレは距が白いスミレに含まれる
としたほうが良いです。

 
 
エゾノタチツボスミレ

エゾノタチツボスミレの仲間は距の形が変わっています。

 
距の真ん中かくぼんでいるのが分かると思います。
 
タデスミレ

長野の一部でしか見られないとても珍しいスミレで絶滅危惧種に指定されています。

タデスミレもエゾノタチツボスミレの仲間で距に溝があります。
 
他にもエゾノタチツボの仲間にアイヌタチツボスミレなどがあり
やはり距に溝があります。
{ 参考 }
距に溝があるのはエゾノタチツボスミレ タデスミレ アイヌタチツボスミレ シマジリスミレなどエゾノタチツボスミレの仲間です。
タチツボスミレ オオタチツボスミレ ナガハシスミレ イソスミレ等には溝はありません。
 
 
 
 


コメント (13)
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スミレ観察のポイント

2012-05-01 08:39:44 | スミレ観察のポイント


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Ⅲ. 距  ③距の短いスミレ2

2012-05-01 05:27:44 | スミレ科は⇒ すみれ world
の短いスミレ  二つ目のグループはスミレサイシンの仲間です。
この仲間には
{ スミレサイシンナガバノスミレサイシンヒメスミレサイシンシコクスミレケボノスミレ } 
が知られていますが 一秋の地元では悲しいかなアケボノスミレしか見られません。
でもアケボノスミレが一番いいなと思っています。一番好きなスミレです。 
 
アケボノスミレ

綺麗な色のスミレです。

 
 
ナガバノスミレサイシン

太平洋側にのみ分布しているスミレでお隣の埼玉県まで見に行ってきました。 

 
ヒメスミレサイシン

いわゆるフォッサマグナ要素の植物といわれこれも分布域が限られているスミレです。

気がついたでしょうか。これらの仲間は花の時には葉があまり展開していないことに。
葉が開ききる前に花を咲かせる特徴があります。


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Ⅲ.  距  ②距の短いスミレ1

2012-05-01 05:02:15 | スミレ科は⇒ すみれ world
 距の短い特徴を持つスミレの紹介です。
距の短いスミレは大きく2つのグループがあります。
①ニョイスミレの仲間
②スミレサイシンの仲間
です。 
まずはニョイスミレの仲間から
 
ニョイスミレ(ツボスミレ)

地上茎のあるスミレでやや湿っているところを好むスミレです。

白花で上弁がそっくり返って咲きます。
 
タチスミレ

河原の葦原などに生えるスミレですが分布が限られているため絶滅危惧種に指定されています。

この仲間は托葉が切れ込みが少ないのも特徴として挙げられます。
 


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