物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

キマダラタチツボスミレ  

2008-04-19 23:39:34 | スミレ科は⇒ すみれ world






 「信州のスミレ」という本にタチツボスミレの葉の斑の変異として不規則な黄斑が入るものを『キマダラタチツボスミレ』というと出ていました。
 私の所属する自然保護団体の副会長Kさんが「黄色い斑の入ったタチツボなら子供の頃から見ている。」というので見せてもらいました。
これは病変株ではなく斑入りの固定されたものです。
図書やネットでいろいろと検索してもキマダラタチツボスミレの画像や情報は見つかりませんでした。
もしかしたらこの画像が日本初のネット画像になるかもしれません。
黄色いまだらな斑が入る他は普通のタチツボスミレと変わりません。




ミドリミツモリスミレ  < Viola. ×pseudo-makimo f. concolor >

2008-04-19 06:33:54 | スミレ科は⇒ すみれ world






 今回は雑種スミレの紹介です。
前に載せたマキノスミレとフモトスミレの雑種になります。
もっと良い色なんですがどうも青が強く出てしまって・・・
雑種強盛で結構大株になります。
葉花共に両親の形を受け継いで中間型です。
側弁には少し毛が生えていたり唇弁の紫条はフモトゆずり 花の形色はマキノに似ています。
フイリフモトスミレとの交雑種が先に見つかり「ミツモリスミレ」と名づけられていたのでこのスミレが見つかったときに斑が無い緑なので「ミドリミツモリスミレ」と名づけられました。




フモトスミレ  < Viola sieboldii Maxim. >

2008-04-19 04:02:05 | スミレ科は⇒ すみれ world




名前の通り丘や麓などに多い小形のスミレ。花は白く唇弁に紫の筋が入る。赤っぽい色のものも結構見かけます。
側弁には毛が生えています。
時々葉に斑の入ったものがありフイリフモトスミレ(Viola sieboldii Maxim. f. variegata (Nagas. ex F.Maek.) F.Maek. et T.Hashim. ex T.Shimizu) と呼ばれる。
唇弁に紫条の入らない完全な白花をシラユキフモトスミレ(Viola sieboldii Maxim. f. albiflora Hama )と呼ぶらしいのですが見たことがありません。是非一度お目にかかりたいものです。