物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

ウツボカズラ

2019-02-12 06:00:00 | その他
ウツボカズラ(靫葛)
<学名:Nepenthes rafflesiana Jack
常緑の蔓植物 食虫植物

ウツボカズラ属の植物の総称でもあるが、その中の1種である
Nepenthes rafflesiana Jack の標準和名でもある。

撮影日 2019.01.13: 群馬県

ウィキペディア の解説によれば

捕虫袋は全体に球形から卵形で下が丸く膨らんでいる。よく発達した翼が縦に2枚あり、その縁は細かな糸状に裂ける。袋の口にある縁歯はよく発達し、平らで袋の内部に向けて垂直に伸び、その幅は1.2-1.5cmになる。

葉の先端がだんだん袋状になってゆく様子が見られました。











食虫植物仲間 こちらも鉢植えになっていました。








ヤブサンザシ

2018-11-28 05:00:00 | その他
ヤブサンザシ(藪山査子)
<学名:Ribes fasciculatum Siebold et Zucc.>
スグリ科 スグリ属 落葉低木




本州~九州の林縁や明るい二次林などに分布する落葉低木。
株状に成り、高さ1mになる。
樹皮は紫褐色。若枝は灰白色ではじめ軟毛が密生するが、
のちに無毛。樹皮はしだいに縦にはがれて、暗赤褐色に
変わる。

撮影日 2018.11.04: 群馬県
葉は互生するが、短枝を形成するので一カ所から
まとまって出ていることが多い。
長さ2~6cm、幅2.5~6cmの広卵形で、掌状に浅く
3~5裂する。
基部は切形または浅いハート形。裂片のふちには欠刻状の
鈍い鋸歯がある。
両面とも短い軟毛があり裏面の脈沿いには短い軟毛が
やや密に生える。
花期4~5月。雌雄別株で、前年枝の葉腋に黄緑色の
小さな花が1~数個束生する。
花は萼が目立ち花弁のように見える。萼片は長さ
約2.5mmでそり返る。本物の花弁は目立たず、へら形で、
ごく小さく、直立する。
雄蘂は5本、花糸は短く葯は萼筒に直接ついているように
見える。雌花には雄しべがあるが、退化して小さい。
花柱は短く、柱頭は2裂して皿状になる。
雄花の花柄には基部寄りに、雌花では中ほどに関節がある。

果実は液果で秋に赤く熟して美しい。

直径7~8mmで、先端には萼筒と雌しべの一部が残っている。
果柄の中ほどには関節がある。



種子は長さ約3.5mmの楕円形。


おいしそうな実に見えるのですが・・・
調べると、毒はないようですがおいしくなく、
食べられるようなものではないらしいです



藪に生えサンザシに似た植物であることから名が付けられたようですが
名前はサンザシですがサンザシ(バラ科)の仲間ではなくスグリの仲間です。

スグリの仲間は以前の新エングラー体系では、ユキノシタ科に分類されていました。



桜山公園のヤドリギ

2018-11-25 05:00:00 | その他
ヤドリギ(宿り木)
<学名:Viscum album L. subsp. coloratum Kom.>
ヤドリギ科ヤドリギ属



桜山公園で見かけたヤドリギ  毎年撮っています。

撮影日 2018.11.18: 群馬県

丸い実をつけています。

枝が叉状に分枝しています。



ちょっと高いところについていた別の株


実の色が少し違います。
拡大すると


実がオレンジ色しています。
もう少し赤くなると思います。

アカミヤドリギ(赤実宿木)
<学名:Viscum album L. subsp. coloratum Komar.
      f. rubroaurantiacum (Makino) Ohwi>


です。



キツネノマゴ

2018-10-02 06:00:00 | その他
よく見れば可憐な花ですが、小さくありふれていることから
あまり注目されることはない野草です。

キツネノマゴ(狐の孫)
<学名:Justicia procumbens L. var. procumbens>
キツネノマゴ科 キツネノマゴ属 一年草





本州〜九州の道ばたなどに普通に見られる小柄な雑草。
やや湿ったところを好む。
茎は根元がやや横に這って分枝しやや立ち上がり
高さ10-40cm程度、茎には下向きの短い毛が生えている。
節があり、節ごとに葉を対生する。


撮影日 2018.09.16: 群馬県
葉は長さ2〜5cmで短い柄があり卵形で柔らかく、先端は
少しとがる。両面に毛が生えている。

花期8~10月。茎の先端から穂状花序を出し、淡い紅紫色の
唇形をした花をつける。花の真ん中には白い星形の模様が
入っている。


花が密につき、それぞれの花は基部に苞があるので、
外見は苞が並んだ棒状の姿に見える。

花は唇花型で、上唇は小さく三角形で、先端は2裂、下唇は
丸く広がって反り、先端は3裂、全体は白だが、下唇が広く
赤紫なので、赤紫の花との印象が強い。

萼は深く5裂。萼片や苞の縁には白い毛がある。


種子は4個入り、卵形、長さ約1㎜、しわがある。胚珠の柄が
果期に発達し弾力をもち、この運動で種子を射出する。



名の由来はよく分かっていません。

●花序が花の咲いたあとに伸びるのがキツネのしっぽのようだから

●花が孫狐の顔に似ているから

などの説があります。

キツネノマゴ属は熱帯を中心に約300種があるそうで、日本にはキツネノマゴ一種だけだけだそうです。
ただし、琉球列島にはやや葉が厚くて小さい変種の
キツネノヒマゴ(var. riukiuensis Yamamoto)
や、茎が地表を這う姿になる変種の
キツネノメマゴ(var. hayatae (Yamamoto) Ohwi)
があるそうです。

同属には園芸で栽培されるコエビソウ(小海老草、学名:Justicia brandegeeana)があります。

17.2.25に同じキツネノマゴ科の温室の花を撮ったことがあるのを思い出しました

17.2.25に同じキツネノマゴ科の温室の花を撮ったことがあります。



パキスタキス・・・大きさや色は違いますが
キツネノマゴに似た感じです。







ナツグミ

2018-09-05 18:00:00 | その他
ナツグミ(夏茱萸)
<学名:Elaeagnus multiflora Thunb.>
グミ科 グミ属 落葉低木







撮影日 2018.08.17: 長野県
関東〜中部、四国の山地に自生する落葉小高木、庭木にされることもある。
4〜5月頃に淡黄色の花(正確には萼筒)を咲かせる。




果実は偽果で6月頃に赤く熟して食べることができる。