生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

花のリース

2005-12-22 12:17:00 | 
絵本「ちいさなリース」を読み感動して詩を書きました。
自分の両親を殺したカロル将軍にリースを届け続けた女の子の気持ちを書いてみました。教会の若い人が素敵な曲をつけてくれて、教会学校のクリスマス会で教師たちが歌いました。紹介します。



        花のリース
こんなことできないんだと思ったの
あなたの敵を愛しなさい
それだけど父さん母さんいっていた
あなたの敵を愛しなさい

*リース リース 花のリース
 あなたのこころに届けたい

イエスさまは十字架の上で祈ってた
いたみをこらえ祈ってた
お父さま、かれらをおゆるしくださいと
十字架につけた人のために
*おりかえし

祈ったの。イエスさま見上げて心から
敵を愛するようにしてと
そうしたら、わたしの心変えられて
愛せるようになったのよ
*おりかえし


敵を赦すことはとても難しいことです。ましてや自分の肉親を殺した人のことを愛することなどできるのでしょうか? わたしは『もし肉親を殺されたら、殺した人を愛せるのか?』と問われたら、「愛せます」とは言えない者なのですが……。

イエスさまは十字架につけられたとき、
「父よ。かれらをお赦しください。彼らは何をしているのか自分でわからないのです(ルカ23:34)」

と、十字架につけた人たちのために父なる神に祈っています。
そんなイエスさまを見つめたとき、敵を愛することのできる心が少女に与えられたのだと思います。
世界中の人が、この女の子の心のようになれば、戦争はなくなるのにと思いました。


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