生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

幸い

2019-10-28 16:18:23 | 家族
ご無沙汰しています。
腰を痛めてしまったので、少しの時間しかPC作業ができません。

土曜日は土浦全国花火競技会でした。全国の花火師さんが集まって競う花火大会です。昨年は開始後30分ぐらいしたとき、事故が起きてそのまま中断してしまいました。

今年こそは事故が起きないようにと思っていたのですが、不発の花火が落下して怪我人が出て、3回も中断してしまいました。予定していた3分の2しか打ち上げられなかったそうです。幸い怪我をした人たちは軽傷だったと聞いて、ほっとしました。でも、火花がとんできたのですから怖かったでしょうね。

我が家は花火が中断しているときでも、終わった後でも家の中で花火が打ち上げられているような騒がしさでした。
長男一家が来ていたからです。5歳のナルクンは「ドカーン、ヒュルヒュル」と言いながら家の中を走り回っていました。自分が花火になったつもりでいるようです。
安全な部屋の中で花火を見ることができるとは、幸いです。

「幸い」と書いて、聖書の言葉を思い出しました。
山上の垂訓と言われているイエス様の言葉で、新約聖書マタイの福音書5:3—12
に書かれています。

「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人たちのものだから。
 悲しむ者は幸いです。その人たちは慰められるから。
 柔和な者は幸いです。その人たちは地を受け継ぐから。
 義に飢え渇く者は幸いです。その人たちは満ち足りるから。
 あわれみ深い者は幸いです。その人たちはあわれみを受けるから。
 心のきよい者は幸いです。その人たちは神を見るから。
 平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるから。
 義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人たちのものだから。」



ブログを読んでくださった方へ

今、苦難の中にある人は幸いです。なぜなら喜び踊るようになるから。


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台風から守られて

2019-10-14 10:18:56 | 日記
台風19号が上陸し、関東に大きな爪痕を残し、去っていきました

土曜日、携帯(まだガラケーです)が鳴って、緊急避難勧告のお知らせが来ました。

土浦に30年住んでいますが、初めてです。桜川と霞ケ浦の水位が警戒区域に入ったというお知らせなのに、桜川と霞ケ浦が決壊したと勘違いしてしまい、あわてました。震えながら避難の準備をしていると主人が言いました。

「決壊はしてない。決壊の可能性があるといってるんだ。うちはマンションの2階だから大丈夫じゃないか?」

でも、わたしは恐ろしくてたまりません。いちばん近くの避難所に行くのに歩いて一時間近くかかります。行きつけないのでは?

携帯が鳴るたびにビクビクしていましたが、聖書の言葉「主は、あなたを守る方。主は、あなたの右の手をおおう陰。」(詩篇121篇5節) を思い出してほっと安心しました。

神様はわたしを怖い目にあわせないと言っているのではなく、怖い目にあわせても「あなたを守る」と言ってくださると思い、安心したのです。

結局夜9時過ぎまで、何度か避難勧告のメールが入りましたが、無事に朝を迎えられ、教会にも行くことができました。
写真は増水した桜川。教会近くで撮りました。
これ以上被害が出ないように祈ります。

日本クリスチャン・ペンクラブのHP10日に更新しました。ここをクリックしてごらんください。




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「ぞうさん」に込められた思い

2019-10-04 15:18:55 | CS(子供伝道)
童謡「ぞうさん」の歌詞は誰でも知っていると思います。
同窓会報を読んでいて、「ぞうさん」の作詞者まどみちおさんの思いが書かれている文章を見つけました。

この地球上の動物で像ほど鼻の長い動物はいません。像の子は『ぞうさん、お鼻が長いのね』と言われました。「鼻が長くて変だ」と言われたように受け取るのが普通だと思います。
しかしこの像は、いかにもうれしそうに『そうよ、母さんも長いのよ』と答えます。長いねと言ってくれたのがうれしくてたまらないかのように、褒められたかのように、自分も長いだけでなく自分の一番大好きなこの世で一番尊敬しているお母さんも長いのよと、誇らしげに答えます。

この像がこのように答えることができたのは、この象が像として生かされていることを素晴らしいことだと思い、幸せに思い有難がっているからです。誇りに思っているからです。
像に限りません。けものでも虫でも魚でも鳥でも、草でも木でも数かぎりない生き物がみんな各々の個性を持たされて生かされていることは、何物にもかえられない素晴らしいことです。
「ぞうさん」は、単なる像の紹介ではなく、この世に生きるすべての動物の存在を肯定し、「そのままの姿がいちばん素晴らしいのだから、自信を持って生きなさいよ」と告げているというのです。

まどさんの思いを読んで、短い詩にこめられている思いを知り、胸があつくなりました。

像が像として生かされていることを素晴らしいと思えたのはなぜでしょう……。
おそらくお母さんが「長い鼻って素敵なのよ。像にしか与えられていないプレゼントよ。わたしたち、像でよかったね」と自分の存在を喜び、長い鼻を肯定的に受け入れていたからだと思います。

その根拠は、(動物も人間もひとりひとり神様によって造られた存在である。)ということです。
「初めに、神が天と地を創造した。(創世記1:1)」という聖書の言葉からきているのです。

まどさんは、クリスチャンではなかったようですが、教会に通われていたことがあり、その考え方に聖書の影響が表れたのではないかと私は思います。
子育てにおいて、自分が大切な存在であることを子どもに伝えられる親が増えることを祈っています。


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