生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

ブログ1年突破して

2006-10-26 13:14:51 | 日記
父のことを書こうとしましたが、涙が出てどうしても書けません。まだ混乱しているようです。

父が召されてから、日頃気丈な母があまりにも泣くので、わたしは泣きたいのを我慢していました。召されてから葬儀まで3日間あったのですが、その間、弔問客の前で母はずうっと泣いていました。わたしは母がどうにかなってしまうのではないかと心配でたまりませんでした。でも、思いっきり泣けて良かったのです。3日間泣き続けた母は、通夜のときも葬儀のときも少し涙を流しただけで、取り乱すようなことはありませんでした。

わたしは家に戻ってから、さめざめと泣いています。今日1日泣いて、明日からは気持ちを切り替えなくては……。なぜなら、明日は息子の結婚式1週間前なのです。

「葬儀と結婚式の日にちが重ならなくてよかったね。お父さんはそういうことも考えて死んだんだと思う」と母が言いました。

年は越せないと言われていましたが、入院当初は医師に「調子がいいから自宅へ帰ってもいいですよ」とまで言われていたので、12月までは大丈夫だろうと思っていました。

こんなに早いのなら、もっと頻繁に……毎日でも病院へ通ったらよかったのに……と後悔の気持ちがわいてきますが……いまさら考えても仕方のないことで思い煩っている暇はありません。後悔も今日でおしまい。

ブログを始めて今月20日で1年になりました。ブログを続けていなければ、このようにリアルタイムで父のことを書いたりはしなかったでしょう。それが良いことなのかどうか、よくわかりませんが、毎日50名近くの方が読んで下さり、父とわたしのことを心配し、祈ってくださったことが、どれだけ力強かったことか……。心から感謝いたします。


今日、戻ってきました

2006-10-25 18:52:15 | 日記
父は、18日朝に安らかに召天しました。葬儀が済み、今日実家から戻ってきました。
大勢の方々がお祈りくださり、またたくさんのメールやコメントを頂き、胸があつくなりました。厚く御礼申し上げます。

とても悲しいのですが、感動的なことがあり、そのことをブログを読んで下さっている方々にお伝えしなければと思っています。
今日は、報告だけにとどめますが、後ほど「心のフィルムに」の最終章を書かせていただきます。

わたしは疲れて倒れそうになったときもありましたが、守られて今は元気でおります。本当に有り難うございました。

お知らせ

2006-10-16 22:16:52 | 日記
さきほど、母から父の容態が急に悪くなったとの連絡がありましたので、明日朝から実家へ行くことにしました。医者の話では、あと2.3日とか……。意識もないそうです。

なぜ急変したのかわかりません。肺に酸素が少ししか入っていかないようになったそうです。今朝までは意識があって、アイスクリームを2口食べたと言っていたのに……。

いま、わたしは不思議なほど落ち着いています。まだ希望を捨てていません。神さまが最善をして下さることを信じて、行って来ます。

花火大会

2006-10-14 21:48:37 | 日記
主人とふたりで花火を見ました。さきほどベランダから撮った写真です。家から一歩も外へ出ずに花火が見られるなんて……。恵まれた場所に住んでいることを花火大会のたびに感謝しています。

父にも見せてあげられたらいいのに……と、気がつけば父のことばかり想っていました。

主の愛がいま

2006-10-14 11:03:52 | 日記
今日は、土浦の花火大会です。先週は前日の大雨で桜川が増水し、延期となってしまいました。一週間延びたのは、たぶん初めてだと思います。日延べしたため見ることができなくなった人もたくさんいるでしょう。息子も先週の土曜に休みをとってしまったため、今日は仕事を休めません。マンションの周りの道路が大渋滞になるので、深夜まで帰って来れないそうです。

わたしは、CSクリスマスの台本書き、CSだより書き、カラマーゾフの兄弟読書感想文書きが済んだので、花火が見られそうです。ホスピスに本と付せん、筆記用具を持っていき、父が眠っている間にCSだよりや感想文の下書きを書いていました。実家からホスピスへのバスを待つ間や電車の中も有効利用しました。


今朝のNHKドラマ「芋たこなんきん」では町子さんが結婚式場で原稿書きをしていましたが、パソコンでやること以外のものはどこででもできるのですね。(ノートパソコンなら持ち歩けますが、わたしは持っていません)これから週の半分近く家を離れるので、色々な物を持ち歩くことにしようと思いました。


ホスピスにいくとショックを受けたり、落ち込んだりすることもありますが、わたしの耳の奥には「主の愛がいま」という曲が流れています。この間教会学校でも弾き、子供たちと賛美しました。歌詞を紹介します。


         主の愛がいま

主の愛がいま あなたをつつむ
打たれた傷も 癒される
主の愛がいま あなたをつつむ
嘆き悲しみ 逃げ去る
傷ついた主の 愛の手が動き
あなたの上にとどまる
全能の主の 愛の手が包み
あなたの心を癒される

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