生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

生かしてください

2010-07-30 11:42:27 | 聖書から

明日で7月が終わります。わたしにとっては、長い長い7月でした。
昨日は病院へいってきました。完治していると言われることを期待して受診しましたが……。快方には向かっているけれど、まだ完全ではないので、しばらくは薬を続けるように言われました。(薬の量は半分に減りました)

完治するまで長い人は3か月ぐらいかかるそうです。アレルギーからきているので気長に回復を待つしかないのです。でも、とくに行動や外出制限がなかったので感謝しました。
自分の感じとしては、元気いっぱいで、身体の中から力が湧き上がってくるようです。


一昨日は久しぶりに水曜礼拝に出ました。主の祈りの後半の学びでした。

「日ごとの糧をきょうも与えて下さい」という祈りは、神様に『必要な物を与え、生かしてください』という積極的な姿勢であると教えていただきました。
「生かされている」と言うだけにとどまらず、「生かしてください」と神さまに求めることを示しているのです。

日ごとの糧・・・食物は、わたしたちが生きるのに最も基本的なものです。食物だけでなく、生きるのに必要な物をすべて与えて下さいと祈り求めていくことが大切だと聞いて、その通りだと思いました。

食べ物があっても具合が悪くて食べられないと、たちまち身体が弱っていきます。食べ物が与えられ、食べられるからこそ生きられるのです。

生きられるって、なんて嬉しいことでしょう!  命って、なんて尊いのでしょう!
神さま、今日もわたしを「生かしてください」と心から祈ります。

すばらしい出会い

2010-07-27 12:03:06 | 教会

先日、久しぶりに日曜礼拝に出席し、礼拝を受けることのできる喜びを体中で感じました。
メッセージではアポロという人物にスポットが当てられました。アポロは、使徒の働き18章24節に登場します。

アポロは雄弁で聖書に通じてはいまいたが、バプテスマのヨハネしか知らなかったと書かれています。バプテスマのヨハネは、イエスさまが公生涯に入られる前、救い主到来の預言をし、人々に悔い改めを迫りました。ヨハネはイエスさまに洗礼を授けたので、バプテスマのヨハネと呼ばれています。

アポロはバプテスマのヨハネのことは知っていましたが、イエス・キリストの救いを知らなかったのです。

パウロからイエス・キリストのことを聞いて信仰者になったプリスキラとアクラ夫妻は、
アポロの話しを聞いて彼を家に招き入れました。そしてアポロに福音を伝えました。

「夫妻は罪の赦しと、まったき平安。聖霊の力によって喜び、勇気、力が湧き上がってくること。イエスさまのために生きたいと思うこと・・・など話したのではないでしょうか」と牧師先生が言われました。

アポロは彼らの言うことを理解し、その後はイエスさまが救い主であることを人々に語り始めます。また、パウロとも出会い、大きな影響を受けたようです。
アポロは、のちにコリントの教会でアポロ派といわれる人たちが出るほど影響力のある伝道者になりました。

プリスキラ、アクラとの出会い。パウロとの出会いがアポロの人生を変えたのですね。
今までアポロという人物について特に心に留めていませんでしたが、彼の人生が出会いによって素晴らしいものとなったことをおぼえました。

わたしは今回の病気で実にたくさんの方々に祈っていただいていたことを知り、胸が篤くなりました。神さまによって多くの出会いが与えられていたからです。

出会いが与えられたことを喜び、これからも与えられる出会いを期待し、出会いを通して成長していきたいです。


ナポレオンも急性副鼻腔炎だった?

2010-07-24 11:34:08 | 日記

くちびると、てのひらと足の裏が一皮むけました。のどには白い斑点が現れ、消えていきました。菌との激しい戦いの跡です。

よく、勝利してくれました。勝利させてくださった神さまと、祈りで援護射撃をしてくださった皆様に心から感謝します。

ナポレオンはロシア遠征でひどい鼻風邪をひいたそうです。それで判断を誤ってフランス軍が負けたという説があるそうです。事実かどうかわかりませんが、ナポレオンはもしかして急性副鼻腔炎だったのでは? など勝手に想像しています。
3時間の睡眠しか必要としなかったあのナポレオンでも、鼻風邪にはかなわなかったわけです。

今回病気して、以前のような精神的落ち込みがなかったことを思いました。
以前は具合悪くなるたびに「なんてわたしは弱いのだろう……」と、自分の弱さを嘆いてみじめな気持になっていました。

この身体の弱さは、神さまが何か目的を持ってわたしに与えて下さったものだと気づいてからは、嘆かなくなったのです。
具合が悪くて伏せっている時間は、決してマイナスの時間ではないのですから、早く治さなくては・・・と焦る必要はないのです。

今回は伏せっている間に作品集に掲載した長編小説「エフラテール」の続編のストーリーが与えられました。大きな収穫です。

クリスチャンになる前は、病気すると神さまの罰ではないか? と思っていました。自分が何か悪い事をしたから罰が当たったんだと考えていました。でも、それは間違いでした。

神さまは罰を与えるようなお方ではありません。確かにわたしたち人間には罪がありますが、神様はそれを赦すためにひとり子のイエスさまを十字架にかけて下さったのです。イエスさまは罪がなかったのにわたしたちの身代わりとなって罰を受けて下さいました。
このことがはっきりしているので、罪のために病気や災いが起こるのではないと確信できるのです。

ひとつだけ、心痛めることがありました。それは23日、24日に教会学校で低学年夏期キャンプが行われました(現在行われています)。わたしは夏期キャンプの実行委員なので、はじめから準備に携わってきましたが、途中で体調を崩して参加も見合わせることになり、他の方に多大な迷惑と負担をかけてしまいました。
そのことを思うと胃が痛んでいました。

でも、祈って支えるという奉仕があることに気づかされ、昨日から夏期キャンプのために、参加する46人の子どもたち、奉仕する16名の教師たちの名を挙げて祈っています。

夏期キャンプは、そろそろ終わりの時間に近づいてきました。子どもたちの満足した顔が目に浮かびます。

み言葉を握って

2010-07-22 16:41:59 | 日記
今日病院へ行ってきました。一週間前に比べて、だいぶ良くなっていました。
まだ喉に炎症が残っているので、無理はできませんが、安静と外出禁止からは解放されました!
お祈りしてくださった方々、ありがとうございました。
本当に多くの方々のお祈りに支えられていたのだなあと思います。

ふつうの風邪だと思っていたのが長引き、原因がなかなかわからなかったので重症化してしまいました。

10年ぐらい前にも急性副鼻腔炎になったことがあり、そのときは頭が割れるように痛かったので、病院ですぐCTを撮ってわかりました。
今回は最初痛みがなく、熱も37℃台だったので診断がつかなかったのです。
最初の一週間くらいは平安でいられたのですが、2種類の抗生剤を飲んでも効かず、熱は高くなり、どんどん悪化していったのでさすがに不安になりました。

何気なく首筋に手を当てると、リンパが腫れていたのでぞっとしました。
乳癌の転移だろうか・・・。抗生剤の効かない病気になったのだろうか・・・もう二度と元気になれないのだろうか・・・。と、思いは悪い方へ傾く一方です。
出口のないトンネルはない。太陽は雲の上に・・・と思っても不安に負けてしまいます。
薬を飲んで安静にしているのに顔面と前頭部に痛みが出て、熱は39度近くまで上がりました。

「神さま、助けて下さい」「神さま、癒してください」と涙を流して叫ぶしかできない自分。
あなたの信仰はどこにあるのですか?
あなたはそれでも神さまの善意を信じますか?
と誰かに問いかけられているようでした。
自分の弱さと無力さと信仰のなさを徹底的に思い知らされました。
そんな中で神さまの善意は疑いませんでした。

不安に押しつぶされそうになった時、枕元に置いていた聖句カードをつかんでいました。(色画用紙に聖句を書いたカードをリングでまとめ、いつも手元に置いています)


「私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのだろうか。私の助けは、天地を造られた主から来る。主はあなたの足をよろけさせず、あなたを守る方は、まどろむこともない。(詩篇121:1-3)」


カードに書いてあった聖書の言葉です。聖書の言葉は、真実なる神様の約束です。
『天地を造られた主が助けて下さる。主は、いっときもまどろむことなく、わたしのことを見守っていてくださる。』

そう思ったとき、きっと癒されると思って心から安心しました。そのときふと、この顔面の腫れと痛みは副鼻腔炎によるものではないかと気づきました。
神さまが気づかせてくださったのです。
翌日(7/15)耳鼻科を受診すると、やはり急性副鼻腔炎でした。原因がわかったので適切な薬が処方され癒されていったのです。


わがたましいよ。主をほめたたえよ。
私のうちにあるすべてのものよ。
聖なる御名(みな)をほめたたえよ。
わがたましいよ。主をほめたたえよ。
主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。
主は、あなたのすべての咎を赦し、
あなたのすべての病をいやし、
あなたのいのちを穴から贖(あがな)い、
あなたに、恵みとあわれみとの冠をかぶらせ、
あなたの一生を良いもので満たされる。
あなたの若さは、鷲のように、新しくなる。(詩篇103:1-5)

もう少しです

2010-07-20 11:32:06 | 日記

長い間、ご無沙汰していました。
ブログをはじめてから10日以上更新しなかったことは、今までなかったと思います。

熱が下がってよくなってきたと思えば、また上がり、結局2週間近く熱が続きました。
抗生剤を飲んでいるのにどんどん症状が悪化していくので、15日に病院で再検査を受けました。

熱の原因は、急性副鼻腔炎によるものだとわかりました。
炎症の度合いが非常に強いので、一週間は外出禁止。安静にするようにと言われてしまいました。

首のリンパが腫れていたので癌の転移では?と心配になりましたが、そうではありませんでした。

顔面も腫れ、痛みがあったので『冷えピタ』を小さく切って顔中に貼って寝ていました。

昨日から痛みもなくなり、平熱になりました。やっと少し起きて何かできるようになりました。でも、すぐ疲れるので寝たり起きたり・・・ゆっくりやっています。

10日ぐらい全く家事ができなかったのですが、主人と娘がいっさいやってくれたので安心して休んでいられました。

神様から苦しみをいただきましたが、恵みとあわれみと平安もいただきました。
デボーションの冊子、デーリーブレッドの今日の箇所を読んで確信しました。(Ⅱテモテ1:2)

もっと書きたいのですが、今日はこのへんで・・・。完全に回復するまでもう少しです。


願いは叶えられなかったけれど・・・・・・

2010-07-09 11:52:38 | 日記
何日も前から楽しみにしていたOBIのサマースクーリング。軽井沢行きの新幹線往復チケットも買い求め、旅行バッグに荷物を詰め、準備万端整えていたのに行けませんでした。当日(5日)朝、熱が出てしまったのです。

数日前から風邪をひき、のどに痛みがありました。わたしは生まれつき抵抗力が弱く、風邪をひきやすい体質なので、のどが痛くなるのは日常茶飯事のことです。(扁桃腺肥大症なので1か月に1~2回はのどが腫れます)のどが赤くなっても風邪薬を飲んで休養すると、1日2日でたいていはよくなります。

ところが、先週は休養する暇がありませんでした。それでもスクーリングには必ず行けると信じていたので、行けないとわかったときはショックでした。

当日朝起きたとき、体がだるく目が充血していました。まさか? と思いながら恐る恐る熱を計ると37、3℃あります。平熱が35.6℃ぐらいなので、37℃台でも微熱とはいえません。スクーリングは2泊3日なので、明日までに熱が下がれば途中参加できるかもしれないという希望にすがって欠席の連絡をしました。

ところが、翌日になっても熱は下がりません。咳もひどく、喘息も出てきたので結局行くことができませんでした。

今年、スクーリングに参加したいという思いが与えられ、参加できるように祈ったこと。主人の許可が得られ、初めて参加申し込みができたこと。それなのに行けなかったこと。

これは一体どういうことなの? 
神様はなぜ行くことをストップされたの? 
と思い巡らしましたが、短絡的に考えて結論づけてはいけないと思いました。

目の前で起こることしかわからない者、一瞬先の未来も予測することができない小さなわたしが、神さまのお考えを知ることなど、とうていできないからです。

でも、神様の遠大なご計画の中にわたしの人生が組み込まれているのですから、このこともきっと意味のあることなのでしょう。

これはマイナスの出来事のように思えますが、主にあってプラスの出来事だと考えます。神様はいつもわたしに最善をなして下さるからです。

参加はできませんでしたが、参加申し込みをしたことに大きな意義がありました。数日前に送られてきた参加者名簿にわたしの名が記されていました。30数名の参加者の中でお顔を知っている方は数名だけでした。

スクーリングが終わった日、「参加者全員で回復をお祈りしました。」と先生からメールをいただきました。わたしのことを知らない方々もわたしのために祈って下さったのです。胸が熱くなりました。ありがとうございます。

K姉は「平安あれ」とメールを下さいました。おかげでずっと平安でいられ、病も回復しました。

わたしは、なんと幸いな者なのでしょう!! 参加者名簿に書かれた人の中でいちばんたくさんの恵みをいただいたのかもしれません。

一歩前進したと思います。来年に希望をつなぎます。感謝と喜びに満たされて・・・・・・。

鳥に教えられ

2010-07-04 20:56:30 | 日本クリスチャン・ペンクラブ

日本クリスチャン・ペンクラブ(JCP)では花鳥風月で400字エッセイを書いています。5月例会では、「鳥」をテーマに書きました。紹介させていただきます。


鳥に教えられ

その年の教会学校(CS)のピアノ伴奏者はひとりしかいなかった。最低ふたりは必要なので「わたしが弾きます」と申し出た。ピアノは得意ではない。でも、幼稚園に勤めていたとき、歌の伴奏をしていた。
 
 練習すればすぐ弾けるようになると思ったが、考えが甘かった。リズムがわからない。子ども讃美歌なら弾ける。でも、CSで歌う曲はリズミカルな曲ばかり。

「テンポが遅れているよ」と娘に言われ、数えながら弾く。録音した曲を何十回も聴き、何時間同じ曲を弾き続けても正しく弾けない。

(わたしには無理)と思った時、『ピーピ チチチチー』と楽しそうな鳥のさえずりが聞こえてきた。鳥は神様を喜び、賛美している。

大切なことを忘れていた。リズムばかり気にして主に向かって弾いていなかった。神様をほめたたえ、喜びの賛美として捧げよう。

祈りつつさらに練習すると、「あってるよ、リズム!」と、娘の声がした。



明日からOBIサマースクーリングで軽井沢に出かけます。

写真は桜川学園大橋より写したサギのコロニー。サギたちは春にやってきてここで繁殖し、10月にはどこかへ飛んで行ってしまいます。

呼び出されて

2010-07-02 19:19:51 | 聖書から

今週は一息つく間なく過ぎていきそうです。
月曜火曜は実家に行き、草取り、掃除など母の手伝いをしてきました。
水曜はヒックンが熱を出したのでいちにち預かり、木曜は家庭集会の準備、そして今日は我が家での家庭集会でした。
明日は教会の結婚式。夕方からはヒックンが来て泊まります。
月曜からはOBIのスクーリングなのですが、体調が崩れないようにと祈りつつ備えています。

いつも家庭集会は第3週の金曜日ですが、今月は教会の都合で1週目になりました。前回Oさん宅の家庭集会で次回の家庭集会は7/2と皆さんに伝えました。全員出席だったので、全員に伝わったと思っていました。
ところがそのとき、家庭を開放されていたOさんは席をはずしていたようです。家庭集会を開く家の者は、学びの時以外はゆっくり座ることができないほど忙しいのです。

今日Oさんが欠席だったので電話すると、7月の家庭集会は16日だと思っていたと言われ……結局来ることができませんでした。わたしの連絡ミスです。申し訳ない事をしたと反省・・・・・・心が痛んでいます。Oさん、ごめんなさい。


家庭集会の学びは、マタイ16:13-23でペテロの告白のところでした。
イエスさまに「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか」と尋ねられて、「あなたは、生ける神の御子キリストです」とペテロが答えました。

その答えにイエスさまは喜ばれました。
イエスさまは「このことをあなたに明らかに示したのは人間ではなく、天にいますわたしたちの父です」と言われました。

当時のユダヤ人は神さまを信じていても、神が人の姿で来られるとは思っていませんでした。イエスさまはたくさんの奇跡を行ったので、エリヤやエレミヤなど預言者のひとりだと思っている人々が多かったのですが、イエスさまを神の子と思う人はほとんどいなかったようです。

そのような中で、ペテロが「生ける神の御子キリストです」と告白できたのは、ペテロの知識や知恵によるものではなく、天の父なる神さまがペテロに言わしめたとイエスさまが言っておられます。

「生ける神の御子キリスト」というのは『生きている神さまの子ども、救い主』という意味で、驚くべき信仰告白です。

「人間生来の知性や教育、才覚ではイエスを正しくとらえることができません」と牧師先生が言われました。常識で考えると奇跡を信じることもできません。


自分が信じた時のことを思うと、なぜ信じたかと聞かれてもうまく説明ができません。頭で考えて信じるのではなく、神さまが心に働きかけて下さったから信じたとしか言いようがないのです。


教会は本来「呼び出された者たち」という意味だそうです。ギリシャ語ではエクレシアといいます。呼び出され、集められた群れが教会です。


わたしがキリストを信じ、教会に行くようになったのは、神さまに呼び出されたからなのだなあと思い、心がふるえました。


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