生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

クリスマスに寄せて(その4)

2005-12-19 11:34:32 | エッセイ

赤、緑、白、金のクリスマスカラーで赤はイエスさまの流した血の色を意味すると書きました。

緑は常緑樹の葉の色を象徴し、一年中枯れないということから永遠の命を示しています。
白は、雪を象徴しています。雪というと、イエスさまの贖いによって罪赦され、黒い心が雪のように白くなったことを思わされます。
金はベツレヘムの星の輝きを意味し、高貴さを表すそうです。
イエスさまが生まれたのはベツレヘムの家畜小屋の中でした。生まれたときに家畜小屋の上にはひときわ明るい星が出たそうです。東方の博士たちはその星を目当てにイエスさまを拝みにやってきます。
 
イエスさまが救い主と呼ばれるのは、わたしたちに永遠の命を与える者となって下さったからです。 
永遠の命をいただけるというのは、神さまからの約束です。目には見えませんが、もうすでにいただいているのだと思います。天国とか永遠の命というと、おとぎ話みたいでピンとこない方もおられるでしょうが、クリスチャンはそれを本気で信じる者なのです。

今は地上にいて、肉体の限界を感じ、色々なことに悩まされ、苦しみを背負って生きていますが、やがて肉体が死んだのち、神さまに新しい体をいただき、天国で永遠に生きられるということを信じています。

天国は、はるか遠くにあるのではなく、今わたしの中にもあります。わたしにとって天国は、死後に行けるところとしてではなく、もっと近いものとしてとらえています。日常生活の中で、天国とはこういう感じなのかなあと思う一瞬があり、感動で胸がいっぱいになることがあります。

そのときのことを「天国の前味(まえあじ)を味わっている」と言うそうです。たとえると、天国の食卓にはすごいごちそうが並んでいる。天国に行かないと全部を食べることはできないけれども、地上では天国の食卓に出るごちそうの味見ができるという話しを聞きました。クリスチャンは、地上と天国とふたつの国籍を持っているので、地上にいながら天国を体験できるのです。

今年のクリスマスも天国の前味を味わうときでありますように。



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