生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

悲しんでいるようでも (日記)

2005-10-31 12:07:42 | 乳癌
朝、目が覚めると
今日という日の期待でわくわくする
誰もまだ体験してない
新しい一日がはじまる
足跡のついてない雪道に
サクサクと足跡をつけていくような気持ち

神さま、今日はわたしに何を語って下さるのですか
しもべは聞きます。主よお話下さい

癌という病気をかえているわたし。さぞ嘆き悲しんでいることだろうと思っている人がいます。たしかに悲しみはときおり津波のように襲ってくるし、涙もよく出ます。でも、決して悲しみに沈んでいるわけではありません。この詩のような気持ちで朝を迎えられるのですから幸いです。

「人に知られないようでも、よく知られ、死にそうでも、見よ、生きており、罰せられているようであっても、殺されず、悲しんでいるようでも、いつも喜んでおり、貧しいようでも多くの人を富ませ、何も持たないようでも、すべてのものを持っています。(2コリント人への手紙6:9-10)」


はじめに

2005-10-20 07:14:00 | 日記
 土筆文香(つくしふみか)です。友人から、ホームページの記事を携帯で見たいと言われたので、ブログを開設しました。

 わたしは中学生のころクラスで孤立してしまい、毎日死にたいと思っていました。自分の存在価値がわからず、生きる意味を見いだすことができなかったのです。劣等感に押しつぶされそうにもなっていました。
 自殺も考えました。でも、臆病だったため実行することはなく、10代はずうっと暗い気持ちで過ごしていました。 
 20歳過ぎてから、クリスチャン作家三浦綾子さんの本がきっかけで教会に通うようになり、イエス・キリストを信じ、洗礼を受けました。
 神さまの愛がわかったとき、わたしは180度変えられました。天と地を造られた神様は、このわたしのことも造って下さったのです。今まで自分は欠陥人間のように思っていましたが、神様が失敗などなさるはずがなく、目的を持ってわたしを造り、「良し」と言って下さったのです。
聖書には、「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している(イザヤ書43-4)」と書かれています。

 キリストに出会うまでは、わたしの心は憎しみでいっぱいでした。また、自分自身のことも憎んでいました。自分の性格も容姿も何もかも大嫌いでした。神さまの愛を知ったとき、自分を受け入れることができ、初めて自分をいとおしいと思えるようになりました。自分自身を受け入れられて、初めて人を愛することができるのだと知りました。

 ときどき、いままで一番つらかった中学2年のころを思い出します。今、生きる意味がわからずに死にたいと思っている人がいるのなら、その人に神さまの愛を伝えたくて童話や小説を書き始めました。
はじめて一冊の本になったのが「リピート・シンドローム」(リストカット・ドラッグ・摂食障害……少女たちの心の叫び)キリスト新聞社です。この本はアマゾンなどのネット書店ではノンフィクションに分類されていますが、モデルはなくフィクションですが、10代のころの自分の思いを登場人物に重ねて書いています 
 本の出版が決まった直後に乳癌の手術を受けました。今までずうっと先にあると思っていた死がすぐ近くに感じられたとき、「こうしてはいられない」という気持ちになって、ホームページを立ち上げました。

それから1年半たった今、再発転移はないものの、薬の副作用でいつ再入院になるかもしれないというぎりぎりのところに立たされて、また「こうしてはいられない」と言う気持ちになりブログを開設しました。

ここでの記事の内容は主に「生かされて…土筆文香」のホームページからの抜粋ですが、ブログ用に新しく書くこともあります。
コメントいただけると励みになります。ただ、体調が不安定なので、すぐに返事を書けないときがありますがご了承ください。

くわしくはホームページ「生かされて…土筆文香」をご覧下さい
URL http://www5f.biglobe.ne.jp/~tukushi/

このサイトで引用している聖書は新改訳聖書です。

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