24日、病院(乳腺外来)は午後2時の予約でした。1時間程待っただけで呼ばれ、3時半には終わっていました。そのまま駅に向かい、6時半ごろ実家に着きました。
母には、薬の2次的副作用が出たため病院に寄ってから行くので遅くなると連絡していました。
「乳癌の手術して5年以上たっているのに、何でまだ治療しているの? どこか別のところが悪いんじゃないの?」
母はわたしの顔を見るなり言いました。
母に心配かけないように、乳癌の治療について今まで詳しく話していませんでした。
「普通、癌は5年たてば治療が終わるものでしょう。なぜまだ薬飲んでいるの? 知り合いで乳癌の人が何人かいるけど、みんな5年たったら治療終わったって言っているわよ」
母が疑問をもつのはもっともなことです。確かに癌は5年で治療が終わりになるケースが多いことでしょう。乳癌は5年ではなく術後10年から20年ぐらい注意が必要なのですが……。
わたしの場合は、リンパ転移があったため再発転移のリスクが高いので10年間は薬を続けた方がいいと医師に言われたのです。
リンパ転移があったことは母に話していませんし、そのことはこれからも話さない方がいいと思っています。
でも、嘘をつかずに母が安心できるように説明するには、なんて言ったらいいのでしょう……。知恵を与えて下さいと主に祈りつつ説明しました。
乳癌といっても、色々な種類があるの。ホルモンに関係しているものと、そうでないものがあるし、癌の大きさやできた場所などによって治療が違ってくるの。同じタイプ、同じステージの癌でも、術後の状態が人によって違うし、病院や医師によっても治療が異なるのよ。
わたしの場合は、術後放射線治療はしたけれど、点滴の抗がん剤治療をしなかったでしょう。だから、先生は5年で薬をやめず、まだ続けた方がよいとおっしゃるの。でも同じ薬を5年も飲んでいると効かなくなってくるでしょ。それで別の薬に変わったのだけど、わたしには合わなかったみたいで、今度また薬を変えることになったの。
いま、癌の研究が進んでいるから、次々と新薬が開発されているのよ。今まで飲んでいた薬は2007年に認証されたばかりの薬なの。
再発転移の可能性を最大限に下げるために最新で最善の治療を受けているの。治療を受けられること自体ありがたいよね。こんどまた腹部注射を受けることになったので治療費が大変だけど、医療費控除で注射の費用くらいは戻ってくるから感謝だね。
お医者さんでもわからないこともあるけれど、治療のうちに神様が働いてくださっているから、心配することは何もないのよ。
今回は薬が変わったせいで体調が狂ってしまったけど、それほど深刻なものじゃないから大丈夫。貧血といっても原因がわかっていて、治療を受けたからこれ以上ひどくならないし、血を作る機能に問題があるわけではないから心配しないで。
また薬が変わるから何が起こるかわからないけれど、すべてが神様の御手の中にあるから安心しておまかせしていればいいんだと思ってるの。
と言うと、母は納得したようでした。
詳しい治療内容については、後日HPに書かせていただきます。
25日にはJCPでよい学びができ、26日は教会でCSメッセージのご奉仕もできて感謝でした。