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娘あてに書いた手紙を紹介します。
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親愛なるMちゃんへ
Mちゃん、結婚おめでとう。Mちゃんが、「結婚したい人がいる」と言ったとき、心から嬉しく思いました。そして、人を見る目があるMちゃんが選んだ人だから、相手の方は、きっと優しい人だろうなあと思いました。本当にそうでしたね。
Mちゃんが生まれた時、わたしは喘息で入院してしまい、どうなることかと思いましたが、ミルクをよく飲み、よく眠り、すくすく育ちましたね。
わたしが退院してからは、お兄ちゃんがやきもちをやくので、なかなか落ち着いて相手ができませんでした。でも、お兄ちゃんがいないとき、Mちゃんをぎゅっと抱きしめて「なんて可愛いんでしょう。こんな可愛い子いないよ」と何度も言ってたの覚えてる?(覚えているわけないよね)
Mちゃんは、2歳前ぐらいから自分の意志をはっきり示すようになって、意志にそぐわないときはギャーギャーといつまでも泣いていましたね。ずいぶん長い反抗期で、わたしはへとへとでした。
でも、自分の考えを持ち、意志をはっきり示すことは、大人になってプラスに働いているので嬉しく思っています。あの時期はMちゃんの人格形成に必要だったのかもしれませんね。
また、気が強く、幼稚園ではOちゃんと引っかきあいをしたり、近所ではKちゃんとはたきあいをしてハラハラさせられましたが、今になると笑い話だね。
気が強くなったのは、100%お兄ちゃんのおかげだと思っていたけれど、オーママ(祖母)からきているのかもしれないと、最近思っています。
Mちゃんが高校を卒業して一人暮らしを始めたときは、心配でたまりませんでした。携帯が2日間もつながらなかったり、学校へ来てないと先生から電話があったり……。犯罪に巻き込まれたのかと思って、いのちの縮む思いがしました。
「心配のし過ぎだよ」と言う声が聞こえてくるようですが……。この気持ちは親にならないとわからないでしょうね。
「東京で一人暮らしを始めたら、もうずっと戻ってこないかもね」と色々な人から言われ、寂しい気持ちでいっぱいでした。でも、卒業して戻ってきたときは本当に嬉しかったです。ちょうどお兄ちゃんが結婚して家を出たので、タイミングよかったよね。
それから8年……。一緒に暮らせて楽しかった。旅行も一緒に行けたしね。
この8年の生活があったから、今回嫁いで行ってしまうことを寂しく思いません。(少しは寂しいけどね)
短気でせっかちな性格のわたしなので、Mちゃんをいらいらさせることがあったけど、Mちゃんのおかげで「待つ」ということを学びました。そのほかにもたくさん教えられました。ありがとね。
わたしは母親としては失格点だったけど、わたしをはるかに超えていい娘に育ってくれてよかったです。育ててくださったのはイエス様ですね。
これからは、Yくんと仲良く生きていってください。
結婚すると、結婚前には知らなかった面をみることになります。こんなはずじゃなかったのに……と思うこともあるでしょう。また、育った環境が違うので、お互いに感性や習慣、考え方などが違うことに気づくでしょう。でも、違っているのは当たり前のことです。よく話し合って違いを認め合えるといいね。
何よりもいちばんに神様がYくんと出会わせ、伴侶としてくださったことを心に留めてください。
喧嘩しても、本気で喧嘩してはだめですよ。Mちゃんが以前「相手が悪くても、自分にも悪いところがあると思う。お互い様だと思う」というようなことを言っていたけれど、それは素晴らしい発想です。このことを忘れないでね。
それから、三浦綾子さんの本に「不機嫌は罪です」書いてあったけど、不機嫌にしていると周りの人が嫌な気持ちになるので、気を付けてくださいね。
あっ、お説教めいたことは書かないつもりだったのに……説教臭くなってごめんなさい。
とにかく、イエス様を見上げて新しい家庭を築いていってください。 母より
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娘も手紙を書いていて、披露会で読んでくれました。「わたしは育てにくい子だったと思います」と書かれていました。小学4年の時骨折して、母に松葉杖ごと自転車に乗せて病院へ通ってくれたことを感謝しているというのを聞いて、そんなこともあったなあ……となつかしく思い出しました。
娘の晴れ姿を母に見てもらいたかった……。でも、主人の母が結婚式に参列してくれたので、嬉しかったです。
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