昨日の礼拝は、講壇交換で霞が関キリスト教会の牧師、池田勇人先生が土浦めぐみ教会に来られてメッセージをしてくださいました。
池田先生は、日本クリスチャン・ペンクラブ(JCP)理事長で、わたしのペンネーム、土筆文香の名付け親でもあります。
まず、昨年8月にテレビ放送されたNNNドキュメント 「戦場のラブレター」について語ってくださいました。
3年前、知り合いの宣教師が池田先生のもとを訪れました。宣教師は一通の手紙を出し、これを書いた本人に渡してほしいと池田先生に託しました。
63年前、石川県に住む中野きく枝さんが、硫黄島で戦う夫にあてた手紙でした。
硫黄島の戦いでは日本兵、米兵双方とも2万人を超える戦死者が出たそうです。
日本兵の遺体が片づけられた後の砂浜で、米兵のライマン・コリーさんが休憩していると、茶封筒が風に乗って飛んできました。ライマンさんが手に取ると、それは亡くなった日本兵が持っていた手紙と思われました。
ライマンさんはその後、腰を至近距離で撃たれ大怪我をしたそうです。でも、そのおかげで命は助かり、国にもどりました。日本語が解らないので手紙の内容を理解できないまま60数年も大切に持っていたそうです。
ライマンさんは手紙を宣教師に見せ、内容を知ったとき、悩みながらもこの手紙を書いた方にお返したいと言いました。
手紙には、戦地の夫を気遣う愛に満ちた言葉が書かれ、2人目の子供を授かったことが記されていました。
池田先生ご夫妻は宣教師から託された手紙を持って石川県の中野きく枝さんのもとを訪れ、きく枝さんの前で手紙を読まれました。
きく枝さんは痴ほう症でしたが、読み終わった時「手紙ではなく夫に帰って来てほしかった」と言いました。理解しておられたのです。
ライマンさんは 「戦争に勝利はない。両国とも負け。たとえ勝ったとしても後には何も生まれない。両方の家族に悲しみを与え続けている」と言いました。
NNNドキュメント「戦場のラブレター」については、
昨年8月10日のブログに番組の内容と感想を書いています。
こちらをご覧ください。
つづく
池田先生は、日本クリスチャン・ペンクラブ(JCP)理事長で、わたしのペンネーム、土筆文香の名付け親でもあります。
まず、昨年8月にテレビ放送されたNNNドキュメント 「戦場のラブレター」について語ってくださいました。
3年前、知り合いの宣教師が池田先生のもとを訪れました。宣教師は一通の手紙を出し、これを書いた本人に渡してほしいと池田先生に託しました。
63年前、石川県に住む中野きく枝さんが、硫黄島で戦う夫にあてた手紙でした。
硫黄島の戦いでは日本兵、米兵双方とも2万人を超える戦死者が出たそうです。
日本兵の遺体が片づけられた後の砂浜で、米兵のライマン・コリーさんが休憩していると、茶封筒が風に乗って飛んできました。ライマンさんが手に取ると、それは亡くなった日本兵が持っていた手紙と思われました。
ライマンさんはその後、腰を至近距離で撃たれ大怪我をしたそうです。でも、そのおかげで命は助かり、国にもどりました。日本語が解らないので手紙の内容を理解できないまま60数年も大切に持っていたそうです。
ライマンさんは手紙を宣教師に見せ、内容を知ったとき、悩みながらもこの手紙を書いた方にお返したいと言いました。
手紙には、戦地の夫を気遣う愛に満ちた言葉が書かれ、2人目の子供を授かったことが記されていました。
池田先生ご夫妻は宣教師から託された手紙を持って石川県の中野きく枝さんのもとを訪れ、きく枝さんの前で手紙を読まれました。
きく枝さんは痴ほう症でしたが、読み終わった時「手紙ではなく夫に帰って来てほしかった」と言いました。理解しておられたのです。
ライマンさんは 「戦争に勝利はない。両国とも負け。たとえ勝ったとしても後には何も生まれない。両方の家族に悲しみを与え続けている」と言いました。
NNNドキュメント「戦場のラブレター」については、
昨年8月10日のブログに番組の内容と感想を書いています。
こちらをご覧ください。
つづく