今年四月期のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「虎に翼」もあと10回で終了になります。ヒロイン役の伊藤沙莉は７年前の朝ドラ「ひよっこ」の米子の印象が強いので、ヒロインと聞いた時には正直驚きました。
米子は米屋なのにパンが好きで、米子という名が気に入らず“さおり”と名乗り、住み込みで働く男を好きになって結婚するのですが、このストーリーが面白い愛すべき存在でした。今回は日本初の女性弁護士の一人三淵嘉子さんをモデルにした橋爪寅子役です。
最初は法曹界が舞台ということで難しいストーリーかと思いました。しかし戦争の犠牲でつらい生活も強いられましたが、日本の復興と共に朝ドラらしい明るい家族が話題になって楽しませてくれました。
時代は昭和ですが40年頃はまだ女性の社会進出は限られていたのです。現在とでは隔世の感がある時代を思い出すと、昭和も遠くなったものだと思います。夫婦が共に働くことは少なく、会社にも主婦はいなかったと思います。女性は専業主婦がほとんどでした。
「虎に翼」は中国の書物「韓非子」にある言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」の意味だそうです。女性の社長が上場企業にも誕生していますし、政治の世界でもアメリカ大統領や日本の総理にも女性が誕生する可能性があります。
私もまちを守る会の防災委員に女性専任委員制度を採用し、またまちづくり協議会の会長も女性にお願いするなど助けられています。それが時代なのですね。
