読売新聞の“役立つレジタル”欄に「ダークパターン」という記事が載っています。ダークパターンとはウェブサイトやアプリの閲覧者を欺くような仕掛けやデザイン、サイト設計をさすのだそうです。
「50%オフ」とか「お試し価格」と大きく表示したサイトの脇に、小さく定期購入だと載せていたり、「セール終了まであと30分」とあおったりするサイトが該当するそうです。さらに出所不明の「購入者の声」や「〇人が購入済み」と言った偽の情報を載せるのもダークパターンだそうです。
これらはウェブサイトに限らず、毎日の新聞折り込みでも日常的に使われているパターンです。さらにテレビでも同じです。私は見ていて腹が立つのは画面に示した特別価格は「この放送終了後30分以内に注文した人に限る」という案内です。
実際に試したことはありませんが同じ案内を繰り返しているのですから、30分以内というのはあおりの言葉です。「購入者の声」も健康食品などはその効用を言わせていますが、画面には小さく「個人の感想です」と表視しているのです。それもすぐに消えてしまいます。
日本ではこの「ダークパターン」に罰則はないのです。さらに気をつけなくてはいけないのが、知らずに定期購入契約をしてしまった場合は、その解約に手間がかかることがあると言います。ウェブだけではなく新聞の折込広告、テレビのコマーシャルにも注意が必要です。