夢の実現へ きむら社会福祉士事務所

独立型社会福祉士事務所を続け、地域&在宅医療の重要性を訴え、あきらめず!岩手県の医師充足度ワーストワン汚名を返上したい!

元ヘルパー準詐欺事件!新聞記事が揃う!

2007-03-21 10:13:31 | 盛岡・元ホームヘルパー準詐欺事件
世界水泳:鈴木、原田組が銅 シンクロ・デュエットTR

この事件の記事が昨日は2社、本日2社。揃いました。関心の高さを物語っていています。当然です。同様の事件を再び起こさないためにも、しっかり報道して!真実にせまっていただきたい。内容は、ほぼ同じですが、そのまま投稿します。

「懲役10年求刑 元ヘルパー詐取事件」
 ホームヘルパーで担当していた盛岡市の認知症とされる女性(当時84)から現金をだまし取ったとして、準詐欺と窃盗の罪に問われた花巻市矢沢の元ヘルパー、小原さつ子被告(55)の論告求刑公判が19日、盛岡地裁(杉山慎治裁判長)であった。検察側は「被害者を保護する立場にありながら、心神耗弱状態につけこんで巨額の財産を根こそぎ奪い取った犯行は許されない」などとして懲役10年を求刑した。
 起訴状によると、小原被告は04年5月11日~12月20日の間、心神耗弱状態だった女性を盛岡市内の銀行に連れていくなどし、女性名義の預金口座から計1億438万円をだまし取ったり、盗み取ったりしたとされる。
 争点は(1)小原被告が現金を女性の銀行口座から引き出したとされる04年5月11日から同12月20日の間、女性が認知症で判断能力や財産管理能力がない、心神耗弱状態にあったかどうか(2)小原被告は、女性が心神耗弱状態だったことを認識し、これに乗じて預金を引き出すなどの意思があったかどうか――の2点。
 検察側は、女性が事件当時に中程度からやや高度の認知症だったとする医師の鑑定は、鑑定資料を客観的に用いたもので高度の信用性があるなどとし、女性が心神耗弱状態だったと改めて主張。また、被告が03年5月、女性が通う病院で「最近認知症がひどい」と話していたことなどから、女性の認知症を認識していたと主張した。  2007年03月20日 朝日新聞岩手版より

「盛岡・元ヘルパー準詐欺:被告に懲役10年求刑 1億円余を詐取--地裁論告 /岩手」
 ◇介護先で1億円余を詐取
 認知症だった盛岡市の女性(当時85歳、05年5月死亡)の預金口座から現金を引き出し、だまし取ったなどとして準詐欺と窃盗の罪に問われた花巻市矢沢1地割、元ホームヘルパー、小原さつ子被告(55)に対する論告求刑公判が19日、盛岡地裁(杉山慎治裁判長)であり、検察側は懲役10年を求刑した。
 公判の争点は(1)小原被告が口座から現金を引き出した時期に、女性は認知症で判断能力や財産管理能力が著しく低下した心神耗弱状態だったか(2)小原被告は女性が心神耗弱状態であることを認識し、それに乗じて現金を引き出したか--の2点。小原被告は「受け取った現金は介護の報酬」として全面的に無罪を主張している。
 検察側は論告で(1)について、女性は当時、判断能力などが著しく低下していたとする医師の鑑定には高い信用性があると主張。また(2)について、銀行で行員に「私は娘なんです」などと言ったのは女性の心神耗弱状態を認識し、それに乗じる意思があったことを推認させるなどとした。その上で「1億円余りの財産を奪い取り、自己のぜいたく品の購入に費やした結果は重大」と述べた。
 起訴状によると、小原被告は02年9月ごろからホームヘルパーとして女性の介護を担当。04年5月から同12月までの間、女性名義の預金口座から自分の口座に振り込ませるなどして現金計約1億440万円をだまし取った。26日の公判で弁護側による弁論があり、結審する予定。【岸本桂司】
   2007年3月20日 毎日新聞より

この事件が発覚してから、岩手県行政が中心になり高齢者・障害者の権利を擁護するための関係者会議を開催した。具体的な方向性も確認されたと聞く。しかし、地域で活動している私の周辺では、全く変化なく、改善に向けての目に見えた活動はない。現場の第一線にいるケアマネジャや地域包括支援センターの職員らが孤軍奮闘している。日常的に、県民、市民に啓発・啓蒙し、浸透するような施策の実施を期待したい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 元ヘルパーに懲役10年求刑!... | トップ | 日の出食堂(宮古市五月町) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

盛岡・元ホームヘルパー準詐欺事件」カテゴリの最新記事