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高齢者虐待:1万5000件超…死者32人 昨年度最多!

2010-11-23 10:56:34 | 介護保険制度って!なに?
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高齢者虐待:1万5000件超…死者32人 昨年度最多
全国の自治体による高齢者虐待の確認件数 09年度に確認された65歳以上の高齢者の虐待件数は、1万5691件に上り、08年度より732件、4.9%増えて06年度の統計開始以来最多となったことが22日、厚生労働省のまとめで分かった。ほとんどを占める「家族や親族による虐待」の被害者の45.7%が介護の必要な認知症のお年寄りで、虐待による死亡者も06年度と並び過去最多の32人に達した。件数は毎年増加を続け、06年度の1万2623件と比べ、4年間で約1.24倍となった。

 06年施行の高齢者虐待防止法は、お年寄りへの虐待の発見者に市区町村などへの通報を義務付けており、全市区町村と都道府県の確認事案を同省が取りまとめた。

 まとめによると、家族ら以外では、介護施設職員らによる虐待が76件(前年比8.6%増)あり、これも過去最多だった。家族らによる虐待の被害者は、77.3%が女性で、年齢別では80代が42.2%を占め、要介護認定を受けたお年寄りが68.6%に上った。加害者は、息子41%▽夫17.7%▽娘15.2%--の順。同省は「介護している子供自身が就労できていなかったり、介護のため失業するなどの問題と重なっているのでは」と分析する。

 被害類型別では、身体的虐待63.5%▽「死んでしまえばいい」といった暴言などの心理的虐待38.2%▽財産横領などの経済的虐待26.1%▽介護の放棄25.5%--など。

 死亡者32人は、殺人17人▽介護放棄による致死6人▽暴行などによる致死5人--など。同省によると32人のうち「半数程度」は、市区町村が通報や相談を受けていたという。

 施設などの職員による虐待では、入所者に対する介護放棄で08年度に自治体の改善勧告を受けながら、09年度にも入所者への身体拘束のあったグループホームに改善命令が出たケースがあった。(2010,11,23 毎日新聞)

高齢者への虐待の歯止めがかからない。昨年(09年度)の調査だが1万5千件超だ。そのうち家族や親族による虐待が45.7%という。死者32人。認知症の高齢者が被害者となる頃向だ
高齢者の他にも障害者や児童など社会的に弱い立場にある方々が虐待の被害者になりやすいわけで、対策としても、とり易いような気がするが、いっこうに減少傾向とならない。残念だ。

強者の論理だけでなく、共に生きる社会づくりが大切だ
そして、国の責任でセーフティネット体制の整備・充実は必要だ。
虐待の撲滅に真摯に取組んでほしい
コメント
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