




「児童虐待:診療時にチェック 可能性6段階評価 大阪市内、6施設が運用」
◇親の態度など確認
児童虐待を防止するため、大阪市内の大規模医療機関と市こども相談センター(児童相談所)が、子どもの患者を診察した際に虐待かどうかを判断するチェックシートを作成し、4月から運用を始めた。子どもの状況だけでなく、本来の医療行為とは関係のない親の態度にも目を光らせるのが特徴。詳細なチェック項目は入院患者の場合、子どもと親を合わせ計61項目にも及ぶ。結果は同センターに伝えられ、センター職員が対応にあたる。
導入した医療機関はいずれも大規模な総合病院で、市立総合医療センターや大阪府立急性期・総合医療センターなど6施設。市こども相談センターは医療機関との連携強化を図るため、この6施設と08年度から虐待の事例検討を重ねてきたが、その中で、共通の視点での評価基準の必要性を指摘する声が上がったという。
シートはセンターと6施設が1年間かけて作成した。医師は診察時に、本来の診断の他、子どもの服装や表情、親の態度などを確認。外傷などの状況を踏まえた上、医師の判断で虐待の可能性を「5(疑濃)」から「0(子育て要支援)」まで6段階のレベルで○印を付ける。
一方、センター側は、このシートの内容を分析して虐待の有無を検討。家族への聞き取りなどで対応する。
6施設の他、既に市内の複数の民間医療機関が導入しており、将来的には、大阪府内の他の児童相談所や医療機関にもシートの活用を広げていきたい考えだ。
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(毎日新聞 2010年4月11日 東京朝刊)

大阪市の医療機関や児童相談所等で「虐待かどうかを判断するチェックシート」を作成し4月から運用を開始した。大阪府全体に広げていくと言う。





