「グリーンピア再出発 宮古・田老に4月開業」
宮古市田老のグリーンピア三陸みやこは4月1日、宿泊施設の営業を再開する。グリーンピアせとうち(広島県)の指定管理者ゆうとぴあセトウチ(伊藤健士会長)と宮古市の地元個人が協力して出資した新会社「三陸みやこ」(伊藤社長)が営業を受託。新会社は「地元密着」の運営を打ち出しており、市民向けのサービスを展開し、安定運営を目指す。
グリーンピア三陸みやこはグリーンピア田老から名称変更し、再スタート。オープン記念の割安な宿泊プランを設定しているほか、4月は時間などを限定して日帰り入浴や屋外施設の無料開放などを実施。市民を対象にペア50組の宿泊招待も企画している。
運営する三陸みやこはゆうとぴあセトウチと地元個人が出資金950万円で昨年11月に設立。パート、アルバイトを含む従業員38人を雇用し、現在は営業再開に向けた準備を進めている。
レストランでの接客サービスを担当する小林裕哉さん(22)は「一からのスタートになるが一流のホテルマンを目指して頑張りたい。お客さまにも新たにスタートを切るホテルを楽しんでほしい」と抱負を語る。
三陸みやこの事業計画では地元を中心とした企画を軸に、ツアー客や修学旅行の誘致、屋外施設を活用した団体、学校へのセールスを強化する方針。人件費を総売り上げの30%に抑えるなどコスト管理を徹底し、独立採算の成り立つ経営を目指す。初年度は184万円の黒字目標を掲げる。伊藤社長は「市が所有する施設として地元の皆さんにできるだけ活用してもらいたい。観光資源や自然環境が豊富に整った施設を活用し、地域に親しまれる施設としたい」と意気込む。
グリーンピア三陸みやこは年金福祉事業団(当時)が建設し、1985年に開業。旧田老町へ約3億円で譲渡され、現在は宮古市が施設を所有する。財団法人グリーンピア田老(理事長・山本正徳宮古市長)が指定管理者。宿泊施設は同財団法人が市の承諾を得て、東京の業者に運営委託したが、営業不振などを理由に昨年9月末で撤退した。
(2010/03/30 岩手日報)
子どもが小さかった頃は、家族でよく出かけたものだ。
日帰り入浴は最高だった。入浴後にアイスクリームを食べるのが楽しみだ。
冬は屋外スケート、夏は流れるプールだ。体育館や野球場もある。結婚式場もある。
散策もできる。
さすがに宿泊はしたことはないが、快適な環境が整った所だ。
市内の他にも似たような施設ができて出かける機会も少なくなった。
相変わらず”親方日の丸的”な運営が続き、基金も取り崩し負債が発生した。
遠方でもあり、不景気が続き、時代の流れで人気も希薄になってきたのだ。
さて、名称も変更し再スタートとなる。全てのデメリットを克服して成功してもらいたい。
陰ながら応援したい気持だ。通過型から滞在型の観光地を目指して奮闘を期待したい。