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障害者自立支援法訴訟:和解 定期協議で厚労相「机上の空論作らぬ」!

2010-04-22 09:52:56 | 障害者自立支援法って!なに?
小野(ロ)3勝、高橋秀(ソ)1勝、加藤(オ)1勝、前田健(広)3勝、ゴンザレス(巨)2勝

”障害者自立支援法訴訟:和解 定期協議で厚労相「机上の空論作らぬ」”
 ◇基本合意、進展検証
 東京地裁で21日、障害者自立支援法違憲訴訟が和解し、集団訴訟がすべて終結したのを受け、同日午後、原告側と政府の「基本合意」の進展を検証する初の定期協議が開かれた。この後、首相官邸を訪れた原告側と面会した鳩山由紀夫首相は「自立支援法でご迷惑をかけて申し訳ない。新しい法律を作り上げる願いを皆さまと共有している」とあいさつした。

 基本合意は▽同法を廃止し13年8月までに新制度を実施し、策定に障害者が参画▽制度の谷間を作らないための障害範囲見直し▽低所得者の医療費負担を当面の重要課題とする--などの内容。定期協議で長妻昭厚生労働相は「机上の空論で政策を作らず、現状をつぶさに把握したい」と述べた。

 原告だった秋保喜美子さん(広島県)や家平悟さん(東京都)らは▽応益負担の速やかな廃止▽利用実績に基づく日払い制度で減った施設の報酬を、月払い制度に戻す▽地方分権推進でサービスの地域差を拡大させない--など10項目を求めた。政府側は「検討する」(山井和則政務官)などと答えるにとどまった。

 今後の新法制定は、財源など課題が山積する。支払い能力に応じた負担とする方向で▽現行の障害程度区分見直し▽難病や発達障害、高次脳機能障害など範囲見直し、などが焦点。低所得者の医療費無料化(財源約200億円)も不透明だ。協議の場となる政府の「障がい者制度改革推進会議」は専門部会を今月下旬、発足させる。

 官邸では、脳性小児まひの和歌山市、大谷真之さん(35)が「障害者の多くが生きるか死ぬかの思いをした。一人一人が夢と希望を持って暮らしたい」と述べた。鳩山首相は床にひざをつき、約60人と懇談した。毎日新聞

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(毎日新聞 2010年4月22日 東京朝刊)

障害者自立支援法を廃止して、障がい者参画のもと平成13年8月までに新制度をつくることが約束だ。鳩山首相や長妻厚生労働大臣は、まさに真摯に取組んでいると思う。
当事者や関係者に謝罪したり、握手したり、膝を交えて語り合ったりしたことがあっただろうか。
私も40年間あまり、福祉・介護の仕事に関わってきたが、初めめてみる光景である。過去の首相、大臣級では皆無だったのではないか?。これまでは官僚が策定したものを、委員会、議会では強行採決し、上から目線で押し付けられてきた。それが当たり前で正しいものだと信じてきたのだ。ところが政権交代によって逆転したのだ
主人公は障がい者・当事者だ。いろいろな立場の当事者、関係者が議論して「法律」を作り上げていくのだ。素晴らしい事だ
障害者自立支援法の「違憲」訴訟の和解が成立、一連の14件が終結したのを期に、鳩山首相との面会が実現した。今後、各種の定期協議が本格化することを期待したい。

社会でもっとも弱い体場にいる障がい者、高齢者、子ども達等など、この根幹となる法律を政治主導でキチンを構築することは大切だ。今は元気だ、健康だと思っていても、いつ、障害者になるか?誰にもわからないのだ。人は皆、高齢者になり死するのだ。これは100%の確率だ
政権交代を国民が託した中で、鳩山政権・民主党の「よさ」「成果」「実益」が現れている分野だ。これはこれで高く評価していきたいものである
コメント (2)
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