Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

指揮官の怒号(34節鳥栖戦)

2020-12-20 22:25:03 | マッチレポート20'

今季最終戦に行ってきた。コロナ前の当初の3月にやるはずだった時も飛行機もホテルも予約して行く予定にしていた。福岡で行ってみたいお店があったので、今季のアウェイ遠征の中で鳥栖戦は優先順位が一番高かった。あれから9ヶ月、世間の情勢は好転したとは言い難いし、長距離移動するべきか悩むギリギリのタイミングだったけど、試合もそれ以外も諸々楽しかったので、行って良かった。鳥栖のスタジアム(もう◯◯スタがよく分からなくなってきたのでこう呼ぶ)は9年ぶりだったけど、やっぱりいいスタジアムだよね。目の前でゴール決まるとたまらんよね。



結論というか、一番言いたいことから入る。キックオフからアグレッシブな鳥栖の寄せにひるんで完全に試合のペースを握られた。つまらないミスも多くて先制されるのは時間の問題だろうなと覚悟しながら見ていた。多分前半の18分頃だったと思うけど、この試合のターニングポイントが訪れる。浅田飴に象徴されるように試合中ずっと指示を出し続ける片野坂さんだけど、この時は詳細はよく聞こえなかったけど、「戦えよ!」的なメンタル面でのゲキをかなり強い口調で放った。片野坂さんが試合中にこういう類いのことを言うの珍しいと思うんだよね。ちょうどスタジアムが静かなタイミングだったので、スタンドも含めて空気が一変したように感じた。多くのサポーターも聞いていたため、その後拍手が起きた。自分も含めて「ユルいな」と感じていたサポーターは多かったんだと思う。これを機に連続でCKを奪い、先制点の流れへと続いていく。トリテンではシャドーの位置の入れ替えが流れを変えるきっかけと書いてあったけど、自分はあの片野坂さんの怒号がこの試合の流れを変えたと思うよ。でも本当はそういう部分ってピッチの中で何とかしてほしいと思っているのが本音。



久しぶりの先発だったからなのか、契約関係のことなのかは分からないけど、この日の渡は明らかに気合いが違った。序盤にミスが多かったことを考えると、むしろイレ込み過ぎていた、空回りしていたと言ってもいいというくらいの気合いだった。試合前のアップでも先発組が引き上げてもずっとノールックのリフティングを繰り返していてキックのフィーリングを確かめてた。


円陣でも1人天を見上げ、集中していた。


見よ、この表情!みなぎる気合い!

ゴールの形は狙っていたようなものとは違ったかもしれないけど、あのこぼれ球を拾えたのは並々ならぬ集中力がゆえだったと思うよ。






一吠えしてから歓喜の抱擁。相当嬉しかったんだろうね。


知念が渡の頭をパーンからの、


思ってたよりもクリーンヒットしちゃって「あ、ごめんごめん」。



也真人のゴールが決まった時は勝ったと思ったんだけどな。誕生日でJ1初ゴールでこんな出来上がったストーリーなかなかないのにな。勝たせてあげたかったな。


GKについてはもう今シーズンはこのまま高木でいくのかなと思っていたけど、最終節は再びキョンゴンに出場機会が巡ってきた。起用の理由をあれこれ考えてみたんだけど、あまりにもCKからの失点が続くから高木よりはハイボールに強さを見せるキョンゴンが選ばれたんじゃないかなと思った。しかし2点目は完全にキョンゴンのポジションミス。ノリさんが競り負けると思ってなかったのかもしれないけど、あんなにニアを空けたらアカンだろ。まあ、林の野性味あふれるドリブルが素晴らしかったところはあるけど。しかし伊佐耕平、菊池流帆、林大地と大体大はキャラの立った選手が多く出てくるな。



他にも鳥栖は羨ましくなるくらいいい選手が揃ってた。特に左SBの中野伸哉はまだ高校2年生でこの日2アシスト。『 第33回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 - Triority(トライオリティ) 』 2018年のクラ選(U−15)で実際に見た時にいい選手だなとは思ったけど、あれからわずか2年でJ1でスタメンで出て2アシストまでするとはちょっと想像出来なかったな。上半身のフェイントだけで達也を振り切ったシーンなんかは思わず声が出ちゃったな。


松岡は言うに及ばず、樋口も恐かった。それと自分が今シーズン最もブレイクすると予想した森下龍矢。也真人のゴールの前にロングボールの目測を誤ったのは完全にミスだったけど、この日も躍動感があった。名古屋を含めて複数クラブからオファーが届いているらしいけど、彼のポテンシャルと鳥栖のクラブ状況を考えると、1年での移籍は既定路線だったように思うよ。もちろん残留するかもしれないけど。まだまだ石井も本田もいるし、鳥栖はこれだけ若いタレントが充実していれば黄金期到来の予感さえするけど、それよりも何よりもこのオフに彼らが刈られないかどうかにかかってるよね。



引退する岩下は片野坂さんに挨拶。ガンバの時に一緒にやってたかな。



岩瀬さんももしかするとこれで最後かもしれないね。大宮の監督と大分のコーチだったら、迷うことはないと思うよ、普通に考えて。



DOTAMA氏、かっこいいね。鳥栖カラーのスパイクでピッチに入ってきたの好感度高い。


これでオフシーズンに入るわけだけど、早速智輝移籍というデカめの一撃から飛び込んできた。五輪があるから来シーズンオフだろうなと思ってたからちょっと不意をつかれた。ただ智輝に関してはやることやったし、遅かれ早かれな部分はあると思うから、国内移籍は受け入れづらいとこがあるけどやむを得ないかなとは思うよ。オフシーズンが短いだけにこれから一気にドバドバ情報が出てくるはずだから、取り乱さないように穏やかな年末年始を迎えたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11位確定(33節湘南戦)

2020-12-17 09:25:38 | マッチレポート20'


当初は半休取って駆けつけるつもりだったけど、東京駅を17時30分くらいまでに出られれば間に合いそうだったので、普通に働いてバタバタと店じまいをしてキックオフ10分前に着座。各所で大寒波の予想でダウンを持っていたけど、実際寒いは寒かったけど耐えられないほどではなかったというところかな。後半から試合内容でも暖めてもらったしね。


何度も言ってるけど、平塚のゴール裏は低い遠いで本当に見にくいスタジアムなのでサッカーの内容的なことは正直よく分かりません。まだDAZNでも復習していないので。ただやっぱりCK何とかせなアカンよ、本当に。これだけ点が取れない中で、仙台戦もセレッソ戦も柏戦も、そしてこの湘南戦も全部CKからの失点で試合を難しくしている。1試合1点しか取れないチームが先にCKから失点してしまうとそこから立て直すのは本当に難しい。ニッパツでの横C戦も昨日の試合もどちらも前半終了間際に1点返せたことが勝ち点3に繋がったわけだけど、どのチームもそうさせてくれるわけじゃないし、リードされる→引かれる→こじ開けられない、は今の大分には鉄板の流れ。ここまで毎試合CKから失点するようなら、もう戦術的な練習するよりも今日明日は全部CKの練習するくらいの方が最終節で勝ち点3を取る現実的な流れだと思うよ。


後半からの反撃は良かった。知念2本、髙澤1本、小林裕1本とパッと思い出せるだけでも決定機は4本はあったので、3点目、4点目を取って試合をクローズ出来ていればパーフェクトだったけどね。何となくの印象だけど、前半からキッチリとハメにくるチームも90分は続かないことが多いように思えて、その時間(例えば前半45分)を耐えられれば必ず大分の時間帯は来ると思うんだよね。それが昨日の後半の決定機量産だったんじゃないかな。9月の勝てている時はその辺の試合の流れに沿ってやるべきことがやれていたから思うような結果が得られていたわけだけど、今は耐える時間帯でCKから失点してしまったり、反転攻勢の時間帯に決め切れないということが多かったと思う。来年は本当にシビアな残留争いが待っているわけで、こういった「試合上手」なところもそろそろ身に付けていかないとね。


伊佐の決勝ゴール。裏の取り方、シュートコース、さんぺーの「アレ」まで含めて素晴らしいゴールだった。各所で語られているけど、伊佐がJ1のキャリアで決めたゴールのうち75%が湘南から、それも市陸、昭電ド、平塚と全て違うスタジアムでところ構わず決めてしまうお得意様ぶり。またコイツかよとやられると悪い意味でずっと記憶に残るもんだけど、湘南サポーターには今後も伊佐に対する苦手感は残っていくんじゃないかな。


来シーズンも残留争いのライバルになる可能性が極めて高そうな湘南に力の差を見せられたのは良かったんじゃないかな。若手2人の海外移籍も発表されてベストメンバーだったのかは分からないけど、4-1くらいが妥当なスコアだったと思うから昨日の時点においてはハッキリと力の差はあった。畑大雅良かったな。後半の最初の方でクロスバーに当たったシーンのクロスの感じがかなり好み。無理している感じがなく、スッとあんなにいいクロスを上げられるのは魅力的。プロフィール見ると右利きになってるからなおのこと驚き。


ということで今シーズンの11位が確定。昨シーズンから2つ順位を落とすこととなったわけだけど、難しいシーズンを残留争いに巻き込まれることなくやり切ったのは素晴らしいと思うよ。前半の低調な出来はモチベーションの低下による部分もあるだろうなと思いながら観ていたけど、そんな部分も含めて来シーズンに向けて不安なことも多くあるけど、まずは湘南と同じく残留争いのライバルになるであろう鳥栖をきっちりと沈めて今シーズンを仕上げましょう。鳥栖には行く予定にしています。翌日は福岡−徳島のチケットも買っておいたんだけど、昨日の結果で完全なる消化試合になっちゃったからどうでもよくなっちゃったよ。多分9年ぶりとなる鳥栖、楽しみだ。



試合後の挨拶もソーシャルディスタンス。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「つまらない」を受け入れること(32節札幌戦)

2020-12-13 02:23:24 | マッチレポート20'
ノリさんの連続出場記録が遂にストップした。柏戦での脳しんとう疑いから大事を取っての休養とのこと。今シーズンもこの試合を入れて残り3試合だったから残念は残念だけど、もう既に偉大な記録であることは疑いようがないから。ノリさんも起用する側ももしかしてどこかに記録に対しての息苦しさみたいのを感じていたのだとすれば、これからは解放されて思い切ってやってほしい。中継で抜かれた時の笑顔を見るに心配なさそうだしね。そしてそのノリさんのところに代わりに入ったのが羽田健人。素晴らしいスルーパスを通され1失点はしたものの、期待以上の出来だったんじゃないだろうか。しばらくボランチで起用されていたことが奏功したというよりも、試合に出られていたことが自信に繋がっていたそんな印象のプレーぶりだった。本人からすればノリさんが戻ってきたとしてすぐにベンチに戻りたくはないだろうけど、チームからすると高いレベルでボランチとCBの両方をこなせる選手が1人いることの有り難みったらないよね。仙台で初めてプロのピッチを経験してからちょうど1年で本当に成長したと思うし、でももっともっと成長出来るとも思ってる。


知念の頑張りから1点は取れたものの、やはり試合全体の印象を一言で言うなら「つまらない」になってしまうなと思ってる。いま片野坂さんが大分を指揮して展開しているサッカーは「つまらない」と思ってる。J2の頃はよく点が取れたし本当に面白かった。そしてJ1初年度の昨シーズンは色々と刺激的で勝ち点が積み上がっていくことだけで十分に楽しいと思えた。しかし2シーズン目となり、何とかJ1で生き残っていくために、少しずつマイナーチェンジをしながら何とか食らいついていってる。それだけで本当に素晴らしいことだと思う一方で、肝心のサッカー自体はどんどんつまらなくなっていってる印象だ。その印象を最も端的に物語るのは、32試合で32得点、得失点差マイナス10というとても分かりやすいデータだ。もうこのデータを目の前にして大分のサッカーを「攻撃的」と表現することは出来ない。ただ過去を振り返ってみてもシャムスカ時代もよく勝てたけど、サッカー自体は他チームから揶揄されるくらいにつまらないサッカーだった。「面白いサッカー」を取るか、「生き残ること」を取るか、と言われたならば一瞬も迷わずに後者を取るわけだから、チームとして進んでいる方向性に文句を言うつもりはない。ただ直近の決算も赤字となる見込みで、来シーズンも劇的に戦力が向上することがない中で、この「つまらない」ことを受け入れた上でこのチームをサポートしていくという覚悟を固めないと色々とブレてきてしまうなと、ここ数試合のイマイチな試合内容を思い返しながら思っていたところだ。


生き残るで言うと、来シーズンは20チームのリーグで4チームが降格というレギュレーションになることが決まっている。20分の4がどれくらい厳しいリーグなのかっていうのは日本では誰も経験したことがないわけで想像がつきにくいけど、細分するとつまり1グループ5チームのグループを4つ作って、各グループで最下位になったチームが自動降格っていうレギュレーションになるわけだ。本日現在での順位をベースにポット分け(順位の上から順にABBA方式で振り分け)してみるとこんな感じになる。大分は11位なのでポット3に滑り込み。

     グループA グループB グループC グループD
ポット①  川崎   G大阪   名古屋   C大阪       
ポット②  広島   柏     F東京   鹿島
ポット③  横浜M  浦和    大分    神戸
ポット④  湘南   横浜C    鳥栖    札幌 
ポット⑤  清水   仙台     徳島    福岡(長崎)

ということで名古屋、FC東京、鳥栖、徳島が同組でここで最下位にならなければ残留というイメージ。今シーズンはFC東京にも勝てたし、名古屋も決して苦手という相手ではないし、鳥栖はJ1昇格後は「お得意様」となればやれそうなイメージが強い。だからこそやはり今の「つまらない」という路線は間違ってはいないと思うし、ここに面白さを求めて路線変更した時に地獄が待っているような気がしてならない。二兎は追えない。


話は変わってDAZNの中継について。最近大分サポーターの間でDAZNの大分ホームゲーム中継の質が低いという意見をよく目にする。自分はそれこそこのブログでTOS&増田氏のコンビのレベルがいかに低いかということをもう10年以上に渡って主張し続けてきているので、そんな意見を目にしても何を今更感が強いわけだけど、今日の試合でゴールを決めたアンデルソン・ロペスがBlack Lives Matterの膝付きポーズをしている映像が流れた時に実況の藤村さんが「ガッツポーズ」と表現して、さすがにこれはもう無理だろうと思った。Jリーグ誕生からもう四半世紀が経過し、サッカーそのものだけでなくサッカーを取り巻く環境もどんどん進化している。他にも色々とやらなければいけないことも多いであろう局アナがトップリーグであるJ1の試合の実況を出来る時代ではなくなったわけだよ。それは同様に増田氏にも言えるわけで。コロナ禍を契機に世間ではリモートワーク、テレワークが普及した。そもそもヨーロッパの試合中継は過去から全てがリモートで行われていたわけで、何も国内サッカーだってリモートで中継して悪いことがあるわけじゃない。他のクラブのサポーターたちと同じ金額を支払いながら、我々だけが毎度毎度イライラするような中継なのは本当に納得がいかない。DAZNには来シーズン是非とも検討していただきたい。


今シーズンずっとこのチームを結果で引っ張ってきた達也の動きにキレが全くなくなってきたのを見て、1シーズン戦い続けるとこんなにも疲弊するもんなんだなというのを実感する。残り2試合も同じようなパフォーマンスだったとしても個人的には今シーズンのMVPは達也だと思ってるけど、やっぱり1シーズンずっとハイパフォーマンスを発揮し続けるのは本当に難しいことなんだなと思う。それでも上述の組み分けじゃないけど、残りの湘南、鳥栖は来シーズン残留を争うライバルになる可能性は極めて高いので、苦手意識を植え付けておくためにも、勝つことは大事だ。最後の力を振り絞って連勝で有終の美を!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝敗より大切なこと(27節柏戦)

2020-12-10 00:45:03 | マッチレポート20'

智輝にボールが渡った時点で「撃て!」と思っていたので、決まった時は本当に気持ちが良かった。でもあのシュートはゴール裏から見ていたらもっと最高だったであろう弾道だよね。これだけ走れて、これだけ点も取れちゃうし、CB、SB、WBどこでもいけて五輪代表メンバーから外すなんて選択肢は万が一にもないでしょ、ねえ森保さん。


智輝のシュートが決まった時も嬉しかったし、也真人のシュートがサイドネットの外に突き刺さった瞬間も思わずのけぞってしまうくらいに悔しかったけど、今日は乱暴に言ってしまうと「勝敗はどうでもいいかな」という思いが心のどこかにありながら観ていたような気分だ。その理由はやっぱり前日の4人の契約が更新されないという発表からまだ立ち直れていないからだと思う。移籍してしまうことはまた別の感情が入ってくるので意外と受け入れやすいんだけど、チームに貢献してくれた選手の非更新、ましてや個人的にはまだまだやれると思ってる選手の非更新が発表されると受け入れるまでには時間がかかってしまう。こんな気分は宮沢さんの時以来かな。







星や前田がいなかったらもしかするとJ1昇格出来ていなかったかもしれない。コテなんて高校生の頃のことから思い返したら涙なしでは絶対に語れない。全員が大事な選手だ。それでもやっぱりさんぺーの非更新はまさかの部分も含めて未だに冷静に受け止められない。人気の面もプロの選手としては評価するべき側面だと思うけど、そこを除いて純粋にプレー面だけで評価してもまだまだ必要な選手なんじゃないのかな。コロナ再開後、なかなかチームがしっくりといかない時期が続いた。そんな時、伊佐とさんぺーが入るととてもしっくりとしたという記憶もまだ新しいと思うし、来シーズンもまた同じような状況が来たとして、チームが目指すべき方向性をよく分かっている選手をわざわざ手放す必要がどこにあるのかどうしても疑問に思ってしまう。トータルで8年間の在籍。レジェンドクラスであるさんぺーについてはまた個別記事で書きたい。


試合に戻ります。仙台戦に続いて結局セットプレーなんだよな。これだけ点が取れず、かつボールは握って相手に攻め込ませずにも関わらずあっさり(選手たちはあっさりとは思ってないだろうけど)とセットプレーでビハインドを負ってしまうのは、もはやハンディキャップゲームをやらされているようにすら感じてしまうよ。ただ片野坂さんはセットプレーについてはある程度までは札束だ(かなり乱暴)と考えているところがあるのが少し厄介だなと思う。厄介というのはあまり真剣に考えていないという意味で。ただ仙台で決めた山田はセレッソからのレンタル、今日決めた呉屋だって大学時代は超がつく有名人だったけど、プロ入り後はクラブを転々としている苦労人。決して札束と言われる部類ではないと思うから、どうとでも出来たはずだ。セットプレーに関して片野坂さんが「真剣に考えていない」と思うのにはもう一つ理由があって、いわゆるトリックプレーみたいなものを準備してきたことが一度としてないことだ。去年のアウェイ仙台戦で、仙台が残留を決めるためにドン引き+トリックプレーで見事に勝ち点3を持っていくような試合を目の当たりにしているにも関わらずだ。こういうところから感じる片野坂さんの純粋すぎる部分というか、青くさい部分はシビアな残留争いが待っている来シーズンは是非とも捨てていただいて、貪欲に勝ち点を奪い取りにいってほしい。一辺倒にニアに蹴り続けるチームと、入らなかったとしてもトリッキーなものを見せることで「こいつら何かやってくるぞ」と思わせるチームとでは相手にとってどちらが嫌かは火を見るより明らか。











日立台は本当にいいスタジアムだよね。あえて難点を挙げるとすれば近すぎて奥行きが見づらいことくらいかな。臨場感という観点では国内でこのスタジアムより優れているスタジアムはないと思う。



キョンゴンは試合後に母国の先輩キム・スンギュと談笑。試合中スンギュの声がよく聞こえてくるんだけど、イントネーションまで含めて日本語がとても上手。「中がいないぞ!」「拓磨、拓磨!」と聞いていて全く違和感がない。韓国人選手の日本語を覚える速さには本当に感服するばかり。



小林裕紀は川口とかな。ここは新潟繋がりかな。


次は1週間後の平塚に無事に半休が取れたら行こうと思ってる。これまた臨場感という観点で語ると平塚が国内で最低のスタジアムだと思っているので、わずか1週間でのギャップがデカすぎる。残り3試合、ケガをしているわけではないのならコテが見たい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シーズンが終盤であることを実感させる試合内容(31節仙台戦)

2020-12-06 23:10:00 | マッチレポート20'
点が取れませんなあ。失点に関しては「まあ、仙台相手だし取られることないでしょ」くらいの気持ちだったんだろうからそりゃ取られて当然で、それで取り返せなかったんだから普通に負けるよね。それ以上の感想が出てこないし、前半7秒にダブルボランチの間をあっさりドリブルで侵入を許した島川とハセにはどういうつもりで試合に入ったのか、zoomで小一時間説教したい気分だわ。まず間違いなく油断して試合に入ったんだろうから、しばらく2人はスタメンはなしということで整理していいと思うけど、問題はやっぱり点が取れないことだよな。


ニッパツでの達也の劇的決勝ゴールを最後にかれこれ360分以上流れの中からのゴールなし。どの試合でも相変わらずボールは保持して押し込みはするものの、ゴールに迫るというところまでは行けず。こうなるとスカウティングする側は「大分には持たせておいても大丈夫」という考えになるのは当然の流れ。リードしたままその状態に入れるのならこんなにもやりやすいことはないと思うし、より点が取りにくいという悪循環になってしまうのも頷けてしまう。


こんな試合だし、ダメなところを挙げ出したらキリがないわけだけど、あんまり意味もないし違う切り口で書こうかなと思う。思い返すこと約1年前、昇格初年度としては躍進と評価しても過剰ではない7位という順位でシーズン終盤を迎えていた大分。しかし11月末から12月頭にかけて行われたラスト3節を1分2敗とし最終的な順位を9位まで落とした。11月下旬と言えば、選手たちに次のシーズンの条件提示が行われる時期。2019シーズンの大分は本当に健闘したと思うし、選手たちは評価されるてしかるだけのことをしたと思う。プロのサッカー選手として評価されるというのはつまり給与面の条件が改善されるということ。しかし2019年と2020年シーズンの選手名鑑を比較しても、その給与面が十分に改善されたと言えるのはノリさん、小塚、智輝くらいなもの。もうこのクラブをサポートし始めて20年近く。クラブが選手たちに十分な条件改善を示せていないだろうなというのは簡単に予測がつく。だから自分はこの時期にその条件面を理由に選手たちのモチベーションが低下したとしてもやむを得ない部分はあると思う。でも一方でサッカー選手としてサッカーで充実したいという思いもほとんどの選手たちにはあると思っていて、だからこそここ2年は片野坂さんの契約更新を早い段階で発表して、その部分だけは担保するよという姿勢をクラブが見せなければいけないんだと思う。今シーズンはイレギュラーな進行とはなったけど、きっと選手たちには新しい条件提示があったはず。そしてコロナの状況下でクラブ財政は厳しく条件が改善された選手はいたとしても数人じゃないだろうか。そう考えると、この時期からいまいち煮え切らない試合内容が続いたとしても、そんなこともあり得るかなと思わないわけではない。だからと言って、前半7秒にボランチの間をあっさりとドリブル突破させていいわけではないけどね。


ただこんな考えはひねくれたサポーターの穿った見方でしかないし、プロである以上は選手たちにはそんなことを感じさせないようなプレーを見せてほしいというのが本音だ。全ては点が取れないのが悪いのであって、サクッとキックオフから17秒でゴールを決めてくれればいいだけの話だ。自分はプロではない選手たちの試合を観る機会の方がプロ選手の試合を観るよりも圧倒的に多いわけだけど、高校生でも中学生でも、キックオフ前は「入りだぞ、入り!!」と互いに声を掛け合ってるチームがほとんどだぞ。


ちなみにシマオ・マテのハンドは、#Jリーグジャッジリプレイで取り上げるまでもない 案件だけど、あそこでPKもらっても負けてただろうなとしか思えないことが情けない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴールキーパーの重要性(30節名古屋戦)

2020-11-28 23:27:05 | マッチレポート20'
体感的にはめちゃくちゃ寒くて、試合内容的にはちょい寒くらいだったかな。上位クラブとの3連戦を1勝1敗1分はもちろん悪くはないんだけど、結局その3試合でゴールは野村のPK1つのみ。こうなってくると主導権が握れているということの意味合いも異なってくるように思えてしまう。


まずは相手チームのことからになってしまうけど、ここ数試合でJ1のゴールキーパーの凄みのようなものを痛感させられている。東口もチョン・ソンリョンもキム・ジンヒョンもランゲラックも、そのセーブによってその試合の勝ち点の数が変わってくるようなセーブを見せてくる。この2試合何となくモヤっとした感覚だけど、髙澤のヘッダーや三竿のヘッダーが入っていれば、万事OKくらいの出来だったわけでなおさらにそれらのビッグセーブの重要性を痛感させられる。ゴールキーパーとは本当に大事なポジションだ。


正直に言うと、今日のスタメンを見て達也がシャドーだなと分かってこれくらいの塩試合になることは予想がついた。64分に野村を投入して達也を左サイドに動かしてからの戦局の激変ぶりを片野坂さんはどう感じているのだろうか。もし達也を左サイドに動かしてからが勝負と考えているのなら今日の先発は小塚で良かったはず。名古屋陣営がおそらく達也対策として成瀬を投入せざるを得ないと感じるくらいに脅威な存在になっているわけだからなぜそれをもっと有効活用しようとしないのか不思議でならない。万が一これだけ能力の高いシャドー適性の選手が多くいる中でそれでも優先順位高く達也の起用を考えているとしたらちょっと考えものだな。30分、35分と達也が後ろ向きでボールを受けた時のプレーの拙さが全てを象徴している。



その試合のビルドアップの質の高さを決めるのは上述のシャドー2人とボランチ2人次第だと思っている。当初は守備職人みたいな見方をしていた島川もどんどんビルドアップに関与してくるようになり、レギュラーを勝ち取った。ハセについては他の人には出来ないなと思わせるスキルがある一方で足りない部分もたくさんある。その最たる部分がシュートで、あれだけ精度の高いロングパスを通したあとにずっこけたくなるくらいにシュートをフカしちゃったりする。それともう一つがドリブル。受けてターンしてドリブルっていうプレーをほとんどしない(出来ない?)。アメフトのQBでイメージするところのパスばかりを狙っていて自らのランニングがないような選手。ただ今日の試合の77分頃に知念のシュートに繋がったシーンではまさにそんなプレーを見せてくれた。「それよ、それ!」とマスクの中で思わず口にしてしまうくらいハセに望んでいたプレーだった。それと自分は「小林裕紀の良さをイマイチよく分かっていないマン」であり、かつ羽田健人の将来性に高く期待しているので、ボランチのポジション争いは激しいなとつくづく思う。前田もそろそろ戻ってくるだろうしね。



ノリさんいよいよリーチ。本人の性格から察するに気負わないとは思うけど、本当にいつも通りのノリさんで残り5試合やればいいと思うよ。既にいま現在残している記録だけで本当に立派だから。このブログを定期的に読んでいただいている方はお気づきかと思いますが、このブログはノリさんを世間の注目から何とか隠そうと、極力話題に上げないということを徹底しているトリニータサポーターとして模範的なブログなんですよ(適当)。ただ何となく残り5試合でリーチがかかったこの状況で「オレたちは分かっているから大丈夫」という気持ちを表明したくてたまらない気持ちになってしまい、うっかり取り上げてしまった。



もちろん高木もキョンゴンもうちの戦術にとって欠かすことの出来ない重要なプレーヤー。高木が相手のハイプレッシャーを回避するミドルパスを通した時に周囲が誰一人していなくても出来る限り大きな拍手をする運動は継続していくつもり。



色んな意味で鬱陶しかったマテウス。



瑞穂に行くといつもカメラマンが近くにいるので、このカンペを毎回盗撮してしまう。



こうやって見るとかなりギッシリ入っているように見えるね。これから改装に入るという瑞穂。どんな風に変わるのでしょうか。これで来年はトヨスタ確定ということで喜んじゃっていいのかな。瑞穂ももう何回行ったか数えられないくらいだけど、一番の思い出はやっぱり2008年のナビスコカップ・セミファイナル1stレグかな。この後の2ndレグをホームでのベストゲームに挙げる人も多いけど、実は地味に1stレグも好ゲームだったんだよね。



「これでACL圏内なのか」というのは今日の率直な感想。夢生が離脱して山﨑凌吾も不在のようで0トップみたいな布陣になっていた。名古屋の最も恐い部分って前田、マテウス、相馬あたりのサイドでの単騎突破だと思うんだけど、トップ不在により近距離での地上戦に持ち込まざるを得ずその最も恐い部分をやむなく捨てているように感じた。ACLを狙うだけならこの勝ち点1は受け入れられるけど、天皇杯を狙うなら痛い勝ち点2ロスト、そんな感じでしょうか。


ここ2試合ノーゴールで29試合30ゴール。次節仙台戦でゴールがないと遂に1試合1ゴールとなってしまう。1試合1ゴールしか決められないチームが上位進出を目指すなら相当試合運びがうまくなければならない。今のところそういう部分はどちらかというと拙く、かつセットプレーも弱い。これでは来シーズンをにらんでも上位進出など到底望めるわけもなく、やはりもっとゴールを取りたい。やれるメンバーは揃っている。もがきながら模索していくしかないわけで、残り5試合も頑張りましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロティナチオ(29節セレッソ戦)

2020-11-26 21:27:24 | マッチレポート20'
これけっこうあるあるだと思うんだけど、結果を知っていてあまりポジティブな意見を聞かない試合を後で観てみると、思ってたほど悪くなかったなと感じることがよくあると思うんだよね。先ほどディレイで観たけど、まさにそんな試合だったかな。


しかし取れんもんだね。監督同士が意識し合って偏った成績になってしまうのは分からなくもないんだけど、チームも変わって当のやってる選手たちも徐々に変わっていく中で結果だけが変わらないっていうのは不思議なもんだね。まあ、でも千葉からの呪縛も突然解けたようにいつロティーナがカモになるかも分からないから、あまり否定的になったりとか、意識し過ぎるのも良くないとも思うけどね。そもそも来季はロティーナ自身がいない可能性が高そうだし。あとはあれだけのビッグゲームが終わってわずか4日後の試合というのもフィジカル的なことよりもメンタル的な部分で影響したんじゃないかなとも思ってる。川崎に勝てたんだからロティーナ(もはやセレッソに負けたとは思っていない)にも勝てるだろというロジックが成り立っちゃったら大分トリニータJ1優勝だもんな。


失点シーンはディフレクションを嘆くよりもコーナー付近までノリさんと智輝の2人で深追いしたにも関わらずパスを通されてしまったところがポイントだった。あそこまで深追いしたのならあのパスは絶対に通させちゃいけなかった。そこからスライドがズレてズレてを繰り返して、もう中は混乱していた。例えスコアレスで進行していたとしても難しいゲームになると予想出来たはずなのに、ビハインドを負えばどうなるかは分かりきっていたはず。ちょっと失点が早すぎた。


香川の負傷、小出の負傷、達也の疲労、井上健太の学業専念(知らんけど)等が重なりサイドの人材不足から三竿を1列上げるという選択を片野坂さんはしたと思うんだけど、三竿が抜けた最終ラインに入るファーストチョイスが右利きの刀根になるのならば、智輝を上げるという選択の方がいいと思うんだよね。三竿もかなり走れる方だと思うけど、終盤まで運動量が落ちないという点では智輝はこのチームの中でも1、2を争う選手だからワイドでより活きるはずだ。


62分の前3枚での崩しとか、76分の高澤の強烈ヘッダーとか、ゴールになってもおかしくないシーンは複数あったから、やっぱり冷静になって思い返してもロティーナに勝てないとか、点が取れないは過剰に気にする必要はないと思う。それなりの要素が揃えば川崎にだって勝てるように、いくつかのたまたまを排除出来れば、今までが何だったんだと思えるくらいにあっさりと勝つ時が来ると思うよ。


そんなことより次節の名古屋はセレッソより失点数少ないからね。次から次に試合がある時は深く考えすぎない。次だ次。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

丁寧にサッカーをしています(28節川崎戦)

2020-11-25 00:11:15 | マッチレポート20'
押し込んで、チャレンジして、セカンドボールを拾ってを繰り返していた前半22分頃に実況の下田さんが発した「丁寧にサッカーをしています」という言葉は片野坂さんの作るチームに対してのこれ以上ない賛辞だったんじゃないかなと感じた。8月にアウェイで対戦した時には文字通り手も足も出なかった川崎に対して、しっかりと対策を立ててそして選手たちに自信を持たせてピッチへと送り込み、そしてアウェイでの対戦の頃を思うと信じられないような自信に満ちたプレーぶりでチャンピオンチーム(もう間違いないでしょう)に対して堂々と渡り合った。そして日本サッカー界に対して「大分ここにあり」を見せつけるように勝利を摑み取ってみせた。「丁寧に」という言葉は時にいい方向に働かないことがあることもよく分かっているけど、この試合に関しては「丁寧にサッカーをした」以上に当てはまる言葉はなかったように思う。


セレッソ戦のキックオフまであと19時間しかないので、今さらそれこそ「丁寧に」試合を振り返っても仕方ないので、まあ思ったことをざっと書いていきますよ。


先週の水曜日の川崎とマリノスとの試合を観ていて、コンディション面でアドバンテージがあること、ジェジエウが出場停止になったことで勝てるとまでは思えなかったものの、アウェイでの対戦の時よりはちゃんとしたゲームが出来るのではくらいには思っていたけど、本当に勝ちきってしまうとはね。ただ結果も大事だけど、特に前半の数的有利な状況になる前にもちゃんとチャンピオンチームを押し込めていたことが重要なんじゃないだろうか。アウェイでの対戦時にはほとんどボールを前に進めることが出来ずに、よく0−2で済んだなという内容だった。その試合でも先発した小出はビルドアップ時に決定的なパスミスを犯し試合を決定づけてしまっていたけど、あれから3ヶ月半、このチームに見事にフィットし決定機を作り出し素晴らしいプレーぶりだった。もちろん良かったのは小出だけじゃないけど、小出に代表されるようにシーズン中に選手を成長させながらチームの順位を押し上げていく片野坂さんの手腕には信頼感しかないわけで、今シーズンはおそらく10位くらいでフィニッシュしそうだけど前のシーズンよりも順位は落としていながらも次のシーズンに対してはまだまだ期待感を積み上げても応えてくれそうだという思いしかない。去年はFC東京と川崎にはダブルを食らい、そして率直な感想としてこの2チームには勝てそうにないとしか思えなかったわけだけど、今シーズンはどちらにも見事なゲーム運びで勝つことが出来た。順位だけでないチームの成長はこういうところにも表れてきていると思う。


手集計なので若干の誤差はご容赦いただきたいですが、今シーズンここまで27試合のリーグ戦を消化して2シャドーの組合せは何と18パターンもあった。もともと選手層の最も厚いポジションでありながら、達也や井上健太という専門外の選手の起用も多かったため、毎試合のように異なるメンバーが起用された。しかしこの試合の也真人&野村がこれまでの組合せの中で一番良かったのではと思えるくらいにPK獲得シーンだけでなく躍動していた。ちなみに也真人&野村の組合せはこの試合以外だと18節のホーム広島戦、21節のアウェイマリノス戦とここまではいずれも内容も悪く敗戦というどちらかというと結果は残してこられなかった組合せ。しかしこの試合ではベストパフォーマンスと言ってもいいくらいの内容だった。こんなところにも片野坂さんが毎試合のように悩んでいるだろうことがうかがえるし、逆に言えばまだまだ改善の余地も残していると言うことが出来ると思う。


ダメだ、眠い。とりあえずセレッソ戦始まっちゃうのでこのまま投稿しちゃう。後から書き足りないことをもし思い出したら追記する予定(は未定)。記憶と印象が新鮮なうちに書かないとやっぱダメだな。こんなにも素晴らしかった試合をこんなにも適当に振り返ってしまって自分で自分を殴ってやりたい気分。次からちゃんとします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊佐と知念(26節横浜FC戦)

2020-11-03 23:48:42 | マッチレポート20'






今日の試合についてはこの2人を軸にして書きたいと試合前から思っていた。ただ本当は伊佐がメインになると思っていたんですよ。それこそ2ゴールくらい決める大活躍で。とりあえず前節の知念コメントと片野坂さんコメントを読んでほしい。片野坂さんコメントは有料なので、トリテンの会員登録がまだの方は今すぐ大分トリニータ公式ホームページへレッツゴー。

【知念コメント】
「正直、僕自身もそこらへんは迷いながらやっているところもある。いまはチームのやり方にしたがって、ある程度我慢しつつ模索しながらやっている。この時期にそんなことを言ってても遅いだろうと言われるかもしれないが、探り探りやっている感じなので、残り9試合で答えを見つけていきたい。」

【片野坂さんコメント】
「ガンバ戦のフィードバックで守備と攻撃の狙いの部分を、浦和戦と今後のゲームに向けていろいろ話をした。こちらが言う戦術に対する知念の理解と、ガンバ戦の伊佐のプレー映像を照らし合わせて見たことで、こういうことかと腑に落ちた部分があったのではないかと。」

特に片野坂さんのコメントはもっと長く、知念が変わり始めていることに対しての示唆にあふれているので是非全文読んでほしい。知念のコメントは本当にその通りだと思う。多分知念は我々が思うよりもずっと頑固なんだろうね。頑固さだけでなくもちろんストライカーとしてここまでやってきた矜持を捨てられないということも含めて。ただねこのコメント読む前から浦和戦での知念には間違いなく変化を感じていたし、それで片野坂さんのコメント読んだら「そういうことか!」と思わず膝を打ったわけですよ。そして何よりも片野坂さんが1トップの仕事の説明として伊佐のプレー映像を使って説明したという部分に涙がちょちょ切れるくらいに嬉しかった。ルーキーイヤーは自らを「犬」と呼び、前線から相手ボールを追い回すことしか出来ないFWだった。それが今や難解な戦術で試合を組み立てていく指揮官が、戦術理解が足りていないと感じる選手に対して説明する映像に伊佐の映像を使うんだってよ。選手が成長していく過程をずっと側で見続けることこそサポーターを長くやっていることの醍醐味だと思うし、何か自分のことじゃないのに誇らしさすら芽生えてくるから不思議だ。だからこそ今日は浦和戦を回避して満を持して先発した伊佐が大活躍するんだという文脈で書いていく想定をしていたんだよ。もちろん伊佐は活躍したけども、知念がそれを上回る存在感を見せつけ、そして貴重な貴重な同点ゴールをもぎ取って劇的な試合展開を呼び込んでくれた。だから今日はこの2人を軸にした文脈にしたくなった。不器用ながらもずっと右肩上がりに成長を続け、on the pitchでもoff the pitchでもチームにはなくてはならない存在にまでなった伊佐。誰もが認めるポテンシャルを持ちながら自らのスタイルに固執し過ぎてしまうが故に期待に応え切れなかった知念がその殻を破ろうとしている。この2連戦はそんな2人の進む矢印が絶妙に交差したように感じた。残り8試合、2人がどんな活躍を見せてくれるか楽しみで仕方ない。


お互いが相手のポゼッションに食い付かなかったため、試合の温度は極めて低いまま進んでいった。そんな温まりきらないうちにあれよあれよと2失点。FKからの失点はその前にも同じようにキックフェイントでラインが乱れてシュートを撃たれていたので、ちょっとお粗末。2失点目もこれぞ「ボールウォッチャーの教科書」とも言うべき棒立ちぶりでお粗末。どっちも智輝。要反省。そんなズルズルと進んでしまいそうだった試合を形に出来たのは、前半のうちに1つ返せたことに尽きる。こう考えると何の脈絡もないところから試合の流れを変えられるセットプレーってやっぱり偉大だよなと思う。それにしてもこのCKは美しかった。野村のプレースキックはボールにスピードがあるので、何か起こるんじゃないかという期待感と相手は守りにくいだろうなという嫌らしさがある。来季はもっとたくさんセットプレーの練習しよう。



そして後半に大きな転機が訪れる。我々同様に低い位置から繋ぎたい横浜FCに対して伊佐を急先鋒に前線からプレッシャーをかける形に変更。特にボールを繋ぐことに若干の自信のなさを垣間見せるストロングヘッダー六反に対して伊佐は容赦なかった。本当に噛み付かんばかりの視線でプレッシャーをかけていた。プレッシングに行くチーム共通のスイッチは「GKにボールが戻ってきたタイミング」だったと思われる。声援なし試合の最大のメリットとしてベンチの指示が全て聞こえることがあって、まさにボランチから六反にボールが戻されたタイミングで大分ベンチから「伊佐、GOGOGOGO!!!!!」と怒濤のかけ声がかかり、そしてそれに呼応して猛然とプレッシャーをかける伊佐。アレは六反はたまらなかったと思うよ。そこから遅延行為のイエローに繋がり、それをきっかけに横浜FCは低い位置からの繋ぎを放棄することとなった。低い位置からの繋ぎを放棄すること、それはつまりこれ以上の追加点を放棄することと同義で残りの30分は我々に主導権が委ねられたということ。ここは本当に大きなポイントだったと思う。この時の伊佐の様子は本当に「獰猛」そのもの。まさにこれこそが片野坂さんが評価する「チームのための仕事」なんだろうなと思う。





古巣戦となった野村。1アシストでも十分な働きだったけど、少し気合いが空回り気味だったかな。





横浜FCの両SB、袴田裕太郎と瀬古樹はどちらも明治大卒。


そしてその2人がまだ2年生と1年生でメンバー入りすら出来なかった頃にバリバリのレギュラーCBだったのが小出悠太。どっちが意識したのか、もしくはどっちも意識したのか対面となった袴田とはバッチバチだった。高木駿も含めてこの試合では明治大卒が4人も先発。



そしてそして本当に何なんでしょうこの決めっぷりは。ああいう形なら別に達也じゃなくても全然よさそうなもんだけど、でもあそこにいるのは達也。そして決める。まだ今季は残り8試合を残しているわけだけど、Player of the Seasonはもう満場一致で達也で決まりでしょう。本当にすごい。後半の仕掛けまくりも目の前で堪能させてもらったけど、対面の瀬古はCKに逃げるので精一杯。結局決勝ゴールはその繰り返されたCKの流れの中から決まったわけで、そこまでの達也の貢献が光るわけだ。ただもうこの試合で個人的には結論が出たんだけど、達也は左WBの選手だということ。片野坂さんが何を言おうとシャドーでの起用は反対。それはもう星のイサスタでの言葉に凝縮されている。それにシャドーでの立ち回りにおいて達也より優れている選手は今の大分には何人もいる。いじり過ぎずにシンプルに行こう。サイドでの達也は脅威、これはもう紛れもなくシンプル。



コロナ以降では初めて大分のユニフォームを着てアウェイスタジアムに行ったわけだけど、制限があることはもちろん仕方ないんだけど、いきなりこんな極上の逆転劇見せてもらったのに、選手に労いの言葉をかけてあげられないわ、使者も歌えないわで何かむしろフラストレーションが溜まってしまったような気すらしたよ。最初はもうちょっと刺激の少ない試合でも良かったかな、なんて贅沢も言ってみたりしてね。でもやっぱりスタジアムはいい。サッカーはスタジアムで観るもの。分かってはいるつもりだったけど、スタジアムに行ってみて改めて気付かされたような気が今日はした。何の制限もなくスタジアムで観戦出来るのがいつになるかは分からないけど、それまでは叫びたい衝動を歯を食いしばって耐え、飛び跳ねて喜びたい気持ちを軽くケツを浮かすくらいで留めておいて、新たな楽しみ方も覚えていきたいなと思う。スタジアムでは叫べなかった分ここで発散しておきます。

やったぜぇぇぇぇぇぇ!!!!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

善戦マンで終わらせないために(25節浦和戦)

2020-10-31 21:09:26 | マッチレポート20'
負けたけど内容は良かったガンバ戦よりももっと内容は良かった。しかしゴールがないから勝てない。善戦はしている。ただこのままではただの善戦マンで終わってしまう。この状況からどう脱却するかが今の課題なんだろうな。シーズン終盤に向かうこの時期にリーグで好調と言われている2チームとこれだけの善戦が出来ることは素晴らしいことだとは思ってるし、今季もこんなチーム作りが出来た指揮官への信頼感は高まるばかりだけどね。


まずキーとなるのは前の3枚。頂点に入った知念は良かった。90分という観点で見れば加入後最も良いパフォーマンスだったんじゃないだろうか。主にさんぺーと狙いが合うことが多く、かつ知念らしい力強さも随所に見られた。個人的には知念には下がってきてボールを受けてもいいし、コーナーに流れてボールを引き出してもいいと思ってる。要は周りにそのプレーの意図が理解されることが一番大事だと思ってる。さんぺーは本当に気が利くし相手の意図を理解することに長けているわけで、そのさんぺーに引き出される形になったのかもしれないけど、ようやく知念が大分のチームプレーとして活きてきたなと感じる試合だった。残念ながら次節は3日後なので、また先発は変わる可能性が高いとは思うけど、今日の手応えを継続していってほしい。


知念と同様、加入後ベストパフォーマンスだった羽田。最初は違和感しかなかったと言っても過言ではなかったボランチ起用も板についてきた。何度もエヴェルトンを潰したデュエルが特に良かった。ディフェンス面での好パフォーマンスがプレー全体にいい影響を与えたのか、通りはしなかったものの長めのパスにもチャレンジしたりとボランチとして求められるディフェンス以外の部分も成長してきていると感じる。将来的にはCBをやってほしいという思いなんだけど、90分を通して360°を常にアラートな状況でやり続けるという経験は必ず活きるはずだから今を頑張ってほしい。試合後の表情からは充実感も読み取れたので、本人も手応えを感じてるはず。


左サイドをいじってきた片野坂さん。三竿を上げて刀根を入れた狙いはどこにあったんだろうか。達也はフルでもやれそうなコンディションだっただけに普通に先発で左WBに入れればもっと押し込めたんじゃないかという思いはある。もちろん三竿も刀根も良かったけど。そして今季2度目のGK交代。8月に高木からキョンゴンに変わった頃は高木がボロボロで変わるタイミングとしては遅過ぎた感もあるくらいだったけど、最近のキョンゴンはパーフェクトなプレーを見せていたかと言われればそうではないと思うけど、これで替えられてしまうのはちょっとしんどいなと思う。GKとはそういうポジションだから大変だなとしか言いようがないんだけど、正直に言って高木の基本的に全て前に出るという判断基準は結局今日も変わっていなかったしヒヤヒヤもんだった。この2つのテコ入れについてはトリテン待ちということで。GKに関してはまともなコメントはしないだろうけど。


野村が達也からのクロスをヘディングでバーにぶつけて決め切れないというのはこれで清水戦に続いて2度目。何と持っていないことか。まあでも野村に関しては次節が慣れ親しんだスタジアムへの凱旋試合だからスタメンも濃厚だろうし、そこに向けてゲージを溜めたということで割り切っておこう。ニッパツで決めたれ、ノム!


さて、どうやって決めきるのかを考えてみたけど、妙案みたいなもんはサッパリ出てきませんな。というのも個人的には今の状況を悪いと思っていないから。ガンバ戦も浦和戦も何度もあとちょっとのところまで行ってるわけだから、難しいこと考えずに「次は入る」くらいの気持ちでいいと思うよ。勝ち点30にも到達し残留の心配もすることがないところまで今季も到達出来たわけで、思いっきりやることだけを考えてあとはゴールも勝ち点も積めるだけ積んでいこう。チームはうまく進んでるよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

普通に互角(23節ガンバ戦)

2020-10-18 17:43:15 | マッチレポート20'
一言で総括すると「達也が1つでいいから決めておけば」ということになるんだろうけど、まあ達也はこれまでいくつも決めきってきてるから、今日はしゃあなし。こんな日もある。


伊佐が素晴らしかった。とにかく素晴らしかった。ちょっとしたコンディション不良もあったんだろうけど、1ヶ月ぶりの先発。1stディフェンダーとしてボールホルダーへ本気でプレッシャーをかける、シンプルにボールをはたいてチームを前進させる、スペースへ走り出してボールを呼び込む、本気のプレスバックで相手に簡単にパスを出させない、決定機を外して落ち込む達也を鼓舞する、負けてるチームに1秒でも長くプレーさせるためにボールボーイの役目を買って出る等々良いところだらけ。ただ今日最も良かったのは押し込まれてる時にアバウトに前に蹴り出されたボールをガッチリ相手DFを背負いながらマイボールにし、ファールまでもらい相手のターンを切ってくれたことが何度もあったこと。いわゆるガンバの時間帯というものがなく守る時間も単発で終えられたことがこの好内容のゲームに繋がったと思うので、地味ながらもこういう働きはもっともっと評価していくべき。調べたわけじゃないけど、前線の選手の最初の交代が82分というのは多分今季最も遅い時間帯だと思う。伊佐に加えて、さんぺーも達也も良かっただけにガス欠寸前まで片野坂さんとしては引っ張りたかった、それくらいの期待感が今日の前線にはあったということだと思う。シュート数はこのチームのバロメーターにあらず。個人的には今季のFWの序列付けはこの試合で済んだ。今季初めて2週間も空くので他の選手の巻き返しはどんどんあってほしいけど、これほどの高水準でチームを助けられるFWはそうそういないと思う。ゴールを決めたわけでもないのに、感動もののプレーぶりというのは逆にすごいと思うよ。


今季のガンバも基本的には高い位置からプレッシャーをかけてくるチームなので、鹿島戦の再現を狙って達也のシャドー起用だったと思うんだけど、今日はちょっと星と達也の呼吸が絶望的に合ってなかったので、どう評価していいのか悩む。あと3連戦全てフル出場の三竿を終盤の勝負どころでCBからより運動量を求められるWBに上げる交代策はさすがに失敗。三竿のところに複数回チャンスが来たけど、精度不足でモノに出来ず。あそこが高山だったらどうだろうという思いは強くある。


羽田は今季最も良いパフォーマンスだったんじゃないだろうか。第5節のアウェイ・ガンバ戦ではスカウティングから狙い撃ちされ、実際に宇佐美のボール奪取から決勝点を決められた因縁のガンバを相手にこのパフォーマンスが出来たのは羽田にとっては大きな経験となったんじゃないだろうか。将来的にこのままボランチで使い続けていくかは分からないけど、CBよりもっと難しいと思われるボランチでこのサッカーを理解していってノリさんのポジションを脅かすような存在になってほしい。全然競り負ける雰囲気のしないその高さも本当に魅力だしね。あとはCKからの絶好機は決めきっておきたかったな。



関西学院大からガンバ入りしたルーキーの山本悠樹。ヤットさんの後継者なんて言われてたり各所で高評価だけど、2年前の関西大学リーグで初めて見た。うまいなぁとは思ったものの正直に言ってそんなに印象には残らなかった。ただ当時からかなりの人気銘柄で競合の末、ガンバ入りとなったらしいけど、全くの贔屓目抜きで見てハセの方が全然いいと思うんだよね。ポジションも年齢もほとんど同じだから何となく比べちゃうけど、視野の広さとそれを実行に移せるキックの質、最近はしっかりと体を入れてボールをキープする強さも身につけつつある。多分うちが山本悠樹を獲りにいったとしてもガンバあたりを競り落として獲得出来るとは思わないんだけど、じゃあどうするかって言ったら九州のそれも強豪とは言い切れない宮崎産業経営大からこんな逸材を発掘してきちゃう哲平さんホント優秀だよなと思うよ。ノリさんはもう言うに及ばずだしね。


試合としては十分にやれていたしセットプレー1発に沈んだだけなんだけど、パトリックはその前から抑えきれていなかったしあそこでやられてしまいそうな予感はかなりあったと思うんだよね。だからもっとシビアに勝ち点を追い求めるのであればセットプレーを与えてはいけなかったというところに行き着くと思う。それにはもっと試合をコントロール出来るようにならなければいけないしガンバに勝つというのはそれくらいにレベルが高いんだなと思い知らされるような敗戦だったわけだ。


ただ冷静に考えると、日程とかクラブの規模とか一切関係なく、戦術もお互いに正攻法でぶつかって、それで絶好調のガンバ相手に普通に互角の試合をやれるようになってるって本当にすごいことだよなと改めて思うよ。日程が有利だったわけでもなく、戦術的に奇襲を仕掛けたわけでもなく、本当に普通に互角の試合をやり切って結果は負けてしまったわけだけど、監督の口からも「勝ち点3でもおかしくなかった」なんて言葉が出てくるくらいの試合がやれるようになってるんだもんね。片野坂体制5年目、今の予算規模でどこが天井なんだろうか。来年もまた苦しみながらも成長していくこのチームをサポートしていきたいと思わせてくれた試合でした。負けたけど、本当にグッドゲームでした。しっかり休んで、また2週間後。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

週の真ん中ピリッとせず(22節神戸戦)

2020-10-14 22:00:07 | マッチレポート20'
もし先発した選手たちがハーフタイムでスパイクを履き替えて後半から滑らなくなったんだとしたらこの試合には今季最低評価を付けると思う。先発した選手は後半あまり滑らなくなり、途中から入ってきた伊佐、怜さん、さんぺーだけが滑っていたので、もしかすると慣れだけの問題かもしれないけど、アップ中に確認出来ただろうことで前半を無駄にしてしまったんだとしたらこんなにもレベルの低い話はないと思うよ。そうじゃないことを願うけど。


スタメン総取っ替えとかプロとして「舐められた」わけだからガツンとやり返すような気概を見せて欲しかったのが本音。試合展開だけを考えたら「よく追いついた」のかもしれないけど、そこに落ち着いてたらイカンと思う。失点だってゴール直後のノリさんのリアクションを見ればキョンゴンのミスだよ。取れないタイミングと軌道じゃなかったし。


開幕戦の頃のワクワク感を考えると、知念に対しての思いがこんな風になるなんて夢にも思わなかったよね。今日の知念はGKから引っかけてあわやゴール、速いクロスに合わせたワンタッチ、CKからのドンピシャヘッダーと3度も決定機に絡み、先発して79分間出場したストライカーとしては及第点の出来だったとは思う。ただ心のどこかで「逆転狙うなら選手交代遅い」と思ってしまっているのも事実。表情も何となく沈んでいるように見えてしまうし、仙台戦のゴールで吹っ切れてくれることを期待してたけど、あの試合からもう今日で7試合目だもんね。今季新加入という目線で比較しても明らかに髙澤の方がクオリティが高いし、それは先発で出てきても、途中交代で出てきてもそうだから間違いないと思う。何かつい先日シーズンが始まったような感覚だけど、もう来季の編成については構想段階から実行に移され始める時期だろうし、レンタルの身である知念は本当に難しい立場だと思う。このままでは終わってほしくないよ知念には....


体が重そうってほどでもないし、うまくかみ合ってないってわけでもないし、ただちょっとずつパスの方向だったりタイミングだったりがズレて攻撃のクオリティが低かった印象。FC東京戦みたいに勝った試合もあるけど、連戦でも週中(水曜日)の試合が特にピリっとしないことが多い気がするのは何でだろう。まあ観る側も何となく仕事のことが気になったりでいまいち集中して観ることが出来てないからってのもあるかもしれないけど。


とにかく消化不良な一戦だった。週末のガンバ戦でスカッとさせてほしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感覚とスコアが一致しない(21節横浜Fマリノス戦)

2020-10-10 20:55:40 | マッチレポート20'
ハーフタイムの時点ではこんなスコアで終わるとは全く思ってなかったんだけどな。サッカーは難しいな。


連戦もものともせず前線からハイプレスを敢行してきたマリノス。ただ正直に言ってそんなに息苦しい感じもせず、きっちりとプレス回避は出来ていた印象。シュート数こそ少なかったものの、このチームはシュート数が好不調のバロメーターだとも思わないので、そこそこゴールにも迫れてたから後半にもかなり期待をしていた。しかし終わってみれば打たれるシュートがことごとく入ってしまうような感覚で0−4の大敗。こんなにも感覚とスコアが一致しない試合も珍しい。


2時間前にキックオフした味スタのFC東京−ガンバ大阪を観ていたんだけど、味スタはピッチに完全に水が浮いてしまい、スキルの高い両チームの対戦としてはもったいないような蹴り合いになってしまっていた。ニッパツもこれまでそんなにピッチ状態がいいスタジアムだという印象はなかったので、味スタ同様蹴り合いのつまんない試合になっちゃうかなと思っていたけど、予想に反してニッパツのピッチは素晴らしかった。むしろボールがよく走って、パスがよく回った。シュート数はあまり関係ないと言ったけど、エリキの速い2本のシュートを見せつけられてしまうと、こういうピッチコンディションだったからこそもっとシュートを打つべきだったというのは今になると思うよね。そういうプレー選択の部分まで含めての決定力ということだと思う。ブラジル人だろうが、日本人だろうが、シュートは打たなきゃ入らない。


ここまでチームの救世主と言っても過言ではない活躍だった達也だけど、今日は地味に酷い出来だった。ティーラトンに完封されてしまったのは仕方ないにしても実質試合を決定付けてしまった2失点目の「アシスト」はマジでいただけない。なぜあんなに雑に危険な中に戻したのか。今日は躍動感ないなと前半から薄々感じてはいたけど、その予感は最悪の形で的中した。今日だけコンディションが悪かったとかであればいいんだけど、少なくとも今日の怜さんとの交代は星じゃなくて達也だったと思う。


失点していなかったとして、前半の好感触を後半の試合を決めるゴールにどう繋げたかということを考えてみる。やはり一番に来るのは知念の投入なんだけど、今日もやはりしっくりと来なかった。難しいシーズンであることは百も承知だけど、もうこの時期における違和感は「フィットしない」という一言では片付けられなくなってきてると思う。特に髙澤がこれだけの結果を出しているだけに。スタジアムで観ることが出来ずテレビ画面だけの確認だから全てが映されているわけではないけど、一番気になるのは知念がポジションを取りきれてないタイミングでどんどん後ろからパスを付けられてしまっているような感じを受けることだ。先に前に出られたディフェンダーに遅れて体を寄せてファールを取られるというシーンを多く見る。もう2ヶ月しかシーズンが残されていない中でこの状態は来季のことを考えてもどうしたものかと考えてしまう。


「そんな逆足のボレー持ってたの?」と大分サポーターとしては思わずこぼしたくなるほど見事だったマツケンの先制ゴール。様々な罵詈雑言が飛び交ったという「例の一件」以降では初の出場となったマツケン。インタビューではもちろんそのことに触れることはなかったけど、心に期するものがあったであろうことは想像に難くない。さちろーさんに配慮したのか、我々に配慮したのかは分からないけど、ゴール後の喜びが控えめだったのもカッコ良かった。サッカー選手としては最後はプレーで応えるしか方法はないわけで、マツケンにはこれからも頑張ってほしい。


何度考え直してもこんな試合になるはずじゃなかったのにと思ってしまう。昨日発表されたばかりの大学3年生のプロデビューのお手伝いまですることになるとは本当に予想外もいいとこだよ。


前橋育英時代の角田涼太朗。もうこの頃から人気銘柄でしたね。


2018年のNEXT GENERATION MATCHにも出場。真ん中の黒赤スパイク。


大学生になってからはいい写真がなかった。考えてみたらまだ2シーズンしか観てないんだもんね。角田の後ろはJ1席巻中の三笘。右は三笘と川崎に同期入団のイサカ・ゼイン。


NEXT GENERATION MATCH繋がりで今日左WGで先発した松田詠太郎は2019年に出場。この試合のJ選抜側では一番目立ってた。


1点取りたかった。スコアはこんなことになってしまったけど、決して悪い試合だったとは思っていない。せっかくここまで良くなってきた状態をこの後も継続していくためにはやってることは間違いじゃないという共通認識が持てるように1点取りたかった。繰り返しになるけど、悪くはなかったから選手たちには「切り替え」ではなく、「継続だ」と声をかけたい。時にスコアだけが1人で突っ走ってしまうことがあるのもサッカーだ。ただそれだけ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

変わってきた判断基準(20節清水戦)

2020-10-04 22:54:09 | マッチレポート20'
いやぁ、ホームって本当にいいもんですね。




ということでGoTo東京解禁で、ついでにGotoを迎撃しに今季初のホームに参戦してきました。twitterでもつぶやきましたが、かれこれ5年間ホーム参戦全勝ということで正直に言って昨日も勝つ気しかしなかったよね。


「勝ったチームはいじらない」に準じて鹿島戦からはトップの渡→髙澤が変わったのみで残りの10人は続けての先発となった。スタメンの充実度もさることがながらベンチに知念、渡、町田、野村が控える期待感て言ったらないよね。もうワクワクしかない。前節今シーズン初スタメンとなった星。昇格した2018シーズンは1年を通して左WBのレギュラーをはり続けていたわけで、それがJ1になろうがしっくり来ないわけがないわけで、序盤から星を中心とした左サイドから仕掛けるシーンが多かった。しかしそれまでその左サイドに隠れて大人しくしてた右の小出が突如として清水のライン裏を陥れるわけだからあれは清水としては対応が難しかったと思うよ。清水をつぶさに追ってるわけじゃないから何とも言えないけど、西澤健太もウイングが本職ってわけじゃないと思うから駆け引きと集中力で上回り裏を取った小出の飛び出しは素晴らしかった。飛び出した後も追いつかれることなく絶妙なラストパスに繋げたように小出はかなり機動力があると昨日の試合で初めて感じた。明治大学時代に何度も観てた選手だけによく知ってるわけだけど、CB以外の選択肢があるとは思っていなかったけど、昨日の躍動ぶりを見ると適性はWBのような気がするぞ。あとはあの運動量で90分やれるかってことだね。


広島戦に続き飲水タイム明けに失点。このフワッと集中力が切れてしまうのはチーム全体としての課題。鹿島戦に続いての連続ゴールとなった髙澤は見事に先発起用に応えたと思う。本人は試合後のコメントでバーに当てて2点目を取り損ねたことを課題として挙げていたけど、それよりは失点シーンでフラフラとドリブルするエウシ−ニョに対して星とマークの受け渡しが曖昧になり勝負のパスを出させたことの方がもっと大事だと思うぞ。大分の戦術においてワントップの選手が激しくプレッシャーに行ってくれるのは非常に大事。鹿島戦で三竿健斗からボールを奪ったようにそれが出来る選手なのは分かってるからもっとタイトに行ってほしい。それがあってこそゴールが評価されるのが大分というチームだと思うから。まあでもエウシ−ニョからパスが入った後の連携は仕方ないね。あれはなかなか対応が難しい。縦パスを出された時点で勝負は決まってた。


ただ同点にされた後もあまり心配にはならなかったな。清水もそこそこ厳しめにプレスに出てきたけども、先週鹿島のプレスを体感してただけに「あ、これはやれるな」という感覚しかなかったし、冷静にいなしてた選手たちも同じ感覚だったんじゃないかな。決勝ゴールとなった達也のゴールは確かにオフサイドだけど、例えあれがオフサイド判定されたとしても残りの15分でもう一回突き放すことが出来たと自信を持って言える。現状ではそれくらいに清水とは力の差があったと断言出来る。チームの状態がいいからなのか、このスタジアムでしばらく負けたことがない人間が観てたからなのかは定かでないないが、とにかく終始勝つイメージしかなかった。


コヅ、也真人、野村で回すシャドーが贅沢で仕方ない。これぞ誰が出てもクオリティが落ちない状態で、本当に誰が出ても期待感しかなくて楽しい。ポゼッションで最終ラインが窮屈に感じてそうだなと思ったら颯爽と下りてきてボールを受けて寄せてきたDFには決してボールを触らせずにチームを前進させるコヅ。遠くを冷静に把握出来る視野の広さは抜群でゲームメーカーと名乗るのにこれほど適した選手はいないという印象。ボールを受けるために広範囲に動き回りアイデア溢れるパスで局面を打開する也真人。達也の決勝ゴールもその前の也真人の正確に浮かすパスで8割方決まってた。ボールロスト後のカウンタープレスも狙い所が素晴らしく相手の攻撃意欲を失わせるのに十分なほどに効果的だ。「神出鬼没」という言葉がピッタリと当てはまるように動き回る野村。味方を活かすパスはもちろんのこと自ら仕掛ける鋭さを持ち合わせているのは相手からすればこの上なく嫌な選手だと思う。もちろんここにさんぺーや達也も入ってくるわけで何と楽しいことか。


「最終的な判断はボールを持った人に任せるとミーティングでも言われている。『これをしなくてはならない』という決めつけがないことも、個々の能力が引き出されている要因だと思う。」(髙澤優也)

「ただタスクや戦術ばかりというところも、選手が少しクエスチョンなところがあったので、それを聞き、『こうしちゃいけないのか、ああしちゃいけないのか」と考えてプレーが遅くなっていた部分で、絶対ではないし、自分がそういう中で判断したことは思い切ってやれと。」(片野坂監督)

5連敗の頃とここ最近では何が変わったのかについては正直によく分からなかった。成績が上向いてきたことでメンタル面が好循環に入ってるなというのは感じていたけれでも、それはある意味当り前のことでそれって後から付いてくる話でそれで結果が出てきたわけではないと思う。ただこの2つのコメントから分かるのは明らかにピッチ上での自由裁量の割合が大きくなっているということ。個人的には2017シーズンから戦術遂行に愚直過ぎて本来サッカーに求めたいパッションの部分に物足りなさを感じるのが片野坂さんが作り上げるチームに対しての唯一の不満と言えた。この部分が前向きに変わっているのだとしたらもう我々に恐いものはないんじゃないだろうか。いまの我々なら川崎も倒せそうな気がするよ。あの2009シーズンから11年ぶり。そうだな、家長あたりに言わせてみようか、「このチームがJ1最少予算とか意味が分からない」とかね。



決勝ゴール後のわちゃわちゃ。バックスタンドからだと歓喜の群れから髪がボサボサの達也が出てきた瞬間に、若手芸人に囲まれて身ぐるみはがされる上島竜兵にしか見えなかったよね。



おかえりごっちゃん。序盤に三竿さんにきっついタックルかまされて以降は本当に大人しかった。ただそれこそ我々のよく知るごっちゃんだなと思ったよ。これまでも大分を出ていったたくさんの選手が試合後に挨拶に来てくれたけど、昨日のごっちゃんの挨拶ほど何か特別な感情を抱かされたことはなかったかな。愛すべきゴレアドール。ここからは全試合ゴールしてもいいんだぜ。やったれ、ごっちゃん!



キョンゴンのキックオフ前ルーティンは瞑想かな。



ゴール裏から出された成豪へのメッセージ幕。ケガがちなのは本当につらいし、待つことしか出来ないわけだけど、成豪が放つ眩いほどの輝きを我々はもう知ってしまったから、もう一度戻ってきてほしいと願わずにはいられない。



試合前イベントで歌ったSOLIDEMO。ご本人が歌と歌の間で言うまでこの人がWinning GOALでコラムを書いている人だと気付いていなかった。本当にお恥ずかしい。トラックも青、幕も青、衣装も青。素晴らしい歌声でした。







試合前はスーパープリンスリーグ九州 大分U−18vs福岡U−18をスポパで観戦。このイレギュラーなシーズンで今年に限ってはユースチームの試合を観るのは出来ないかもなと覚悟してたけど、こうやって無事に観ることが出来て感慨深かった。試合は先制して、追いつかれて、もう一度突き放すと言うこの後のトップチームと同じ試合展開で福岡を撃破。少し前に鈴木惇が高校生の頃はコテとよく試合をしていてチームメートであることがが不思議だみたいなことを言ってたけど、それくらいに福岡とはいいライバル関係なんだろうね。昨日は1時間前くらいからスタンバイしてたんだけど、キックオフの頃には周囲には福岡側の父兄にずらりと囲まれてしまった。そして何よりも驚いたのは、その惇の話じゃないけど、福岡側の父兄が大分U−18の選手のことをよく知ってること。そういう関係性っていいなと思ったし、そういうチームがあるということはプロとか育成とか関係なく大事だなと思う。


先制点は右下に映る工藤宗大、決勝ゴールは左上に映る田中優也とどちらも2種登録されてる選手が決めきった。田中優也は昨年のプレミア参入戦の時から気になっていた選手なので、ゴールは嬉しかった。この後はイレギュラーなクラ選の予選が始まる。何とか勝ち抜いて高校年代ラストに悔いを残さずやり切ってほしいと思う。


今回は東京のGoTo解禁後最初の週末だったわけだけど、飛行機は行きも帰りも満席。羽田も通常の人の出と言ってもおかしくないくらいいたんじゃないかな。大分では都町近くのビジネスホテルに泊まったけど、インバウンド全盛の頃はビジホといえど土曜日であれば楽に1万円はしてたところが、昨日は5,000円。さらにGoToの割引とポイントとか使ってたら宿泊代何と2,000円。そこに地域共通クーポン1,000円が付いてくるので、何かほとんど財布からお金が出ていかない感じ。日本経済はこれで本当に大丈夫なのかと思わざるを得ないよね。



午前中に大分市内に着いて「キッチン丸山」でとり天食べて、スタジアムで吉野の鶏めしと宇佐からあげ食べて、夜はまんとくで地鶏炭火焼きと特に気にもしてなかったけど、振り返ってみると鶏肉ばっかり食べてた遠征でした。ま、九州は鶏肉が美味しいもんね。


1巡目で負けたFC東京、鹿島、清水には勝ち、勝った広島には負けると白黒ハッキリしている状況が続いている。このままいけば次のマリノス戦では負けちゃうわけだけど、果たしてどうなるか。今のチームの充実ぶりからは楽しみしかないけどね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

またカシマで勝った!(19節鹿島戦)

2020-09-27 19:56:11 | マッチレポート20'
ゴールも素晴らしかったと思うけど、その後に三竿健斗からボールを強奪したシーンを見て鹿島の強化部は来季に向けての獲得リストに「髙澤優也」の名前を記入したと思うよ。


広島戦を完全休養したさんぺーと伊佐はこの試合に向けての調整かと思っていたんだけど、エルゴラの広島戦記事に「再び負傷者続出」と書いてあって嫌な予感はしてた。案の定この試合もメンバー外となった。度合いは分からないものの2人ともケガをしてるんだろうね。その影響があったかどうかは分からないけど、達也が久しぶりにシャドーで先発。個人的にはずっとこの起用に対して否定的なスタンスだったけど、今日は初めて良かったんじゃないだろうか。前半は前から来る鹿島の圧にほとんどボールを保持出来なかったけど、後半は達也が2列目から縦や外側に飛び出す仕掛けが活きた。5分、35分、55分あたりのプレーが片野坂さんがずっと考えてたやり方なんだろうなと思う。ただ前半持てなかったのには2列目の引き出し不足の感は否めないと思う。小出にボールが入った後は達也が縦に抜ける以外はほとんどどん詰まりで右サイドは沈黙していた。そういったところから考えると今後は相手を見ての起用になるんだろうなと思う。今日の鹿島のように前から厳しく来る相手に対しては有効になりそうだけど、引いてスペースを埋めてくる相手にはポゼッションがどん詰まりになるというデメリットの方が大きく出てきてしまうので効果的ではない。ただやっとオプションの一つとして機能することを感じられたのはチームとして大きい。


横C戦の時にも書いたけど、耐える時間に耐えきれるとゲームが作れる。前半30分くらいまでは打開の糸口すら見つけられない感じだったけど、そこを耐え抜いたおかげで我々がやり方を変える前に鹿島の勢いが勝手に落ちてきてくれたって感じかな。そしてグッと強度を上げた後半の入りでそのままゴールを奪えたのが勝ち点3に繋がった。試合の狙いをちゃんとスコアに反映させられるようになってきているのがここ数試合の勝ち点積み上げに直結していると思う。先制点のポイントはハセのロングパスだったね。ハセ不在期間も前田や島川が頑張っていたけども、あのロングレンジの正確なパスはやはりハセにしか出せない魅力だ。あの大きな振りの後に中に仕掛けた達也も良かったし、右に左に振った結果、シュートがディフレクションすればそりゃキーパーも反応するのは難しい。シュートが下手下手言い続けてきたコヅだけど、遂に足でのJ1初ゴールを決めた。コヅも数試合はベンチにも入らず、使われる時はいきなり先発と難しいシーズンを送ってると思うけど、出ればしっかりとゴールに絡むしもっと出場機会をあげたいところだけど、この選手層だとなかなか難しい。


鹿島が選手交代とポジション変更でバタバタしている隙をついて試合を決定づける追加点を決めてしまうとかどこの強豪チームだよと思うけど、こういう丁寧な試合運びが大事だ。連敗中はメンタル面の問題もあったと思うけど、こういう相手まで含めた試合の流れをチームとしてちゃんと捉えられていなかったと思う。連敗中から何が立ち直ったのかと考えた時に明確に分かることってないように思う。結局のところこういうディテールの部分でガラッと変わることこそ大事だったりするんだよね。三竿健斗の背中を通した野村のスルーパスも良かったし、髙澤も冷静に沈めた。素晴らしい試合運びだった。


「地獄」と形容しても言い過ぎじゃないくらいに厳しい7連戦がこれで終了。4勝2敗1分と想像を遥かに超える素晴らしい結果。正直今日も勝つのは難しいだろうなと思ってた。キックオフしてしばらくしてもその思いは変わらなかったし、まさかこんな結果になろうとは。片野坂さんにお願いしたいのは選手たちに連休をあげてほしい。次から次にやってくる試合に気持ちも休まらなかっただろうし、このタイミングでしっかりと休んでほしい。しっかりと休んだら、次はごっちゃん迎撃だ。次の清水戦で勝てればもう残留も間違いないでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする