オフシーズンの暇つぶしこと新戦力分析を今年もやってみようと思う。第1弾は早々に獲得が発表されたFWの岡本英也から。
まずこの1ヶ月でとことん岡本の試合を観た。スカパーのアンコール放送で新潟の試合を録画して、14シーズンの8節~21節まで計14試合観た。1ヶ月間で14試合も一人の選手を追いかけながら観たから、もう完全に脳内に岡本のプレースタイルが刷り込まれた。こういう局面ならどうしたいとか、こうなったらこう動くとかもう大体分かる。
直近の14シーズンの岡本は新潟でFWのレギュラーで活躍した。開幕から8月末の22節まで全試合にスタメン。数試合は左SHで起用されるものの、基本的に2トップの一角として先発。パートナーが川又、鈴木武蔵、田中達也、成岡と変わろうとも夏まで岡本のレギュラーだけは揺るがなかった。ただ、FWとしては1ゴールと目に見える数字が残らなかったことや、夏場にホームでダントツ最下位だった徳島に負けたり、ガンバに5失点の完敗を喫したりとチームが転機を迎える中、新加入の指宿にポジションを奪われる形で終盤は出場機会が激減した。ハッキリ言って夏までの出場記録を見れば、今季J2にいる選手じゃないし、シーズン終盤の出場機会減を本人がどう感じたかは分からないけど、うちからすれば大きな補強が出来たことは間違いない。個人的には伊藤が岡山への移籍を決断したのと、同じような心理状態だったんじゃないかなと思ってる。
岡本のプレースタイルの最大の特徴は「シンプルにプレーすること」に尽きると思う。ガンバユース出身(家長の1コ下)だけあって基礎技術はしっかりとしてるし、色々と出来るとは思うけど、難しいことをあまりしない。バイタル付近でボールを保持した時に自分の外を駆け上がっていく選手がいれば、まず間違いなく使う。いくつかあるプレーの選択肢の中でも最もシンプルな選択を常にするという印象を持った。その反面、正直に言って目の覚めるようなプレーはほとんどないと言っていい。ドリブルにいたってはむしろ得意ではない部類に入ると思う。ドリブル自体の数は極めて少ないけど、ドリブルした時は大体足下でボールが詰まって対面のDFに引っ掛けられてロストすることが多い。
それじゃなぜチーム戦術を徹底させて、規律に厳しそうな印象のある柳下監督から信頼を勝ち取り、中断を挟んで約半年間もレギュラーを守り続けることが出来たのだろうかとも思う。まず可能性として考えられるのは、チーム戦術にフィットしていたこと。FWに入った時に特に感じることだけど、岡本が動き出して縦パスを呼び込むと、そこへパスを通そうとする選手が多い。新潟にはレオ・シルバという絶対的なセンターハーフがいることも影響しているとは思うけど、縦パスがよく入ると感じる。それを受けることで相手を押し込めて、さらにサイドへと展開出来る岡本のスキルを数字に表れない部分として柳下監督が高く評価してたのかもしれない。ちなみにSHに入った試合も3試合ほど観たけど、岡本にとってSHはサイドビジネスと断言出来るほど存在感が損なわれるし、FW(もしくはセカンドトップくらいまで)での起用がベストだと思ってる。まあそれでも先発で起用されるところが指揮官からの信頼感が絶大であることを象徴してるけどね。要するに戦術理解度が高いと思われ、監督としても使いやすいんだろうね。
先にも書いたけど、今季2トップで岡本のパートナーになったのは4人。これは相手に合わせる能力が高いことの証明でもあり、シーズン序盤からいきなり期待してもいいんじゃないだろうか。特に川又や武蔵のようなゴリゴリのビースト系FWとも何試合もやってるからエヴァやムリロとの連携も期待出来そうだ。
一番得意というか好きそうなプレーは左45°から右足で巻くシュートじゃないかな。この位置でボールを持った時は迷わずシュートにいく。右足のシュートの精度は高い。
選手名鑑によると趣味は「温泉」だそうで、サッカーだけじゃなくてWelcome to 大分ですな。是非とも別府あたりのディープな温泉にどっぷりと浸かって大分という土地も好きになってもらいたい。
まず間違いなく外れに終わることはないと思ってる。ただFWだけに自他ともに数字での結果を求めるだろうから、リーグ戦の早い段階でゴールを決めて、自分もノっていってほしいし、チームもノせていってほしい。新しい外国籍選手がどこまでやれるか未知数なだけに実績があって信頼のおける岡本には非常に期待してる。
まだ開幕まで十分に時間はあるけど、来週のニューイヤーカップでどんな動きを見せてくれるか本当に楽しみ。
まずこの1ヶ月でとことん岡本の試合を観た。スカパーのアンコール放送で新潟の試合を録画して、14シーズンの8節~21節まで計14試合観た。1ヶ月間で14試合も一人の選手を追いかけながら観たから、もう完全に脳内に岡本のプレースタイルが刷り込まれた。こういう局面ならどうしたいとか、こうなったらこう動くとかもう大体分かる。
直近の14シーズンの岡本は新潟でFWのレギュラーで活躍した。開幕から8月末の22節まで全試合にスタメン。数試合は左SHで起用されるものの、基本的に2トップの一角として先発。パートナーが川又、鈴木武蔵、田中達也、成岡と変わろうとも夏まで岡本のレギュラーだけは揺るがなかった。ただ、FWとしては1ゴールと目に見える数字が残らなかったことや、夏場にホームでダントツ最下位だった徳島に負けたり、ガンバに5失点の完敗を喫したりとチームが転機を迎える中、新加入の指宿にポジションを奪われる形で終盤は出場機会が激減した。ハッキリ言って夏までの出場記録を見れば、今季J2にいる選手じゃないし、シーズン終盤の出場機会減を本人がどう感じたかは分からないけど、うちからすれば大きな補強が出来たことは間違いない。個人的には伊藤が岡山への移籍を決断したのと、同じような心理状態だったんじゃないかなと思ってる。
岡本のプレースタイルの最大の特徴は「シンプルにプレーすること」に尽きると思う。ガンバユース出身(家長の1コ下)だけあって基礎技術はしっかりとしてるし、色々と出来るとは思うけど、難しいことをあまりしない。バイタル付近でボールを保持した時に自分の外を駆け上がっていく選手がいれば、まず間違いなく使う。いくつかあるプレーの選択肢の中でも最もシンプルな選択を常にするという印象を持った。その反面、正直に言って目の覚めるようなプレーはほとんどないと言っていい。ドリブルにいたってはむしろ得意ではない部類に入ると思う。ドリブル自体の数は極めて少ないけど、ドリブルした時は大体足下でボールが詰まって対面のDFに引っ掛けられてロストすることが多い。
それじゃなぜチーム戦術を徹底させて、規律に厳しそうな印象のある柳下監督から信頼を勝ち取り、中断を挟んで約半年間もレギュラーを守り続けることが出来たのだろうかとも思う。まず可能性として考えられるのは、チーム戦術にフィットしていたこと。FWに入った時に特に感じることだけど、岡本が動き出して縦パスを呼び込むと、そこへパスを通そうとする選手が多い。新潟にはレオ・シルバという絶対的なセンターハーフがいることも影響しているとは思うけど、縦パスがよく入ると感じる。それを受けることで相手を押し込めて、さらにサイドへと展開出来る岡本のスキルを数字に表れない部分として柳下監督が高く評価してたのかもしれない。ちなみにSHに入った試合も3試合ほど観たけど、岡本にとってSHはサイドビジネスと断言出来るほど存在感が損なわれるし、FW(もしくはセカンドトップくらいまで)での起用がベストだと思ってる。まあそれでも先発で起用されるところが指揮官からの信頼感が絶大であることを象徴してるけどね。要するに戦術理解度が高いと思われ、監督としても使いやすいんだろうね。
先にも書いたけど、今季2トップで岡本のパートナーになったのは4人。これは相手に合わせる能力が高いことの証明でもあり、シーズン序盤からいきなり期待してもいいんじゃないだろうか。特に川又や武蔵のようなゴリゴリのビースト系FWとも何試合もやってるからエヴァやムリロとの連携も期待出来そうだ。
一番得意というか好きそうなプレーは左45°から右足で巻くシュートじゃないかな。この位置でボールを持った時は迷わずシュートにいく。右足のシュートの精度は高い。
選手名鑑によると趣味は「温泉」だそうで、サッカーだけじゃなくてWelcome to 大分ですな。是非とも別府あたりのディープな温泉にどっぷりと浸かって大分という土地も好きになってもらいたい。
まず間違いなく外れに終わることはないと思ってる。ただFWだけに自他ともに数字での結果を求めるだろうから、リーグ戦の早い段階でゴールを決めて、自分もノっていってほしいし、チームもノせていってほしい。新しい外国籍選手がどこまでやれるか未知数なだけに実績があって信頼のおける岡本には非常に期待してる。
まだ開幕まで十分に時間はあるけど、来週のニューイヤーカップでどんな動きを見せてくれるか本当に楽しみ。