Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

ラストチャンスも潰える(天皇杯準々決勝横浜Fマリノス戦)

2013-12-23 02:27:51 | マッチレポート13’

スタメンを見た時に「田坂さん、動いてきたな」と思った。パッと見で西と後藤の2トップでバンバン裏を狙うのかなと思った。ある意味で後藤は捨て駒で、モリシ投入のタイミングで点を取りにいく狙いかなと思った。でもそれが間違いで、後藤が自らの実力でFWのファーストチョイスとして選ばれたことを十分に見せつけてくれた躍動だった。あえて苦言を呈するなら、今日あった4回ほどの得点チャンスを一つはモノにしてほしい。ああいうのをきっちりと決めて、来季は名実ともに大分のエースに育ってくれることを期待してる。

2ヶ月前のマリノスとの対戦では、これは200分や300分試合しても点は取れないだろうなってくらいに実力の差を見せつけられたわけだけど、今日は五分に渡り合えてたと思う。相手が低調な出来だったこともあるけど、勝てるチャンスが十分にあっただけに「もったいない」という感想がまず最初にきてしまう。今年はとことん殻を破ることの出来ないチームだった。結局そういうシーズンだったということ。



今日も輝きを放った木村。是非とも残ってほしいが、ここ数ヶ月でJ1で十分にやれるところを見せつけてしまったわけで、お声がかかって出てってしまっても何ら違和感はない。前半のループを選択したところは、思い切って打ってほしかった。磐田戦で見せたように力のあるシュートが打てるんだからね。


中村さんは、もうコンディションがギリギリという印象。パスミスやボールロストも多かったし、恐いという印象は1試合を通して全くなかった。横浜がリーグ戦ラスト2試合落としたのは、中村さんのコンディション低下と無関係ではないような気がする。次節鳥栖戦。またイライラしてニ―リフトとかすることのないように。





今日一番意外だと思ったのはこのシーン。圭介はこのGK界の超有名人とどういう繋がりなんだろうか。けっこう長いこと親しげに話し込んでた。






完全に結果論での話になるが、リーグ戦で散々だった田坂さんをわずかに照らしていた光が天皇杯での勝ち残りだった。優勝出来なくても、あと一つ勝てば賞金がもらえて、それはそれで大きな成果となったわけだけど、結局それもならず。オフに入る時期が2週間遅くなり、現状で来季の契約更新選手が一人もいないという新チームの編成の遅れというデメリットのみが残った。例えば山形は着々と補強も進み、新監督での練習も既に始まっている。昇格が目標の来季。既に大きく遅れをとっていると言わざるを得ない。明日以降悲しいお知らせが届くことは覚悟してる。でもさ田坂さん、選手たちが田坂さんの下でサッカーがしたいと思ってるところくらい見せてください。これだけ結果が出なくても続けるのなら、せめてそれくらいの希望をサポーターにも与えてくださいよ。これで移籍者が続出するようなら、本当にもう考えもんですよ。

まあでも、天皇杯はトーナメント戦なわけで結果をもって語ること以外はあまり意味を持たない。











ということで、今季終了。今季は久々のJ1ということもあり、5度の「ホーム遠征」を敢行。大分を離れてもうすぐ10年になるけど、多分今季が最多の「ホーム遠征」回数だったと思われる。4時半に起きて、5時に出発して、6時に羽田に到着して、6時40分の飛行機に乗って、エアライナー乗って、フォーラスのスタバで時間つぶして、10時の開店と同時にトキハのトイレを借りて、シャトルバスでスタジアムに向かう。もうまるで毎日の通勤かのようにルーティンとして行動出来るレベルにまでなった。来季のJ2はまたアウェイの交通費がハンパないから自然と「ホーム遠征」の回数は減ると思われる。ただ何よりもまずはモチベーションの回復が最優先。今日もスタジアムの雰囲気に触れるまでは何となく来たって感じで、熱くなる感覚がほとんどなかった。週末には大分トリニータの試合があるということが1週間の原動力になるような気持ちに戻れることが最優先。今は不完全燃焼どころか、煙も出てないような状況。

とりあえず今季は終わった。
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2013シーズンJ1リーグ終了(34節磐田戦)

2013-12-07 23:40:47 | マッチレポート13’
J2にいた3年間あれほど強く望んだJ1が終わってしまった。でもあんまり悲しくない。自分たちがふさわしくないと認めてしまった時点で欲していたものが欲していたものじゃなくなるから悲しくない。2勝8分24敗。苦しくて苦しくて苦しかったシーズンがようやく終了。改めて24回も負けたんだと、その数字のインパクトにちょっと驚いてみたり。とりあえずもう一回だけ言っとくけど、24回も負けた監督を続投させるんですか?勝率ならぬ敗率が7割を超えちゃった監督を続投させるんですか?3年間で評価を下すっていう考え方もよく分かる。だけどいつかは田坂さんの次の監督が来るわけだけど、その人の評価はどうするの?あえて使うけど、このクラブから「常識」がなくなっていってしまう気がする。


さて試合。キックオフから磐田が高い位置からプレッシングしてきて、これが後半まで続くようなら無様な試合になるだろうなと思ってたけど、まあその通りだった。勝ててないとか、勝ち慣れてないチームはしっかりと相手の研究をしてくるし、関塚さんじゃなくてもここ数試合の大分の試合を観れば、高い位置からの強度の高いプレッシングって結論にたやすく達するよね。ちょっとがんばってつぶしに行けば、簡単にバランスが崩れるから。リーグ戦も終わったし、残すは天皇杯だけだからもう修正も出来ないだろうし、どうでもいいんだけど、来季はこの課題にどう答えを出していくかだね。この傾向ってどちらかと言うとJ2にいた時の方が強く感じてたものだったし。

木村は今の自らの充実度を満天下に知らしめるようなタイミングでのゴールだった。誰もが納得のこのタイミングでのJ1初ゴール。おめでとう。左足でもあんなにいいシュートが打てるんだな。狭い局面でも仕事が出来るし、前を向く意識も強いから、4-2-3-1の2列目真ん中が最適ポジションなんじゃないかなと思う。J1に昇格したことで手に入れることの出来た数少ない収穫の一つだから何とか手離したくはないんだけど。。

ジョンハンも若狭もがんばってるにはがんばってるんだけど、もし2週間後までに土岐田が戻れないようなことがあると、右SBはいよいよまずいよね。川崎戦も磐田戦も勝敗度外視で観てるから、まあ何とか耐えられるけど、絶対に勝ちたい試合であの守備見せられたらちょっと耐えらんない。まあでもあと3試合。受けてくれる相手との対戦を願うばかり。理想は横浜→川崎→FC東京かな。



今日も何となくフワッとした感じで観ちゃってた。それは来年もヤマハに来るから今日は練習試合みたいなもんって意識があったからなのか、それとも本番は天皇杯って思いからなのかは分からない。とにかく天皇杯勝とう。勝てそうな要素なんて何一つないけど、とにかく勝とう。田坂さんはリーグ戦とは「別物」の一発勝負には強いかもという希望的観測を根拠にとにかく勝とう。残り360分戦ってノーゴールだったとしても優勝出来ちゃう、そんな理不尽な大会が天皇杯だからとにかく勝とう。とにかく勝とう。とにかく勝とう。
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Jリーグ史上初、ホーム戦未勝利で終わる(33節川崎戦)

2013-12-01 00:20:33 | マッチレポート13’
前節も書いたけど、もう天皇杯の調整試合だと思ってるから。今日のセレモニーの田坂さんの挨拶聞いてても、明らかにそういう扱いしてたし。色々とアクシデントがありながら約90分は戦えてたことは評価出来るんじゃないだろうか。新潟のように前線から厳しくプレッシングに来ないチームとはそこそこ渡り合える手応えは掴んできてる。

ちなみに圭介のアクシデントの件だけど、今これだけ世界中で頭部のアクシデントに対して注目が高まってる中で、接触後の矢島選手のあの対応はちょっとないんじゃないかと思う。あれだけの接触なわけだから、どう考えても彼には「足応え」があったはず。その場で圭介は倒れてるわけで、真っ先に試合を止めるべきは彼か主審のはずだ。平然と試合に戻る感覚はちょっと理解出来ない。


さてと、田坂さん続投で決まったようですね。「来年もよろしくお願いします!」って言っちゃってたもんね。

降格から約2ヶ月。色々と考えたけど、オレはやっぱり田坂さんの続投には反対。クラブが続投させたい理由も分からなくはないけど、そこまでこだわる必要がないだろという気持ちの方が圧倒的に強い。だってJリーグ史上初めて1年間で1度もホームで勝てなかった監督なんだよ。次節磐田で勝ち点取れなかったら史上最低勝ち点の監督なんだよ。こんな状態にまでなって続投させる監督じゃないよ。

一つ参考にしたい例がある。それは2010~2011シーズンの湘南。2009年に反町監督が就任して即昇格、久しぶりのJ1チャレンジとなった2010シーズンは惨敗で降格。しかし湘南は反町監督を翌年も続投させた。そしてその2011シーズンの湘南がどうだったかと言えば、順位は14位、昇格ラインからは勝ち点22もの大差を付けられた。

もちろん来年のことは分からないけど、今の大分はこの湘南と同じような道を歩もうとしている。新潟と湘南で2度の昇格、さらに北京五輪の監督と一般的に見ても田坂さんよりもたくさんの経験をしている反町監督ですら難しかった降格翌年の続投。今の大分はそれにチャレンジしようとしてるわけだ。来年のことを考えた時に何よりも思うのは、田坂さんがチームの内外で信頼を保ち続けることが果たして出来るのかということ。ぶっちぎりで常に昇格圏内に位置し続けるようなシーズンならいい。例えばスタートでつまずくとか、少し連敗が続くなんてことが普通にあると思うんだけど、そんな時にチーム内部やサポーターが田坂さんのことを信頼し続けることが出来るんだろうかと思う。2011シーズンの湘南がどんなシーズンを過ごしたかは覚えてないけれど、「降格」というクラブとして最大の失敗の責任を負うべき監督を続投させるということはかなりのリスクを負うことだといういい例だと思う。


それでもクラブは田坂さんを続投させるのだろうか。色々な常識やリスクがありながらも、それでも田坂さんを続投させるというなら、クラブはその理由をハッキリと明示してほしい。例えばその理由が天皇杯だというなら、それはそれで納得する。とにかくしっかりとした説明が欲しい。

今週来季のシーズンパス更新の案内が届いた。今日のセレモニーでの田坂さんの挨拶を聞いた後にその封筒をそっとタンスの中にしまった。それを再び取り出すかどうかはこの1ヶ月のクラブの動きと天皇杯の結果を見て決めようと思う。





梅ちゃんの時のようにクラブが土下座して宮さんとやっぱり契約しますというなら、今すぐにでも申し込むけどね。
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消化試合でチームを昇華させる(32節甲府戦)

2013-11-23 23:56:10 | マッチレポート13’
前半途中からこの本が読みたくなっちゃうような試合でした。この本に書いてあるのはそういう内容ではないと思うけど、それにしてもお互いがミスを繰り出し合う15位VS18位という下位に沈む同志の典型的な試合内容だったと思う。

無失点に抑えるには抑えたけど、結果論的な要素が強くてパトリックがルカクだったら前半で試合は終わってた(当たり前)。土岐田に大迷惑をかけてしまったマツケンにはちょっと奮起を促したい。本職の右SBでもジョンハン、土岐田に次いで3番手に甘んじている現状や今日の精彩のないプレー。マツケンよりも下の子たちが躍動し始めてるだけにその停滞ぶりがより目立つ。マツケンも来季4年目。今季大分がJ1に残留してたなら、翌年は今季の働きぶりからかなりの可能性で下部リーグにレンタルされてたと思う。来季はしらしんけんに必死のパッチで死に物狂いのマツケンを見せてくれ。まだ諦めらんないよ。

木村は引き続きいいプレーを見せてくれた。柏戦でもそうだったけど、90分戦い切れるようになってきたと感じる。ホーム清水戦でモリシにアシストした時に初めて見たダブルタッチのフェイントをここのところよく見せるけど、あれもいいね。バイタルに前を向いて侵入してくる回数が多くなってきてるから、期待感が高まる。出来ることなら来季も一緒に戦いたいプレーヤーの筆頭クラスに急上昇してきてる。

土岐田もタメも相変わらずエネルギッシュだった。最近の試合中に一番発してる言葉は間違いなく「タメ、行ったれー!!」だと思う。あと西ね。今日はプレー時間は短かったけど、試合の一番最後にキャプテンからパスを呼び込んだシーンを見て、西の進化というか、心境の変化を感じた。本人はそんなことはないと言うかもしれないけど、個人的なイメージからすると、今までの西ならあの大事な場面で自分がフィニッシャーになる選択を能動的にはしなかったように思う。先週の初ゴールが西をあそこでパスが呼び込めるような選手にさせたのかなと思った。

で、初ゴールと言えば、キャプテン。もう焦らすね。どこまで焦らすのかね。キャプテンのことだから、ここまで待たせたからには極上の場面までとっておいてあるんだろうけど、今日は地元凱旋で舞台としては整ってたと思うけど、利き足じゃない右足から放たれた強烈なシュートはまたもやクロスバーに阻まれた。もうさ元旦でいいよ、キャプテン。元旦で見せてくださいよ、大分初ゴールを。


ということで、後半はなかなか面白かったし、結果もあとちょっとのところまで来てたと思うんだけど、何だかなぁ、何だかなんだよね。まあ誤解を恐れずに言っちゃえば、やっぱオレの中では「消化試合」なんだよな。天皇杯も負けちゃってたらそうでもなかったかもしれないけど、一発勝負の緊張感の中で戦う天皇杯の翌週の言っちゃえば「何もかかってない」試合はやっぱ消化試合だという思いが心の片隅に間違いなく引っかかってる。もちろん数少ない実戦の場だから無駄にしてはいけないと思うけど、12月末~元旦にかけての3連戦に向けての実戦練習という感覚で見てる。そういう観点からすれば、丈さんの試運転もいいことだし、天皇杯は警告2枚で出場停止になるから、若狭を使えてるのもいいことだ。ホーム未勝利についても、川崎には勝てなくていいから横浜に勝って。今はそんな思い。




それにしても、タンタンよりもキックの下手なGKがJ1にいたね。
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ACLまであと3つ(天皇杯4回戦柏戦)

2013-11-17 01:13:49 | マッチレポート13’
もう絶対にこのタイトルのままあと3ついったる。

もう本当に外弁慶もいいとこの今季の大分トリニータだけど、またもアウェイの地で勝ち点3を掴む結果に。天皇杯は多分このまま大分でやることはないだろうからそういう意味では風はこちらに吹いてきてるのかもしれない。

確かに柏の出来はよくなかったと思う。ケガ人とか色々な負の要素があったかもしれない。ただそれを差し引いても我らが選手たちはよくやったよ。最前線までは運べなかったものの、我慢強くボールも繋いだし、勝つためのゲームプランを完遂した。なぜこれがリーグ戦やホームゲームになると出来ないのかという疑問が根強く残るけど、まあそのことは今日は置いておこう。


降格直前くらいから高木のことを手厳しくこき下ろしてきたけど、今日の高木は素晴らしかった。最後のスーパークリアも良かったんだけど、何よりも今日はラインコントロールが素晴らしくて工藤をオフサイドで封じ込めて仕事をさせなかった。


特に前半はこの位置関係で高木のお仕事が見られたので、そのラインコントロールに思わず何度も唸ってしまった。前節やらかしてしまった圭介も終盤のレドミの決定的なシュートを足でセーブしたので、十分に取り返したといっていいんじゃないだろうか。あれは完全に1点もんだった。それにしてもレドミはどうしたのか。かつてのピッチ上での王様ぶりは完全に鳴りをひそめてた。というよりもこの試合で柏の勢いを一人で止めててくれた印象。田中順也とかが出てきた方が何倍も恐かったような気がする。


ゴールを決めた西もヒーローだけど、今日のMOMは木村でいいでしょう。ここ数試合明らかに躍動し始めてたけど、それが間違いじゃないことをこの試合でも証明してみせた。特に印象的だったのは、試合終盤でピッチ上の全員の動きが重くなってくる中でも一人積極的にボールを引き出しにいってて、まだ戦うエネルギーが残ってるところを見せてた。あれは周りの選手たちは助かったんじゃないかな。確かにスプリント力に欠けたりとか、当たりに強くなかったりとか、物足りない部分もあるけど、それを補って自らのストロングポイントが出せるようになってきたと最近の木村を見てて思う。木村が蹴るセットプレーからゴールのにおいも徐々にし始めてる。あとはいいシュート持ってるんだから、ミドルももっと打ったらいい。


鋭いラストパスを送った木村とそれに頭から食らいついた西。いいゴールだった。





何て幸せな光景。世の中には様々なゴールセレブレーションがあるけど、サポーターに駆け寄ってきてくれるゴールセレブレーションに勝るものはないと思ってる。



いつも通りに試合後のラインダンスを仕切ってくれた永芳。しばらくしてから、「おーい、西ぃー。」とヒーローインタビューを受けてた西を呼ぶ。


それに気付いてダッシュで向かう西。


ヒーローを出迎える永芳。






踊る西に、煽る永芳。こんな西は滅多に見られないぜ!!



岡山にゆかりのある二人は最後にスタンドの知り合いに挨拶にいってた。


何か、素敵。あかん、惚れてまう。





今日は柏からも大分からもどちらからも遠いという文字通り「中立地開催」となったわけだけど、トップカテゴリーのクラブ同士の対戦にもかかわらず、観客動員は3千人にも満たなかった。柏のサポーターも大分のサポーターも距離を考えたらよく来てた方だと思うから、結局岡山の地元の人が少なかったってことだ。これってどうなんだろうね。Jリーグもクラブ数が40まで増えて、日本中どこでもそこまで苦労しなくても生でプロサッカーが観られるようになってきてる昨今、天皇杯で中立地開催をすることに多くのメリットがあるとはとても思えないんだけどね。

さすがは晴れの国だけあって、今日は暑いくらいのポカポカ陽気。さらに天皇杯のため試合前のイベントもなくて本当に休日にどこかの広場に昼寝をしに来たような錯覚に陥るくらいに牧歌的な空気が漂ってたカンスタだった。牧歌的なのは雰囲気だけじゃなくて運営も。


「大分トリニー」だったり。


スタジアムDJが「選手の入場です!」って叫んでFIFAアンンセムが盛大に流れてるのに、それからこの写真の通り柏の選手がロッカーアウトしてくる始末だし。おかげで本番の入場の時にはスタジアムはほぼ無音になってたしね。

何と言うか、あのフワッとした雰囲気のまま負けなくて良かったってホント思うわ。

大分トリニータ史上初の天皇杯ベスト8は12月22日。相手は横浜Fマリノスと長野パルセイロの勝者。名古屋、北九州を破った実績だけでなく、既にJFL優勝を決めて最大のモチベーションが天皇杯になってる長野と、10年ぶりのリーグ優勝がここから迎える最終局面にかかってる横浜の間で行われるミッドウィークの試合。アップセットが起こる要素はかなり含んでると思う。水曜日の試合後に中2日でアウェイ磐田戦のある横浜は優先順位を考えたら、病み上がりの俊輔はまず使わないでしょう。その俊輔抜きで横浜は前節名古屋に敗戦。そして長野は2回戦でその名古屋を退けてる。んー、こう考えると長野が来る可能性は十分にあるぞ。


そして満を持して復帰してきたこの男。今日は出場機会はなかったけど、このタイミングで復帰してくるってことはそういうことなんじゃないでしょうか。天皇杯のトーナメント表って左側がホーム扱いじゃなかったっけ?国立のホーム側?あれ、やっぱそういうことか。

とにかく今シーズンの終了が最低でも2週間延びたことを素直に喜びたい。



ん?シーズンが終了しないと、来季の編成がなかなか決まらないんじゃないかって?そんなことは知らん。
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いよいよ後がない(31節新潟戦)

2013-11-10 22:12:30 | マッチレポート13’
昌也、あんないいシュート決めんなよー。知ってるからさ、もう昌也がいい選手だってこと十分に知ってるからさ。来季の契約が済むまであんまり目立つのやめてくんない。

まあ、もう無理だろうね。これで川崎に勝つのさすがに無理でしょ。クラブもどうすんのかね。もうここまでいくと三歩くらい引いて、完全に第三者の目線で見られるわ。今年はシーパスの更新は来季の陣容を見てからにしようと思う。特にあの変なコーチをどうするのかで決めるつもり。

圭介のはあまりにも酷過ぎて忘却の彼方に消し去ったけど、2失点目も地味に酷いよね。スローで見ると、もう児玉がプレー出来てないんだもんね。ダメなら自分で×出して代わるとかしてくれよ。あそこで先にヤスに代わってれば、一歩でも二歩でも川又に詰められたかもしれないのに。あんな状態でプレーを続けるって判断に腹が立つ。自分のマーカーの岡本にボールが来たらどうするつもりだったのか聞きたいわ。ああいう無責任プレーが今季の惨状を象徴してるよ。

ただ高松がアウトした辺りからの攻撃はけっこう楽しかった。タメ、ジョンハン、後藤、木村(昌也はややガス欠気味だったかな)あたりが狭い局面を何とか打開しようと細かいパスを繋いでゴールに向かってたのは楽しかった。特に木村は、「ああ、こういうことが出来る選手なのね」ってのがやっと分かったような気がした。遅すぎるんだけど、それが分かっただけに改めて羽生への怒りがまたフツフツと沸いてきたわ、クソ。

もうホント結果なんかどうでもいいんだけど、20番台の選手流出防止と1億円の獲得だけを目指して天皇杯『は』がんばろう。



今日は13時キックオフの千葉-長崎をフクアリに観に行った。15時試合終了だから大分の試合のキックオフには間に合わないことは分かってたけど、それでも行った。確か2010シーズン終盤にも同じようなことしてたなって思い出した。てことはあの年と同じくらいに気持ちが離れてるってことなのか。けっこう重症だな。


裕大はいい仕事してた。これでキッチリと1年で返却してもらえば、大分にしては珍しくいい形でレンタル移籍を活用出来たって言えると思うけど、何かうまくいかなそうな気もする。何で途中交代させられてたのか理解出来なかった。


オレはずっとこの人がJの中で一番嫌いなんだけど、この試合を観ててやっぱりド下手だってことが確信出来たから少し嬉しかった。長崎の選手は頻繁に相手のユニを引っ張るんだけど、それをことごとく見抜けない。で、スタンドの千葉サポからそのことでプレッシャーをかけられると途端に挙動不審になる。コイツ、ホントだめだわ。試合中に「落ち着いて」っていうジェスチャーを他のレフリーに比べて頻繁に出すけど、それって自分が試合をコントロール出来てないことの何よりの証拠だからね。

試合は長崎の完勝。この時期の直接対決にしては珍しいくらいに平凡なゲームだった。それくらいに長崎のゲームプランが完全にハマって、千葉は本当に何も出来なかった。それにしても鈴木監督はあまりにも策がないと思うんだけど、残り4試合この監督で修羅場を勝ち抜けるんだろうか。この先どうなるかは分からないけど、長崎の躍進がシーズンの最後まで続いたことは賞賛に値すると思う。残りが松本、徳島と日程くんの手のひらの上で遊ばれてる感もあるけど、サポーターはJ2の1年目が楽しくて仕方ないだろうなと思う。千葉は絶望的な2試合連続の完封負けだけど、裏で松本が劇的な負けを喫したことで、少しはショックが和らいだかな。その松本よりもここに来て千葉、神戸を立て続けに撃破した札幌の方が勝ち点は並んでるけど、得失点差でアドバンテージがあるから可能性は高そうだ。いずれにしても残り2試合いずれも直接対決の長崎を中心にPO圏内の争いは回っていきそうだ。

甲府戦の後はそのまま新発田行って地域決勝を観に行こうかなと思ってたけど、甲府から新発田が想像してた以上に遠いのと、レノファ山口とかサウルコス福井とか見てみたいと思ってたチームが負けちゃったから、2年連続でJ2の最終節をアルウィンで過ごすのも悪くないなと思い始めた。
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またもホームで勝てず(30節横浜戦)

2013-10-27 21:51:47 | マッチレポート13’
モリシが出られなくなった時点で大きくゲームプランは変わってしまったはず。モリシが担う役回りをそのまま西にやらせてもそれは無理な話。そういう意味では前半は必死に守って、優勝するには勝ち点3が必須な相手が焦り始める後半にカウンターかセットプレーで仕留めるくらいしか大分が勝つプランはなかった。確かに俊輔のFKはスーパーだったけど、もう少し我慢が出来なかったもんかね。

それにしても天皇杯の2回戦みたいな試合だった。強豪チームに必死に食らいつく格下のチーム。0-0の時間をどれだけ長く出来るかだけが勝負で、1点奪われた時点でゲームオーバー。俊輔のFKが突き刺さった瞬間の「ジ・エンド感」はもう天皇杯2回戦そのもの。スタジアムで観ていた方は分からなかったと思うけど、スカパー観戦してた人間からすると、後半の早い時間帯から勝敗よりも、とにかくシュート数の表記から「0」を消してくれという新種の競技を観てるような気分になってたから、ゴールが入るなんて夢のような話は二の次だったね。

まあでも冷静に考えれば、首位対最下位の試合としてはごくありふれた結果だったと思う。周囲が何となく多くを求め過ぎてただけで、普通の結果だった。これでホームのみの成績は4分11敗。未勝利と書くよりも4分11敗と書いた方がもっと生々しい。田坂さん続投の話が出てるようだけど、ホームでの残り2試合で最低1勝することを続投の条件にしていいんじゃないだろうか。1年間1度もホームで勝てなかった監督に翌年も続投要請するのはどの側面を切り取って判断したとしても「異常」の一言。
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こんなもんなのか(29節大宮戦)

2013-10-20 01:04:15 | マッチレポート13’
天皇杯新潟戦に続きリーグ戦でも1-0で勝利。天皇杯の勝利も嬉しかったけど、やっぱり天皇杯だし、90分だったら引き分けだったし、というような思いが心の片隅にあったことも事実。リーグ戦に戻れば、また同じように勝てないのかなと試合前までは思ってた。しかし、いざ試合が始まると新潟戦と何ら変わらないアグレッシブな姿勢を貫き、見事勝利を勝ち取った。降格決定までの長く辛かった時間を考えると、否定的な意味合いではなく「サッカーってこんなもんなのか」と思わずにはいられない。明確な目標がなくなった中でも、モチベーション高く試合に臨めてる選手たちは立派。内容は置いといて、グッドゲームだったと思う。


モリシパパのかっちょいいサムズアップ。ミスした後の悔しがり方とか、今日はどうしてもゴールしたいって気持ちがビンビン伝わってきた。もっと貪欲に、もっとエゴイスティックでもいいと思う。2桁狙おう!


前代未聞のピッチ上でのベンチメンバー全員参加でのゆりかごダンス。バラバラでゴールセレブレーション慣れしてないところが守備重視のチームカラーを如実に物語っていて微笑ましい。


この選手のことをここまで好きになるとは自分でも驚きなんである。11年シーズンに加入してきた時も、CBではどちらかというとサクの方に期待してたし、セレッソやベルマーレで見切られてきた選手という風にしか思えなかった。それが今じゃ、DFラインの心の拠り所になりつつある。鳥人阪田も来年で三十路。ディフェンダー好きなのは、年齢を増すとともに味が出てくるというのも理由の一つかもしれない。


児玉も悪くないんだけど、2試合続けて足をつっちゃってるし、そうなるとカードをどうしても1枚計算しておかないといけなくなるから、スタメンはこの男でいいんじゃないだろうか。


キャプテンいい笑顔。ここ2試合の荒っぽいディフェンスをするキャプテン、嫌いじゃない。


出場機会なかったのに、連投お疲れさまです。高木から「行け」と背中を押されて、何の抵抗もなく前に出るその「後輩スピリット」かわいいぞ。


日本のサッカー実況で一番耳馴染みがいいと感じるのは西岡さん。社長はいつでもダンディにキメてます。ちなみにこのブログを書いてる後ろから聞こえてくるのはプレミアリーグの生放送でしゃべってる西岡さんの声。社長、働き過ぎです。


アルディが乗る日高屋。アルディ日高屋。ハイデイ日高。



ということで、これだけ苦しいシーズンの中で、個人的には3つも勝利を見せてもらったので、ある程度は満足しました。監督、選手の皆さん、あとはホームのサポーターの目の前で勝って下さい。あなたたちに残された今季のミッションはホームでの勝利だけですよ。天皇杯も勝ってほしいけど。次節横浜戦。うちとの対戦に合わせたかのように、横浜は今節の広島との天王山を制して首位に返り咲いたらしい。うん、匂ってくるねあの試合が。川崎の初タイトルを目前で食い止めたあの試合が。チョン・テセに「このチームが降格する意味が分からない」と言わしめたあの試合が。ホームのサポーターが今季ここまで溜めこんだもの全てを流し去るには、このタイミングでの首位叩きしかない。


ここまで負け続けて、いつ勝つの?  「今でしょ!」






うん、ダサい。。




うはー、明日の天皇杯の抽選が俄然楽しみになってきたぞ!16日開催なら日本中どこでもいいぞ。丸亀でもオレはいい。どこか楽しそうなところに連れてってくれ!
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ACLまであと4つ(天皇杯3回戦新潟戦)

2013-10-13 23:15:49 | マッチレポート13’
とりあえずビッグスワンのある新潟市中央区を飛び地として大分県に編入させる署名活動を真剣に検討する必要があるレベル。で、ビッグスワンを準ホームにして、どうしても勝ちたい試合だけ開催。この相性の良さはちょっとした異常事態。

まずは後藤、プロ初ゴールおめでとう!







ゴール自体は半分以上がモリシのゴールだと思うけど、それ以外のシーンでもよく動き回って新潟DF陣をかく乱してた。動き出しとかだけ見ると、もしかすると大分の中で一番FWっぽいかもしれないね。






サポーターたちからいじられる後藤を見て、ニヤニヤする先輩たち。

来季の契約のことを考えてもこのアピールは後藤自身にとっても重要だったはず。残り試合でもバンバンアピールしちゃえ!


その後藤と交代になった西だけど、彼にとっても今季一番の出来だったことは記しておきたい。前半の30分頃だったと思うけど、右サイドをえぐって相手CBの前に入ってPAに侵入。後ろから倒されるような形になったけど、笛はならず。ここからの西が最高だった。そのすぐ後に新潟が攻め込む場面で最後方までディフェンスに戻って相手をショルダーチャージでなぎ倒す(これは正当なチャージ)。で、そのまま転がってアウトしたボールまで新潟CKと判定されたもんだから、もうブチ切れ。前田主審に執拗に文句を言って、イエローをもらっちゃう。あんまりあんなに感情をむき出しにする西を見たことがない。


これは前半終了時にさらに前田主審に文句を言って、引きあげる際にまだ納得いってない表情の西。


で、これがその西の視線の先でキャプテンが「アイツの気持ちも分かって下さいよ」的なフォローをしてるシーン。

後半に入ってからもちょっと感情的になってるのか、相手からプレッシャーを受けて下がっても絶対にボールをはたかないで、ドリブルし続けた。相手DF2枚の間を強引に割って入るゴリゴリした西らしいドリブルもあったし、相手のバックパスをかっさらった決定機は決めときたかった。いや、ホントこういう西が見たかったんだよ。西は前を向いてナンボ。


今日の個人的なMOMはタメとジョンハン。

まずはジョンハン。今日はスタートから4バックだったわけだけど、右SB(この時点で本業じゃない)から始まって、木村の交代に伴って右SHに1列上がる。さらに児玉の交代に伴って左SBにまた下がると、完全に「都合のいい男」状態。木村と右サイドで縦ユニットを形成してる時のディフェンスはヒヤヒヤもんだったりもしたけど、120分通して戦い続けてた。これだけポジションを動かされ続けても起用されるということはそれだけ田坂さんの信頼が厚い証拠。もう下半身がプルプルしてたはずなのに、田中達也の仕掛けに必死に対応してる姿は感動もんだった。


延長後半が始まる前。ほとんどの選手がベンチ前で給水してるのに、休憩もそこそこに一人左SBのポジションに向かうジョンハン。「都合のいい男」でFor the teamに徹してくれるのも嬉しいけど、ジョンハンにはやっぱりFWで勝負してほしいと思うのは自分だけだろうか。


そしてタメ





今日の運動量は圧巻だった。最後の最後までホントによく走った。ゴール前にもどんどん進出してったし、何よりも仕掛ける姿勢を常に持っていたのが良かった。少し長めにボールを出して、相手との競争で前に体をねじ込むプレーが最近多い。アレ、見てる方も熱くなるし好きだぜ。


試合終了の笛が鳴ると、誰よりも先にぶっ倒れたタメ。しばらく立ち上がれなかったね。


田坂さんにお願い。今季の残り試合はタメをボランチに固定してください。2列目でもいいです。とにかく絶対に使ってください。

強化部にお願い。タメと来年も一緒に戦わせて。




トリニータの試合で延長になったのを観たのって初めてかもしれない。


スパイクが脱げて「ちょっと待って」って言ってる後藤の上からスローインしちゃう辻尾。


ビジョンに流れる天皇杯のプロモーションビデオを観る阪田とタメ。


3試合で勝ち点7を持ち返った辻尾軍団。今季のトリニータの成績を考えれば、驚異的な数字。そんな辻尾軍団のメンバーにこそ言ってほしいセリフがある。「このチームが降格する意味が分からない」(byチョン・テセ) 本日も大勢でのご来場を本当にありがとうございました。






前述した4人の他にも今日はキャプテンも圭介も良かった。でも16試合も勝ちがないリーグ戦と何が変わったのかは正直よく分からない。今日良かったなと思ったのは、ボールをロストした後に素早く切り替えてすぐに相手陣内でボールを奪い返したシーンが後半だけで4つ(土岐田2、西1、タメ1)もあったこと。そのいずれもチャンスに繋がったし、チーム全体にリズム感が生まれてたように見えた。でもそれ以外では戦術的に大きく変わったこともなかったし、一人一人が局面で戦ってたからくらいしか言えない。結局のところ、降格のプレッシャーから解き放たれたことが最大の要因なのかなとも思う。それだけ選手たちにのしかかってたプレッシャーは相当なものだったんだろうし、若手を中心にいま躍動してる姿を見ると、「それを早くやっとけよ」とはとても言う気になれない。手遅れなのは百も承知で、残り少ない試合でこういうサッカーを見せ続けてほしいと思う。


リーグ戦で1勝しか出来なくても、あと4つ勝てばACLに行ける。それが天皇杯。行けるところまで行って、楽しませてほしい。ベスト16はどこと当たるか分からないけど、もう今季は諦めてた遠征っぽいとこに当たってくれないかな。札幌行きたかったけど、J2相手だと平日開催らしいから、そうなるとセレッソだな。また奈良行きたい!
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記憶に残らない試合(28節C大阪戦)

2013-10-05 20:25:26 | マッチレポート13’
5年後くらいに13シーズンに降格した時ってどんな試合だったけなって思い返しても多分全然思い出せないだろうな。普通の試合だった。今季何度も見せられた普通の負け試合。

予想はしてたけど、涙はおろか悔しいとも悲しいとも思わなかった。試合後のゴール裏のやり取りを何とも言えない苦々しい気持ちでぼーと見てただけ。選手たちもサバサバと受け入れてる顔が多かったし、スタンドの映像もメディアが欲しそうなのはほとんどなかったよね。

タンタンの奮闘で何とか試合は壊れずに済んだけど、それがなければ後半早々にお葬式試合になっててもおかしくなかった。「何が何でも勝ちたい気持ち」は今日も感じられなかった・・って書こうと思ったんだけど、もうそうじゃないのかもって思い始めた。最近、うちの2歳の子が悪いことをした時に「何でこんなことしたの!」って怒ったら、嫁さんから「子供に『何で』って怒ったって分かるわけないでしょ」って逆に怒られたんだけど、それと同じかなって思う。もう選手たちも『何で』勝てないのか、自分たちで分かんないんだと思う。田坂さんがどれだけ「自分たちのサッカー」を試合前に強調しても、失点をした瞬間に選手たちの中に猜疑心が芽生える。そして自らバランスを崩すように静かに内部から崩壊していく。そんな繰り返しだったように思う。

さ、J2生活。金はかかるけど、J2生活も楽しいからね。とりあえず行ったことのない長崎に行きたいし、讃岐なんかが上がってきても楽しみだね。
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沈黙の了解(27節鹿島戦)

2013-09-29 00:20:58 | マッチレポート13’


今季J1で戦うにあたって一番楽しみにしてたのが、カシマスタジアム参戦だった。臨場感、傾斜、すり鉢状の形状、どこをとってもここのスタジアムが一番だと思ってた。久しぶりに大分がこのスタジアムで戦うのが本当に楽しみだったんだけどね。まさか降格の可能性も含みながらその楽しみにしてたスタジアムに来るとはね。何だかね。


試合前にこの人を見かけた時には「ビッグスワンの奇跡」を運んできてくれた勝利の使者の再来と期待してたんだけど。ただのリーグ戦の1勝を奇跡と呼ぶのは普通はどうかと思うけど、さすがにここまで勝てないと相手CB2枚が同時に交代したことも含めて奇跡だったんだなって改めて思うね。あと7試合。果たしてもう一度奇跡は起こせるのか。


この人のスタメンを心待ちにしてた人は多かったと思う。田坂さん、あなたは今日のキジの出来をどう思いましたか。

監督が重用し続けたある選手   出場時間1281分  得点0
キジ                   出場時間 116分  得点1

キジがゴールを決めた清水戦から今日でもう11試合目ですよ。その間に手にした勝ち点わずかに2ですよ。そこそこ勝ててたなら何も言わない。いくらでも手を入れるタイミングがあったでしょうがよ。徹底して裏を狙う姿勢と1対1になったら必ず仕掛ける気持ちにオレはワクワクした。効果的かつ献身的なフォアチェックは昨シーズンの終盤で実証済みだったしね。期待してた選手の久々のスタメンで複雑な気持ちになるとかもう本当どうなってんだろうね。



あとタメね。やっぱこの選手を窮屈なサイドに閉じ込めといたらアカンねと思った。来季はタメと昌也でミッドフィールドを支配するような試合が見たいもんだね。おっと、こんなことを口にするとキヨみたいに二人とも出ていっちゃうかもしれないから黙っとかないと。

まあもう勝敗はどうでもいいし、ゴール数のことさえ目をつぶれば、今日は面白かったし。ジョンハンなんかホントがんばってたと思うし、降格のこととか関係なく若手が躍動する試合なら見たいと思うよ。それは脇に置いといて、それにしても今日の高木はひどい。オレは湘南戦のエルゴラの採点で高木に6.5点が付いていたのがどうしても納得出来なかった。ゲームキャプテンで、ディフェンスリーダーで、勝ち点3のみが求められた試合で、結果も内容も伴わなかったにも関わらず6.5点が付くってどんだけ甘やかされてるんだと。あの時間帯にあの場所であの抜かれ方は誰がどう考えても彼の限界を象徴してる。さっきテレビで失点シーンを確認した。ゴールされた直後にヤス、丹野、マツケンの顔が映されるけど、そりゃああいう顔になる。あの立場の選手があんなやられ方をしたら、誰だって顔を上げろとか言えない。個人的には高木が期待外れに終わったことが降格の主要因だと思ってるんだけど、周囲は高木に対して総じて寛容だなと感じる。


試合後のスタンドは沈黙の一言。大体の人が甲府戦の結果を知ってたと思うから、降格はしてないけど、もう何て言ったらいいか分からないって感じなんだろうね。オレなんて勝ち負けどうでもいいから、ワクワクさせてくれたタメに「良かったぞー!」とか言っちゃってたけど、大体の人は黙ってたよね。沈黙はすなわちそういうことだから、みんな分かってるから。もう委縮しないで思いきってやってください。

今日の結果をもって、次節からは勝っても降格する可能性があるということで100%他力になったわけだ。次々節の熊谷で降格するのは何か大宮の策略にハマったみたいで癪だし、クラブにとっての大事な歴史をあんなところで刻みたくないので、来週の土曜日の夜にみんなが解散した後にひっそりと降格するのがいいと思います。
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せめて泣かせて(26節湘南戦)

2013-09-21 22:13:09 | マッチレポート13’
「勝ちたい」とは思ってんだろうね、選手たちも。でも「勝たなきゃならない」とまでは思ってないよね、絶対。そんなシーンとかプレーなんて皆無だもんね、今日に限らず。甘いよ。ほとんどのサポーターが降格を容認してくれてて、「せめて1回勝ってくれ」っていう極限までハードル下げてくれてんのにね。まあそういうところに甘えてんだろうけど。

まあ、今季はかわいそうな部分もあるし、一生懸命田坂さん擁護のスタンスで来たけど、今日の選手起用と2度目のインタビュー拒否(この後解任の報が届けば話は別)でもう完全に田坂さんに対する気持ちが切れた。今すぐお辞め願いたい。試合前から選手交代を予想されちゃうスタメンって一体何なのよ。何でそこまで西にこだわるのよ。そんな采配くらいぶっちゃけオレでもやれるよ、ノーサラリーで。

「降格」ってJリーグクラブのサポーターをやってたら、もしかすると最も不幸な出来事なんじゃないのかなって今まで思ってた。でもね、今のままじゃそんな事態に直面しても涙すら流れないよ。サラッと受け入れられる。TV的に降格した試合のスタンドでサポーターが流す涙ってつきものじゃない。オレも西京極では泣いたよ。でもマジでこのままなら泣けない。道ばたで犬のウンコ踏んづけた方がよっぽど不幸な出来事だよ。

ということで、極限のその下までハードル下げたるわ。降格してもいいし、全然勝てなくてもいいけど、せめて降格した時に泣かせて。もうせめてそこだけは頼むわ。





(「勝てなくてもいい」ってもうプロの興行としての大前提が崩壊してるけどね、選手諸君。)
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以上、おしまい(25節仙台戦)

2013-09-14 23:08:11 | マッチレポート13’













久々に村井さんを見ました。
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小休止(24節清水戦)

2013-08-31 20:30:20 | マッチレポート13’
もう正直、お金とか時間かけて観るに値しない。結果が出ないことは大目に見られても、気持ちが入ってないことについてはどんなに深い愛を持ってもフォローしきれない。

もう一度応援したいと思うようなチームになってくださいな。無期限で待ってるけど、もうちょっとスタンス変えないと耐えられない。
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失敗を繰り返さない(23節名古屋戦)

2013-08-28 22:42:07 | マッチレポート13’
月末で忙しくてヘトヘトで帰って来たので、今から録画を観るほどフィジカル的にもメンタル的にも強くない。だから試合のことは書けません。

J2に降格することを悲観的に考えすぎないことが肝要じゃないでしょうか。J1昇格もクラブにとっての歴史なら、J2降格も歴史なんだし。百年構想じゃないけど、永続的にクラブを存続させるためには、あえて言うけど、『降格』ぐらいでガタガタしちゃいかんのだと思う。

極論を並べます。

09年シーズンの降格を失敗とするなら、そこからやっぱり学ばなくちゃいけないと思うんだよ。シーズン途中の補強も最小限に留めたことは評価出来ると思うし、ボロボロになってJ2で新シーズンを迎えることがないようにしなければならない。

まずは梶山を使わない。今の大分のサッカーは田坂さんも認める「梶山におんぶに抱っこサッカー」。明らかに梶山が入って大分のサッカーは変わったし、その能力は認めざるを得ない。でも、来季J2で戦ううちが、梶山を引きとめることがどれだけ困難なことかは、火を見るより明らか。そんな選手がほとんどの局面でタクトを振るうサッカーを続けていて大分トリニータの未来に繋がるだろうか。

田坂さんの解任。これは条件付きで、シーズン終了とともに契約満了のつもりなら解任。個人的には田坂さんはいいと思ってるし、来季もJ2で監督をやってほしいと思ってる。世間一般の目線から言えば、もう何ヶ月も前に解任されていておかしくない成績なわけで、それでも今シーズンを田坂さんと心中するつもりなら、責任を持って来季も指揮してほしい。大分トリニータの将来を見据えて。

ま、こんなことすりゃチームが崩壊することが目に見えてるけど、こういう思いが全くないわけではない。どんな些細なことでもクラブにとっての血や肉や骨にしていくくらいの思いがないと、いつまでも『来季の心配をしないといけないクラブ』のままだ。お財布がキレイになって、戦力がうまく噛み合って、いい指揮官に巡り合って、そういうことがうまくシンクロした時にJ1を目指すクラブになればいい。何をしても芽が出ない、花が咲かない、そんな辛い時期は根を生やす時期だと割り切る。ぶっちゃけ今季を見ていて、J1だからと言うだけでお客さんが激増するわけじゃないことも分かったし、無理をして掴み取るもんでもない。

ということで、今週末の帰分はやめた。しかし何と台風が接近してるらしい。キャンセルなら半額しか帰ってこないけど、欠航なら全額帰ってくるというミラクル!これは全く勝てない最下位クラブのサポーターを不憫に思った神の思し召しに違いない!台風接近を願うのは不謹慎だけど、どうせ来ちゃうなら土曜日に来い!
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