Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

超個人的・大分トリニータ2011総まとめ

2011-12-31 02:05:35 | トリニータ
あー、年末年始休暇に入って初日で早速生活リズムが乱れてます。明日は早起きしてプレミア観たいななんて思ってたけど、この時間まで起きてちゃ多分無理だろうね。

これが今年最後の更新になると思います。twitterを始めてから試合以外でブログを更新することが極めて少なくなってしまったので、ネタのないオフシーズンは特につらいです。ここ数日で来シーズンの陣容が固まりつつありますが、昨年くらいからオフの人事に一喜一憂しないようにと自分で決めたので、全てが終わるまで静観しています。何と言うか、井上陽水ばりに「ダンスはうまく踊れない」んですよ。自分の力でどうしようもないことに心乱してしまうとロクなことがないということをここ数年で学んだんでね。

ということで、今回は2011年の総まとめをしたいと思います。総まとめというかアウォーズ的なものを書いてみたいと思います。

まずは2011シーズンを戦い抜いてくれた選手やスタッフの皆さんに「お疲れさま」と「ありがとう」を言いたいです。贅沢や理想は言い出したらキリがないけど、概ね今の状態ではこうあってほしいというチームになったと思います。田坂監督の続投で来季がここに上乗せされる状態でスタートすると思うと楽しみで仕方ない。

さてまずはベストゴール。ベストゴールは個人編と組織編と選んでみました。JAGSのベストゴールなんかでもほとんどが中長距離のシュートが選ばれがちなので、個で決めたゴールと組織で崩したゴールに分けてみました。

☆ベストゴール(個人編)☆

「第11節アウェイ鳥栖戦・森島康仁選手」

選考理由はとにかくあの弾道。この試合はベアスタのゴール裏の2階席、つまりは真後ろから観てたにも関わらず、あのキーパーの反応からすると物凄いゴールが決まったと現地で確信してた。案の定、帰宅してビデオで確認すると尋常じゃない弾道でゴールに突き刺さってた。多分トリニータ史上でもあんな豪快なミドルシュートはなかったんじゃないかと思う。モリシのポテンシャルを再認識させられたゴールだった。次点としてやっぱりFC東京戦の前田さんのゴール、それからホーム徳島戦の西のドリブルシュートとも迷ったんだけど、来季もエースとしての獅子奮迅の活躍を期待しての選出です。


☆ベストゴール(組織編)☆

「第38節ホーム北九州戦・西弘則選手」

これはホーム湘南戦の同じく西の3点目、それから開幕戦のモリシのゴールとかなり迷ったんだけど、3トップ全員が有機的に絡んだ美しいゴールとして選出しました。このゴールのクロスを上げたのは最終ラインのヤス。ヤスはこの試合の特に後半に数的有利を活かして最終ラインからガンガン上がってきた。夏の熊本戦を境に一時は完全に田坂さんから干されたものの、腐らずしっかりと復活してきた。まだまだ精度の部分では課題は残るもののあの運動量は魅力的。そしてそのクロスをよく周りを見て落としたモリシ、鋭いターンから左足を振り抜いた前田さん、キーパーのビッグセーブにあうもそのこぼれ球にしっかりと逆サイドから詰めてた西。いいゴールだったと思います。


☆ベストゲーム☆

「第22節ホーム湘南戦」

もちろんFC東京戦も良かったんだけど、今年の総力戦という言葉にどちらがしっくりきたかと考えるとこっちだった。今季唯一の3得点ゲームで、ジョンハン→西、キャプテン→ソンホ、しゅーと→土岐田→西と得点パターンもバラエティに富んでる。ホームの前の試合が7.9の総力戦で、その盛り上がりに勝るとも劣らない素晴らしいゲームだったと思う。今、思い返してみてもこの頃が一番いい試合をしてたと思う。夏を越えてから停滞した理由を来季の課題にして、さらに上を目指したい。


☆ベストヤングプレーヤー☆

「幸野志有人」

一応、十代の選手という基準です。生え抜きとしてタメやマツケンにこういう印象を与えてほしかったとこですが、最も田坂イズムを理解していたのはしゅーとだったと思う。結局レギュラーに定着することは出来なかったものの、先入観で持ってたイメージを覆すくらいによく前から追ってた。ホーム湘南戦の3点目や古巣FC東京戦の決勝ゴールのように、アシストになるパスの一本前にいいパスを出してることが多く、そう考えると展開力のあるボランチ像が一番向いてるのかななんて思います。来季の去就はまだ分かりませんが、居てほしいと思うし、FC東京の現状を考えてももう一年は大分に居る方が彼のためだと断言出来る。


☆MVP☆

「宮沢正史」

まあ、これは今までも言ってきたんで何度も言う必要はないと思いますが、最大の理由は全試合出場です。秋以降に失速した理由の一つにケガ人の続出があったのは間違いないでしょう。一度復帰してきてまた離脱してしまう選手がいたりと常に安定したメンバーを組めなかった田坂さんは相当苦労したと思う。ドンミョンの最終ライン起用なんてのはその最たる例だと思う。そんな中で最年長のキャプテンが全ての試合に出続けたことには大きな意味があると思う。正直、07年に移籍してきてから彼には大分トリニータの負の部分しか背負わせてきてない気がするし、来季も多分キャプテンだろうから、来季こそはいい思いをさせてあげたいとサポーターとして強く思う。


ということで久しぶりに長々と書いてしまいました。来季もまた結果は別にしてこんな幸せな気持ちでシーズンを振り返ることが出来ればそれでいいと本気で思います。それでは大分トリニータに関わる全ての皆さま、来季もがんばりましょう。よい年をお迎え下さい。
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サッカークラスタって?

2011-12-23 06:16:30 | トリニータ
昨日はこんなイベントに行ってきました。

そもそもサッカークラスタっていう言葉の意味も雰囲気でしか分からないんですが、何となく楽しそうだなってことだけで行っちゃいました。

内容についてはネットに書くなと言われてましたので、書けないので残念ですが、本当に面白かったです。大分サポ的にはちょっと物申したい人もいましたが、第三者がうちに対してどんなことを思うのかということを再認識出来るいい機会でした。言い方が過激なだけで言ってることは間違ってるとも思えないし。

「UG」とか「ニート鈴木」とかいつもツイッターなんかで楽しませていただいてる人たちはしゃべっても楽しいんだなと。Jや日本代表や自分と同じサッカーを観ながらなぜにあそこまで面白おかしく伝えることが出来るんだろうと感心しきりでした。ああいう才能は本当にうらやましい。

それにしても板野友美とモデルたちの身長差に憲剛だったらFK通せるだろって思いつくアイデアとそれを忠実に表現したコラ写真は秀逸。

サッカーについて見聞を広げるいい経験が出来ました。
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多分今季最後のスタ観戦

2011-12-10 23:42:17 | トリニータ
今年のスタ観戦はことごとく天気に恵まれた。11月の札幌に始まり、栃木、大分といづれもユニ1枚でいける天気だった。そして今日は夢の島にJFLの最終節(第1節)横河武蔵野-ツエーゲン金沢を観に行きました。さすがに今日は寒いだろうと思ったんだけど、海沿いにも関わらず無風でさらに陽もあって、この時期にしては最高の天気でした。




先日来季の契約更新しない選手としてドラゴン久保や山根巌の名前を発表した金沢。何度か金沢の試合は観に行ってるけど、久保が出てるところは見たことがなかったので、最後くらい見たいと思ってたことが叶いました。ただほぼ見せ場のないまま前半のみで交代とちょっとあの久保のラストマッチにしては寂しい終わり方でした。


山根巌とネモはベンチ入りすらしてませんでした。

試合は打ち合いの末、3-3のドロー。けっこう面白い試合でした。前線の個で勝負する金沢と組織で奪ってシンプルかつ早めに前線にボールを送る武蔵野の攻防。何と言うか、Jを目指すクラブとそうでないクラブっぽい試合だったなと思った。これは決して武蔵野の戦い方が悪いとかそういうことではなくて、むしろ武蔵野の必死なサッカーの方にシンパシーを感じた。


準加盟も出来ず、順位もほぼ決した金沢はモチベーションの持っていき方が難しかったのか、サブの選手がスタンドの目の前でじゃれ合いながらアップしてて、ちょっとどうなんだろうと思った。一応有料試合だよ・・。




夏に野津田で観た時に気になった菅野選手。やっぱいい選手でした。2点目のアシストになった右サイドの突破とクロス。それと同点ゴールになった3点目はJFLじゃなかなかお目にかかれないゴラッソ。目の前でぶち込まれた武蔵野応援席はまさかそこから入れるかといった感じで完全に静まり返ってました。先日保有権を持ってる湘南から契約非更新が発表されてたから来季はフリーってことだよね。夏はドリブルの突破がいいっていうイメージだったけど、今日はパスも良かった。特にスペースに出すパスはセンスを感じた。あとは走力だけど、その辺なら九州方面にいい指揮官いるよ。どう?


金沢の上野監督。今季で退任とのことだから今日がラストゲームだったわけだけど、09シーズンの北信越リーグ開幕戦を津幡で観てるので、上野監督の最初と最後を観たことになる。来季は岐阜の監督最有力候補だということで対戦する可能性大だ。


最後は武蔵野のセレモニーもちょっと見てきました。キャプテンの挨拶によると今年は朝練もしたそうです。監督が挨拶で「我々がサッカーをする意味」という言葉を使ってた。深い意味合いまでは分からないけども、来季JFLの位置づけが少し変わっていく中で武蔵野のようなJを目指すことが最優先ではないクラブにもがんばってもらいたいと思った。声出ししてるサポはいつも4~5人だけど、トランペットを使ってひたすらにAKBで押しまくってくるのは周りが手拍子をしやすいように工夫した選曲なんだろうなと思った。片や金沢は「青い珊瑚礁」を使ってて、新旧アイドル対決で笑えた。ただチームカラー的に「赤いスイトピー」の方がいいんじゃないのとも思ったけど。


スタ越しのスカイツリー。


ピッチ越しの京葉線。

ということで今後オレの中でサッカーの虫がうずいてこなければ、これが今季最後のスタ観戦となる。まあ、今年も北海道から九州までよく行きました。来年もいいサッカーがたくさん観られますように。
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おつかめさまでした!(38節北九州戦)

2011-12-05 23:55:31 | マッチレポート11’
今季最後の遠征はホーム・大分へ。最終節からの翌日ファン感の流れは08シーズン以来なので、3年ぶり2度目。

試合については正直いまの大分があそこまで北九州とやれるとは思ってなかったから納得感はあった。鳥栖に競り勝った試合観て、こりゃ勝てんと思ってたからね。ただ試合の流れからして勝てたとは思うけど。北九州の選手はアグレッシブとダーティーが紙一重のプレーが多いと本城の時から思ってた。一昨日は後者が出てて、数的有利になっただけに勝ち切りたかった。

引き分け14は前向きに捉えときましょ。このうちたったの5つ勝ち切っとけばPO圏内、さらにその倍の10を勝ち切れば自動昇格だよ。昇格なんて簡t・・。

ちょっと話はそれるけど、この週末で柏がJ2J1連覇を果たしたり、松本と町田の昇格が内定してJ2のクラブ数が満席になったりした。これはすなわち2013年12月にうちがシャーレを掲げてるかもしれないし、2013年3月に例えば「ムサリク」や「にかほ」で開幕を迎えているかもしれないってことなんだよね。

この週末は間違いなくJリーグや日本のプロサッカーにとって大きな転機を迎えた時だったと思う。楽しみも増えるけど、正直怖い感覚は拭えない。

話を戻します。


この試合どうしても内田昂輔がピッチを駆け抜ける姿が観たかった。今年は5人の選手に契約更新が認められなかった。その中でも個人的にはやはり彼に対して残念な思いが強い。ケガは不運だったとしが言いようがないけど、真面目な性格で走力が全面に出る選手だけに田坂さんの下で最も輝きそうな選手だと思ってた。実質田坂さんの下でまともにサッカーが出来ないままの退団だけに残念で仕方ない。

彼の入団が発表されたのは確か2010年の年明け早々だったと記憶してる。新年の挨拶回りをしてる最中に携帯で「内田昂輔」という選手が入団してくることを知った。誰も見向きもしないようなクラブになりかけてたあの頃に新卒の選手が入ってきてくれるなんて信じられなかった。どんな選手か知らなかったけど、こんなクラブでも入りたいと思ってくれる選手がいることが嬉しかった。今でも宇治のパチンコ屋の駐車場で半泣きで拳を握ったことを覚えてる。


彼の人気を物語る抱えきれないほどのプレゼント。

うっちー、がんばれ。お前なら絶対にやれる。いつまでも応援してるぞ。

ちょっとしんみりしちゃいました。

でもね最終節もファン感も楽しかったんだよ、本当に。


永芳の踊りのキレがよすぎてシャッタースピードが追いつかない。


さんぺーも、えーりんも、ソンホもみんな楽しそう。ナガヨシタクマのキャラクターは魅力的だ。


二人とも早くケガ治すんだよ。ファン感では裕大にサインをもらいに行った。14番のユニ出したら、「おー、オレの来た!」って喜んでくれた。ゆっくりと丁寧にサインを書いてくれる好青年だ。おじさんは待ってるぞ、来季の開幕戦のピッチに必ず立ってるんだぞ。

ここからはファン感です。


前田さん曰く、「刀根ほどの男前がこの世にいるわけないでしょ!」






前田さん曰く、「清水のケツが一番いい!」

このセリフは個人的にツボで思いっきり笑ったら、周りは家族連れが多くてけっこう引いてた。やっぱ前田さんの魅力はファミリー向けではないよな。


全く照れずにやりきった藤川は意外に芸達者かも。


しゅーとの「モリシ、やれ!」は隠れたファインプレー。


この二人はずっと手をつないでてちょっとキモかった。


シーパスの歌といい、漫才といい、エンターテイナーとしてずば抜けた能力を発揮するさんぺー。素晴らしいの一言!もちろんプレー面だけでもさんぺーは絶対に手放したくない選手。反町さんの後任探しに難航とか何とかでどさくさに紛れて延長しちゃってくれ、さんぺー!


そして最後にキャプテンのMVP表彰。唯一の全試合出場だけに文句なしの選出だと思う。来季も若いチームを引っ張って下さい。

これで今季の大分トリニータの公式活動は終了。色々とあったけど、常に前向きでいられたことだけでも幸せだったと思う。社長からも監督からも選手からも次々と飛び出した「昇格」という言葉。ちょっと早い気がするのも正直な思いだけど、決して繰り返してはいけない過ちをクラブがしっかりと認識しているのなら、やっぱり目指してほしいのは「昇格」。いいことばかりではないだろうけど、希望を持ってオフシーズンに入れるなんて2年前は絶対に想像出来なかった。本当にたくさんのことに感謝して来季への英気を養おうと思う。


田坂トリニータの1年目はほんのわずかに光明が見えたといったとこだろうか。この瞳が大きく開いた先に何があるか。期待して来季を待ちたい。

大分トリニータに関わった全ての方々に、「おつかめさまでした!」
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