Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

J3・U22選抜のスタメンを予想してみた

2014-02-27 23:18:04 | トリニータ
先日発表されたJ3のU22選抜候補選手。最初は否定的に見てたけど、いざこうやってメンバーが発表されてみると、ちょっと面白そうに思えてきた。うちからは後藤、昌也、宏矢がエントリーされてるけど、まあ行くことはないだろうね。さらに派遣するのに35,000円も払うってのを聞いてなおさら貧乏クラブからは派遣出来ないと思った。

ということで、予備知識といえば、選手名鑑を眺めた程度のもんだけど、3月9日に沖縄のピッチに立っている11人の選手を無謀にも予想してみた。

フォーメーションはオーソドックスな4-4-2で、こんな感じになりました。





正直に言って、プレーを全く見たことのない選手もいるし、完全なるお遊びなんで、「うちの若きホープが行くわけないだろ!」的なクレームはやめてね。一応選手名鑑の予想フォーメーションに載っていない(カッコでも載っていない)選手から選出して、出来る限り特定のクラブに偏りがないようにしたつもり。選手層の薄いJ2からは選びにくいだろうし、やっぱりJ1で出番の限られそうな選手が中心になった。

まあ、この中で3人でも当たればけっこう良い方だと思う。ちなみに一番自信があるのはマツケン。新潟の右SBは激戦区だし、最初からメンバー入りは厳しいと見てる。年俸を負担してもらって、さらには派遣料まで払ってもらって、経験積んで来季大分に帰ってくる。これが貧乏クラブの新しい育成方法なんじゃないかと本気で思ってる。

ただ真面目な話、このチームがどんな感じになるのか、一度はスタジアムで生で観たいと思ってる。関東近郊のアウェイゲームの時は足を運ぼうと思ってる。
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【新戦力分析2014・その3】田中輝希選手

2014-02-22 23:06:29 | トリニータ
今季記事に出来たのは結局3選手。最終回は田中輝希です。

分析のサンプルは、4月にナビスコでうちと瑞穂でやった試合と昨季の最終節。いずれもFWで先発している。

名前と出身クラブをかろうじて知ってたくらいで、ポジションやプレースタイルもほぼ知らなかった。ナビスコの予選はモリシの力強いゴールとか、ふざけたPK判定とかで印象に残ってる試合だったにも関わらず、田中輝希が先発してたこともデータで見るまで分からなかった。相手チームの選手の印象なんてそんなもんなのかね。ついでにそのナビスコ予選は「田中輝希・大クローズアップデー」だったようで、先発に始まり、ハーフタイム中の単独インタビュー、マッチデ―プログラムの表紙まで飾ってたことが紹介されてたのに、それでもいま思い返してもそんなことは全然覚えていない。不思議なもんです。

ナビスコでは1トップで先発、最終節では永井との2トップで先発と、生粋のFWのようです。いきなりざっくりとした感想になるけど、多分かなりいい選手だと思う。裏抜け出来る、くさびもポイントになれる、ボディバランスもいい、シュートは左右ともに強く打てる、仕掛ける姿勢もある。オールラウンダータイプのFWで、もの凄く良く言えば、大迫勇也に似てる気もしなくはない。今季はこんなことばっか書いてる気もするんだけど、一つ注文をつけるとすると全てにおいて70~80点のプレーで90点を超えるようないわゆる「武器」と言われるようなものがない。

高松や他のFWとのポジション争いに勝って、レギュラーに定着して、そして来季松田力や小屋松の待つ名古屋から帰ってこいと言われるような活躍が出来るかどうかは、本人の強い気持ち次第だと思う。シーズンが始まってすぐのTMでバンバンゴールをしてたことやコメントから、結果に対する彼の決意は感じられる。顔は優しい感じで、プレーにもそんな一面が垣間見える。もうそんなもんは振り払って、「オレがオレが」で本当に20ゴール獲ってほしいと思う。

上述のナビスコの試合でのこと。前半に闘莉王、増川を吹っ飛ばして一人でゴールを決めたモリシに対し、後半にケネディと交代する直前までなかなかいいところを見せられなかった田中輝希。奇しくも解説が両チームのFWを比較するコメントを試合中にしていた。1トップとして結果を出したモリシに対して、田中輝希には物足りなさを感じると。まさかあの時点で、翌シーズンにモリシの抜けた穴にまさにその相対していたFWがやって来るとはサッカーの神様ですら分からなかったと思うし、もちろん解説の方もそういう意図での発言ではなかったと思う。でもこうなったらあえて「そういう」活躍を期待したい。「そういう」とはそのモリシを凌ぐということ。

今のところ予想フォーメーションは4-2-3-1のようなので、FWの先発枠は1つ。田中輝希の出た試合を2つ観て、1トップと2トップとどちらが良かったといえば、1トップの時だったように思う。動きたがりでくさびにパスをもらうのはかなり好きそうで、さらにもらったパスを1タッチで落とすことも多い。そうなると2列目が厚い方が良さそうだし、4-2-3-1は田中輝希向きのフォーメーションのような気がする。FWの先発争いは相変わらず田中輝希がリードを保ってるのか、高松が復帰してきたという情報が漏れ聞こえてきたり、ここ最近のTMでは後藤がゴールを量産してたりと、何だかちょっと面白くなってそうな雰囲気もある。いよいよあと1週間。キックオフの笛が鳴る時、果たして田中輝希はケーズのセンターサークルに立っているのだろうか。
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ちばぎん“スーパー”カップ

2014-02-16 22:38:03 | トリニータ
今日は千葉方面へ出撃。



20回目を迎えた伝統の「ちばぎんカップ」。



仕事の移動中の車内で毎日のようにbayfmを聞いている身としては、「ちばぎん」と聞くとどうしても、「ちばぎんスーパーカード」を想像してしまうので、20周年を迎えたこの際、その歴史に敬意を表し『ちばぎんスーパーカップ』に大会名を改名してみてはいかがでしょうか。

どうでもいい話でした。







試合自体はプレシーズンマッチらしく何とも形容のしがたい試合だったけれども、サッカーに飢えていた心と体にスタジアムの空気が染み込んでいったようなそんな感覚だった。やっぱスタジアムはいいね。

千葉は新戦力を中心に試してる感じだったけど、同数で試合をしてる時間帯はほぼ決定機は作れていなかった。中盤くらいまではしっかりとビルドアップするもアタッキングサードは全て放り込み。そんな感じ。

柏はディヴィジョンが違うからどうでもいいんだけど、レアンドロは戦術面もコンディション面もまだ50%にもいってないような感じだった。まあレアンドロの場合は実績が違うから早々にもフィットしてくるんだろうけど、今日は何も仕事をしてなかった。


そして本日の問題のシーン。レドミが開幕戦に出られるかどうかとか、別に東京サポでもないからどうでもいい話なんだけど、ピッチ上で最もコンディション良さそうにやってたから何でそれくらいでキレちゃうのかねという思い。そんなレドミよりもオレはこの写真の左側で寝っ転がってる選手に驚きを禁じ得ない。多分田代が出てる試合を現地で観たのって片手で数えられちゃうくらいだと思うんだけど、自分ともみ合った選手に1発レッドを出させたシーンを見たのはこれが2度目。レドミにレッドが提示された瞬間に、西が丘で若林と田代が交錯したシーンがフラッシュバックした。分かりやすく言えば、「大海タイプ」のDF(今日はボランチに入ってたけど)だけど、こんなにもうまく相手を退場に追い込む選手を見たことがない。西が丘の時にも書いたけど、ハッキリ言って個人的には嫌い。でも今日はプレー面でも光ってたし、今季色んな意味で注意したい選手だ。




千葉はスタートが4-2-3-1。その後、森本の投入に伴い、4-4-2にチェンジするんだけど、その時の右サイドのユニットが町田と天野。この二人、まあ小さい。後ろの天野が163cmで前の町田が165cm。もしうちとの対戦の時に、左SBユング(168cm)+左SH伊藤(167cm)のユニットとマッチアップするようなことになったら、ちょっと面白い。局地的に中学生の大会かと見間違えそうだ。



今日は12千人超の入りだった。伝統あるダービーマッチだからというよりは、当事者のサポ+サッカーに飢えた人間が集まってきた故の数字だと思う。この数字を是非とも田坂さんに見てもらいたい。この時期、ファンやサポーターはサッカーに飢えてんだよ。愛するクラブがどういう状態か知りたいんだよ。ホームで1勝も出来なかった翌年も5千超のシーズンパスが売れてクラブに応えてるじゃないか。遠方で練習見学は出来ない、それでもシーズンパスを買ってひたすらに開幕を待ってる県外サポだってたくさんいるんだ。もっとファンやサポーターが望んでることに耳を傾けてもいいじゃないか。

言いたかないけど、何よりもここ2年続けて開幕戦は負けてるんだから、PSMやらなかったり、見学者にかん口令を敷いたって変わりゃせんって。せめて出場メンバーくらいの情報は開示しなさいよ。
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【新戦力分析2014・その2】末吉隼也選手

2014-02-08 21:33:55 | トリニータ
今季の第2弾は末吉。

末吉と聞いてまず思い浮かぶのはやはり10'シーズンの福岡昇格時の大活躍だ。福岡の昇格を目の当たりにして当時強く思ったのは、大卒ルーキーで末吉くらいの当たりが出ないと資金が潤沢でないクラブが昇格するのはなかなか難しいんだろうなということ。それくらいに10'シーズンの末吉は輝いてた印象がある。その後は11'、12'シーズンと福岡がクラブ自体が不調、移籍した鳥栖では出場機会を得られずでルーキーイヤーのような輝きは放てないでいた。そんな折に大分に移籍してきた。

分析のサンプルとして昨季最も長い時間出場した14節の大宮戦と、直近の大分との対戦として12'シーズンのアウェイ福岡戦をチェックした。

どちらの試合でもポジションはボランチ。しっかりとビルトアップに絡んでいき、寄せられた時に焦らずプレッシングの間合いを外すのがうまいなと感じた。プレッシングを外した後の右足で振るパスも良くて、田坂さんが欲しがりそうな選手だなと感じた。ルーキーイヤーの頃はもっとアグレッシブな印象があったけど、経験を積んで少しプレースタイルが落ち着いたのかな。昨季の大宮戦を観ててちょっと気になったのは、足が遅いんじゃないかということ。定位置は中盤の底で、攻撃に絡んでいく回数は少ないんだけど、後半に一度、右SHの水沼にボールを預けてその大外をまくっていったシーンがあった。その時のまくっていく素走りにスピード感がないんだよね。この試合の前半に足を痛めたプレーがあったから、その影響があったのかもしれないけど、ああいうシーンって攻撃へのスイッチというか、強度が上がる瞬間だから一番ワクワクするもんだけど、そこがちょっと心配。

例年通り一般レベルでは情報が全く漏れてこない我がクラブですが、今週のエルゴラにベースとなるスタメンが出てた。何試合かこなした後の番記者による予想だからある程度信憑性は高いと思う。そのフォーメーションでは、伊藤と末吉のダブルボランチの前にトップ下として木村が入るというものだ。昨季終盤のプレーぶりを見てて、木村の適性ポジションは2列目真ん中だと思ってたので、これはいいなと思った。田坂さんがずっと目指しているスタイルとしてしっかりとポゼッションして能動的に崩していくというものがあると思うんだけど、その考えに沿って伊藤と末吉を補強したのは非常に納得感がある。ただしとても気になるのは、中盤のトライアングルを形成する3人のプレースタイルがあまりにも似すぎてはいないだろうかということ。伊藤の試合をじっくりと観てて「木村に似てるな」と思ったし、その後に末吉の試合を観てて「伊藤に似てるな」って思ったくらいだから。3人ともボールを保持する能力は高く、パスのセンスもいい、FKのキッカーを務められるくらいにキックの精度も高い。ただスプリント能力だったり、当たりに強くなかったり(末吉はそうでもないけど)と、身体能力の面で少々心細い。さらに3人とも揃って右利き。その前の号のエルゴラで、末吉が後ろ気味で伊藤が前というバランスのダブルボランチらしいことが書いてあったけど、伊藤、末吉の両人には昨季のプレースタイルよりももっと攻撃に絡んで欲しいというのが希望。今の大分には前の4人だけで崩せるような破壊力はないし、勇気を持って持ち場を離れてでもゴールに絡むようなプレーを期待したい。

この末吉の記事とは直接関係ないけど、J2はJ1よりも前線から中盤にかけてのプレッシングの強度が間違いなく強いから、そこをうまく外せるか。個人的にはポゼッションに大事なのは足元の技術よりも運動量というか常に動き続けることだと思ってるので、そこをこの3人がどう構築していくのか気になるし、昌也あたりにももちろん負けてほしくない。

ということで、末吉にはルーキーイヤーのような輝きを是非ともこの大分の地で取り戻してほしい。で、来季一緒にJ1行こう。九州内のクラブを転々としてる選手はたくさんいるけど、九州の異なる3クラブでJ1を経験した選手ってまだいないんじゃないかな。末吉、3クラブ目を狙っちゃえ!!



上記のエルゴラの予想スタメン見て、一番ガッカリしたのはジョンハンがやっぱりサイドバックだったこと。。ジョンハンは納得してるんだろうか。。
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【新戦力分析2014・その1】伊藤大介選手

2014-02-02 16:42:53 | トリニータ
さて今年も開幕までの暇つぶしに新戦力分析を出来る限りやろうと思う。ただ残念ながら数名の選手を除いて、分析するサンプルがほとんどないため、取り上げる選手は限られる。増田なんかはシーズン序盤はレギュラーで出てたから、早くに獲得発表を出してくれてたら、録画も出来たんだけどね。

そんな中で、今季の新加入選手で最も昨季の出場時間が長いのが千葉から来た伊藤大介。第一弾はこの選手でいってみようと思う。

伊藤大介には前からいい印象があって、トライアウトの参加メンバーが出た時にまず「来てほしいな」と思ったのが、伊藤と中村(京都)だった。千葉を戦力外になってたことも知らなかったし、J2に落ちたうちにまさか来てくれるとは思わなかった。

まずは去年の出場試合が多いから、分析のしがいのある選手。その中から23節ガンバ戦、24節山形戦、25節愛媛戦、そして目線を分かりやすくするために伊藤が直近で出場した大分戦として12'シーズンの16節をチェックした。

試合を観てて、最初に感じたのは誰かのプレースタイルに似てるなと思ったこと。それは北九州時代の木村祐志。去年のちょうど今頃、同じように新戦力分析として木村の北九州時代の試合をたくさん観た。その時に感じた印象に伊藤は非常に似ている。ポジションはボランチ。というよりもほぼアンカー。千葉はダブルボランチを採用してるんだけど、伊藤の仕事はDFラインの前に張りついて、自分の仕事場はめったなことでは離れない。数少ないポジションチェンジといえば、超攻撃的SBの米倉が上がったスペースを埋めるためにSBに下がってくるか、CK等のプレースキックを蹴りに行く時くらい。ドリブルも3タッチ以上に限れば、極めて稀。大分トリニータではどうしても歴史的にボランチというと、縦横無尽に走れて、ボールが狩れるポジションというイメージを持っちゃうけど、伊藤はそのイメージではない。ボールタッチも正確だし、しっかりとパスも振れる。とてもいい選手だというかつてのイメージは変わらないんだけど、あまりにも試合中に動きが少ない(運動量が少ないという意味ではない)から少々物足りないイメージは受けてしまう。中盤の底から前線にくさびのパスを預けて自分も上がるとか、千葉の強力なサイド攻撃のクロスに3列目から飛び込んでくるとか、そういうプレーが全くない。これは千葉の決めごとなのかなと思うくらいに絡んでこない。決めごとであれば、むしろいいんだろうけど、うちの戦術においては、去年の伊藤のような役回りの選手を置くことは出来ないでしょう。

そこで思うのは、田坂さんは伊藤をどこで使うイメージをしているのかということ。北九州時代の木村と似ていると言ったけど、木村も北九州時代の主なポジションはアンカーだった。しかし大分に来てからは、試合中にボランチに下がることはあったけど、スタートポジションは2列目が多かった。そのイメージでいくと、うちでは2列目が適性なのかなとも思ったけど、田坂さんは去年の夏頃のサッカーを完成形として梶山のようなプレーを伊藤にさせたいのかなとも思った。ボランチの相方にはタメあたりを配置してせっせと働かせて、伊藤は繋ぎ役に徹する。去年のマンシャを前に行かせて後ろでコントロールする梶山のイメージ。まあ、この辺は田坂さんのことだから想像力を無限大に働かせても、全然違ったりするから、イメージでの話はこの辺で。

他に特徴的なポイントとしてはやはりプレースキッカーとしての仕事。右利きだし、ここも思いっきり木村と重複しちゃうんだけど、ガンバ戦で山口にピンポイントで合わせたFKとか本当に秀逸で、どっちがキッカーになるか相当悩みどころだと思う。苦しくてもセットプレーで勝ち点がガバガバ拾えるのがJ2だし、それを身を持って経験したのが12'シーズンだったわけで、左右で準備したかったのが理想だけど、ここはこだわりたいポイント。



最後に、いい選手だというイメージがあり、去年もコンスタントに試合に出てたのに、なぜ千葉を戦力外になったのかを一番身近な千葉サポである兄貴に聞いてみた。本人に許可は取ってないけど、返ってきたメールを原文そのままに載せてみる。

『キックの精度しか長所がなくて使いにくい。スピード、ドリブル、スタミナないからサイドはダメ。守備がザルなのでボランチもダメ。トップ下は激戦区だしね。キックはいいんだよ、キックは・・。』

まあ、去っていく選手に対して持つイメージなんてこんなもんなんだろうけど、うちはどんな選手だって期待感を持って受け入れる。だってキックの精度がいいなんてこれ以上ないストロングポイントだぜ。木村もフィットするまでに少し時間がかかったけど、千葉との対戦は前半戦最後の21節までないからそこは心配無用だ。昇格を争うなら37節フクアリでの試合はまず間違いなく相当痺れるシチュエーションになるでしょう。そこにあるはず、千葉サポーターたちが目を疑わんばかりの『New伊藤大介』の姿が!!
コメント (2)
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