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Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

前節の反省を生かす形に、まずは一歩ずつ(7節愛媛戦)

2025-03-30 18:54:19 | マッチレポート25'
狙っていたわけではないと思うけど、図らずも試合終盤は前節の痛い勝ち点ロストが生かされているかを問われるような展開に。決して褒められるような試合内容ではなかったかもしれないけど、まずは一つずつ課題をクリアしていくことが大切。前節は出来なかった守りきるという部分を評価したい。


セットプレーについては今後も得点の柱としていかざるを得ないと思うから、開幕戦以来でセットプレーからゴールが生まれたことは喜ばしい。そして「アレはオレのゴール」と言い切れる有馬がとても頼もしい。幸先の良いシーズンのスタートだったけど、そこからスカウティングされ苦しい時間が長かったけど、ゴールに絡むことを自分の仕事としてこだわり続けているからこそ試合終了直後にもあれくらいのことが言えるんだと思う。ストライカーはそういうメンタリティでいい。これからも頼む。


この試合の展開を左右したのが伊佐の決定機逸であることは間違いない。個人的な伊佐の評価としてはチームへの貢献度が高いという点でゴールがなくても構わないと思っているけど、巡ってきた絶好機は決めてほしい。そこに理屈はない。今シーズンまだ勝てておらず最下位に沈む愛媛に対して前半のうちに2点取れていればおそらく気持ちを折ることが出来たと思うし、結果的には逃げ切れたけれども試合は早くに決められるに越したことはない。


3バック同士だった前半は主導権を握ることが出来た。しっかりとパスも回して、切り替えも素早く高い位置での奪還もよく出来ていた。そこから先が繋がらないのはまだ課題として残るけど、今日の前半はやりたいことが出来ていたと思う。一方で愛媛が4バックに変更したからなのか、風下に回ったからなのかは分からないが後半はバタバタすることが多く、なかなか立て直すことが出来なかった。試合中の局面変化に対する対応は今のサッカーにおいてはマストだ。その部分の能力が著しく低かった前任と比較して片野坂さんはそれが出来ると信頼しているので、その部分は今後に期待したい。


ケガによる離脱かなと思っていたペレイラが2試合の欠場で戻ってくることが出来た。試合終盤のきっちりと締めたい時間帯に野嶽→ペレイラにチェンジ出来るのは本当に大きい。それも前節は出来なかった部分だから今日の結果に大きく影響したと思う。止まらないケガ人の連鎖に苦労した昨シーズンと比較して今シーズンはその部分もうまくいっている。ケガ人が出ることについては究極には「運」になっちゃうのかもしれないけど、マネジメントで防げるケガもある程度はあると思うから、残りのシーズンも最小限に留めていってほしい。


期待していたよりも勝ち点を伸ばせなかった3月が終了。ここから現在プレーオフ圏内に入っているクラブとの4連戦が始まる。もちろん厳しい試合ばかりだと思うけど、いまやっていることはシンプルなので相手のレベル云々ではなくそこそこやれるんじゃないだろうかと期待している。アウェイの3つはある程度割り切って守ればいいと思うので意外とやれるんじゃないかと思っているけど、ここまで2失点しかしていない徳島とのホーム戦がやりづらそうだなと見ている。いまは勝ち点3が取れなくても上位クラブに勝ち点を与えない粘り強い戦い方が出来れば、必ず夏以降に実を結ぶと期待している。泥臭く勝ち点を積んでいこう。
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チャンスがあったのなら手放してはいけなかった(6節藤枝戦)

2025-03-23 18:44:48 | マッチレポート25'
冷静になって90分を振り返れば勝ち点1は妥当すぎる結果で何の不満もないわけだけど、あと2分で勝ち点3だったという幻がその気持ちにフタをしてくるんだよ。この試合をどう評価するかで今シーズンの行方が見えてきそうだね。


後半はハッキリ言ってよくなかった。繋がりは見えないし、ファイトしていたとも言い難い。ファイト出来ないのはうまくいっていない何よりの証明。だから良くなかった。藤枝の攻撃にも恐さはなかったしまたもスコアレスドローで終るんだろうなと思っていた矢先の先制点。今シーズンに入ってから鮎川の精彩のなさが気になっていた。それは本人のコンディショニングというよりはこのチームのやり方にうまくフィット出来ていないという意味合いでの精彩のなさ。ただ今日の試合に関してはキヨからのボールを通らずも何度か引き出したり久しぶりに良さが出始めたなと思い始めていた。正直今日のゴールに再現性があるかと言われたら、それはNOなんだけどストライカーは1つのゴールで激変することがあるし、そこに期待したい。あのクロスを先に触れること、ここというコースに流し込めることが鮎川の能力の高さ。このまま埋没しないでほしい。木許太賀のプロ初アシストには手放しで賛辞を贈りたい。テレビ画面からだとどういう動き出しであのスペースに入り込めたのかは分からないんだけど、まずは良い受け方だった。ただ藤枝も2枚で対応していたし難しい状況ではあったから「まあ、何が出来るか勝負していおいでよ」くらいで見ていたらあの素晴らしいクロス。高校2年生の頃からその能力は折り紙つきだったけど、ついにその才能がプロの舞台でも発揮された。どんどん仕掛けたら良いよ。今シーズン、あの清武弘嗣よりも早く結果を出したんだから自信を持って。若手や現在はレギュラーと見なされていない選手の底上げはシーズンを通したら本当に重要。こういう太賀のような活躍や次のルヴァンや天皇杯は本当に大事。まだチャンスに恵まれていない選手はギラつきを失わずに。


もし今日の結果が勝ち点3だったら順位表上では8位にまで浮上出来ていた。こんなにも手応えがないシーズンを過ごしながらもたった1つ勝っただけでそんな上の順位にいけるくらいに今シーズンは混戦状態だ。おそらくこんな状態がずっと続くと予想しているけど、だからこそ地道に勝ち点を積んでおいてここぞというところで一気にグッと順位を上げられるようにしておきたい。そういう意味では今日のような勝ち点の落とし方は絶対にやってはいけない。内容で負けていようが乾坤一擲の一撃で先制点を奪ったのなら岩にかじりついてでも勝ち点3を死守しなければならなかったと思う。勝ち点3を取りにいったからこその真那斗→松尾の交代だったと思うけど、結果的には最後のシーンは真那斗なら上から叩かれることはなかったと思う。そもそもボールサイドに人が寄りすぎているし、そこまで寄せるなら易々とクロスを上げさせてはいけないんだよ。今シーズンは失点数が少ないことがギリギリでチームを保たせていると思っている。そこが切れたらこのチームは厳しい。冒頭にこの試合をどう評価するかで今シーズンの行方が見えてくると書いたけど、個人的にはこの勝ち点2ロストをチームが重く受け止められなかったら昨シーズンの二の舞いかなと思う。


良い教訓に出来るかは次の試合以降に自ずと見えてくる。ルヴァンと愛媛戦が大事。
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カタノサッカーを具現化する者(5節山口戦)

2025-03-16 21:35:23 | マッチレポート25'
守ることしか出来ずに組織としての連動は皆無だったと言っていい水戸戦から1週間で内容は劇的改善。何が変わったのか、片野坂さんは何を変えたのか。


札幌戦のように球際に厳しく行けていたのは行ける距離感にいたから。攻撃と守備が表裏一体となりいわゆる切り替えの速いサッカーをするためにはボールにアタック出来る位置にいられるかどうかだとこの5試合を観ていて思う。仙台戦や水戸戦はやはりそれが出来ておらず、行きたい気持ちはあっても物理的に無理という状態のように見えた。組織が連動出来るようになったのはなぜなのか、それはやはり伊佐の存在だと思う。


伊佐耕平という選手に賛否両論があるのは当然のことだと思う。FWという最もゴールに近い位置で出場しながら昨シーズンはルーキーイヤーを除くと初めて1シーズンを通してゴールが1つもなかったわけだから、いわゆる「否」の部分がクローズアップされるのは理解出来る。それなのになぜ多くのベテランを切らざるを得なかった今シーズンも伊佐は契約更新されているのか。それは通算8シーズン目となる片野坂さんのサッカーを最も理解しているのがおそらく伊佐だと思うから。糞詰まり状態だった水戸戦から快便状態に改善したのには伊佐の存在が大きく影響していると思う。札幌戦でうまくいってしまったが故に有馬に当てることに終始してしまっていたその後の試合。当然対策され有馬のところは潰され続けた。それだけで打ち手がなくなってしまうところにチームとしての完成度の低さが表れているわけだけど、この部分に対する回答が明らかに伊佐だけ優れている。それこそが片野坂さんが伊佐をずっと信頼し続けている唯一にして最大の理由だと思う。


ターゲットマンが潰されるのなら近くにいてこぼれ球拾うよ、オレが裏のスペースに走ることでターゲットマンへのマークは分散するよ、オレが裏に走って相手ライン押し下げるからそこで出来たスペース使ってや、ファーストプレスで簡単には繋がせへんから!!そこに難しい理屈や戦術などない。極めて簡単なことをシンプルに実践することでチームに躍動感を呼び込む。でもこれを出来ない選手がほとんどなのが実情だ。裏抜けとかスペースへのランニングなら真っ先に思い浮かぶのは鮎川だろうけど、その鮎川は開幕から5試合完全に迷子状態。今日も逆転の流れまでは出来ていたけど、伊佐が下がって鮎川や池田が出てきてから急速にチームは失速した。もう古い話だけど、2020シーズンにオナイウ阿道の後任として大きな期待とともに加入した知念がなかなかチームにフィット出来なかった時に片野坂さんは伊佐のプレー集を見せて「こういうプレーをしてほしい」という話をしたという。あれから5年、伊佐も33歳となりおそらく選手としてのピークは超えたと思うけど、それでもこうやって片野坂さんに信頼され続けている。これこそ伊佐耕平の存在理由だと思うし、キャラクターからは想像しづらいけどこのチームで最も戦術理解度が高いのは伊佐だと断言出来るよ。


潤滑油という表現はあまり好きじゃないんだけど、伊佐が作り出してくれた流れで躍動したのは榊原と天笠の2人。この2人が躍動出来るような展開が今のチームのバロメーターのように思えてきた。個人的に試合前のアップ練習を見るのがすごく好き。以前よりは大分トリニータの試合を現地で観る回数も減ったからなおさらに興味深く見ている。大体同じメニューを消化しているけど、まれにその日こういうことをやりたいんだなというトレーニングを挟んでくることがあったりして、そういうのを見るとより試合が楽しみになる。それとシュート練習。シュート練習には本当にその選手の技量が凝縮されていると思っている。頻繁にループシュートで誤摩化す選手はあまりコンディションが良くないなとか個人的な目線も持っている。最近の大分の選手で目を奪われるようなシュート練習をしていたのは伊藤涼太郎と渡邉新太の2人。伊藤は上手くて、新太は力強い。そして先日の仙台戦の前に見たシュート練習で気になったのは榊原。蹴るコースも良く、かつ見た目以上に強いシュートが撃てる。その仙台戦ではチャンスでミート出来ずに逃していたけど、この試合でやはり決めてくれた。濡れたピッチで最初のバウンドが伸びたのでキーパーには難しかったと思うけど、だからこそエリア外からでも振り抜いた榊原の判断が素晴らしいと思う。榊原と天笠は近年の中でも指折りの当たり補強だと思う。


家族が来日してハッスルペレイラが見られると期待していたけど、残念ながらメンバー外。軽いコンディション不良くらいならいいけど、どうだろうか。そしてそのペレイラの位置に入ったのは本職の戸根や宮川ではなく野嶽だった。これはちょっと残念。想像していた以上に野嶽が良かったので片野坂さんのチョイスは間違ってはいなかったと思うけど、それでも本職の選手が他にいながら別のポジションの選手がファーストチョイスになってしまうことに危機感を抱いてほしい。デビュー前の宮川はいいにしても戸根はどうなんだろうか。最後の数分だけだと少し動きがもっさりとしているように見えた。安藤の後釜として期待していたからセンターバックとしては野嶽にポジション争いに負けてる場合じゃないよと言いたい。ここから頑張れ。


5試合を終えて1勝3分1敗の勝ち点6。守備は安定も得点が絶対的に不足という状況。混戦になるリーグ戦においては序盤から積み上げて右肩上がりにチーム状態を上げていけるチームが強いと見ている。いまやっている方向性は間違いじゃないし、ブラッシュアップ出来る余地も見えている。ここからのシーズンが十分に期待出来る滑り出しだったんじゃないだろうか。
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ちょうど1年前に(4節水戸戦)

2025-03-10 23:22:40 | マッチレポート25'
ちょうど1年前に深刻な得点力不足(ルヴァンカップ1回戦北九州戦) - Triority(トライオリティ)というタイトルで記事を書いてるんだよね。満を持して迎えた新シーズンの全く同じタイミングでまた同じ課題を抱えるとはね。2018年シーズンはあれだけたくさんのゴールを決めさせてくれた監督がわずか数年でこんなにもゴールを決められなくなってしまうとは、サッカーは難しい競技だよね。


お世辞にも良い内容だったとは言い難いわけだけど、悲観的になるほどでもないかなと思うんだよね。そもそもいまやっているサッカーはゴールをするところから逆算して組み立てているわけではないと思う。自陣でボールロストをしてピンチに直結するようなことをなくしたい、自陣で過ごす時間は出来る限り短くしてピンチを遠ざけたい。つまりは失点を少なくするという設計コンセプトから始まっていると思うんだよ。じゃなきゃあんなに蹴っ飛ばさない。ただそこには出来る限り狙いをつけて長いボールを入れるとか、シンプルに前に進めて得たセットプレーで決めるとか、ディテールの部分に攻撃のニュアンスはもちろん含んでいるとは思うけど、それでもベースになる設計図は守備だと思う。だから開幕4試合のうち3試合でクリーンシートは上出来とは言わないまでも、ぼちぼちくらいで間違いなく昨シーズンからの進化は見て取れる。トリテンの片野坂さんインタビューを読んでも守備に関して明確に改善が必要なニュアンスでしゃべってるところはないんだよね。ここから徐々に攻撃に色を付けていく過程の中で守備が決壊するのが先か、攻撃が実を結ぶのが先か。注視していきたいのはそこ。前節も書いたけど、今シーズンのJ2は絶対に混戦になる。下の2枚で「どっちが正しい上位の順位表か?」という投票を開幕前にしたらおそらく真っ二つに分かれると思うんだよね。つまり4節にしてもう混戦状態なわけで、まだまだ大丈夫。渋とく食らいついていくぞ。




個々のプレーについて触れるところはないんだけど、やっぱりハマタローのセーブだけはね。プロ入りから2年間でそれこそ何十本、何百本も新太のシュートを受けてきたであろうハマタロー。移籍先で早く結果を出したい新太と向き合ってより平常心でいられたのはハマタローの方だったのかもしれないね。勝ち点1に匹敵するグッドセーブ。


水戸は開幕からセンターバックのスタメンは牛澤健(もう片方の板倉は前節負傷)が務めてきたけど、この試合からセットを変えてきた。身長178cmの牛澤を下げて知念と飯泉を入れてきたのはおそらく有馬対策と思われ、ずっと有馬が苦労していたところを見るとこのチェンジは当たったと言っていいと思う。一方で開幕から水戸の試合を観ていて良かったのは津久井と山本の両サイドハーフ。どちらも重戦車系の推進力を持っていて嫌だなと見ていた。ところが蓋を開けてみると、山本のところにアンダー代表帰りの齋藤俊輔を入れてきたけど、これは有難かった。水戸の左サイドつまり大分の右サイドはペレイラと真那斗のユニット。大分にとって最もストロングなエリアにプロ入り2年目のフィジカル出来上がる前のペラペラの彼ではいかんせん荷が重い。頭から山本が出てきてたらどうなっていたか正直分からない。ちなみに反対サイドの津久井は大きな思い入れのある選手なんだけど、この試合ではあまり目立てなかったのでまた最終節にでも書ければいいかな。これからもわずかなスカウティングの差が試合の勝敗を決定づけるようなことがあると思うので、そこは楽しみたいポイントでもあるしチームには大事にしていってもらいたい。


攻撃でも守備でも選手の距離が遠くて、激しく厳しく行きたいのに行けないもどかしさのような感じがあった。攻撃時に有馬が孤立してしまったり、守備時に榊原が長い距離を単独でプレスをかけにいくシーンから見て取れた。こういうところがおそらくまだチームとして仕上がっていない部分なんだろうと思う。これは2トップにすればとか、3センターにすればとかいう配置の問題ではないように思う。一番しっくりとくるのはトリテンの天笠のコメント。まずは少しでもラインアップ出来れば距離が縮まって攻守が表裏一体になれるから札幌戦のような躍動感が出せるんじゃないかな。


いまはどちらにも転び得る状況だと思う。片野坂さんを信じて、徐々に仕上がっていくチームを楽しんでいきたいと思う。
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課題と見えた別の顔(3節仙台戦)

2025-03-01 22:58:55 | マッチレポート25'
ただひたすら運転だけしていた1日。利府日帰り遠征完遂。






まずはキヨが大分のエンブレムを身に付けてピッチに立っている姿を見ることが出来ただけで今日はもう満足なんだ。それも45分。随所に良いプレーもあったし、これからに期待しか残らなかったよ。


0-2という結果ほどは悲観的な印象はなかった。1失点目はもう少しセーフティでも良かったと思うし、2失点目はシューターを褒めるしかない。いまのところ得点力が抜群にあるというわけでもなさそうなので、それを考えると前半のうちに2失点は試合を決めてしまった感はあるけど、後半に修正して良い攻撃を何度も繰り返した。試合を分けた仙台との決定力の差は少しずつでも埋めていくしかないわけで、90分で考えたらそんなに悪い試合だったとは思わない。


前半はうちのプレスがハマらなかった。仙台の両サイドバックがピッチ幅いっぱいにポジショニングして連動したプレスを無効化してきているように見えた。榊原の単独プレスくらいしか守備のスイッチがなく、ピッチ内で明らかに選手たちは困惑していた。それでも失点せずに耐えられていれば試合の流れは変えられたかもしれないけど、ミスとゴラッソでやられて試合を難しくしてしまった。主に仙台の配置によるものだとは思うけど、攻撃も守備も選手間の距離が離れ気味だったので有馬が競ってもセカンドボールを拾えずにリズムが生まれなかった。対策された時に試合が決まってしまう前に対処出来るようにするのが今日の試合から得られた課題だろうね。

一方で交代枠を使って試合の表情を変えることが出来た後半は評価出来ると思う。点差も影響して仙台の重心が下がったことで大分がボールを持つ時間が増えた。丁寧にショートパスを繋いで打開を試みたり、一気のロングカウンターもあった。開幕からの2試合でロングボール以外のやり方はどうするんだろうかという一抹の不安はあったわけだけど、最終盤の左右にクロッサーを構えて中は技術のある選手で局面打開していくやり方は可能性を感じた。有馬オンリーは遅かれ早かれ絶対にどこかで破綻する。有馬の負担軽減、マーク分散を考えてもこういうサッカーも出来るんだぞというのを見せておけたのはとても良かったと思う。


今シーズンのJ2は混戦になると見ている。着実に力を蓄えながら、勝ち点は地味に積み上げていって終盤で爆発すればいい。1勝1分1敗スタートは決して悪いものではない。久しぶりのスタジアム観戦でしっかりとこのチームを追いかけていきたいなと改めて感じた。



うちってけっこうな頻度で交換プログラムの主審が割り当てられる気がする。昨シーズンもルヴァン北九州戦がそうだった。





宮川歩己が初めてのベンチ入り。跳躍力が魅力。残念ながら出番はなかったものの今月中のプロデビューが濃厚だ。良い準備を。



この白髪の男性、何とさとう宗幸さん。「青葉城恋唄」すごく好きなので試合前に地味に嬉しかった出来事。







宮城スタジアムは2013年にキリンチャレンジカップvsウルグアイ戦を観に行って以来なので、12年ぶり。その時はナイトゲームで人も多かったからゆっくりとスタジアムを見るチャンスがなかったけど、今日改めてじっくりと観察するとビッグアイぽさもあり、ビッグスワンぽさもあり、長居ぽさもあり、埼スタぽさもある、といういかにも02年日韓W杯のレガシーだなという感じだった。この山の上のスタジアムで駐車料金3,000円はさすがにぼったくりだろうと思ったけど、試合後はまあまあスムーズに出られたのでまあよしとするレベルかな。いずれにしてもどこを切り取ってもユアスタに勝るポイントは皆無なので、来シーズン以降も同じカテゴリーならユアスタが良いです。
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