Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

J3降格(J2J3入替戦 2nd leg)

2015-12-08 00:26:29 | マッチレポート15’


ずっと緊張感を保ちながら観ていた試合も、高松がPKを外した時から何となくふんわりとした気持ちに変化していって、試合終了の笛、すなわちJ3降格を告げる笛を聞いた時も特に何という感情もわいてこず、「あ、降格したんだな」くらいの気持ちにしかならなかった。あんまり悔しくもなかったし、悲しくもなかったし、不甲斐ないチームに何か言ってやりたいとも思わなかった。J3降格というクラブにとっての一大事を簡単に受け止められるくらいに極めて順当な結果だったと思うし、だからこそ大きく感情が揺り動かされることがなかったのも当然なのかなと思った。ただ、この2試合だけをクローズアップすれば、やりようはあったように思う。でも、高松がPKを絶対に決めなきゃいけないだとか、武田が絶対にPKを止めなければいけないというシチュエーションになる前に何とかしておかなかきゃいけなかったわけで、本当に一度として噛み合わなかった今シーズンを象徴するような入替戦だったと思う。




試合前にスタジアムでは今季のホームゲームのゴールダイジェストが流れた(レベスタのさんぺーのゴールだけ紛れ込んでたのはなぜ?)。それを観てて一番に思ったのは、兵働絡みのゴールの多いこと。ラストは6連敗だったわけだけど、ケガした試合も含めるとそのうち5試合に兵働がいなかったわけで、改めてその存在が大きかったのかなと思わされた。でもこの試合を個で評価するなら、一番良かったのは昌也。今季その兵働の薫陶を受けてボランチとして大きく成長した昌也。その集大成のような出来で孤軍奮闘してた。今季はシーズン前に一番期待してるのは昌也だと何度も書いた。本当にその期待通り、いや期待以上に成長してくれたと思う。来季は押しも押されぬ柱としての活躍を期待したいところだけど、それ以上は何も言わん。




この試合1試合だけで評価するなら十分に楽しめたし面白かったと思う。だけど結局は負けてるし、いずれにしても遅すぎるんだよ、そういう試合をするのが。昌也が試合後に言ってた「このチームには危機感が足りない」というのがその通りなんだろうね。自分も最後の最後まで「何とかなるだろ」という思いが心の片隅にあったわけだけど、選手もそうだったってことなのかね。




資金が潤沢にあるわけではないクラブにとって経験や歴史って何物にも代えがたいと思うわけだけど、こういう失敗をクラブの経験として積み重ねていくのは誰がやるんだろうか。社長が辞め、監督が辞め、このクラブには誰が残り、誰がこの失敗を語り継いで、また何十年後かに同じ局面を迎えた時にどうやって活かされていくんだろうと疑問に思う。ここでリセットしたらこの6年間は何だったんだろうと思う。青野さんにはまだ社長を続けてほしいと思うし、柳田さんも監督としての経験が足りてなかったのは事実だと思うけど、強化面での仕事はそんなに言うほどまずかったのだろうか。確かに林や末吉の慰留には失敗したのかもしれないけど、そもそもその林や末吉を連れてきたのは誰なのか、林や末吉がどこに戻っていったのか、どこに抜かれていったのかを考えれば、やむを得なかった部分もあるんじゃないだろうか。クラブの内部など一般人が知り得ないというのが大前提だけど。

とにかく田坂さんの後任を連れてこれなかった時にこのクラブのポテンシャルを思い知らされたような気がしたし、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」という言葉を忘れたくないと思う。だから失敗を認めた上で、青野さんが辞めるのは今じゃないとは最終節の日からずっと思ってた。だけど決めてしまったことはもう仕方ないし、どうかいい後任人事になってくれることを心の底から願ってる。

でも青野さんやニータンに言いたいのは、「1年でのJ2復帰」は今言うことじゃないということ。鳥取や富山を引き合いにして「J3は甘くない」とはよく言われるけど、鳥取にしろ、富山にしろ、あっさりとJ3に馴染んでしまったのは、参入1年目から主に選手構成でJ3仕様のチームにしたことが一番影響してると思ってる。うちは監督も決まってなければ、選手で決まってるのですらユースから昇格した3人だけ。この状態で「1年でJ2復帰」と力強く言われたって誰が信じるの?それこそ「勝負させてください」の教訓が活かされてないよ。





本当はそんな涙を流したかったわけじゃないはず。ごめんな、土岐田。J2でがんばれ!



今日の哲平さんの話の通りなら、真木くんがトップチームのゴールマウスを守るなんてことがあるんだろうか。




07シーズンから始めたこのブログは本来であれば、来季で記念すべき10シーズン目を迎えるはずだった。9年間で400試合近くを何らかの形で観て、マッチレポートと称して記事にしてきたわけだけど、来季J3はこのままいけば試合中継はほぼほぼなくなる。特にホームゲームについてはほとんど観られなくなる。さすがにゴールダイジェストだけで記事を書くことは出来ないし、ここで途切れてしまうのは本当に残念。スカパーさん、一生のお願いです。J3も来季で3年目。そろそろ全試合放送してもいい時期に来たのではないでしょうか。ハイライトが作れるということは映像は撮ってるんでしょうから、オンデマンドで実況解説なしで映像のみ垂れ流しでいいので、何とかお願い出来ないでしょうか。でもそう考えると増田さんも成尾さんも仕事がなくなるわけで、これも知事が言うところの「J3なりのたたずまい」ってことになるのかな。本当に残念だけど、受け入れるしかないんだなぁ。
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完敗(J2J3入替戦 1st leg)

2015-11-29 19:32:47 | マッチレポート15’



思ってた以上に弱いね、うち。


キックオフから10分は動く度に「ガチ、ガチ」と聞こえそうなくらいに過度な緊張をしてた大分の選手。そんな展開にも関わらずセットプレーから先制出来て、そこから前半終了まではうまく試合をコントロール出来てた印象だった。ラストプレーを除いて。問題は後半開始から逆転を許すまで。色々なアクシデントがあったけど、少なくとも逆転許した時点でも数的不利でも何でもなかったにも関わらず、全く押し返せなかったのは、何が原因なのか。DF2人の出場停止については阪田を下げて(こうなるとここ2試合で阪田を実戦に復帰させてたのが地味に大きかったことになる)、ボランチにジョンヒョンが戻る。右も西がダメでも怜でいけるから、そんなに問題ない。次を勝ちゃ大体OKなわけで、この試合から受ける絶望感の割にはそこまで追い込まれてないように思う。ただ、あそこまで押し込まれた原因が何なのかをきっちりと分析しないと同じような試合になって、ただ絶望の度合いを上乗せするだけの無駄な時間を過ごすだけ。


観客動員の少ない町田を圧倒してやろうと今日は実家にも応援要請して、ゴール裏の雰囲気作りにも貢献しようとしたけど、これだけ何も応えてくれないと、もうさすがに心がしんどいね。どんだけ強く願ってもなるようにしかならないし、もう色々と受け入れる準備をしておいて心の逃げ場を作っておかないと。残留をしたい思いに変わりはないから、来週こそはがんばってくださいね、選手の皆さん。














オウンゴール、CKのゴチャゴチャから押し込み、相手のハンドでPKの3-0で勝って、ここまでの43試合は何だったのっていうシーズンの終わり方を妄想しながら1週間過ごすんだ。そうやって生きていくんだ。さ、切り替えてロンドンダービー観よ。
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レギュラーシーズン終了(42節磐田戦)

2015-11-23 21:55:48 | マッチレポート15’
13節終了時点でのプレミアリーグ首位がレスターっていうのと、最終節のボランチの組み合わせが姫野と阪田って、開幕時点でブックメイカーがオッズをつけたとしたらどっちが倍率高いですかね。どっちも10万馬券だろうけどね。


前半はオンデマンドで観てたとりぎんの鳥取-山口の結末が気になっちゃって全然集中出来なかったんだけど、チャンスを多く作れてたのは横目で見てても分かった。まあさんぺーはどう見てもアレだね、入替戦でのケチャドバに備えて今日は意図的に外してたね。来週の野津田で早々に大勢を決めちゃうくらいのゴールラッシュあるね。雨の三ツ沢でのシュート1本だけじゃパウリーニョに全幅の信頼は置けないし、J3にはまずいないだろうという観点からエヴァの優先順位を高めた方がいいんじゃないかと今日の試合を観ながらも思ってたところに飛び出したJ3じゃまず見られないであろうパウリーニョのスーパーミドル。今日は個人的には勝敗はどうでもよくて、磐田も昇格したいならご自由にどうぞくらいに思ってたんだけど、パウリーニョのミドルが突き刺さった瞬間にこれはいい雰囲気で入替戦に入れるぞと思ったもんだったけどね・・。悔しいというよりも乾いた笑いしか出ませんでしたなぁ、アレは。


消化試合の話はこれくらいにして、前を見ますかね。


大げさな話じゃなく、もうJALのホームページを開いて、宇部山口空港行きのチケットをポチる寸前だった。先週の町田-秋田と、今日の鳥取-山口の試合を比較してもハッキリと対戦相手としては山口の方がいいと思い始めてたところだったから、あのシュートがネットを揺らした時はちょっと動揺した。南長野の終了後には色々とあったみたいだけど、自分たちが勝ち点1だった時点で「やるだけのことはやった」状況じゃないわけだし、もったいないねとも思うし、ガッツリ引きずってもらっていいよとも思うし、取り急ぎ今日の夜の放送を楽しみに待とうと思う。「今季はJ2のレベルが高すぎただけだったね」の一言で片付けられるようなアッサリとした入替戦にしたい。「サッカーの神様、来るの遅過ぎ」の一言に凝縮されるような幸運だらけのウハウハな入替戦にしたい。(だって櫻内どう見たって退場だもん、永井のもオンサイドだし、磐田さんツキあり過ぎ。)本当にドラマチックにする必要なんてこれっぽっちもない。「サッカーなんてこんなもの」でサラッと終わらせたい。


外国人枠の関係でFWの組み合わせとか、ボランチの組み合わせとか、色々と考えられると思うけど、それは今週久々にプレビューを書こうと思うので、そちらで。ケガ人の情報とか流れてくんのかな。ひとまずレギュラーシーズンは終わったけど、まだ「お疲れさま」は言えないね。
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入替戦決定(41節大宮戦)

2015-11-14 21:55:40 | マッチレポート15’

今季一番楽しみにしてたNACK5スタジアムへの参戦。シーズン前はまさかそこで入替戦へ回ることが決まるとは、本当に夢にも思ってなかったわけで、壮絶ではあったけど、何とも言えない気分で帰宅した。でもやっぱりNACK5スタジアムは本当にいいスタジアムだった。個人的には国内のベスト5は揺るがない。


後半に取った2点をひっくり返されて負けたわけで、現状も加味すれば全然ダメな結果だったけど、個人的にはこの試合を否定的に語ることはちょっと出来ない。選手も監督も含めて。前半は大宮の緩さにも助けられて、しっかりとペースを握れていい内容だった。ただ大宮も泉澤あたりを後半頭から投入してきてギアを上げてくるだろうと思ってたけど、後半になっても大宮の緩さは変わらず、必然の先制だったと思う。2点入ったのは出来過ぎだったけど。ここからの試合運びやベンチワークに色々な意見が出てくるんだろうけど、やれることはやったと思うんだよね。西の負傷交代がまず痛かった。高松、パウリーニョ、荒田と3枚の攻撃的な選手を揃えていたけど、これで最低でも1枚が使えないことが確定した。後半もまだ半分も終わらないうちに荒田を伊佐と替えた時はちょっと早すぎないかと思ったけど、よくよく考えたら、監督も千葉戦の反省を活かしてるんじゃないかと思った。千葉戦でも2点リードから完全に引き切って結局は耐えきれなかった。だから早めに荒田を投入して裏を狙いつつ、押し返したい意図と受け取った。実際に今日は残り時間を決定機も含めてやられっぱなしの展開にはさせなかった。で、最後のカードも負傷で切らざるを得なかったことを考えると、ベンチワークとしてはやることはやったと思う。それじゃ、ピッチ上の選手はどうだったのか。1点目のシュートはムルジャを褒めるしかなかった。2点目は一番心配してたガス欠の怜のところをやられたわけで、ガックリはしたけど、納得せざるを得ないもの。そして最後のPK。映像で見直したけど、体勢も不利だったし、吹かれても仕方ないかなとは思う。ただムルジャはもらいに行ってたし、アレをJ2レベルの主審にちゃんと裁けというのは贅沢言い過ぎかなと思う。そう考えると、90分もたない伊佐と怜の2枚を同時に先発で使うと、不測の事態に対応出来ないから、そこに手を入れるべきじゃないかなという点が今日の試合を観ての一番の気づきだったかな。


いずれにしても入替戦を戦うことは決定したわけで、割り切っていくしかない。そもそもこの重要な局面で3連敗したにも関わらず、最終節の結果を問わず入替戦に出させてもらえること自体が奇跡に近いわけだから、この幸運を真摯に受け止めて必ずモノにしよう。このままいけば相手は町田。春先に野津田で見た時はそこまでいい印象を持たなかったけど、あれから半年以上が経過してチームもかなり成熟してるだろうから、もう参考にはならないだろうね。ということで明日はもう一回野津田に行って今の町田をスカウティングしてこようと思う。大分のスタッフももちろん誰か行ってるよね。


ということで予約してた来週の飛行機をキャンセル。来週は前日のユースとのセットの1泊で、レンタカーも借りて試合以外も色んなとこ行こうと計画してたから残念だけど、さすがに何も決まらない試合を観るためにウン万円と丸2日の休日は使えません。まあ磐田との結果がどうなろうとも寒い寒いホーム最終戦になるんだろうけど、出来れば入替戦に向かう選手たちを鼓舞するようなスタジアムの雰囲気であればいいなと思う。しかし磐田は万が一このシチュエーションでこけて福岡に自動昇格さらわれたら、さすがに笑うわ。


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頭の中を整理(40節横浜FC戦)

2015-11-08 23:36:35 | マッチレポート15’
ちょっと頭の中が混乱してて文章に出来なそうだから、今回は全て箇条書きで。ノースロンドンダービーのキックオフまでにサクサクっと。


・金沢戦、横浜戦と運がないなとは思う。
・ただ運みたいな要素まで含めて勝たないといけない状況にしてしまったのは自分たちだから何とも言えない。
・敵陣でのFKを放り込まずに繋いだのを筆頭に前半のやり方が中途半端だったと思う。
・いつも通りにやるにはパスがズレ過ぎ。選手の力量を監督がちゃんと評価出来ていない。
・さんぺーの復帰は改めて大きい。
・今後のFWのチョイスはかなり難しくなったと思う。
・数週間前を考えたらここでの連敗は絶望的だったはず。
・栃木のここ2戦の結末は奇跡以外の何物でもない。
・さすがにこれで21位を守りきれなかったら、サッカーの神様に合わせる顔がない。
・必死にやれば、大宮、磐田のどっちかからは勝ち点取れるような気がする。
・信じてるよ。信じてるから6日の飛行機は予約した。


残留したい気持ちはもちろんあるけど、「絶対に残留しなければ」みたいなヒリヒリした気持ちはなくなったなと今日のスタンドでふと感じた。ま、やるしかないね。
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歴史を塗りかえ、ベスト4へ!(39節金沢戦)

2015-11-01 22:55:43 | マッチレポート15’
今日は先週の勝ち上がりによってベスト8に進出したJユースカップが開催されたカシマスタジアムへ出撃。


このスタジアムのこんな良い席で試合を観ることがあろうとは。


そして最高のフットボール日和。


ベスト16では柏レイソルに夏のリベンジを果たし、そしてベスト8で対戦するのは、その夏のクラブユース選手権のチャンピオン・横浜Fマリノス。ついに翼が帰ってきて(解放されて)ベストメンバーが揃う。

試合展開は先週と同じく大分が運動量豊富に前線からがっちりプレスをハメて縦に速く攻める。それを横浜が我慢しながらチャンスをうかがうというもの。


翼の迫力はやっぱりひと味違って、その存在感だけで横浜のDFラインを下げさせてた印象。飛んでくるボールがどんなに長かろうが、速かろうが、ド迫力の胸トラップで収める様はさすがは代表選手と思わせるもの。


トップ昇格コンビのダブルボランチ。岩田くんにミッドフィールドに君臨するような凄みが戻ってきた。岩田くんがリスクを取って、前に出た時にビッグチャンスが来るという流れが多かった。後半頭の決定機は決めたかった。


横浜の7番は遠藤渓太。倉田秋に杉本健勇、小林祐希と歴代の受賞者の名前を見るだけでも、成功が約束されたかのような夏のクラ選のMVP選手。今年選ばれたのはこの遠藤。その選手に粘っこいディフェンスで1試合を通して光り輝かせなかった宮原くんのプレーは良かった。


駿の薫陶を受けながら、ぐいぐい成長する中畑くん。球際に強くなってきてると感じる。


戸高くんってあんなにすごいロングスロー持ってたっけ?飛距離だけじゃなくて、あれくらいのスピードがあるとチャンスになる。


右サイドハーフから左サイドバックへと、西やジョンハンみたいな試合中のコンバートをこなした鷺原くん。


PK戦もそうだけど、横浜の流れだった時間帯に見せた2つのセーブは本当に大きかった。PK戦で真木くんがビッグセーブを見せたのが13時30分頃、そしてトリニータラボでその真木くんが「PK戦は小学校以来負けてません」と言い切ったのが13時55分頃。いやいや、大物になりそうな予感。


柏戦もこの横浜戦も、延長に入ってからの宮地くんの必死のプレスバックにはマジで魂が震える。声を出すことも大事だし、プレーで魅せることも大事。でも走ることでチームやスタンドまでも奮い立たせられる宮地くんは本当のキャプテンだと思う。


先週と同じ構図。ビッグセーブで一仕事終えた真木くんと、今日も最終キッカーできっちりと決めた駿。


オレは駿のコーチングの声や、周囲を叱咤激励する声が好きだ。特に中畑くんや戸高くんが体を張った時に、自信を持たせるように出す「ナイス、雄太(航汰)!」ってのがめちゃめちゃ好き。あんな風に先輩に言われたら、後輩は思いっきり力が出せると思うよ。










ベスト4進出本当におめでとう。延長が始まる前に選手たちが口にした「歴史を変えるぞ!」って言葉に横浜側の父兄はクスクス笑ってたけど、何をモチベーションにしようが、気持ちが強い方が勝つ。それを証明したような勝利だったと思う。君らはもう既にプレミアリーグで堂々たる歴史を作り続けてるわけだけど、もうここまで来たら優勝狙っちまおうぜ!



準決勝の対戦相手が決まる第2試合も観戦。8割方セレッソが勝つと思ってて、前半早々に見事な崩しでセレッソが先制したから、これは圧勝かなと思ってたけど、浦和が意外と強かった。うちの子たちがプレミアリーグでしのぎを削る京都、セレッソを立て続けに2点差で破ってるというスコアを見るだけでもかなり手強い。フォーメーションも3バックに見えたり、4バックに見えたりとやや変則的。プレスがハマらなかった時にどう対応するかがポイントになりそう。


ジョーカーで出てくる川上エド オジョン智慧。爆発的ってほどではないけど、やっぱり速い。特に終盤の疲れた時間帯だとなおさら。


ただ浦和で一番やっかいそうなのはこの人、大槻監督。とにかく指示が細かくて、ずっとしゃべってる。正直に言って、「しゃべりすぎじゃね?」って思うくらいだし、あんなに指示出してたら選手が自分で考えなくなるんじゃないかなとも思ったけど、夏まではそんなに成績の出てなかった浦和がベスト4まで上がってくるわけだから、指導力はあるのかな。

ベスト4は来週末の土曜日。トップチームが横浜で試合する前日。大分から横浜に遠征する方は是非前入りでユースの応援しましょう。あんまり言いたかないけど、今のトップチームを応援してても絶対に得られないだろう感動や喜びがあるはず。浦和は裏でトップチームがホームゲームをやってるので、サポはそんなに来ないと思われる。昨年のチームが悔しい思いをした味スタ西で今年は決勝進出を勝ち取りたい!!

















※トップチームの金沢戦は一応観た。正直に言ってユースチームから感じる熱量とトップチームのそれに差があり過ぎて、何かを書こうという思いが一切わいてこない、そんな試合だったように感じた。トップチームの選手も来週は土曜日に東京に入るんだろうから、味スタ西にユースチームの試合を観に行った方がいいと思うよ、これはマジで。何か感じるものがあると思うから。監督に力がないのはもちろんだけど、選手も大概だよ。
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教訓を活かす(38節札幌戦)

2015-10-26 01:42:11 | マッチレポート15’
とにもかくにも勝ち点3が取れたことが何より。あの絶望的な前半からよく盛り返したもんだなと、いましみじみと思ってる。


ハーフタイムを挟んで何が変わったかといえば、札幌の自滅のような気がしてならないんだけど、理由がそれでも勝てればいいのだ。エヴァの起用についてはスペースが十分にある時間帯限定と思ってたから、前半の低調ぶりに納得しつつも、何にもないところから突然あんなゴールを生み出せちゃうところにも同時に納得したりもする。伊佐の膝がグルグル巻きだったことが、エヴァが先発に使われた理由じゃないかと思ってるけど、良くも悪くもアバウトで雑なエヴァの後に出てくると、あの伊佐でも丁寧にプレーする選手に見えてきてしまうから不思議だ。交代直後にバイタルで受けて、そのままエリア内の荒田に付けたプレーには「ほぉー」と思わず唸ってしまった。伊佐の進化が止まらない。


ダニエル不在という危機に対して、完封勝利という満額回答で応えたDF陣に拍手を送りたい。ナザリト、都倉あたりに放り込まれた時にダニエルがいないのはちょっと不安だなと思ってたけど、1発目のエアバトルで確かヤスがしっかりとナザリトと競れてるのを見て大丈夫だなと確信した。まあ、5バックがいいのか、4バックがいいのかは分からないけど、今日は前節の教訓を活かして選手たちに最後まで点を獲りにいく気持ちがあったことが、札幌の攻撃の迫力を削いでいたと思うよ。武田がキャッチ→タメへクイックにスロー→タメが左サイドをドリブルで駆け上がる。今日は特に後半にこのシーンが多かった。これは全員の気持ちが攻撃に向いている何よりの表れだと思うし、あれだけ攻め込まれれば、札幌も攻撃一辺倒にはなれないでしょう。前節落とした勝ち点2がこの勝ち点3に繋がったと、良い方向に考えるようにしようと思う。


この時期の勝ち点3が本当に価値があると思うのは、ライバルクラブの結果を確認した時。岐阜の勝ち点3にはガッカリしたけど(千葉にね、特に金井にね)、他が足踏みだった今節の勝ち点3はとてつもなく大きい意味を持つ。何よりも1節でも早く栃木をふるい落としたい。やっぱり自動降格の恐怖がつきまとうとどうしても思い切って戦えないだろうし、何とか大宮、磐田までには即死だけはなくしておきたい。


次節はタメが不在。チーム得点王がいないのはもちろん痛いが、今日のダニエル不在がきっちりカバー出来たんだから、次も大丈夫。


今週末はユースが勝ち、トップが勝ち、そしてスパーズも5発快勝というこれ以上ない最高の週末。来週はユースがベスト4進出、トップが連勝で入替戦圏内脱出、スパーズも連勝で2節からの不敗継続とウハウハで11月に突入したい。そんな妄想にひたれるのも今日勝ったから。厳しい状況は全く変わってないけど、今夜くらいは幸せな気持ちで寝ようと思う。
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消化しづらい一戦(37節千葉戦)

2015-10-18 23:58:23 | マッチレポート15’
試合前の気持ちとしては、アウェイ千葉で勝ち点1取れれば上出来くらいに思ってたけど、試合展開がああだっただけに落とした勝ち点2は本当に悔やまれる。


荒田も西も痛んだのが分かんなかったから、監督がサクサクと交代を進めていって後半の20分までにカードを全て切ってしまったのを見て、「おいおい伊佐が足をつるのは間違いないんだから、何してくれちゃってんのよ。」「断つ必要のない退路を自ら断っちゃって、覚悟のほどでも見せてるつもりかね。」くらいのことは思ってたけど、さすがにそれはなかったんだね。まあ、安心しましたよ。結果論的な5バックだったのかもしれないけど、あれだけ押し込まれた割には本当に危ないシーンは少なかったし、選手たちは本当によくやってたと思う。ゴール裏で見てて8割方ダイブだろと思ってたけど、帰って録画観て「やっぱりね」と。この重大な局面で本当に勘弁してくれよ、飛ぶ奴も吹く奴も。栃木-長崎の時のように終了間際の誤審PKはちゃんと神様が見てくれてると信じてたけど、どうやらフクアリにはいなかったみたいだね。本当にツキがないと思うけど、もうあと少しのところまで来てるから自信を失わずにやってほしい。



伊佐がとてもいいと感じる。チーム全体がピリッとしなかった讃岐戦で一人だけ奮闘してた印象があって、先発した栃木戦ではゴールはもちろんのこと、それ以外でもきっちりとポイントになれてて、その思いはさらに強くなったんだけど、今日でそれは確信に変わった。自らを「犬」と呼んでいたあの頃の伊佐はもういない。あれだけ前から追ってくれてるわけだから足をつるのは仕方ない。それでもそこから頭でプッシュしてキーパーと1対1目前まで迫ったシーンには声が出た。決して優位に立てるわけではない身長にも関わらず、エアバトルでも相手のDFと対等に渡り合って、時にはチャンスにも変えてくれている。基本的にはボールサイドで伊佐が体を張ってがんばってくれるから、荒田にチャンスが回ってくることが多くなると思う。1点目のようにわずかな可能性を信じてきっちり詰めていれば、ゴール数は増えていくはず。2点目も右サイドで伊佐が粘ったところからの展開だったしね。アウェイ金沢、ホーム北九州、アウェイ栃木とプロキャリアのゴール全てを頭で決めてる伊佐。そろそろその渋い足でもズバーンと決めて、チームを残留に導いてくれ。


2失点はしたものの、今日も安定してたダニエルと鈴木のCBコンビ。ダニエルの無双ぶりはもう言うに及ばずだけど、鈴木も粘り強く力に対応してて、ほとんど仕事させなかった。そして遂に来てしまったダニエルのサスペンション。ポジション的に最後までは粘れないだろうと思ってたから、仕方ないとは思うけど、カードの出方が出方だっただけに回避したかった。ただ兵働と同時という最悪のケースを免れたのは不幸中の幸い。若狭を中にスライドしてヤスが左に入る形が予想される。狙ってたわけじゃないだろうけど、5バックを多用してたお陰でヤスの試合勘も問題ないだろうし、痛いは痛いけど十分にやれるメンバー。


試合終了してからしばらくはモヤモヤとしたけど、やっぱりこの勝ち点1は誇っていいし、十分な収穫だよ。胸はってホーム連戦を迎えよう。




17位水戸(40) → 長崎・群馬・熊本・札幌・京都
18位京都(40) → 大宮・北九・愛媛・栃木水戸
19位讃岐(40) → C大・岡山・大宮・岐阜・千葉
20位岐阜(39) → 千葉・愛媛・岡山・讃岐・福岡
21位大分(35) → 札幌・金沢・横C・大宮・磐田
22位栃木(33) → 東V・徳島・北九・京都・札幌

ボトム6のラスト5を書き出してみた。ラストの2つが現在自動昇格圏の2クラブであるうちが一番不利かなとも思ってたけど、もうこの期に及んでは、現在の順位は関係ないかなと。ただそんな中でも現在18試合、期間にして4ヶ月も勝ちがない金沢との対戦を唯一残してるうちは少しだけラッキーじゃないかと思う。さすがにこの状況で金沢から勝ち点1すらも取れないようなら自動降格の心の準備も必要かな。ちなみに対戦相手のアンダーラインはボトム6の直接対決。これがないのも唯一うちだけ。ただこればっかりはあった方がいいのか、ない方がいいのかは何とも言えない。予定調和的に勝ち点1ずつ積まれるのもそれは痛いし、かと言ってうちにとって都合のいい方が蹴落とされるとも言い切れないわけで。そしてここからのホーム2連戦がとても重要だと思う。金沢は先述の通りだけど、札幌はPOラインまで残り5試合で勝ち点差6。数字上は不可能ではないけど、順位が13位であることを考えると、もうちょっと厳しいかなと思う。ちなみに札幌の遠い九州の地でのアウェイ成績を見ると、福岡に負けて残り全て引き分けの3分1敗。参考に出来るか分からないけど、得意ではなさそうくらいかな。去年は勝ったけど、うちもホームで札幌にそこそこ負けてるイメージあるし。





兵働、荒田、力と古巣対戦の多かった今日の試合だけど、菅原コーチもお忘れなく。


さてと、またスッキリと晴れない1週間の始まり。しんどいけど、頑張るとしますかね。
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痛み分け(36節栃木戦)

2015-10-11 01:16:42 | マッチレポート15’
引き分けよりも痛み分けという言葉の方がしっくりとくる結果。もう入替戦に回れれば「御の字」という気持ちまできてるから、最下位の栃木から自力残留を消し去ったという意味合いからすれば、この結果は最悪ではない。そう言い聞かせて、前を向くしかない。


遂に荒田が先発。2つの決定機を決めきれなかったことだけでなく1試合を通して、これまで伊佐の序列が先だったことが十分に頷ける出来だったと言わざるを得ない。使ってこなかった監督が悪いのかもしれないけど、一番良くないと感じたのは、周囲との息がズレてるシーンが散見されたこと。後半に怜が真ん中から右コーナーに向かって斜めにランニング、バイタルにスペースを作ってそこに兵働から絶妙なパスが出てきたシーンがあったけど、その時荒田はパスが出てから動き出していて、結局そのパスは相手DFに先に触られていた。もうここは一刻も早く慣れてもらうしかないし、時間もない。諸々の言い訳はあるとは思うけど、そんな全ての言い訳を排除して、最後の決定機は決めなければならなかったと思う。厳しいけど、アレを決められなかったらストライカーとしての価値はないに等しい。次にチャンスがあるかはさんぺーの状態次第だろうけど、もしチャンスがあったのなら、これを絶対に取り返してほしい。試合後の表情から、気持ちは痛いほど伝わってきた。


お互いの運動量が落ちていくに従って中盤にスペースが出来てボランチにボールが入るようになったけど、キックオフからかなり長い時間はガチガチバチバチの内容で蹴り合いが続いた。お互いが置かれた状況がそうさせたと思うけど、前節の金沢戦を観る限り、栃木も本来は丁寧に繋いでというサッカーがしたいんだと思われる。うちもやっぱりボランチの2人にボールが預けられると展開のバリエーションが豊富だし、チャンスの匂いがグッと増す。負けられない気持ちがセーフティーを選択させてしまうとは思うけど、勇気を持ってボランチにボールを付けに行かないと試合を決めに行くような点の取り方は出来ないと思う。確かに恐い。恐いけど、恐がってももうどうしようもないところまで来てしまったわけだから、根性きめていくしかない。


全幅の信頼が置けないことは百も承知だけど、起こせそうだなと思っていた「事故」はやっぱり起こせたエヴァ。ダニの負傷と伊佐が足をつったことで投入が5分遅れちゃったけど、もう少し時間があればとは思った。讃岐戦で実証されたように、終盤に今のスコアのままでいいという相手に投入してもスペースがほとんどなく脅威にはならないけど、今日のようなノーガードの撃ち合いの時には思いっきりぶん回したパンチがもしかしたら当たるかもしれないというレベルの期待感はある。エヴァの活躍に大分トリニータの未来はないかもしれないけど、もうそんなことは言ってる場合ではない。


下から4クラブくらいの残りの対戦相手を見てみたけど、うちが千葉、大宮、磐田を残してるから不利だとは思わない。今日の各地の結果もそうだけど、もうここまで来れば現在の順位は関係ない。12年のアウェイ鳥取戦、14年のホーム水戸戦に代表されるように、自らがそれを身をもって体験してきてるはずだ。まずは千葉戦、やったろうぜ。


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フラストレーション(35節讃岐戦)

2015-10-04 20:54:45 | マッチレポート15’
一言で言うと「フラストレーション」。そんな試合だった。


J1開催日の昨日、残留争いの大一番だった松本ー清水を観たけど、レベルの違いはあれど、ほとんど同じような印象の試合だった。ハッキリ言ってサッカーという競技としてはクソつまらなくて、勝負という側面のみが強調された試合。両者の状況を考えれば、そうなることは必然だったんだろうから仕方がないとは思うけど。そんな試合で観てる者を納得させられるのは勝利しかないわけで、それをつかみ取るための迫力や工夫は決定的に欠けていた。点を獲らなくちゃならない後半にシュートすらほとんど打てなくなってしまった試合を観ながら、岩上のFK一撃に沈んだ田坂さん率いるチームと愛する我がチームが奇妙すぎるくらいにダブった。


前節のゴールが5試合ぶりという深刻な得点力不足に陥っている讃岐相手にちょっと弱気すぎたんじゃないかなと思う。今日は全員が悪くて、本当に誰一人としてよくやってたなと思える選手がいなかった。強いて挙げれば伊佐くらい。そんな中でも使い方によっては相手にとっての脅威となり得ただろうと思うのが松本怜。前半は西とうまく絡んで、チャンスメイクもしたけど、それよりも怜の場合はもっとスペースを与えて、単純な1対1の局面を作り出してあげることこそ彼にとっての最高のお膳立てだと思う。でもこの試合では前線の真ん中へのフィードに終始して、そこでの攻撃をまるで放棄してたような印象。確かに讃岐にガツガツ来られてイヤだったとは思うけど、それは裏を返せば、1枚剥がして前に付けられたら、チャンスに直結するわけで、採用した戦術があまりにも消極的すぎたと思う。怜の推進力が試合の状況、時間帯、ピッチの状況を問わない武器であると思う一方で、タメの場合はピッチ状況が悪いと極端にその切れ味が落ちるように感じる。特に今日はそう感じたし、あとそろそろ中へのドリブルが読まれ出してるので、もっと状況をよく見て、中が渋滞してる時はタテに仕掛ける等の相手にとっての読みづらさを出してほしい。


ただ熊本、岡山と再開後だけでももう2試合もやられてきた最後の最後で勝ち点を落とすということをやらなかっただけでも、今日は収穫としておきたい。レベルは低いけど、最悪ではないという意味合いで。


次節の栃木は引き分けではダメなわけで、さらにホームであることを考えるとかなりアグレッシブに来ると考えてまず間違いない。再開後の5試合を見ると、今のトリニータにはそっちの方がやりやすいように思う。だからと言って楽観視出来るわけではもちろんないけど、もうここは選手たちの意地が見たいんだよ。ガッカリさせ続けられた今季だけど、最後は笑って終えられるようにこの「天王山of天王山」は絶対に勝ってくれ。もう誰が出るとか、システムがどうだとか、そんなのは一切なし。求めるのは「勝ち点3」のみ。勝ちゃあ何でもOKだ。真下のライバル突き落として、上まで食ってやろうぜ。去年の4失点も、今季のGWの不甲斐なさすぎる敗戦も、今節溜め込みまくったフラストレーションも全部一気に吐き出させてくれ!
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我慢しきれず(34節岡山戦)

2015-09-27 16:09:37 | マッチレポート15’
連戦の3戦目、現地からは暑いの情報。こういう試合になるのは必然だったと思う。質を追い求められるのは前半まで。後半は気持ちとあとは少しの運。悪い試合じゃなかったし、本当にきつかったとは思うけど、最後は我慢してほしかった。3連戦で勝ち点6は十分に及第点だとは思うけど、そうは言ってられない状況に身を置いてるわけだから、最後は我慢してほしかった。


前半はここ数試合と同様にいい攻撃の構築が出来て、ゴールまであと一歩というところまでいけた。特に今日は昌也の攻撃への意識が高く、いつもよりも前に顔を出してきた。こぼれ球を拾ってからのシュートは決めてほしかったけど、あの位置取りに今日の昌也の姿勢が表れていたと思う。


ダニエルと鈴木のCBコンビの安定感はもう完全に信用していいレベルまで引き上がってきてる。再開後4試合で3失点と十分過ぎるくらいによくやってる。片山あたりを弾きまくってたダニエルはもちろんだけど、鈴木が地味にきっちりと仕事出来ているのが頼もしい。あまり他のJクラブが目をつけないであろう大学からこれだけの選手を獲得してこれだけ使えたことは、いいことがほとんどなかった今シーズンの数少ない希望の光じゃないかな。まあ、来季いてくれるかは分からないけど。


ベンチ入りしながらもなかなか使われなかった高松だけど、今日久々に見て納得した。体にキレがないのは年齢的なものも含めて仕方ないかなと思うけど、それにしても体が重そうだし、シュートをフカしたのを見て、いつもの高松にはなってないなと思った。ただエヴァを含めてその代役を務められる人材がいるのかと言われると、補強した人材にメドが立ってないようで、いないわけだけど。高松の姿を見ながら、台所事情の苦しさを実感した。


ここ数試合、間違いなく攻撃のポイントになってた西をベンチに下げて本職CBの阪田をSBの位置に置いたことで、連戦の最後のアウェイゲームを手堅く入りたかった意図は感じた。阪田はタイミングのいい攻撃参加も何度か見せて決して悪くはなかったけど、西の攻撃的姿勢と比較すれば、相手を押し込むというところまではいかなかった。交代の2枚目に西を準備している時に誰と交代するのかがポイントだったと思う。阪田を下げて、そこに西であれば、何が何でも勝ち点3を狙いに行くという意図だろうし、それ以外ならバランスを保ってあわよくば勝ち点3。後者を選択したからには、意地でも勝ち点1は確保してほしかった。結果論で話せば、失点シーンも阪田のところにフレッシュな西がいれば、もう数10cmでも詰められたかなとは思った。


長崎が頑張ってくれたおかげで栃木との差は縮まらず。今日はその上が潰し合いをしてるから悩むとこだけど、一つかわせばいいと考えれば、水戸に勝ってほしい。


結果にはガッカリしたけど、もうアレコレ言う局面はとうに過ぎたと思ってる。何が何でも残留してほしいと思ってるから、信じてサポートをしていくしかない。信じてサポートをしていくしかないわけだけど、思考を停止して盲信しているとも思わない。今は信じるに足るサッカーを十分にしてくれてると思うから。讃岐、栃木と続く大事な試合を絶対に獲ろう。
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最下位からの脱出(33節北九州戦)

2015-09-23 23:14:56 | マッチレポート15’
もう二度と最下位の席には戻りたくない。そう強く誓った連勝による最下位からの脱出劇。


まずは伊佐に謝っとこう。1枚目の交代が伊佐だという情報が流れてきた時に、声に出して「伊佐じゃないだろ」と言っていたオレは伊佐に謝らなければならない。『ごめん伊佐、ありがとう伊佐』。累積でお休みの節でごっちゃんがいい動きを見せて、今節もスタメンから外れて気持ちは焦ってたと思う。この大事な試合で途中出場での決勝ゴールは本当に大仕事でした。あんなにいじられ役で、あんなに試合後はハジけられるのに、試合後のインタビューでは「The普通」なんだね。でもそのギャップもまた良し。


必死のごっちゃんの泥臭いシュートから好調の怜に初ゴールが出て、塁さんに技ありゴール食らって、振り出しに戻った前半。まあそこまではいいかと思ってたけど、気になったのは、後半の入りが極めてユルかったこと。連戦で体が重かったこともあるのか、北九州もお付き合いでペースアップしてこなかったから事なきを得たけど、強いチームなら必ずあそこにつけ込んでくるはず。前節もそうだったし、後半をふんわりと入るの何とかしてほしい。やられてから気持ち入れても「時既に遅し」になりかねないから。


前節3ゴール、今節2ゴールと得点が奪えてることももちろんだけど、いわゆる決定機として相手ゴールに迫る回数が多いから、観ていて楽しいし、期待が持てる。両翼の仕掛け、ボランチからの縦パス、FWの裏狙い、と期待感のある攻撃のバリエーションが増えつつあるように思う。兵さんからのプレースキックはもちろんだし、今は怜のロングスローもある。しっかりと守れれば、何とか出来るチームになりつつある。


前節から使い始めているリードした状態での5バック(3バック)。最近は監督のコメントとかレビュー記事をちゃんと読んでないので、ちょっと勉強不足だけど、意図は何なんだろうか。守備固めでディフェンスの枚数を1枚増やすなんて安直な手段をいくら経験が少ない監督とは言え、本当にやるのだろうか?今日は西が足をつったことにより、ぐっさん、ダニエル、鈴木、若狭、ヤスと本当にCBが出来る5人が並んだわけだけど、前節なんかはヤスが何回か上がっても来てたし、単純に4バックと3バックの併用なんじゃないかなと思ってる。ちゃんと見直してみようと思う。


次節は中3日でアウェイ岡山戦。さっき京都戦の後半だけを観たけど、まあ普通のチーム。今のままを出せれば勝てるし、下手な試合をすればあっさりやられる可能性も十分にある相手。連戦の最後にもなるし、大事なのは戦術よりも気合いや勢いだと本気で思う。終盤の苦しい時間帯で相手の放り込みに対して、ダニエルが膝をつきながらもヘディングで跳ね返したシーンがあった。ああいうのだと思う。岡山戦での勝ち点3奪取のポイントはああいうのだと思う。一気に行こう、気合いで勝つ!!
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流れを繋ぐ(32節岐阜戦)

2015-09-21 00:47:08 | マッチレポート15’
この勝利で一番大きかったのは、熊本戦の敗戦が無駄にならなかったことだと思う。組織としての繋がりが出せたことに、ただの勝ち点3以上の価値があったと思う。間違ってない、このまま進もう。



これは後半のFKのシーンだけど、序盤に決めた一撃はみんなの気持ちを本当に楽にさせてくれたと思う。前節の嫌な流れをあんなにも早い時間帯に払拭してくれたのは本当に大きかったと思う。試合後にサポーターの前に来てくれた時の嬉しそうな顔が印象的だった。連戦中も絶対に兵働は欠かせないから、今日はもっと早めにお役御免にしてあげた方が良かったと思った。

早々にリードが奪えたことが要因と思われるけど、今日は熊本戦の時と比べるとカウンターで相手ゴール前に迫る回数が多かった。ただそのカウンターの切れ味が今日は凄まじかった。前節から松本怜とタメの両SHはその単騎突破だけで武器になり得ると思ってたけど、3点ともその2人を起点にゴールが生まれていて、熊本戦で見せていたキレは本物だった。


特に圧巻だったタメ。直線的なドリブルのみでこれだけ相手の脅威になる選手はそうそういないと思う。もう最後は、失点も避けたいだろうけど、これ以上カードも溜めたくないしで、岐阜としては一刻も早く試合を終わらせたい気分だったと思う。ただこの出来で1点で終わっちゃうのもまたタメっぽい。


試合の一番最後のところで、確かジョンヒョンだったと思うけど、そこからの縦パスがズレた時に、ちょっと嫌な転び方をしてて、試合後も違和感あるようにしてたのが少し気になる。何もなければいいけど、欠かせないからね、今は絶対に欠かせない。


帰ってきた男前。2~3ついいセーブで救ってくれた。試合後にキャプテンからダンスを促された時にマジで拒否してる時の表情がこれ。いいよいいよ、キャラクターは大事だから、無理しなくていいよ。


とりあえずこれで1節で残留圏内に突入出来る状況は作り出せたけど、岐阜との直接対決が終わってしまった以上はもう自力での自動残留はない。ただ3連勝で波に乗っていきそうだった岐阜を完膚なきまでに叩きのめせたことは、その波まで断ち切れたという意味からも本当に大きい。まだ10試合あるかもしれないけど、ライバルにプレッシャーをかけるにはここで一気に行きたい。北九州、岡山、讃岐とちょうど手頃な対戦相手ばかり続くから、ここで一気に行きたい。



みんなで来てくれた「大分にゆかりのある組」。この試合の後では来づらかったと思うけど、本当にありがとう。








最後はちょっとおまけ。今回の岐阜遠征はせっかくの連休中なので、泊まりで来た。今回泊まってるホテルが岐阜都ホテルでスタジアムからもバックスタンド越しに見える中継でもおなじみのあのホテル。これがマジで便利。9階の部屋からはスタジアムが丸見えだし、ホテルを出たら目の前がアウェイゲート入り口。大げさじゃなく、ドア(ホテルのベッド)toドア(アウェイ側のシート)で5分。本当は長良川の鵜飼を見に行きたかったんだけど、連休中につき予約が取れなかった。来季も岐阜と同じディヴィジョンなら、このホテルを拠点に試合と鵜飼のハシゴを実現させたい。
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いい意味で忘れる(31節熊本戦)

2015-09-14 23:23:29 | マッチレポート15’
一方的な試合展開を仕留め切れずにズルズルいって、一撃に沈む試合は何度も見てきたし、何度かやられてきた。ただそういう経験をもってしても昨日の試合はあまりにも一方的だったし、ドローは十分にあり得たと思うけど、この結末だけは試合中微塵も予想していなかった。


3週間ぶりのリーグ戦を久しぶりにドキドキしながら迎えた。もしここでだらしない試合をしてしまうようなら、いよいよ間に合わないという思いから、朝からドキドキしながら待った。でもその心配は杞憂だった。残り11試合に十分に期待を持たせてくれる内容だった。特に両SHの切れ味の鋭さは十分に武器になり得るものだったし、やっと戻ってきてくれたダニエルの存在感も昨年を思い出させるものだった。「内容」よりも「結果」なのは当然だし、「気落ち」や「焦燥感」からチームが崩れていってしまうかもという恐怖はもちろんあるけど、もうここはいい意味でこの試合を忘れて、自分たち自身ややってきたことを信じてほしい。


例年通りと言えばそれまでだけど、ピッチ状態がかなり悪くなってた。ホームスタジアムだろと突っ込みたくもなるけど、熊本の選手よりもむしろ大分の選手の方がピッチ状態に手を焼いていたように見えた。最後の精度不足も少なからずそこに影響されてるように思う。ただ裏を返せば、アウェイスタジアムの方がいいサッカーが出来るかもしれないという楽観的展望も。残り11試合のうち6試合がアウェイ。


次節は伊佐が出場停止。高松かエヴァが入ると思われるけど、個人的にはスタートはエヴァでいってほしい。先日のインタビューでさんぺーが期待する根拠とともに唐突に挙げた「エヴァ」の名前。思うにさんぺーはエヴァの活かし方に手応えを感じてるんじゃないかと思う。昨日は残念ながらその2人が入れ違いで交代となってしまったけど、スタートから見られれば、何かしら起きるんじゃないかと思える。確かにエヴァが作り出すチャンスは、「チャンスメーク」というよりも「事故」に近い印象だ。でもそこにさんぺーが絡むことによって、意図的に事故が起こせるんじゃないかと期待してる。さんぺーの言葉を借りれば、「相手も馬鹿じゃないので」、エヴァの期待感も丸々1試合はもたないでしょう。であれば、そこで高松の投入でいいと思う。


齊藤和樹は2回退場しててもおかしくなかったわけで、審判を味方につけられないのは運がなかった。シーズン中にGKをレンタルで貸し出せるくらいのクラブの正GKなんだからあれくらいバンバンセーブ出来ちゃうのは納得なわけで、そんなGK大国のクラブとこのタイミングで対戦したのも運がなかった。ホームチームの選手があれだけ執拗に抗議するくらい微妙なプレーだったにも関わらず、待てど暮らせどリプレーが流れないのも運がなかった。これだけの不運が重なれば、あんな信じられないような結末を迎えることもあるのかなと。だから、この試合はいい意味で忘れる。悪い運は全てこの試合で使い切って、ここからは笑っちゃうくらいいいことずくめのはずだ。先月までここが天王山になると思っていた次節岐阜戦は、天王山にすらすることが出来なかったけど、ここで勝てれば、勢いに乗れるし、岐阜は焦る。そして10月の栃木戦こそ、今度こそ天王山にして、そして勝つ。


悲観的になるには、サッカーが少々魅力的過ぎた。絶望するのはまだ早い。
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今さらの感想(30節C大阪戦)

2015-08-27 22:30:22 | マッチレポート15’
録画していたアーセナル-リバプールを観たい気持ちをぐっとこらえて観たよ。ただ苦痛でしかない90分。


天皇杯はあるけど、ここで3週間の時間が取れることは本当にラッキー。フィジカル面での疲れをとることはもちろん、メンタル面での疲れを十分にとってほしい。こんな状況でずっとサッカーをやり続けるのは心身ともに本当に辛いと思う。


サッカーの面に関しては色々と思うところもあるけど、目指す方向は正直どっちでもいいと思ってる。監督、コーチ、選手みんなで考えて、こっちだと決めた方向ならどっちでもいいと思ってる。とにかく残留することが全てだから、どんな勝ち点の拾い方だって構わない。そういう意味では、8月のプレーヤー・オブ・ザ・マンスにオ・ウンゴル選手が選ばれて最下位を脱出した某クラブがいい例だと思う。何だっていいんだ、今は勝ち点こそが正義。


サポカンをやるようだけど、個人的にはサポカンには参加したこともないから効果の実感もよく分からないし、何よりもこの時期にやって何かクラブにとってのプラスになるのかなと思う。余計な精神的ストレスは出来る限り排除する方が勝ち点を取るためには今は効果があるように思う。


とにかくこの3週間で残りの12試合(+α)にベストの状態で臨めるようになっていけばいいなと思う。結果が出ないのも辛いけど、辛そうな選手の顔を見ることの方がもっと辛い。
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