Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

監督の差(19節松本戦)

2018-06-17 02:23:33 | マッチレポート18’


ただでさえ最高な試合だったのに試合後に他でもない反町監督がさらに素晴らしい味付けを施してくれちゃったもんだから、あえて刺激的なタイトルにしてみましたよ。今日の試合のポイントは反町監督vs清水主審ではなく、反町監督vs片野坂監督の視点で見るべきと思うわけですよ。


反町監督の気持ちも分からんでもないけど、どうせ一晩明けたら後悔するんだから、大人ならグッと我慢しないと。清水主審が多くカードを出す主審だから選手たちに気をつけろと指示を出すのはいいことだね。でもカードを多く出す主審だからオレたちに出されたカードはおかしいって論法は明らかに破綻してる。カードを多く出す主審が裁いた試合がカードを多く出すべき試合だったのではという検証はどこにいってしまったんでしょうか。奈良のPKの話とか、日大のタックルの話とか、もう「反町さん、どうしちゃったのよ?」としか言えない。岩間も浦田も議論の余地のないファールであり、一発レッドが妥当かどうかなんて知ったこっちゃない(これはオレたちが対松本限定で言うことが出来る特権)。それを選手が良い悪いの観点で話をしてる時点で、「ハイハイ」で終わらしていい話。



今日の試合を分けた大きなポイントに散水があった。最近の松本は以前の「戦術飯田」のようなサッカーからの脱却を図ってるらしいけど、それでもパスを多用するサッカーには我々に一日の長がある。今日はボールが本当によく走ってストレスなくボールを保持出来た。気持ち良くパスが回せるから試合の入りからイケイケになり、それが前田大然にマルが食いつき過ぎて振り切られてしまうという現象として表れちゃったとも思ってるんだけど。ピッチ状態でいったら今季やったスタジアムの中でも最高だったんじゃないだろうか。反町監督ともあろう方がなぜにそんなに我々に有利に働くことをわざわざやってくれたのか。例えば勝敗に直結するプレーじゃなかったかもしれないけど、4点目の川西からごっちゃんへのパスは水を撒いてなければ届かなかったと思ってる。本当にありがとう。



コイントスで勝ってエンドをチェンジするような古典的な揺さぶりすらも徹底してた片野坂さん。しかし何よりも今日の試合で最大の揺さぶりは藤本の先発起用でしょう。リーグ戦の出場は序盤の4試合とGWの大宮戦に少し途中出場しただけ。天皇杯ですら途中出場でサポである我々ですら驚かされたわけで、まず間違いなく反町監督は藤本に対しての分析はしてなかったはず。スタジアムに着いてからバタバタと藤本の映像を探したりと大慌てしたことが予想される。当然ながらその短時間の中で選手に特徴を落とし込むことはほぼほぼ不可能なわけで、それがあの裏抜けに繋がったと言える。反町監督に言いたいのは、主審の傾向を分析して文句を言う準備をしてるくらいなら相手チームの全てのFWの分析を行っておいたらどうかということ。主審に噛み付いたのは、片野坂さんの揺さぶりについていけなかったことが悔しいのを隠すためではとすら思っちゃうくらいの動揺ぶりですよ、試合後は。





しかしそんな反町監督の動揺ぶりよりも、藤本がただの奇襲の駒で終わらなかったことが素晴らしかった。シーズン序盤はレギュラーだった藤本。しかしボールを受けにいっても収まりが悪く、チーム全体がスピード感を損なう要因の一つとなっていてメンバー外になってしまったのも納得な出来だった。しかし今日の藤本はそれから3ヶ月悩んで苦しんで自分を追い込んできたであろうことがよく分かる進化ぶりだった。とにかく裏狙いを徹底し、ボールが出てこなくても何度も何度もやり直して、そして相手DFの精神をすり減らした。先制点を奪われた後もサイドによくボールが入り我々が優位に試合を進めてた状況を嫌がった反町監督が2シャドーの前田前田を守備時に一段下げて怜、星にぶつけてきた。当然松本の後ろの枚数が増え、誰かが仕掛けて崩しにいかなきゃチャンスは来ないぞと思ってた矢先に裏へ仕掛けたのが他でもない藤本だった。それが嬉しかった。愛媛戦の試合後に、試合終盤のパワーダウンが気になるとコメントしてた片野坂さん。その解決策が伊佐のベンチスタートだったと思うんだけど、藤本の進化によって質を落とさず1試合を通して裏を狙い続けることが出来た。もう前3枚のポジション争いが激戦of激戦。もうこれしか言えない「みんな頑張れ!!」





ごっちゃん心配。ごっちゃんがケガしてしまうくらいなら4点目なんて要らなかった。今日でフクの欠場が2試合目。違和感があることが分かっていながら引っ張った熊本戦の判断が間違っていたのではないかと疑っている。そんなことであってほしくないけど。


正直に言って今日の試合前はちょっとどころじゃなく心配だった。上で書いた愛媛戦後の片野坂さんのコメントや、川西が「ちょっとビルドアップがうまくいっていない」とこぼしていたことからチームの調子は下降気味かなと心配だった。そして早々の失点。嫌な予感は的中しちゃったかなと思ってたけど、思い返すとよく持ち直した。白星黒星が交互になりオセロ状態に突入しちゃったわけだけど、これをどっちに振らすかが本当に重要。今日良かったのがアルウィンのピッチ状態の良さによるものだけでないことをホームでも勝って証明してほしい。



どこかの新興宗教的なやつでしょうか。


さすがのキレと躍動感。さんぺー、ゴールおめでとう!素晴らしい走り込みでした!


試合後に永井が来てくれた。永井が輝く試合展開ではなかった。


栃木、新潟、松本と今日で3試合目の参戦でした。いま猛烈に言いたくて、ここに書きたくて仕方ないことがあるんだけど、言ってしまうと効力がなくなってしまうような気がして、全力で我慢してる。そんな自分の次回参戦は前半戦ラストの徳島戦の予定。

「◎△$♪×¥●&%#?!!!!」


猛烈に言いたい!!
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首位陥落(18節愛媛戦)

2018-06-10 20:15:12 | マッチレポート18’
今の大分が首位に相応しいサッカーをしていないのは今に始まったことじゃないけど、まさに今日の試合に象徴されるようにとっとと首位の座は他のチームに渡しておいた方がいい。サポーターとしては十分に楽しませてもらったし、J2は全18節で終了するわけじゃない。大事なのはこれから。余計な肩の荷はおろして、もう一回てっぺん目指して仕切り直し。


先に1本でも決めていればあっさり勝ってたかもと思うところもあったけど、それにしても全体的に精彩がなかったのは気になる。ピッチが濡れていたからプレー精度が低かったのは仕方ないにしても、それと引き換えに得られるであろうスピード感にも全く欠けていたのは何でなんだろう。これは前にも書いたけど、片野坂さんは交代選手の準備をしている最中に失点することが本当に多い。実際にカウントしてるわけじゃないけど、本当に多い。今日も宮阪の交代準備をしている最中にその宮阪がハンドでPK献上という最悪の流れ。後半はミスしかしてないと言っても過言ではないくらいに全くフィットしていなかった馬場の交代も遅い。良くない試合と片野坂さんの動きの遅さは大体連動してるから、もう少し改善の余地はあると思う。


上下動における強度と質の高さはずば抜けてはいるものの、怜さんは左に回ると極端にクロスの精度が落ちるので、サイドを入れ替えてまで使い続ける必要はないかなと思う。となると今のチーム内でこの選手は絶対に外せないという選手はいない。いったん首位から陥落したのをいい気分転換にして、再度ポジション争いを激化させてほしい。ここ数試合で出場時間を増やし始めた伸太郎なんかは今日の試合でも一発かましてやりたくて仕方ないという感じだった。他にもそういう選手はいるだろうし、疲弊し始めた感のある選手に固執する必要はない、個人的にはボランチとシャドーが一番に手を入れる必要があると感じてるポジションだ。絶対的な選手がいないというのはこのレベルにおいてはプラスの側面の方が大きいと思う。


まあハッキリ言って今日は取りこぼしだよ、愛媛には失礼な言い方になるけど。この試合で勝ち点1すら取れないのは、いただけない。熊本戦ではリバウンドメンタリティを見せてくれた勝ったものの、直近3試合で2敗。明確にシーズンのターニングポイントに差し掛かっていると言っていいと思う。ここでのチームマネジメントを間違うとこのままズルズルと順位を下げ続けるようなことも十分に考えられる。それだけ勝ち点も差がなく詰まってるし。そしてこのタイミングで、じわじわと粘り強く勝ち点を積み重ね始めた松本と、うちと入れ替わって首位に立った福岡との連戦。松本も福岡も直近の試合を観ていて、絶好調というほどではない。いくらでもやりようはあるレベル。さあ、重要な局面がやってきたよ!シーズンはこれから!
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取り返す力強さ(17節熊本戦)

2018-06-04 00:06:48 | マッチレポート18’
試合前は実はけっこう心配していた。前節の失敗を取り返したいという気持ちはあるものの、うまくいかない局面が出てきた時にその気持ちが空回りして、悪い方向に転がるんじゃないかなという想定をしていた。しかし、蓋を開けてみれば、2−0の快勝。8戦負けなしが止まった大宮戦の後の新潟戦の時も同じように心配してたけど、今年のチームは頼もしく力強い。


強い気持ちはキックオフしてわずか数分で明確に分かった。前半4分にデュエルの局面を迎えた宮阪がゴリゴリに体を入れてボールを奪いにいったシーンを見て、「今日は違う」と感じた。前線から運動量多めに、球際厳しくがずっと徹底されてたから前半はほぼパーフェクトな試合運び。確かにハンドっぽかったけど、見事な先制点も決め、文句のつけようのない内容だった。しかし甲府戦をチェックしていたとは思えない試合の入りをしてきた熊本も前半は熟睡していただけに、後半は元気一杯。15分耐えて選手交代で流れひっくり返せば楽勝でこの試合いただきくらいに見てたけど、なかなかペースを奪い返せない。黒木さんちの晃平くんの方のヘッダーがクロスバーを叩いた時は口から心臓が飛び出そうになった。ただアディショナルタイムに突入してからだったけど、待望の追加点も理想的な形で仕留めた。文字にしてしまうと理想的な試合運びにしか見えてこないんだけど、実際は後半の耐える時間が長かったからそこまでの楽勝ではなかったけど、この試合に臨む状況を勘案すればこういう試合がきっちりと出来たチームを賞賛したい。最後はヘロヘロだったかもしれないけど、それはこの試合にかける気持ちの強さの裏返しとプラスに捉えておきたい。


シーズン序盤でまだフワフワしてた時期を除くと負けたのは大宮と甲府。大宮と甲府がどういうサッカーでうちとの対戦に臨んだかを思い返せば、もう明確すぎるほどに明確。大宮と甲府が前年J1クラブとかは関係ない。むしろ新潟がどういうサッカーをしてうちに負けたかを加味すればより明確になる。もう隠したってどうしようもないから堂々と言い切ってやる。「前から来いや!死ぬ気で前から来いや!」もうこれだよ。うちに勝ちたきゃ前から来い。温存じゃなくシモビッチを下げて、富山を鉄砲玉として使った石井監督の采配は思い返すとやっぱり素晴らしかった。そして甲府戦はもう言うに及ばず。うちもそういう戦い方をしてくるチームを乗り越えていかなきゃ昇格が掴めないことは十分に分かってるからもう堂々と言っとくわ。前から来い。大変失礼な言い方になっちゃうかもしれないけど、今まで積み上げてきたサッカーをいったん横に置いて付け焼き刃でいいので、とりあえず前からガンガンいくサッカーでいった方が勝ち点3を取れる可能性は1%でも上がると思うよ。表現(#TashimaOut)はふざけてるけど、本気でそう思ってる。相手チームの徹底度が上回るか、我々の熟成させるスピードが上回るか。そんなシーズンの進め方が出来たら面白いなと本気で思う。


今日はフクについて書きたい。今日の試合の最後に少し足に違和感を感じてたようで心配だったんだけど、イサスタグラムでの明るい表情を見てると大丈夫そうだね。今季のフクの成長は見逃せない。チームとしての失点が少ないわけではないからDFとしては手放しでは喜びにくい状況かもしれないけど、随所に見られる成長の跡が今の大分の好調さを支えてると思ってる。今季は特に左足から放たれるフィードで幾度となくチャンスメイクをしている。新潟戦(フク→伸太郎→林シュート)、岐阜戦(フク→伊佐ゴール)、甲府戦(フク→馬場ゴール)、熊本戦(フク→ごっちゃん→馬場シュート)と思いつく限りでもこれだけフクの斜めに入れるフィードからチャンス(もしくはゴール)シーンを作り出している。去年あたりからかなりチャレンジはしてたと思うけど、今季からは精度が伴いつつあったり、受け手側に認識されてたりと、武器に変わってきた印象。縦方向への鋭いパスを見せておけば、ボランチや星にも付けやすくなるし、去年のようにプレスの狙いどころとされるようなこともなくなった。何よりも本人が自信を付けてるのがよく分かるし、その象徴のようなプレーが古橋を股抜きでかわした遊び心なのかもしれないね。ディフェンス面ではとにかくよく声を出してるシーンを目にする。今日も一気にラインを上げたい時に大きな声を出しながらチーム全体を押し上げてたし、セットプレーの直前にも周囲に注意を促すように声をかけてた。力みがなく落ち着いてることにも成長の跡が窺える。今日もあったけど、クロスで放り込まれたボールのクリア一つとっても、大きくクリアしたいがために頭を振り過ぎて失敗することもなく、真後ろに詰めてるであろう相手選手の頭を越せばいいだけという冷静な判断が出来てるからバックヘッドで軽く突き上げるだけで事なきを得る。見ていて安心感がある。フクとノリ。入団初年度がいきなり修羅場でたくさんの経験を積んできた大卒4年目コンビが大分の最終ラインを支えている。


今日は直接的には熊本戦と関係のないことばかりを書いてしまったけど、とにかく一番に思っている感想は、難しい状況で迎えたこの試合を見事にクリアしたチームのたくましさに感動しているということ。フラフラとしながらもこれで7節連続首位の座を守った。首位の座に相応しいサッカーが出来てるわけじゃないし、いつでもこの座はくれてやるなんて思ってたけど、ちょっと明確に折り返しまでは首位の座を守りたいなと今日の試合後ふと思ってしまった。折り返しの21節まで愛媛、松本、福岡、徳島の4試合。なかなかの難敵を残してるわけで、ここまで守り通すのは難しいとは思ってる。ただ何となくこの難しい局面を乗り切ったこのチームならやれるんじゃないかとも思い始めてる。


そしてその前にミッドウィークには天皇杯・山口戦がある。片野坂さんの手腕の確かさを物語るのに、個人的には天皇杯でいい試合が出来るというのがある。一昨年の甲府戦、清水戦、昨年の町田戦とリーグ戦からメンバーをほぼ全取っ替えしながらも面白い試合をし、そして結果も出す。これは日頃からレギュラークラスに入れていないメンバーたちのモチベーションを落とさずにやらせている何よりの証明だと思うし、特に今季頻繁に使う「30人全員で」というフレーズを何よりも裏付けしている。近場であれば、平日でも何とかして現地に行きたかったけど、さすがに山口は無理なんで職場で吉報を待つ。そしてフクの言うように勝ち上がって昌也と試合がしたい!
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最も問題なのは6失点目(16節甲府戦)

2018-05-26 18:23:17 | マッチレポート18’
「まあ、こんな試合もある」という評価でいいと思いながら試合を観てた。甲府の狙いにあっさりとハマってしまったところは反省だし、それにしても決められ過ぎだしというところはあるにしても、ディフレクションして入ってしまうところなんかはうちが町田にやった試合みたいなところもあったし、点差ほど深刻に受け止める必要はないと思ってた。そういう意味ではもう「前半は前半、後半は後半」と後半から新たな試合が始まったくらいに割り切ってやればいいと思ってた。案の定甲府の足はピッタリと止まったし、ボコボコに攻め込んでゴールも決めた。1点しか決められなかったところは反省点とは言え、新たな試合を気持ちを入れ直して勝つことに価値があると思ってた。


だからこそ最後にリンスに決められたゴールの意味は重い。町田戦の後に声を震わせて怒りを露にした片野坂さん。結果的に勝とうが、気持ちを切ったことが許せなかったわけで、あのリンスのゴールで町田戦の後に発した片野坂さんのメッセージが何も伝わっていないことが分かる。マンツーマンでリンスについていたのは丸谷。相手は途中交代でフレッシュだったとは言え、あっさりと競り負けてゴールを許した。真相は丸谷にしか分からないけど、「5失点も6失点も同じ」という考えが心のどこかに少しでもあったからあんなにもあっさりと決められたようにしか見えなかった。攻め込んで攻め込んでカウンターを食らった失点なら仕方なしとも思うけど、あの局面で後半だけに限れば同点という位置付けのゴールをあっさりと対面の選手に決められた丸谷にはガッカリした。


6失点目のやられ方で冒頭に書いた「まあ、こんな試合もある」という思いは全てぶっ飛んだ。強がりでなく甲府と大分の間にはほとんど差はなかったと思ってる。唯一の違いは球際に強く大分の攻撃を拒み続けた島川の存在くらいで、試合自体はフェアなスコアだったとは思っていない。じゃあなぜこんなにも点差がついたのか。甲府のシュートはことごとく決まるのに、たくさん作った大分の決定機は外れ続けたのか。丸谷の部分で書いた心の隙のようなものが明暗を分けたんじゃないかな。ポジション的にやむを得ない部分もあるとはいえ、複数失点に絡んだこともあるし、6失点目のこともあるから、片野坂さんには次節は丸谷をスタメンから外してほしいと思う。


ああいう気持ちの入っていない魂の抜けた失点は本当に嫌い。6分間で3失点されることよりも嫌い。1度チームが失敗をしかけて、監督が警鐘を鳴らしていたにも関わらず、同じ失敗を繰り返した選手を使ってはいけない。




ということで少し感情的に書いたけど、これは本音。今日は子どもの運動会だったため東京から近い甲府だったけど、残念ながら不参戦。例えどんな試合になろうと「行かなくて良かった」と思うことはないので、現地でこの試合を感じたかった。


自陣で引っかけられて失点するのは昨シーズンもあったし、仕方ない範囲のミスだと思うんだけど、1失点に留められずいなし切れなかったことは課題として捉えなければいけない。昨シーズンのアウェイ水戸戦の時も同じようなミスがあったけど、こういうミスが出てしまったからこそもっとこだわりを持ってボールの動かし方を鍛錬してほしいと思う。ただ一方で今日の解説の方も言ってたけど、勢い良く来られて圧をモロに受けてしまったが故に遠くが見えていなかったというのはその通りだと思った。相手のライン裏へのロングパスもなければ、味方を1人飛ばすミドルパスもほとんどなかった。キックオフして5〜10分程度で相手の出方を読み取り、柔軟に対応出来るような幅も持てるようになりたいなと今日の失敗を見ながら思ったし、最近は伊佐、清本を同時に後半で使いたいという意図でともにスタベンが多いわけだけど、どちらか一方だけでもスタメンで使うことでビルドアップ時に選手たちに遠くが見られるようになる余裕が与えられるんじゃないだろうか。


前節の山口戦のことを考えれば、これでかなりの可能性で首位から陥落することになるとは思うけど、しばらく首位の座を楽しませてもらったから少しの間だけ貸してやってもいいよ。我々にはまだまだ今のサッカーをブラッシュアップしていく時間的な余裕も、勝ち点的な余裕もある。監督交代という劇薬を放り込み済みで後がないチームとは違う。今日も後半盛り返せないようなら問題だったかもしれないけど、甲府の足が止まって押し込み続けられた。つまりは前半からペース配分を考えずに甲府が突っ込んで試合に入ってきたことが分かるわけで、反省すべきはそれをいなし切れなかったという1点のみ。


そうは言ってもこれだけ失点すれば悔しいのは悔しい。やり返すべく甲府をホームに迎えるのは7月7日の第22節。そして甲府はこの試合の3日前にホームで金沢戦を戦って中2日で乗り込んでくるので、もう完全に真夏になってるこの時期にこの過密日程は大分にとって大きな大きなアドバンテージだ。さらに日曜開催にズラして1日でも多く休養を取らせてあげるという配慮も皆無。ルヴァンに出させられてるのはかわいそうだなと最初は思ってたけど、今回は自分たちで勝手に勝ち抜いたための自己責任の過密日程(ミッドウィークの試合もリーグ戦だから大幅なターンオーバーも出来ないと思われる)であり、同情の余地なし。叩き潰すのみ。
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そろそろ首位も飽きてきた(15節山口戦)

2018-05-20 22:46:13 | マッチレポート18’
ねーねー、山口が止めてくれなくてどこがうち止めてくれんの?もう首位の椅子の座り心地にも飽きてきたんだけど。


岐阜、山口というやりにくいチームとのホーム2連戦を勝ち点4で終えて、未だ首位の座を譲らず。今日も決して満足のいく出来ではなかったものの、相手が2位のチームであることを考えればそこまで贅沢も言えない。勝ち点3差の中に11チームがひしめく混戦状態のJ2中位。前後のクラブとの勝ち点差が最も離れているのは大分と山口のところ(残留争いの3クラブ除く)。つまり今日の試合勝っていれば、ひとまず「抜け出した」と言えるところだったけど、まだそこまでではないし、現にそこまでのサッカーも出来ていない。首位にいながら、常に「自分たちのサッカー(あえて)」を見つめ直し続け、シーズンを進めていきたい。


今日の試合で良かった点は1つ、不満な点が2つ。

良かったのはやっとCKからゴールを決めることが出来たこと。またそれだけでなくて、マルちゃんのポスト直撃、終了間際の川西のヘッダーと今まで極限まで無臭だったCKが明らかに香ばしくなってきたこと。今季は既に12人(除くオ・ウンゴル選手)もの選手がゴールを決めながらDFのゴールが1つもない。昨季は降格組アウェイ戦全てをCKからノリさんのゴールで勝ち切った。最後は誰が決めてもいいんだけど、CKをもっと得点源に出来たらなと思ってたいただけに、これはいい兆候だ。


不満な点の1つ目は動きが重いというか、キレがないというか、もしかするとプレーに迷いがあったのかなと感じたこと。2失点目のシーンもそうだったけど、今日は1試合を通してとにかくボールへの反応が鈍かった。パスにしてもこぼれ球にしてもほとんどが出てから動き出すことが多くて、いつもならもっと簡単にチャンスを作り出せてるのにというシーンで逆に押し込まれてしまうなんてことが多かった。単純に集中力の問題とするにはみんながみんな鈍かったし、コンディショニングの問題なのか、山口によく動かされた結果としての疲弊(伊佐もキヨも反応悪かったから違うと思うが)なのか、真相は分からないけど、緊迫感のある首位攻防戦であれはないし、さすがにそれで勝てるほど甘くない。

2つ目は2失点目の仕方。1つ目の不満とも重複するところかもしれないけど、再びリードしてから再び追いつかれるまでの約20分間はほとんど押し込まれて「これはやられるの時間の問題」と誰もが感じてたと思うんだけど、何だかそのまま受け入れて追いつかれてしまったような印象だった。2枚替えの意図は分かったし、個人的にもそういくだろうなとは思ってたけど、リードした直後っていうタイミングはどうだったのかとか、明らかにまずい流れの中でチーム全体で歯車を逆回転させるように強度を上げられなかったのかとか、色々と思うところはあったけど、結局は無抵抗だった印象は拭えない。


山口がいいチームだったことは間違いない。今のところゴール数は同じだけど、アイデアや共通認識の浸透具合はうちよりも上だなと感じた。ただうちが言うのも何だけど、ディフェンスはまだ整備されていないし、守備面で少々の犠牲を払ってでも点を取りに行くというコンセプトかなとも感じた。霜田監督のことは協会時代も含めて全然知らなかったから今回色々と調べてみたら、まあ経歴が複雑で一言で「こういう人」とは言い切れない。ただ作り上げてるチームを見るだけで指導力があるのは間違いないし、オナイウや小野瀬のような将来を嘱望されながら伸び悩んでいたタレントの力を引き出してるのも見事だなと感じた。選手キャリアの最後が横河電機というのも親近感がわく。




試合からは話が逸れるけど、今日の最後の交代で出てきた福大卒のルーキー・山下敬大。去年の12月のインカレの時に初めて見た。この試合のスタンドには哲平さんが来てて、「うおー、福大の4年生の視察に来てる!誰だ、誰だ!」と1人密かにテンション上がってて、当時はまだ進路が発表になってなかった山下で間違いないとそれから数日は公式発表を楽しみに待ってたけど、結局新チームが始動するまで発表はなく、確か1月の末頃に山口への加入が発表になったはず。1年目から出場機会を増やしてるようで、いい選手だと思うから大分戦以外で頑張ってほしいと思う。ちなみに今月のWinning GOALを読んでたら、宮阪が年末に代理人を交えて新宿で哲平さんと食事をして急展開で大分への期限付き移籍が決まったと言っていて、もしかしてあのインカレの後、哲平さんは新宿に行ったのかななんて考えてた。


上に書いた「キレのない選手」の代表格がごっちゃんだと思うんだけど、それは今季に始まったことじゃないし、もう片野坂さんはごっちゃんと半分心中でどんなにキレがなくても使い続けることは昨季から分かってることだし、ごっちゃんにはキツくてもこれを乗り越えてもう一皮むけてもらわにゃならないわけで、「替えた方がいい」だの、「休ませた方がいい」だのは、そうは思うけど、議論としはて無駄なのかなと個人的には思ってる。


これで6節首位を守った。ちょっといい加減にしてほしいんだけど、次節の甲府も3連勝らしい。大宮2連勝、新潟2連勝、岐阜2連勝、山口2連勝、甲府3連勝と、そりゃ首位との対戦を前にモチベーション上げちゃうの分からなくもないんだけど、こっちももう体がもたないわけ。ましてやもう首位の座にマンネリしてきてんだからさ。ほどほどに頼みまっせ。
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首位であるがゆえのジレンマ(14節岐阜戦)

2018-05-13 18:31:33 | マッチレポート18’
大宮に負けた時にも書いたけど、うちの4バックは対岐阜用の特殊戦術。だから今日の4バックスタートは納得の選択。ただ去年から何で岐阜戦だけ4バックを使うのか、そして何でそれがそこそこハマるのかが分からなかった。岐阜の3トップに合わせた最終ラインの枚数なのか、流動的な相手に均等にスペースを埋めたいがための4−4なのか分からなかったけど、片野坂さんのコメントで「どうせ押し込まれるから、5バックで後ろが重くなりすぎずに中盤を厚くするため」と聞いて大いに納得した。ちなみに決勝ゴールについては副審が選手の体でブラインドになってるわけでもない位置から入ったとジャッジしてるわけだから議論の余地なくね?あるとしたらハンドのシーンとセットで議論してほしいね。ついでに言うと大宮戦の山越のやつも。つまり議論の意味ない。


去年の岐阜との2試合を思い返すと、相手のボール保持に対して我慢して我慢してカウンターから2発で沈めたアウェイゲームと、力の差を見せつけ楽勝ムードから自ら動いて自滅したホームゲームと明確に順位なりの差を感じていたけど、正直今日は同点にした後も苦しかったし、勝ち点0も十分にあり得た試合だった。去年よりも順位の開きが大きいにも関わらず何でそんなに苦しくなってしまったかの要因が2つあるんじゃないかと個人的には思ってる。

1つはまさに「順位に開きがあった(首位に立っている)」からこその苦しさ。去年の対戦時は今のサッカーの完成度ももう少し低く似たようなサッカーを志向する岐阜に対しては主導権は譲りながらも要所で落とすという割り切ったサッカーで臨んでいた。ただ今年はボールを動かすサッカーの完成度も上がった手応えがあり、そんな自信が岐阜に対しても真っ向勝負を挑む心理状態にさせたんじゃないかな。そして何よりも首位に立つチームとして腰の引けたサッカーは出来ないというプライドもあったと思う。ただ今日の2ゴールに象徴されるようにあれだけ質の高いボールの動かし方が出来る岐阜の順位がいつまで経っても上がってこないのはひとえに「裏に弱い」ことに尽きる。だから本来であれば千葉戦の後半に見せた「伊佐&清本行ったれやサッカー」に徹しておけばもっと楽に勝ち点3を手に出来てたと思う。だからこの苦戦は首位に立っているが故の苦しみと前向きに捉えたい。

もう1つは今季の大分のトレンドワードと言っても過言ではない「ピッチが濡れている」ということ。今日は屋根は閉まっていたものの、既にピッチは濡れていてボールがよく走った。パスを多用するチームにはもってこいのコンディションで本来であれば大分にとっても歓迎すべき状態だったのかもしれないけど、それをより効果的に活用したのはやはり岐阜だったということ。大分も地道にブラッシュアップしているとはいえ、保持率やパスの本数ではまだまだ岐阜には及ばない。あれだけの本数のパスをいつもより速いテンポでそして速いスピードで回されると苦しい。伊佐が早々にへばり出したのも明らかにそこに要因があったと思うし、真っ向勝負のしわ寄せは試合終盤のパワーダウンに間違いなく影響した。


このあたりの要因がこの試合を苦しくしたと思ってる。ただ上にも書いたけど、決して否定的には捉えてないし、何よりも勝っている。苦しみながらも勝つ、こんなにも素晴らしいことはない。


試合前にスタメンが発表になった時に4バックに対する驚きはなかったものの、「このメンバーで勝ち切ったら、片野坂さんマジで名将じぇねえか」と少しドキドキした。それはコテの先発起用。今季はメンバー争いが激しいとずっと言われながらも先発は固定気味になりつつあったところにGWの連戦で大きくメンバーをいじった片野坂さん。正直に言って「もう夏頃にはどこかにレンタルで出るかもな」くらいに出番を失っていた伸太郎を先発で起用。その伸太郎の躍動もあり、新潟から勝ち点3を持ち帰った。伸太郎に出番があったらあったで今度は「コテはどうしてんだろ」って心配になっちゃうサポーターの心理を見透かしたかのように今日はコテを先発起用。4−4−2のサイドだったら引き続き伸太郎でいいんじゃないのかと思ってたけど、蓋を開けてみると4−1−4−1のインサイドハーフの位置にコテは入った。岐阜の素早い寄せに狭い局面での仕事が多かったものの、ワンタッチの短いパスで対面の相手を外すプレー等のコテの良いところが出たし、何よりも決勝点の流れに絡む決定的な仕事をした。この苦しい試合で最後までタフにボールに絡み続けたのはコテならではだし、そのコテをここで先発させた片野坂さんの仕事ぶりにはもはや感嘆のため息しか出ない。シーズン序盤からインタビューで片野坂さんが「30人全員で」と何度も言っているのはメンバー外になった選手のモチベーションを落とさせないようにという配慮かなと思ってたんだけど、どうやらここ数試合で「本気で」30人全員で昇格を勝ち取ろうとしているとやっと気付いてしまった気がする。


高木の複数のビッグセーブ、フク&ノリの複数のシュートブロック等苦しい中でも勝ち点3が掴み取れたのには後ろの選手の奮闘抜きには語れない。今季は決して失点が少ないとは言えないけど、去年のような「おいおい」というミスは激減していると感じる。特に去年はビルドアップ時の狙い所とされることが多かったフクからも大きな自信を感じる。今日の最大のピンチ時もゴール前でよく体を張っていた。怜さんと入れ替わるシーンを何回か作り出したりと最後の最後まで脅威だった古橋。おまけかもしれないけど、高木→フクと猛然と2度追いしてきた古橋の股を抜いてかわしたシーンは痛快だった。効果的な斜めのフィードも増えてきてるし、頼もしさが日に日に増している。


試合終盤に明確に大分をパワーダウンさせた岐阜のパスサッカー。そこまでのレベルには達していないかもしれないけど、このサッカーをやり続ければうまくいかない試合でも相手が先にへばってくれるかもしれないというポジティブなものとしてこの現象を捉えたいし、そう考えられる試合が既にいくつかあった。もっともっとこのサッカーの追求をしてほしいと思わせてくれる試合だった。


これで5節首位を確保。次節は山口との頂上対決(第15節の大分−山口が頂上対決とか誰が予想したよ?)だけど、負けても3点差以上つけられなければ首位を守れるので、これでほぼほぼ1ヶ月間以上首位にいることになる。これはやばい、そろそろ首位ボケしてくる頃だわ。チームを引き締めるのと、周りを油断させるためにもここら辺でいったん山口に首位の座を譲っといてもいいかもね、


とかいう首位の余裕。んなことするわけねーだろ!オレたちが首位!!
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もうすぐロシアW杯

2018-05-12 21:27:05 | トリニータ
さっきまで観てたマリノス−ガンバの試合に西野さんが視察に来てたので、何となくこの記事を書いてみようかなと思い立った。


今回のロシアW杯に関しては個人的に日本代表のことは応援しないと決めている。むしろアンチ。例え周作がゴールマウスを守ることになっても、キヨが10番をつけることになったとしてもこの思いは変わらない。対戦国にはボコボコのボロボロに叩き潰してほしいと願ってやまない。きっかけはもちろんハリルホジッチ監督の解任とその後のあまりにも惨めな日本サッカー協会の対応に怒りが収まらないため。事実が何なのかは正確には分からない。スポンサー関連の話もそれっぽいし、オーストラリア戦の後に不満を溜めていたという2人の選手が絡んでいるというのは間違いなくそうだろうし、会長が単純に頭が悪いだけというのはもう120%そうだし、もはや明らかにされないだろうそんなことはどうでもいい。こんな状況を作り出した日本サッカー協会の選ぶ日本代表など誰が応援するかという気持ち。


別にハリルホジッチ監督が抜群に素晴らしい監督だったと思ってたわけではないし、そこまでちゃんと代表を追いかけてたわけでもない。それでもただでさえ楽しみなW杯に自分が住む国が出場してくれるだけでより楽しみなのは間違いない。例え負けてしまったとしてもそこまでの過程を楽しみたいし、最後まで代表を信じたかった。結局納得いく理由もなくそれが突然に奪われてしまった状況を受け入れることは出来ない。そして一番に思うのは、こんなことをしてでも掴む結果に何か意味でもあるのだろうか。こんな非常識な解任劇を平気でやる国の代表監督を今後有望な監督が引き受けてくれるだろうか。直前まで十分な結果を出せない監督を毎度毎度解任し続けるのだろうか。ロシアでベスト16以上の結果を残したとして今後の日本代表に何が蓄積されていくのだろうか。本当に絶望しかない。


ダヴィンソン・サンチェスには日本のFWの裏抜けを全てつぶしてほしい。

マネには日本のDFを全てぶっちぎってほしい。

レバンドフスキーには日本戦で10ゴール決めてほしい。

そしてハリルホジッチ監督にはいつの日かどこかの代表監督として日本と対戦して、その怒りの全てをぶつけて叩きのめしてほしい。


今回の件は本当に残念。ただたった一つだけ例外にしようと思ってることがある。西野さんがスポンサーや協会の狗としてでなく、「監督西野」として絶対に勝ちにいくという意思の表れを見せたのなら応援しようと思う。それはオーストラリア戦の後に不満を溜めていた2人の選手を選ばず、遠藤保仁と明神智和を代表に選出した時のみ。それなら応援する。
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アイシテルビッグスワン(13節新潟戦)

2018-05-07 00:39:21 | マッチレポート18’
本当に不思議なくらい勝ち点をいただけるスタジアム。千葉の関係者って大分に来る時はこんな気持ちなのかなって少し分かったような気がする。


後半はゴリゴリと押し込んでくる新潟の攻撃に耐える時間が長くなったけど、中2日のアウェイでよく最後まで走り切った。特にメンバーが大きく変わった中で、試合の流れによく対応しつつきっちりと勝ち点をモノにした試合運びは賞賛に値する。特に伸太郎、那須川、ソンスあたりのここまで評価されてこなかった選手たちの奮闘が目立った。


ただ大分の選手たちを持ち上げたい一方で、新潟の戦い方に明らかに問題があったと思うよ。うちがここまでほとんど負けてない中で、前節大宮がどういう対策でうちを攻略して勝ち点を持ち帰ったのか。「もしかしてスカウティングしてない?」と感じるくらいで、もし自分たちのやりたいことを貫けば相手云々ではない的な王者のスタンスなんだとしたらJ2なめすぎ。大宮との明確な差を感じたし、これからも新潟が浮上してくることはなさそうだと感じる。


鈴木監督のコメントを読むと引いて構える戦い方を当初は採用してたみたいだけど、それにしてもターレスと小川では機動力が足りなさ過ぎたし、ここまでストレスフリーでやらせてくれたら、アタッキングサードにスペースがなくても何回も気持ち良くチャレンジしてるうちに何とか出来ちゃうよ、いまのうちの選手だったら。前半の35分くらいから数メートルほどアタックするラインを上げて、さらに後半開始からもっと上げてきた印象だったけど、それでも楽々回せた。林や伸太郎が奪い切りにいくプレッシングをする一方で、向こうの2トップはボールのあるところに行くだけのプレッシングでストレスをほとんど感じなかった。河田がいなかったことが誤算だったのかもしれないけど、自分だったら少なくとも田中達也か矢野貴章をスタートから行かせてもっとプレッシャーをかけたよ。大宮戦の映像を観たのならば。



ただ新潟には夢があるよね。高卒2年目と2人の大卒ルーキーで決めた同点ゴールには夢がある。働き盛りばかりを集めてるうちとはこの部分が違って夢がある。特にさちろーさんは大学時代から潤滑油的な仕事をさせたら抜群で、今日もどっしりと重かったファーストディフェンダーの尻拭いを一生懸命している印象だった。



そして監督の冴えない采配を一時は取り返した渡邉新太。このダンマクは流経大時代のをそのまんま使ってますな。何となくそんな試合があったようなという記憶があって調べてみたらやっぱりあった。

2017関東大学リーグ第15節 流通経済大学VS日本体育大学

鈴木監督は昨年は日体大の監督だったわけだけど、渡邉新太が同点ゴールと逆転ゴールを決めてその日体大を沈めてるんだよね。最終的に勝ち点1差で日体大は2部降格の憂き目を見るわけで、ほんの半年後に今度は同じチームで仕事してるというのも不思議なもんだよね。シーズンオフに磐田で黄金時代を築いた鈴木監督の就任について前評判はえらい高かったけど、大学サッカーを見ている自分からすると素直にうなずけなかったし、今の新潟の現状の方が何となくしっくりくる。これからは分からんけど。


今日の試合の一番大きなポイントはやはりメンバー選考だった。今季は選手層の厚さやケガ人の少なさといったことが言及されることが多かったけど、前節にごっちゃん、伊佐、星が不在の試合でうまくやれなかったことで、選手層の厚さも実は外せないところは外せないのではという疑問が生じる結果となってしまった。ただ片野坂さんが今季は何度も「30人全員で」という言葉を繰り返すとおり、中2日の遠距離アウェイという難しい試合でもう一度チャレンジしてきた。フィジカル面で劣勢でも負傷交代するまでターレスとバトルし続けたソンス。相手にとって恐さのあるクロスで得点に絡んだ那須川、前線で追いかけ回して後ろの負担を軽減させた伸太郎。もしかするとそれぞれにもっとやりたいことや見せたいものがあったかもしれないけど、チームが勝つためにやるべきことをこの3人は出来てたと思う。気持ちを熱くさせてくれた。



勝ったにもかかわらず浮かない表情だった林。得点という面での貢献が出来なかったことが悔しがってるんだろうとは思うけど、最後の最後まで体をはりまくったそのプレーぶりは本当にチームを助けてたと思うよ。フク→伸太郎→林のシュートのシーンは良かった。斜め、斜め、真ん中でドンは理想の崩し方。シュートも際どいところだった。いつもだと伸太郎が動いた部分を林が担うことが多いけど、それだけじゃなくて真ん中で貪欲にゴールを狙う林も魅力的。



前節の決勝ゴールとなってしまったCKからの失点は高木のミスだったと思う。ただ高木自身のプレースタイルとしては前に出る部分がストロングであって、その裏をかかれたような要素は強かったと思う。で、今日はそのバランスの中でストロングな部分を失うつもりはないという強い決意のようなものを感じるくらいガンガン前に出てきた高木。シュートストップに関してはここ数年の大分のGKの中でも抜きん出たものを持ってるし、さらに守備範囲の部分でも良さを出してくれたらこんなにも心強いことはない。そして本当はこの写真を使う流れではないと思うけど、試合後に大活躍の高木さんも大好きです。



初めてのベンチ入りでやっと生で見られましたムン・キョンゴン。








アウェイ側から見えるこの小さめのヴィジョンは5年前は動画は映せなかったと思うんだけど、メインの大きなヴィジョンと同じ映像が流れてた。


東京から向かう関越自動車道の道中も雪の残る山々がたくさん見えるんだけど、スタジアムからもいくつか見えました。



最後に挨拶に来た大将。いまは状況が良くないかもしれないけど、頑張れ!そして必ず帰ってこいよ!


10節終了時点で首位に立った時に記念にと順位表のスクショを保存しておいたけど、毎節終わるごとに残し続けてもう4枚目。今節ついに岡山と勝ち点差もついた。もちろん1節で陥落する可能性のある勝ち点差でしかないけど、これをいつまで続けられるのだろうというワクワク感が日増しに強くなっていってる。大宮、新潟、岐阜となぜかうちと対戦する前に連勝して調子を上げてくる感があるけど、首位として堂々と返り討ちにしてやろう。ひとまずGWの連戦、お疲れさまでした。



まだ首位!
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負けても首位(12節大宮戦)

2018-05-03 16:28:58 | マッチレポート18’
山越のはハンドね。ああいうのが勝敗を分ける。選手の意図なんて最後の最後は分からない。だからあの局面であれだけ手を広げてたらもうハンド。


連戦の中、お互い手堅い試合展開をチョイスして見所のほとんどない試合だった。毎度言うけど「連戦は勝ち点が全て」なのはこういう試合になることが多いから。だから今日は結果も0点、内容も0点。前半に似たような展開から1点ずつ取り合い、後半は大前のCKが高木のミスで入った大宮と、清本のFKがポストを叩いた大分の違いでしかないただの凡試合。そういう意味では負けても首位にいることは素晴らしいし、一方で何としてでも勝ち点をもぎ取る強さまではまだないことが明らかになったというところかな。


ただ4バックに切り替えたところだけはちょっとガッカリ。交代カードが残り2枚になって前の選手がともに1トップタイプの林と藤本になった時にどう替えてくるかなと考えを巡らせてたけど、同時投入はいいにしても4バックに切り替えた時にはさすがにずっこけた。もううちの4バックは対岐阜戦のみの特殊戦術であって、スタンダードな4バックスタイルのイメージしかない大宮にそれぶつけても無理でしょってハッキリ思ったし、残りの時間は予想通り手詰まりまくってあっけなく敗戦。悲惨だった山形戦もう忘れちゃったのかな。サイドで優位を保たなければならないのに、わざわざサイドハーフの前に蓋が閉まるようなフォーメーションに自ら持っていって何がしたかったのか。ミスして追いつかせてくれた山形と徐々に調子を上げ始めてる大宮とでは違うということ。


試合後の会見で片野坂さんも「準備不足だったかな」とやや諦め顔で言ってたし、さらりと切り替えていいと思うよ。3連勝で順位を上げてきそうな大宮も大したことないって分かったわけで決して悲観的に捉える必要はない。ただごっちゃんは想定内だったけど、さすがに好調でチームのキーマンだった星、伊佐までいないとわずかな差を勝ち点に繋げるような試合にするのはさすがに難しかった。連戦で無理はしたくなかったくらいだったら、先の片野坂さんの諦め顔も納得がいくけど、どうなんだろうか。


ということで「次!次!」。そう簡単には勝ち続けさせてはくれない。次は得意のアウェイ。そして世界で一番大好物のビッグスワン。重たい試合になるだろうけど、しぶとく勝ち点を取り切る試合を見せてほしい。
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悩みのレベルが一つ上がった(11節町田戦)

2018-04-28 17:36:58 | マッチレポート18’
褒められた内容ではないことは確かだけど、この後に連戦が控えてること、季節の割には暑かったこと、相手が2人少なくなったことを考えると選手が試合中に気持ちを切らしてしまったことは一定は理解出来る。勝ち点3は取ったし、まあ仕方ないじゃないくらいの感想だった。


しかし試合後の片野坂さんのインタビューを見て横っ面引っぱたかれたような気持ちになった。あんなに怒ってる片野坂さんは見たことなかったし、結果云々でなく準備してきたことを遂行出来なかった選手たちが許せなかったんだろうと思う。本当に目標を達成する気があるなら、試合の状況がどうであれ厳しくあれということだろう。応援する側としても身の引き締まるような思いにさせられるインタビューだった。


後半はあんなんだったから戦術的に語るべきところは少ないと思うので、話の中心は前半になるかな。まず先制点に繋がるまでの2本の同じような攻撃。試合開始から数分で刀根も怜さんも迷わずファーにクロスを上げてるところを見ると、スカウティングから徹底されてたことがうかがえる。去年の町田から大きな変化はなく、とにかく守備組織をコンパクトにするやり方。先制点のシーンは象徴的で、結果的には右SBの大谷のヘディングが空振って馬場がフリーになったわけだけど、その大谷がジャンプした地点が右SBにもかかわらずペナルティスポットよりも左側。いかに町田の外側の選手が中に絞り込んでるかということだし、ボールを大きく振ることでそこは攻略可能と読んだ大分ベンチの狙いは完全にハマっていた。


そして試合の流れを決定づけた深津の退場。町田のコンパクトな守備陣形はラインも高いため、DFラインの裏のスペースが広い。昨シーズンのアウェイゲームの後半や天皇杯で大暴れしたように伊佐が得意とするタイプの守備陣形だ。林もここ数試合好調をキープしていたけど、伊佐の今季初スタメンがこのタイミングだったことは納得だし、そしてそれは見事にハマった。退場シーンは決して偶然ではなく、伊佐の良さが存分に発揮されたプレー。とてつもなく大事な先制点を早々に狙い通りの形で奪って、さらに数的有利にもしてゴールを重ねて3−0。文句のつけようのない試合運びだったんだけどね。試合後に片野坂さんにこってり絞られただろうから、選手たちももう一回リフレッシュして頑張ろう。


と最後はまるで負けた試合のような書きぶりになってしまったけど、勝ってるからね。勝ち点が積めるか積めないかのレベルから、準備してきたことが出せて勝てたのかのレベルまで一つ上がったわけで、サポーターとしては「贅沢な悩み」程度に受け取っておきたい。


馬場さん、ハットおめでとう!それまでのどのシュートよりも簡単な4点目を外したのはご愛嬌(こんなこと言ったら片野坂さんにぶん殴られそうだけど)として、見事なゴールショーだった。伊佐や星のお膳立てが素晴らしいこともあったけど、決め切るのがストライカーの能力。大分加入後に「年齢を考えて、もう一度J1でやるための近道としての移籍」といった趣旨のコメントを聞いた時には、大分をそう評価してくれることは嬉しいけど、そこまでのチームじゃないんじゃないかなと思ったもんだけど、自らの先発定着とともにチームをそういう位置まで引き上げているのは見事としか言いいようがない。


今日は得点が左サイドからの攻撃に偏ったから星が目立ってたけど、地味に見逃せないシーンがあったので触れておきたい。それはスタジアムで観戦してた方はお気づきになったかもしれないけど、DAZNでは一瞬しか映らなかった怜さんのプレー。4点目の伊佐のゴールに繋がった攻撃はカウンターから2対2のシチュエーションになって、清本のタイミングのいいパスからゴールが決まった。これだけ暑かった試合の89分で完全に2人抜け出したシチュエーションだっただけに後ろにいた選手たちは「決めてくれー!」と見送ってもう追わないのが普通だと思うけど、ゴール裏からの映像で清本がドリブルで進む後ろで全速力で追いつこうとしてる怜さんの姿がチラッと映った。結果的には無駄走りになったかもしれないけど、アレぞ怜さんの真骨頂だと思うわけですよ。両翼がストロングと言われ始めたけど、ストロングと言われるだけのことを常に出し続けてるからこそストロングなのだと改めて気付いたシーン。怜さんマジですごいぞ。


ごっちゃんの負傷は少し気がかりだけど、好調を保ったままGWの連戦に突入。調子は上がっていないとは言え、ここから降格組との連戦。この2試合が本当に今の位置が適性ポジションなのかどうかを測るいい目安の試合になると思う。特に大宮は徐々に調子を上げてきてる印象で、太っちょ大前くんの体がキレ始めてるように思う。さらにJ2最強外国人のシモビッチもいるし、間違いなく難しい試合になる。今日の試合をいい薬にここで一気に突き抜けたい。
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値千金(10節金沢戦)

2018-04-23 00:12:37 | マッチレポート18’
試合後のインタビューで柳下監督の第一声が「これが我々のサッカー」と自信を持って言い切ったようにホームで狙い通りのサッカーをやり抜いたのは金沢の方だった。今季の金沢の試合を観てないので何とも言えないけど、ボールへの寄せが厳しく相手に自由を与えないという部分は終始徹底されてた。いいところまで持ち込んでもジリジリと押し返されてしまう感じは非常にやりにくかった。特にトップの垣田のしつこい絡みは嫌だった。ただ馬場にかましたタックルは最低でもイエロー、がっつりスパイク入ってるし審判によっては一発レッドもあり得るレベル。柳下監督はやたらとジャッジに文句を付けてたけど、命拾いしたのはそちらでっせ。


ただ大分もやりたいサッカーが出来ていなかったのかというとそんな印象もなく、林が基点になって深い位置まで侵入出来た攻撃も何度もあった。確かにイージーなミスは多かったかもしれないけど、それはもはや織り込み済みだし、最近のチームに成長を感じるのはイージーなミスでボールをロストしても極端な表現をしてしまうと、涼しい顔で「はい次、はい次」と気にも留めてなさそうに見えることだ。こういうサッカーは勇気を持てずに萎縮してしまったらもうダメだ。決定的なミスでなければ、ボールの一つや二つくらいくれてやる程度の心持ちで臨んだ方がずっといいはずだ。今日も高木が相手の2トップの垣田とマラニョンの間を縦に通したパスが4〜5本はあった。このサッカーが組織的にも精神的にも機能してるかどうかを判断するのに、ここのパスが通せてるかというのは個人的に基準の一つにしてる。だから今日は悪かったとは全く思っていない。


3試合ぶりに復帰した丸ちゃんが劇的決勝ゴール。実況の人が思わずじゃなく何度も口にした「決勝ゴール」。文字通り「値千金の決勝ゴール」。最後はディフレクトしてラッキーっぽく見えるけど、今日の金沢のタイトなディフェンスであれば強いシュートを打とうとして一瞬でもタイミングが遅れれば間違いなく寄せられてブロックされてたと思う。あそこを素早いタイミングで打ち切った時点で丸ちゃんの勝ち。復帰戦ということもあってかあのゴールまでは今日の試合はあまり存在感はなかった丸ちゃん。最後に川西のカードを切ってくるであろうことは予想がついたけど、交代は丸ちゃんかなと思った。あそこでなぜ丸ちゃんを残してプレースキッカーとしての役目もある宮阪を下げたのか、そして結果論かもしれないけど、それがこの劇的な結果に繋がったことについて片野坂さんはどう考えてるのか聞いてみたい。


試合が膠着し始めた後半20分に2枚替えを敢行した片野坂さん。前線の2枚替えと言えば記憶に新しい千葉戦でのあまりにも見事すぎた好采配が思い出されるわけだけど、今日の2枚はさんぺーと伊佐だった。ただ後半20分以降の前線3枚の配置はベストではなかったと思う。今日の伊佐からはいつものワイルドさが微塵も感じられず、何かあったのかなと思ったけど、よくよく見てるといつものトップの位置じゃなくシャドーに位置に入ってた。前にも書いたけど、今のフォーメーションでシャドーの2枚には攻守両面でかなり多くのタスクが求められてると思うから、正直に言って伊佐のスタイル向きではないと思う。その点さんぺーにはその辺りのこなし方に一日の長があるから、ずっと配置が逆じゃないかなと思ってた。林と伊佐が並び立てなそうだなというのは前から思ってたけど、伊佐とさんぺーなら今日の立ち位置を逆にして、伊佐にはあまり制限をかけずにやらせた方がいいんじゃないかな。


2度目のチャレンジにして堂々の奪首。今季は大混戦だとずっと言い続けてきたし、その思いは変わってないんだけど、去年の10節終了時点の順位表を見たら1〜3位までが勝ち点20で並んでて、6勝3分で勝ち点21まで積み上げた今年の大分の方が上だった。このままこの位置を守り続けてシーズン終了を迎えることはまずないだろうとは思うけど、ちょっと勝ち点が積み上がらなくなってきても立ち返るべきところが全員で共有出来始めてるように見えるので、しばらくは「圏内」でシーズンを進められそうだと思ってる。まだJ1からの降格組と1試合もやっていないからそこは割り引いて評価しないといけないかなと思ってたけど、どうも3クラブとも揃いも揃ってそうではないようで。3クラブとも5月中に1巡目の対戦があるので、調子が上がってくる前にやっておきたいですな。
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大槻組長

2018-04-20 00:13:47 | トリニータ
浦和の新監督にオリベイラ監督が就任。そして巷ではすっかり大槻組長の話題で持ちきりに。

弊ブログには2年半ほど前にその大槻組長にご出演いただいていました。

この年はシュンツバ世代のユースがJユースカップで躍進。当時浦和ユースの監督をやってた大槻組長を見ることがたまたま何度かあった。本文にも書いてあるとおり、当時はとにかく指示が細かくてうるさいという印象だった。まさかあれからほんの数年でこんなにも話題の人物になるとは当時は夢にも思わなかったな。さらにその躍進した大分ユースがベスト4で負けたのは他でもないその大槻組長が率いる浦和ユースだったもんね。

話題にもなって結果も残した大槻組長。今後はどんな身の振り方なんでしょうか。
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5連勝ならずもポジティブなドロー(9節横浜FC戦)

2018-04-15 23:01:16 | マッチレポート18’
残念ながら5連勝はならず。ただ連勝はいつかは止まる。連勝も大事だけど、その後ももっと大事なわけで、連勝の止まり方としては比較的いい止まり方だったんじゃないだろうか。今日は決め切れなかったかもしれないけど、得点ランクリーグトップタイ、得失点差リーグ単独トップ、そのチームを評して「決定力不足」という言葉は口が裂けてもオレは言えない。


正直勝てた試合だと思う。だから「やっぱり5連勝って難しいんだなぁ」なんて感想一切わいてこないし、もっともっとチーム力は上がってくると思う。今日は終盤に両チームともに全体的に疲弊してパワーダウン気味だったので、欲を言えば、前節結果を出したさんぺーや清本でも悪くはなかったけど、伊佐でもっとエネルギーを持ってアタックした方が相手にとっては嫌だったと思う。ただそれは結果論だし、清本→さんぺー→ごっちゃんと繋がった決定機は本当に惜しかった。前線の外国籍選手で押し切ろうとする横浜FCよりも、大分のアタッキングサードでの引き出しの多さの方が目立ってた。それがそのまま期待感に繋がってたし、今日も勝ちきれると最後まで信じて疑わなかった。前節のような試合を「目標を達成するチームの勝ち点の取り方」と評したけど、勝ち切れなかった今日の試合を決してネガティブに捉えてるわけではない。この連勝中の水準の試合を続けていったとしても勝ち続けることは出来ないわけで、その中でいくつかでも京都戦のような勝ち点のもぎ取り方が出来ていれば、目標はグッと近付いてくると思ってる。


同点ゴールは本当に素晴らしいゴールだった。同数でサッカーをやってたとは思えないくらいにフリーだった怜さん。星が1人で2枚剥がしたこと、ごっちゃんが中央で3枚くらい引きつけたこと、そりゃフリーになるよねって感じ。ダイレクトに星⇔怜でボールのやり取りが生じるチャンスメイクが今日の得点シーンだけじゃなく、何度か見かけると思うんだけど、この両翼は「ホントにスゲぇな」という貧弱な語彙の極みのような表現でも伝わるくらいに「ホントにスゲぇ」なと思う。前節京都戦のように少し下げ気味に配置しても決して押し込まれ過ぎることはないし、両翼を大きく張り出すことでボランチにスペースを与えて仕事をしやすくもするし、そして何よりもボールがあってもなくても前への推進力が抜群。「ホントにスゲぇ」。まず間違いなくそろそろ対戦相手が両翼に特化した対策を立ててくるはずなので、その時はサイドを捨てて真ん中ぶち抜ける準備しとこうぜ。


今日は試合前にピッチに散水してる写真が何枚も流れてきた。何なんでしょ。先週の記事で散水の不可解さについて触れたら、それにコメントしていただいた方もいましたが、結局今節撒いてるわけで何なんだろうと謎は深まるばかり。そして一番不可解に思うのは、どうせ撒くならもっと効果的に撒きなさいよということ。後半も中頃に差し掛かると、もう乾いてしまったのか、ボールの転がりも落ち、最終ラインでのボール回しにスピード感がなくなり、結局何がやりたかったんだろうという感想しか残らない。ノリさんからのボール出しで刀根やフクを飛ばしてサイドに付ける時にもっとパスにスピード感があればいいのにと何度思ったことか。ゆっくりと転がるボールを尻目に横浜FCの陣形が崩れずスライドするのを少々のフラストレーションとともに見てた。


J2は22チームなので順位表を半分にするとトップ11とボトム11に分かれる。松本、新潟、徳島、千葉、甲府、大宮、京都の全てがボトム11とかどんなリーグだよ。J3からの昇格クラブがJ1からの降格クラブに勝つのはもはや定番なのかよ。もうわけが分かんないよ。とりあえずこの戦国J2をたくましく生き抜こう。しかし開幕戦以来全然現地行けてない。。
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目標を達成するチームの勝ち点の取り方(8節京都戦)

2018-04-08 16:46:44 | マッチレポート18’
4連勝とか、暫定首位とかに浮かれたいとこだけど、シュート練習だけはしような!


タイトルの通りに思うわけです。内容も悪くなかったし、アウェイであることやコンディション面を考えると失点0の勝ち点1は決して悪い結果ではなかったと思う。そこを粘り強く耐え、最後に狙い通りに決勝点を奪ってくるチームの強さにひょっとするとひょっとするのではという思いが頭をかすめる。


まず安定感が出てきたと思う。この4連勝(その前のヴェルディ戦まで含めても)の間に色々なタイプのチームとやっても大ハズレする試合がない。3−4−3をベースに少しずつ変形しながら、相手の特徴に応じて対応が出来ている。特に2シャドーの馬場とごっちゃんにかかる負担が大きいように思える。ポジション的にもっと点を取ることにエネルギーを使いたいだろうとは思うけど、そこをグッと抑えてチーム戦術に徹してくれているお陰で大きく崩れることがない。ゴール数だけに表れない2人の「効きっぷり」を大きく評価したい。


この試合では怜さんと小屋松のマッチアップが90分を通して見応えたっぷりだったわけだけど、やっぱり小屋松のスピードには恐さがあった。ただ例え後手を踏んでも爆速で戻ってきてディフェンスする怜さんに改めて絶大なる信頼感を感じた。怜さんももう大分6シーズン目となり、いてくれるのが当たり前な感覚になりつつあるけど、この人の存在の大きさを最近しみじみと感じる。三十路を迎えても衰えるどころか益々磨きのかかった感のある機動力。本当に頼もしい。


今シーズン片野坂さんが何度も口にする「メンバー選考に悩む」というフレーズ。丸谷の体調不良によりヒメが先発し、高水準のプレーを見せてくれたことはその言葉の信憑性を何よりも裏付けた。精度に成長のあとがうかがえないのは残念だったけど、この水準のプレーでもベンチ入りすら難しいというのは、まさに「嬉しい悩み」以外の何物でもない。


ここ数試合でにわかに表面化してきた「濡れたピッチの方がやりやすいなら水を撒けばいいじゃないか問題」。前節の千葉戦後に片野坂さんが話した「僕らも本当は水を撒いてやりたかった」という発言は、乾いたピッチでやったことで結果的に千葉のパスワークのキレを削ぐことに成功したけれども、自分たちのことだけを考えれば本当は濡れたピッチでやりたいというのが本音なんだろうと推測する。それを裏付けるように雨でピッチが濡れていたこの日の試合も滑りやすそうではあるもののボールは走ってた。前半に宮阪が体は外に開いて怜さんにパスを出しそうな雰囲気を醸し出しといて急に鋭角にビシッと縦パスを打ち込んだシーンはピッチ状態のお陰があってだろうなとは思ったし、パスサッカーに濡れたピッチが相性がいいのは確かなんだなと再認識した。確かに大銀ドームでは試合前にピッチに水を撒いてるのをあまり見かけない気がするし、撒けるのなら撒けばいいのにとしか思わないんだけど、何か問題でもあるんだろうか。スタジアムによっては自動で散水する機械がなくても人力で撒いてるところだっていくらでもあるんだし。謎です。


チームとして勝ち点積み上げてることは素晴らしいの一言だけど、冷静に一歩引いたところから見るとこのレベルのチームが首位(先ほど陥落しましたが)でいいのかという思いはある。ただ一般的に見て力のある(カネのある)チームがここから態勢を整えて巻き返してくるかと言われるとそうでもないと思ってる。今シーズンは一気に勝ち点積み上げていくには障害があまりにも多すぎる。多分どのチームも「このチームは難しいな」と思うようなチームとばかり対戦してるような感覚なんじゃないだろうかと思う。2ヶ前のJ2サポーターやJ2番記者に岡山から始まる正しい22チームの順位表と、讃岐から始まる逆順の順位表を見せた時に正解を言えるのって本当に半分くらいじゃないかなと思う。それくらいに「戦国J2」のシーズンになってる。昨シーズンまでと比べてPO圏の価値が下がり、自動昇格圏の価値が爆上がりした今シーズンのJ2。たったの8節とはいえ、その超プレミアムシートにどっかりと腰を据えてるチームを誇りに思う。

※ちなみに昇格後開幕3連敗、その間12失点で絶望的な気分でスタートした栃木SCだったけど、結局3節までに対戦した大分、岡山、山口が現在のトップ3になってて、地獄からの生還っぷりがハンパない。
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見事だった片野坂さんの一手(7節千葉戦)

2018-04-01 17:14:22 | マッチレポート18’
4−0というスコアだけを見て完勝なんていうつもりはさらさらない。今日は目の前で起きていることに対する対応力が高かっただけで、この先の長いシーズンで体現していきたいサッカーに対してはむしろ課題の方が多かった。さらにいただいた先制点の価値があまりにも大き過ぎて、試合を公平に評価するのは難しい。キックオフの笛が鳴ってから勝ち点3を獲得するためにどうするかの部分が今日は抜群だった。


後半開始時のエスナイデル監督の2枚替えで試合の流れが変わらなかった時点で大分の勝ち点3は濃厚だったと思う。ただその後に打った片野坂さんの一手がこの大勝を呼び込んだ。千葉のフォーメーションチェンジに15分間耐え切ってディフェンスの手応えを感じ取ったタイミングでの伊佐・清本の2枚替え。ここは2枚替えだったことに意味があると思ってる。人選が伊佐・清本であった時点で狙いは明確過ぎるほどに明確。ピッチ内の選手が迷いたくても迷えないくらいに明確。狙いは「ウラ」だった。そして投入直後からこの2人が立て続けにラインブレイクに成功。その2本目が星のゴールに繋がった。さらに千葉の2CBにスピードがないことが分かると伊佐・清本は猛獣のごとく噛み付きまくって、「積年の恨みはらさでおくべきか」とばかりにゴールラッシュ。極めつけは怜さんの独走ドリブル。このブログでも何度も書いてるが、90分にあのドリブルが出来ることが怜さんの最大の強み。うまくシーズンに入り切れていなかった川西のシーズン初ゴールをアシストしてあげるという青森山田カルテット次男のとびっきりの優しさ。後半は本当に最高でした。


ただ試合の主導権を握ることをあっさりと放棄したことはちょっと考えもんだよな。試合後のインタビューで片野坂さんは「割り切った」みたいな言い方をしてたけど、もっと奪い返す姿勢を見せてもよかったんじゃないかなとは思う。まあこういう試合を見せておくことで対戦相手がスカウティングしにくくなるというメリットはあると思うけどね。


両翼好調、ボランチも持ち味を発揮し始め、ディフェンスラインもようやく無失点試合達成、そして前線はさんぺーも復帰しポジション争い激化とチーム力が上がってきた手応えがある。去年あれだけ苦労した3連勝もファーストトライであっさりと達成。序盤とはいえ、首位まで勝ち点2差の3位。順調ですな。
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